47 / 100
第二章 姉たちがイーノックが大好きで過保護になったワケ
長女メルセデスの場合
しおりを挟む
私、メルセデス・バーグマンは『お姉ちゃん』だ。
二つ年下の妹シャズナが生まれて来るまでは一人っ子だったのだけれど、物心がついたのは三歳の頃なので両親の愛情を独り占めに出来ていた幸せな時間を認識できないまま私は『お姉ちゃん』になっていた。
お姉ちゃんは我慢しなきゃいけなかった。
お母さんに抱っこしてもらいたくても、妹がおっぱいを飲んでいるから我慢しなきゃいけなかった。
じゃあ私も飲みたいから抱っこしてと言ったら「お姉ちゃんはおっぱいもう卒業したでしょ?」と断られた。
しばらくしてシャズナがおっぱいを卒業して一人で歩けるようになった。
やっとお母さんのお膝が空いた……と思ったら今度は弟が生まれた。
シャズナは特等席だったお母さんの膝を弟に奪われて「だっこしてー!」と癇癪を起こしたので「シャズナもお姉ちゃんになったんだから我慢しなきゃいけないんだよ。ね、私が遊んであげるから」って慰めてあげた。
ずっと不機嫌だったシャズナの遊び相手になっていると、ちょっと疲れた顔をしたお母さんが「ありがとう。メルセデスは良いお姉ちゃんだね」って私を褒めてくれた。
私はこの時初めて『甘やかされる嬉しさ』とは違う『褒められる嬉しさ』というものを知った。
それから私はずっと『良いお姉ちゃん』でいることを心がけてきた。
シャズナが野菜を食べ残したら、私はお手本を示すために、それが苦手なトマトでも頑張って食べて見せた。
シャズナがお母さんに本を読んでとねだっていたら、私は一緒に本を読んで文字のお勉強しようって誘った。
ある日どうしてもお母さんに甘えたいとダダをこねるシャズナに手をやいていると「じゃあ今日はパパがシャズナを抱っこしてあげるよー。メルセデスもおいでー」ってお父さんがニッコニコの笑顔で近づいて来て両手を広げた。
けれどシャズナは「パパはイヤ」とバッサリ断って部屋に閉じこもった。
お父さんがすごくショックを受けていたけれど、気配りのできる子供を目指していた私はあえて見なかったことにした。
そうやって『良いお姉ちゃん』な日々を過ごしていた私に一度目の転機が来たのは六歳の時だった。
私の家は侯爵というかなり位の高い貴族なので、その地位に相応しくあるよう子供の頃から色々と学ばなければいけないらしい。
これまでは家の中で文字を勉強したり行儀作法を習ったり魔術の仕組みを覚えたりしていたけれど、六歳になって初めて屋外での習い事が始まった。
剣術だ。剣術の先生は侯爵家の伝統とかでお父さんがするらしい。
剣術の練習といっても、私の体がもっと大きくなるまでは軽く走るくらいしかしないらしい。ただ、剣術を修めると最終的にはこういうことが出来るようになるという見本としてお父さんが凄い技を見せてくれた。
「メルセデス、そしてシャズナ。よぉく見ておけよ。今から父さんが剣術の手本を見せてやるからな」
そう言ってお父さんは前後に開いた足を地面に食い込ませるように重心を落として剣を左下に構えた。
お父さんの目線の先にある台座には硬そうな鉄製の兜が置かれている。
「きえええぇい!」
お父さんは大きな声を張り上げてバッタのようにジャンプ。
下げていた剣を振りかぶるように真上に振り上げて、足が着地する直前に全体重を乗せた一撃を兜に叩き込んだ。
ガキーンと火花を散らして金属がぶつかり合う。
父さんは兜の抵抗を力で抑え込み、拝むような姿勢で剣を振り抜いた。
台に乗せられていた兜は剣の圧力で少し変形していたけれどこそこそきれいに両断されていて、父さんの剣は音叉のようにインインと衝撃の余韻を響かせている。
宣言通りに兜を割ってみせたお父さんがドヤァな感じで口髭の端を吊り上げた。
「これが奥義『兜割り』だ」
得意げな様子のお父さんが台座の上にある兜を指差す。
うん、割れてるね。……で?
私は不思議だった。兜を割るために剣を振って兜を割った。言ってしまえばそれだけの事なのに、まるで私の似顔絵を描いてくれたシャズナのように『すごいでしょ。褒めて!』みたいな顔をしているのはなぜだろう?
「父さん。私はあの兜が割れるようになれればいいの?」
「最終的にはな。でもこれが出来るようになるには十年以上の習練が必要だ」
「へぇ? でもこれ、そんなに難しい事なのかな?」
素直な気持ちで訊いたらなぜか父さんはグッと眉を寄せて滔々と訓示を垂れ始めた。
「いいかメルセデス。今日からこの父がお前に武術というものを教える。今やって見せたように剣を極めればこれくらい出来るように――」
なんだか話が長くなりそうだったけれど、さっき父さんがやったことがどうしても凄い事だと思えなかった私は本当に出来ないのだろうかと試してみるつもりで練習用に貰った剣で兜を打ってみた。
キンッ!
思った通り、兜はあっさりと割れた。というか斬れた。
父さんが割った兜の断面は力で無理矢理引き裂いたようにガタガタしているけれど、私が斬った兜の断面は鋭利な刃物のようにエッジが立っていた。
「……へ? 今、どうやったんだ?」
まるでパン屑を投げつけられた鳩のようにお父さんは目をパチパチと瞬かせた。
「どうやったんだと訊かれても……。こうすれば斬れるかなって、勘で」
「勘で!?」
どうやら私には武術の天分があったらしい。
当時はまだ体が小さかったので重い武器は持てなかったけれど、基本的な剣、槍、杖、棒などはその武器を持った瞬間にどう扱えな良いのかを感じることができた。
一度見ただけで達人クラスの人たちの技を修得できたし、七歳になって身体がある程度大きくなると体術、組手も出来るようになって、八歳になった頃には斧や戦鎚も使えるようになった。
十歳で騎士団の入隊試験に合格して最年少入隊記録を更新。私に期待をかけてくれているたくさんの人たちがとても喜んでくれた。すごく褒められた。
……でも、あまり嬉しくなかった。
もう昔ほど褒められる事に『嬉しい』と感じられなくなっていた。
何かを為して褒められる事は、同時に『その次の結果』を期待される事だと理解したからだ。
『彼女はきっと最年少の騎士団長になるんだろうな。将来が楽しみだ』
―― 上限のない期待 ――
『彼女さえいれば侯爵領に住む者は外敵に怯えずに暮らせる』
―― 日々重くなるプレッシャー ――
『たかが十歳の女児のくせに生意気な。出しゃばりやがって』
―― 栄誉が集まり名声が高まるほど周囲に満ちる嫉妬や反感の悪感情 ――
欲しくも無いのに上がっていく社会的地位。
それに伴う重い責任。
私は期待に応えなければいけない。
期待されているのだから失敗してはいけない。
責任のある立場にいるのだから子供っぽい言動は改めなければいけない。
理不尽な嫌味を言われても怒ってはいけない。泣いてもいけない。
……もう嫌だ。
誰も褒めてくれなくていいから私を放っておいてくれ。
頑張れば頑張るほど『――してはいけない』と禁止される事が増える。
そんな生活が当たり前のように続いて私は押しつぶされそうになっていた。
二つ年下の妹シャズナが生まれて来るまでは一人っ子だったのだけれど、物心がついたのは三歳の頃なので両親の愛情を独り占めに出来ていた幸せな時間を認識できないまま私は『お姉ちゃん』になっていた。
お姉ちゃんは我慢しなきゃいけなかった。
お母さんに抱っこしてもらいたくても、妹がおっぱいを飲んでいるから我慢しなきゃいけなかった。
じゃあ私も飲みたいから抱っこしてと言ったら「お姉ちゃんはおっぱいもう卒業したでしょ?」と断られた。
しばらくしてシャズナがおっぱいを卒業して一人で歩けるようになった。
やっとお母さんのお膝が空いた……と思ったら今度は弟が生まれた。
シャズナは特等席だったお母さんの膝を弟に奪われて「だっこしてー!」と癇癪を起こしたので「シャズナもお姉ちゃんになったんだから我慢しなきゃいけないんだよ。ね、私が遊んであげるから」って慰めてあげた。
ずっと不機嫌だったシャズナの遊び相手になっていると、ちょっと疲れた顔をしたお母さんが「ありがとう。メルセデスは良いお姉ちゃんだね」って私を褒めてくれた。
私はこの時初めて『甘やかされる嬉しさ』とは違う『褒められる嬉しさ』というものを知った。
それから私はずっと『良いお姉ちゃん』でいることを心がけてきた。
シャズナが野菜を食べ残したら、私はお手本を示すために、それが苦手なトマトでも頑張って食べて見せた。
シャズナがお母さんに本を読んでとねだっていたら、私は一緒に本を読んで文字のお勉強しようって誘った。
ある日どうしてもお母さんに甘えたいとダダをこねるシャズナに手をやいていると「じゃあ今日はパパがシャズナを抱っこしてあげるよー。メルセデスもおいでー」ってお父さんがニッコニコの笑顔で近づいて来て両手を広げた。
けれどシャズナは「パパはイヤ」とバッサリ断って部屋に閉じこもった。
お父さんがすごくショックを受けていたけれど、気配りのできる子供を目指していた私はあえて見なかったことにした。
そうやって『良いお姉ちゃん』な日々を過ごしていた私に一度目の転機が来たのは六歳の時だった。
私の家は侯爵というかなり位の高い貴族なので、その地位に相応しくあるよう子供の頃から色々と学ばなければいけないらしい。
これまでは家の中で文字を勉強したり行儀作法を習ったり魔術の仕組みを覚えたりしていたけれど、六歳になって初めて屋外での習い事が始まった。
剣術だ。剣術の先生は侯爵家の伝統とかでお父さんがするらしい。
剣術の練習といっても、私の体がもっと大きくなるまでは軽く走るくらいしかしないらしい。ただ、剣術を修めると最終的にはこういうことが出来るようになるという見本としてお父さんが凄い技を見せてくれた。
「メルセデス、そしてシャズナ。よぉく見ておけよ。今から父さんが剣術の手本を見せてやるからな」
そう言ってお父さんは前後に開いた足を地面に食い込ませるように重心を落として剣を左下に構えた。
お父さんの目線の先にある台座には硬そうな鉄製の兜が置かれている。
「きえええぇい!」
お父さんは大きな声を張り上げてバッタのようにジャンプ。
下げていた剣を振りかぶるように真上に振り上げて、足が着地する直前に全体重を乗せた一撃を兜に叩き込んだ。
ガキーンと火花を散らして金属がぶつかり合う。
父さんは兜の抵抗を力で抑え込み、拝むような姿勢で剣を振り抜いた。
台に乗せられていた兜は剣の圧力で少し変形していたけれどこそこそきれいに両断されていて、父さんの剣は音叉のようにインインと衝撃の余韻を響かせている。
宣言通りに兜を割ってみせたお父さんがドヤァな感じで口髭の端を吊り上げた。
「これが奥義『兜割り』だ」
得意げな様子のお父さんが台座の上にある兜を指差す。
うん、割れてるね。……で?
私は不思議だった。兜を割るために剣を振って兜を割った。言ってしまえばそれだけの事なのに、まるで私の似顔絵を描いてくれたシャズナのように『すごいでしょ。褒めて!』みたいな顔をしているのはなぜだろう?
「父さん。私はあの兜が割れるようになれればいいの?」
「最終的にはな。でもこれが出来るようになるには十年以上の習練が必要だ」
「へぇ? でもこれ、そんなに難しい事なのかな?」
素直な気持ちで訊いたらなぜか父さんはグッと眉を寄せて滔々と訓示を垂れ始めた。
「いいかメルセデス。今日からこの父がお前に武術というものを教える。今やって見せたように剣を極めればこれくらい出来るように――」
なんだか話が長くなりそうだったけれど、さっき父さんがやったことがどうしても凄い事だと思えなかった私は本当に出来ないのだろうかと試してみるつもりで練習用に貰った剣で兜を打ってみた。
キンッ!
思った通り、兜はあっさりと割れた。というか斬れた。
父さんが割った兜の断面は力で無理矢理引き裂いたようにガタガタしているけれど、私が斬った兜の断面は鋭利な刃物のようにエッジが立っていた。
「……へ? 今、どうやったんだ?」
まるでパン屑を投げつけられた鳩のようにお父さんは目をパチパチと瞬かせた。
「どうやったんだと訊かれても……。こうすれば斬れるかなって、勘で」
「勘で!?」
どうやら私には武術の天分があったらしい。
当時はまだ体が小さかったので重い武器は持てなかったけれど、基本的な剣、槍、杖、棒などはその武器を持った瞬間にどう扱えな良いのかを感じることができた。
一度見ただけで達人クラスの人たちの技を修得できたし、七歳になって身体がある程度大きくなると体術、組手も出来るようになって、八歳になった頃には斧や戦鎚も使えるようになった。
十歳で騎士団の入隊試験に合格して最年少入隊記録を更新。私に期待をかけてくれているたくさんの人たちがとても喜んでくれた。すごく褒められた。
……でも、あまり嬉しくなかった。
もう昔ほど褒められる事に『嬉しい』と感じられなくなっていた。
何かを為して褒められる事は、同時に『その次の結果』を期待される事だと理解したからだ。
『彼女はきっと最年少の騎士団長になるんだろうな。将来が楽しみだ』
―― 上限のない期待 ――
『彼女さえいれば侯爵領に住む者は外敵に怯えずに暮らせる』
―― 日々重くなるプレッシャー ――
『たかが十歳の女児のくせに生意気な。出しゃばりやがって』
―― 栄誉が集まり名声が高まるほど周囲に満ちる嫉妬や反感の悪感情 ――
欲しくも無いのに上がっていく社会的地位。
それに伴う重い責任。
私は期待に応えなければいけない。
期待されているのだから失敗してはいけない。
責任のある立場にいるのだから子供っぽい言動は改めなければいけない。
理不尽な嫌味を言われても怒ってはいけない。泣いてもいけない。
……もう嫌だ。
誰も褒めてくれなくていいから私を放っておいてくれ。
頑張れば頑張るほど『――してはいけない』と禁止される事が増える。
そんな生活が当たり前のように続いて私は押しつぶされそうになっていた。
0
お気に入りに追加
93
あなたにおすすめの小説

乙女ゲームに転生したらしい私の人生は全くの無関係な筈なのに何故か無自覚に巻き込まれる運命らしい〜乙ゲーやった事ないんですが大丈夫でしょうか〜
ひろのひまり
恋愛
生まれ変わったらそこは異世界だった。
沢山の魔力に助けられ生まれてこれた主人公リリィ。彼女がこれから生きる世界は所謂乙女ゲームと呼ばれるファンタジーな世界である。
だが、彼女はそんな情報を知るよしもなく、ただ普通に過ごしているだけだった。が、何故か無関係なはずなのに乙女ゲーム関係者達、攻略対象者、悪役令嬢等を無自覚に誑かせて関わってしまうというお話です。
モブなのに魔法チート。
転生者なのにモブのド素人。
ゲームの始まりまでに時間がかかると思います。
異世界転生書いてみたくて書いてみました。
投稿はゆっくりになると思います。
本当のタイトルは
乙女ゲームに転生したらしい私の人生は全くの無関係な筈なのに何故か無自覚に巻き込まれる運命らしい〜乙女ゲーやった事ないんですが大丈夫でしょうか?〜
文字数オーバーで少しだけ変えています。
なろう様、ツギクル様にも掲載しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。

異世界細腕奮闘記〜貧乏伯爵家を立て直してみせます!〜
くろねこ
恋愛
気付いたら赤ん坊だった。
いや、ちょっと待て。ここはどこ?
私の顔をニコニコと覗き込んでいるのは、薄い翠の瞳に美しい金髪のご婦人。
マジか、、、てかついに異世界デビューきた!とワクワクしていたのもつかの間。
私の生まれた伯爵家は超貧乏とか、、、こうなったら前世の無駄知識をフル活用して、我が家を成り上げてみせますわ!
だって、このままじゃロクなところに嫁にいけないじゃないの!
前世で独身アラフォーだったミコトが、なんとか頑張って幸せを掴む、、、まで。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。

義弟の為に悪役令嬢になったけど何故か義弟がヒロインに会う前にヤンデレ化している件。
あの
恋愛
交通事故で死んだら、大好きな乙女ゲームの世界に転生してしまった。けど、、ヒロインじゃなくて攻略対象の義姉の悪役令嬢!?
ゲームで推しキャラだったヤンデレ義弟に嫌われるのは胸が痛いけど幸せになってもらうために悪役になろう!と思ったのだけれど
ヒロインに会う前にヤンデレ化してしまったのです。
※初めて書くので設定などごちゃごちゃかもしれませんが暖かく見守ってください。

執着系逆ハー乙女ゲームに転生したみたいだけど強ヒロインなら問題ない、よね?
陽海
恋愛
乙女ゲームのヒロインに転生したと気が付いたローズ・アメリア。
この乙女ゲームは攻略対象たちの執着がすごい逆ハーレムものの乙女ゲームだったはず。だけど肝心の執着の度合いが分からない。
執着逆ハーから身を守るために剣術や魔法を学ぶことにしたローズだったが、乙女ゲーム開始前からどんどん攻略対象たちに会ってしまう。最初こそ普通だけど少しずつ執着の兆しが見え始め......
剣術や魔法も最強、筋トレもする、そんな強ヒロインなら逆ハーにはならないと思っているローズは自分の行動がシナリオを変えてますます執着の度合いを釣り上げていることに気がつかない。
本編完結。マルチエンディング、おまけ話更新中です。
小説家になろう様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる