上 下
154 / 240
第16話・ブルージーンズメモリー

【つかれたわけじゃないわ】

しおりを挟む
時は、3月12日の朝8時頃であった。

ところ変わって、沖縄本社のオフィスビルの中にある私の個室にて…

個室のナカがあわただしく動いていた。

私は、真新しいスーツを着たあとカロリーメイトブロックで朝食を摂りながらギャラクシー(アンドロイドスマホ)を開いてNHKニュースウェブ(サイト)の全国ニュースを速読みした。

その後、また会議室に行く準備を始めた。

会議は、朝10時から始まる予定である。

ところ変わって、会議室にて…

福也《さちや》さんと順子《よりこ》さんは、テーブルの上に資料が記載された書面を1枚ずつおいた。

朝9時半頃であった。

課長以上のスタッフさんが会議室に次々と入られた。

朝9時50分頃に私が会議室に入った。

私は、ひとことも言わずに所定の席に座った。

朝10時の時報と同時に1日目の営業会議が始まった。

さて、その頃であった。

またところ変わって、今治市玉川町鴨部団地《たまがわちょうのかんべだんち》にある特大豪邸にて…

家の応接間にゆきさんがひとりでいた。

ゆきさんは、ソファに寝転んで寝ていた。

そこへ、ことはが帰宅した。

ことはは、りのとまいを小学校《がっこう》と保育園にそれぞれ送り届けたあと帰宅した。

ことはは、ソファに寝転んでいるゆきさんに声をかけた。

「義母《おかあ》さん…」
「ことは。」
「義母《おかあ》さん大丈夫?」
「大丈夫…ちょっと疲れていただけよ…りのとまいを小学校《がっこう》と保育園に連れて行かせたのね。」
「うん。」

この時であった。

ゆきさんが激しいせきをした。

ことはは、ゆきさんの背中を抱き上げた。

「義母《おかあ》さん大丈夫!?」
「大丈夫よ…」
「ここのところ、ひどいせきが続いているわよ。」
「分かってるわよ…」
「病院に行ったら?」
「分かってるわよ~…義母《おかあ》さんしんどいから寝る…」

ゆきさんは、ことはにこう言うたあとふらついた身体で応接間から出た。

ことは、ものすごく心配な表情でゆきさんの背中を見つめた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

女豹の恩讐『死闘!兄と妹。禁断のシュートマッチ』

コバひろ
大衆娯楽
前作 “雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』男と女、宿命のシュートマッチ” (全20話)の続編。 https://www.alphapolis.co.jp/novel/329235482/129667563/episode/6150211 男子キックボクサーを倒したNOZOMIのその後は? そんな女子格闘家NOZOMIに敗れ命まで落とした父の仇を討つべく、兄と娘の青春、家族愛。 格闘技を通して、ジェンダーフリー、ジェンダーレスとは?を描きたいと思います。

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

借金した女(SМ小説です)

浅野浩二
現代文学
ヤミ金融に借金した女のSМ小説です。

処理中です...