138 / 240
第14話・飾りじゃないのよ涙は
【さよならの果実たち】
しおりを挟む
時は、日本時間2月23日の正午過ぎであった。
またところ変わって、橿原神宮《かしわらじんぐう》の本殿《ほんでん》にて…
この日、ひとくみのカップルさんの神前挙式《きょしき》が厳かに行われていた。
神主様の前にいる新郎新婦《おふたり》は、福也《さちや》さんのイトコ(一恵《かずえ》のオイゴ)さんとカノジョであった。
話は、それからまた40分後のことであった。
またところ変わって、近鉄橿原神宮前駅《きんてつかしはらじんぐうまええき》のすぐ近くにあるホテルにて…
館内のエントランスホールのカフェテリアに章弘一恵夫婦《あきひろかずえ》と久里子《くりこ》母子《おやこ》3人と新郎新婦《おふたり》が勤務している市役所《しょくば》の上司夫婦と39歳の男性職員《ショボクレやろう》のあわせて8人が座っていた。
テーブルの上には、ワンセット900円のケーキドリンクセットが並んでいた。
上司の奥さまは、過度に優しい声で一恵《かずえ》に言うた。
「一恵《かずえ》さん。」
「あっ、はい。」
「娘さんは、いつお戻りになられたのですか?」
「先週の終わりごろに実家《うち》に戻りました…久里子《くりこ》は…2か月前に…体調がすぐれないと言うていたのです。」
「お体の具合が悪かったのですね。」
上司の奥さまは、過度に優しい声で美亜《みあ》と章介《しょうすけ》に言うた。
「おふたりのお子さまは、大学生よね。」
美亜《みあ》は、ものすごく怒った表情で言うた。
「なんでそんなことを聞くのよ!!」
一恵《かずえ》は、おたついた声で言うた。
「美亜《みあ》、落ち着いてよ~」
美亜《みあ》は、怒った表情で一恵《かずえ》に言うた。
「あのババアがうちをグロウしたから怒った!!」
「違うわよ~…奥さまは、大学でどんなことをしているのかな~…と聞いただけよ。」
「なんでそんなことを聞くのよ!!」
「美亜《みあ》~」
美亜《みあ》のとなりに座っている久里子《くりこ》が怒った声で一恵《かずえ》に言うた。
「おかーさんやめて!!」
「久里子《くりこ》~」
「美亜《みあ》と章介《しょうすけ》は大学に行くことがクツウだと言うているのよ!!」
奥さまは、心配げな表情で言うた。
「大学へ行くのがクツウって…どうかなされたのですか?」
一恵《かずえ》は、もうしわけない声で奥さまに言うた。
「すみません…美亜《みあ》と章介《しょうすけ》も体調を崩していて…休学しているのです。」
「体調を崩されていたのですね…それだったら、また再来月から行かれたらどうですか?」
この時、章介《しょうすけ》が怒った声で言うた。
「大学なんか行かねーよ!!」
奥さまは、困った声で言うた。
「どうして行かないのよ?」
「なんのために大学に行くのだよ!!」
「なんのためって、財産を作るためよ。」
「あんたがいよる意味がわかんねーんだよ!!」
「だから、楽しい時間を過ごすことを言ってるのよ。」
奥さまが言うた言葉に対して、久里子《くりこ》が怒った声で言うた。
「寝ぼけたことを言わないでよ!!」
「久里子《くりこ》~」
「美亜《みあ》と章介《しょうすけ》が大学を休学した原因をババアが作ったのよ!!原因を作ったババアが上から目線でものを言うたから怒ったのよ!!」
「違うわよ~」
「違わないわよ!!」
上司の奥さまは、ものすごく困った表情で言うた。
「それじゃあ、どうするのですか?…せっかく受かった大学をやめるなんてもったいないわよ~」
久里子《くりこ》は、ものすごく怒った声で上司夫婦を怒鳴りつけた。
「それがいかんといよんよ!!『せっかく受かった大学だから…』と言う言葉を聞くだけでヘドが出るのよ!!あんたらはうちの子どもにどうしてほしいのよ!?そのように言うのであったら、テメエの子どもを高校《ガッコー》へ押し込めてから言いなさいよ!!」
思い切りブチ切れた久里子《くりこ》は、男性職員《ショボクレやろう》の顔にケーキをぶつけたあと席から離れた。
一恵《かずえ》は、ものすごくおたついた表情上司夫婦にあやまった。
この時、上司夫婦は9年前に夫と死別《リコン》した順子《よりこ》さんのサイコン相手を男性職員《ショボクレやろう》に決めたことを伝えようとした。
しかし、久里子《くりこ》が場の雰囲気をぶち壊したので話はパーになった。
またところ変わって、橿原神宮《かしわらじんぐう》の本殿《ほんでん》にて…
この日、ひとくみのカップルさんの神前挙式《きょしき》が厳かに行われていた。
神主様の前にいる新郎新婦《おふたり》は、福也《さちや》さんのイトコ(一恵《かずえ》のオイゴ)さんとカノジョであった。
話は、それからまた40分後のことであった。
またところ変わって、近鉄橿原神宮前駅《きんてつかしはらじんぐうまええき》のすぐ近くにあるホテルにて…
館内のエントランスホールのカフェテリアに章弘一恵夫婦《あきひろかずえ》と久里子《くりこ》母子《おやこ》3人と新郎新婦《おふたり》が勤務している市役所《しょくば》の上司夫婦と39歳の男性職員《ショボクレやろう》のあわせて8人が座っていた。
テーブルの上には、ワンセット900円のケーキドリンクセットが並んでいた。
上司の奥さまは、過度に優しい声で一恵《かずえ》に言うた。
「一恵《かずえ》さん。」
「あっ、はい。」
「娘さんは、いつお戻りになられたのですか?」
「先週の終わりごろに実家《うち》に戻りました…久里子《くりこ》は…2か月前に…体調がすぐれないと言うていたのです。」
「お体の具合が悪かったのですね。」
上司の奥さまは、過度に優しい声で美亜《みあ》と章介《しょうすけ》に言うた。
「おふたりのお子さまは、大学生よね。」
美亜《みあ》は、ものすごく怒った表情で言うた。
「なんでそんなことを聞くのよ!!」
一恵《かずえ》は、おたついた声で言うた。
「美亜《みあ》、落ち着いてよ~」
美亜《みあ》は、怒った表情で一恵《かずえ》に言うた。
「あのババアがうちをグロウしたから怒った!!」
「違うわよ~…奥さまは、大学でどんなことをしているのかな~…と聞いただけよ。」
「なんでそんなことを聞くのよ!!」
「美亜《みあ》~」
美亜《みあ》のとなりに座っている久里子《くりこ》が怒った声で一恵《かずえ》に言うた。
「おかーさんやめて!!」
「久里子《くりこ》~」
「美亜《みあ》と章介《しょうすけ》は大学に行くことがクツウだと言うているのよ!!」
奥さまは、心配げな表情で言うた。
「大学へ行くのがクツウって…どうかなされたのですか?」
一恵《かずえ》は、もうしわけない声で奥さまに言うた。
「すみません…美亜《みあ》と章介《しょうすけ》も体調を崩していて…休学しているのです。」
「体調を崩されていたのですね…それだったら、また再来月から行かれたらどうですか?」
この時、章介《しょうすけ》が怒った声で言うた。
「大学なんか行かねーよ!!」
奥さまは、困った声で言うた。
「どうして行かないのよ?」
「なんのために大学に行くのだよ!!」
「なんのためって、財産を作るためよ。」
「あんたがいよる意味がわかんねーんだよ!!」
「だから、楽しい時間を過ごすことを言ってるのよ。」
奥さまが言うた言葉に対して、久里子《くりこ》が怒った声で言うた。
「寝ぼけたことを言わないでよ!!」
「久里子《くりこ》~」
「美亜《みあ》と章介《しょうすけ》が大学を休学した原因をババアが作ったのよ!!原因を作ったババアが上から目線でものを言うたから怒ったのよ!!」
「違うわよ~」
「違わないわよ!!」
上司の奥さまは、ものすごく困った表情で言うた。
「それじゃあ、どうするのですか?…せっかく受かった大学をやめるなんてもったいないわよ~」
久里子《くりこ》は、ものすごく怒った声で上司夫婦を怒鳴りつけた。
「それがいかんといよんよ!!『せっかく受かった大学だから…』と言う言葉を聞くだけでヘドが出るのよ!!あんたらはうちの子どもにどうしてほしいのよ!?そのように言うのであったら、テメエの子どもを高校《ガッコー》へ押し込めてから言いなさいよ!!」
思い切りブチ切れた久里子《くりこ》は、男性職員《ショボクレやろう》の顔にケーキをぶつけたあと席から離れた。
一恵《かずえ》は、ものすごくおたついた表情上司夫婦にあやまった。
この時、上司夫婦は9年前に夫と死別《リコン》した順子《よりこ》さんのサイコン相手を男性職員《ショボクレやろう》に決めたことを伝えようとした。
しかし、久里子《くりこ》が場の雰囲気をぶち壊したので話はパーになった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI


女豹の恩讐『死闘!兄と妹。禁断のシュートマッチ』
コバひろ
大衆娯楽
前作 “雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』男と女、宿命のシュートマッチ”
(全20話)の続編。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/329235482/129667563/episode/6150211
男子キックボクサーを倒したNOZOMIのその後は?
そんな女子格闘家NOZOMIに敗れ命まで落とした父の仇を討つべく、兄と娘の青春、家族愛。
格闘技を通して、ジェンダーフリー、ジェンダーレスとは?を描きたいと思います。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる