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主人の命令は絶対です。わたくしは俯きがちにお傍へ寄りました。すると公爵様はベッドのサイドボードを指さされました。

「そこに手をついてケツをまくれ。下着も脱いでな」

何度も言いますがわたくしにとって主人の命令は絶対なのです。わたくしは言われた通り下着を脱いでサイドボードに手をつくと、長いスカートを思い切り捲り上げました。丸出しのお尻を公爵様に向けて突き出す形になっております。

「ふん、思い切りがいいな。悪くない」

公爵様はわたくしのお尻をぎゅっと抓りました。神父様からのお仕置きが思い出され、ジワリと膣が潤うのを感じました。公爵様にはそこをしっかり見られているので気付かれてしまったようです。

「見られただけで感じてるのか、とんでもない淫乱だな」

公爵様は嘲る様に笑うと、立ち上がってバスローブを脱がれました。そしてなんの躊躇もなく大きな杭をぐさりと突き立てたのです。

「……っな!?」

奥まで突き入れると、公爵様はすぐに吐精されたようでした。そしてそのことにご自身で大変驚かれているようなのです。

「お、前……!?」

公爵様は茫然とされながらも、下半身はビクビクと長いこと精を吐かれております。大分溜まっておいでなのでしょうか?けれど昨晩も大変お楽しみのようでしたのに?

公爵様は無言でわたくしを俯せのままベッドに引き倒すと、何度も何度も杭を打ち付けてわたくしの中で精を吐かれました。きっとわたくしが公爵様のお気に障る様なことをしたのでしょう。これはご主人様からのお仕置きなのです。わたくしは快感を得るのはいけないことだ、と懸命に唇を噛みしめて耐えるのでした。



やっと公爵様が解放して下さった頃には日も大分落ちておりました。

今日与えられた仕事が全て終わらず、皆さんにご迷惑をかけてしまいました。
心苦しい思いを抱えたままわたくしはセイラ様の元へ向かいました。メイド長室へ入ると、セイラ様は怒るどころか心配そうな顔をされておりました。

「アリーチェ、体の方は大丈夫?公爵様は今までメイドにこんなことをされたことなどなかったのに……」

セイラ様はわたくしが公爵様からお仕置きされていたことをご存知のようでした。

「わたくしが至らないばかりに公爵様のご不興を買ってしまいました。申し訳ございません」

「アリーチェ、不興どころか寵を得たのではないの?」

「いえ、公爵様は至らないわたくしにお仕置きをして下さったのです。申し訳ございません、もうこちらへは居られないのでしょうか?」

「……このことは暫く大奥様へは黙っておきます。お前は気にせず今まで通り励みなさい」

「セイラ様……ありがとうございます。精一杯勤めさせて頂きます」

大分こちらの仕事にも慣れ、優しい方々に囲まれて楽しく働かせて頂いていたのです。出来ればわたくしも辞めたくなどありません。どうかこのまま置いて頂けますように、と神に願いながら床に就いたのでした。
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