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第一章 童貞勇者と過保護なお姉ちゃんたち
三女ロッティ 強い魔物ならロッティが触っても死なないかもしれない
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****ここからは三人称視点です****
領内の増水災害への対応が終わって、俺と姉ちゃんたちがようやく一息入れた頃、
バーグマン侯爵領と王都の間にあるオロローム伯爵領で一つの騒動が起きていた。
今回はその話である。
「くそっ! やっと大雨が去ったと思ったら今度は大型害獣か。大地母神様は何が気に入らなくて我らにこんな試練をお与えになるのやら!」
オロローム伯爵領の領内警護を担当している黒鷹騎士団の団長が忌々しそうに悪態を吐いていた。
突然発生した巨大雨雲がようやく領内を通過して、瞬く星々の光が夜空に散りばめられている。
生憎と月が出ていないので森の中を探索中の騎士団の一隊は真っ暗な足元を『ウィル・オ・ウィスプ』という初級の召喚魔法で照らしながら進んでいた。
彼らの顔色は総じて青白い。
これは光源が青白いからという理由だけではなく、連日の出動による疲労が溜まっているせいだと誰もが理解していた。
「まぁまぁ、そんなに怒らないで下さいよ。大地母神様はきっと長期休暇中なんです」
カリカリと苛立つ団長に向かって、柔和な笑顔を絶やさない糸目の副団長が冗談めかした声で宥める。
「長期休暇だと? 神様がか? 俺だってここ数年間三日以上続く休暇なんて貰ってねぇのに! ったく何様のつもりだ!」
「いや、何様も何も『神様』なんですよ」
副団長の素早いツッコミに、後ろに続いている団員たちからクスクスと忍び笑いが漏れて彼らの顔に少しだけ生気が戻った。
「う、うるせぇ、上げ足取るんじゃねぇ!」
団長が恥ずかしさを紛らわせるように槍を横薙ぎに振って前方の雑木の茂みを斬り払う。
すると、細い枝葉が落ちた向こうに探索していた大型害獣の戦熊ワーベアーが、今にも襲い掛かろうとする体勢で待ち構えていた。
「あ……」
「ガ、ガウ!?」
まさかそんなところに熊が隠れているとは思っていなかった騎士団団員たちと、まさか奇襲が失敗するとは思っていなかったワーベアー。
お互いに予期していなかった事態に陥って、瞬間的にこの場にいる全員が硬直したように動けなくなった。
「――ちょ、ちょっと、団長! 何てことしてくれるんですかぁー!?」
真っ先に硬直から立ち直った副団長が悲鳴を上げた。
「馬鹿野郎! これ俺のせいかよ、ふざけ――」
全部言い切る前にワーベアーが前足を振り下ろして団長を攻撃。
団長は両手で握りしめた槍の柄でその攻撃を受けたが、受け止めきれずに足がふらついて体が横に飛ばされた。
「筋力強化!」
「防御強化!」
団員の中にいる二人の魔術師から支援魔法が送られてきた。副団長に。
「ばっ! 先に俺へよこせよ!」
隊列から強制的に外された団長が喚くが魔術師たちは無視。反論する間も惜しんで――、
「筋力強化!」
「防御強化!」
今度は二人の射手へ支援魔法を送った。
「え? なんで!? イジメか? 俺に対するイジメかコレ!?」
次も支援魔法を貰えなかった団長がちょっと泣きそうになった。
「団長ならあと一、二撃は自力で防御できるでしょう! 団長が吹っ飛んだせいで隊列の最前に立たされることになった私を最優先して支援したのは最良手ですよ!」
団長に意識を向けていたワーベアーの隙をついて副団長が槍を突き出す。
槍の穂先がワーベアーの脇腹に突き立った。
しかし、槍を握る手に手応えが返ってきたのは一瞬の事。
「――え?」
次の瞬間には槍先はワーベアーの体表を滑って空を突いた。
「刺さらない? 支援魔法を受けているのに!?」
愕然とする副団長の頭上を二本の矢が飛んだ。
矢はどちらもワーベアーの胸に命中。
しかし、矢はワーベアーの体に食い込むことなくポトリと空しく地面に落ちた。
射手が続けて二射、三射と続けるが結果は同じ。
「ど畜生があああぁぁ!」
副団長たちが攻撃している間にようやく支援魔法を貰った団長が渾身の力を込めてワーベアーの腕を突いた。
が――、
「……おいおい嘘だろ? これでも俺は腕力に自信あるんだぜ?」
槍はまるで岩でも突いたかのように弾き返された。
「団長……コイツって、もしかして……」
団長の槍はワーベアーの体を傷つけることはできなかったが体毛を刈ることは出来た。
ウィル・オ・ウィスプの仄かな明かりに照らされて、その体毛が刈られた部分から硬そうな肌が見えた。
「な、なんだと!? 黒じゃない。青色の地肌だ! 熊型で青色の肌ってこたぁ……」
「団長、コイツは戦熊じゃない! 上位種の闘士熊だ!」
「ガオオオオオオオォォォ!」
団員たちの波状攻撃がようやく止んで『次はオイラのターンだ!』と言わんばかりにウォーリアーベアーが雄叫びを上げて団員たちに攻撃を仕掛けてきた。
「逃げろ! 後衛四人を先頭にして、とにかく逃げまくれ!」
一撃一撃がやたらに重い前足の攻撃を槍で受け捌きながら団長が団員たちに向かって撤退命令を出す。
「しかし団長! ここで私たちが逃げたらコイツは近隣の村人を襲いますよ!?」
団長の横で同じように遅滞戦闘に徹している副団長が反論。
「馬鹿野郎! 勝てる見込みがミジンコほどでもあればそうするがよ、実際こうやって防御するだけで精いっぱいだ! それも長くは続かねぇ! 俺たちがここで戦って死んでも、戦わずに逃げても、最終的にコイツは村に行って暴れるんだ! 結果が同じならせめて俺たちだけでも逃げて生き延びたほうがいいに決まってる!」
「……確かに!」
この仕事を長年続けている団長の判断はさすがに合理的だった。
後で住民たちに非難されるかもしれないが、ここで無駄死にをするよりはマシだ。
「煙幕弾を使う、合図と同時に全員後ろに下がれ! そして全力逃走だ!」
「了解!」
「ん?」
豪華な馬車の中で退屈そうに外を眺めていたバーグマン侯爵妃パネー・バーグマンは妙な気配を感じてそちらの方に注意を向けた。
「パネー様、どうされました?」
専属メイドのエミリーが問いかけると、パネーは夜の闇に沈んだ森の一角を扇の先で指した。
「あの辺から害獣の気配がするわ」
エミリーは示された方角に目を向けたが、森はかなり遠くて馬車でこのまま進んでも五分はかかりそうなくらいに距離が開いている。
「……何も見えませんが?」
「そのうち見えてくるわよ。ロッティ、起きてる?」
パネーは自分の隣の席に据え付けてある棺型の寝台の蓋を扇の先でノックした。
「起きてる」
仄かに青白く光っている棺の中から幼い声が返ってくる。
「あれ、何かわかる?」
返事の代わりに棺の中から薄い魔力の波が放たれた。
「……この感じ、たぶんクマさん」
「クマさん? ワーベアーかしら」
「もうちょっと強いっぽい」
「じゃあウォーリアーベアー?」
「名前は知らない。……お母様、見て来ていい? 強い魔物ならロッティが触っても死なないかもしれない。ね、見て来ていい?」
棺の中の声がちょっとワクワクしてる声色に変わった。
「そうね、道中ずっとその中で大人しく良い子にしてたし、これくらいはいいでしょう」
「パネー様、それは危険なのでは?」
エミリーが顔を引きつらせながら翻意を促してみたが、パネーは意地悪な顔で微笑みを返した。
「いいじゃない。どうせここは私の領地じゃないし、もし何かあって数ヘクタールくらいの農地が黒焦げになって消し飛んでも私は痛くも痒くもないわ」
「オロローム伯爵様が痛そうに顔を歪めているのが簡単に想像できますよ。後で文句を言われませんかね?」
「大丈夫、言われないわ。ウォーリアーベアーをこのまま放置しておけば農村の三つ四つがあっという間に壊滅よ。大切な領民を失う事に比べたら農地の消滅なんて些細なものよ。ほら、馬車を止めて。ロッティを外に出すわよ」
エミリーは自分の主人がワクワクしているのを見て取るとこれ以上は何を言っても無駄だと悟り、一つだけため息をついて御者に声を掛けて馬車を止めさせた。
「え!? ロッティ様を外に!? わ、わかりました!」
エミリーから話を聞いた御者は急いで馬車を止めると、馬車から降りたエミリーと一緒に小走りで二十メートルほど離れた。
「……あれだけ離れていればいいかしら。出て来ていいわよロッティ」
エミリーたちが十分に離れたのを視認したパネーは扇の先でコンコンと棺をノックした。
翌日。
黒鷹騎士団の団長が総勢三十二名の団員を全員招集して、ウォーリアーベアーの出現を知らされた伯爵から派遣された上級魔術師三人と共に害獣の出現地点を再捜索していると、焼け焦げた農地の真ん中でサボテンのよう形で炭化しているウォーリアーベアーを発見した。
「い、いったい誰がこんな凄まじい殺し方を!?」
団長は真っ黒な墨になった熊を見上げて膝を震わせた。
領内の増水災害への対応が終わって、俺と姉ちゃんたちがようやく一息入れた頃、
バーグマン侯爵領と王都の間にあるオロローム伯爵領で一つの騒動が起きていた。
今回はその話である。
「くそっ! やっと大雨が去ったと思ったら今度は大型害獣か。大地母神様は何が気に入らなくて我らにこんな試練をお与えになるのやら!」
オロローム伯爵領の領内警護を担当している黒鷹騎士団の団長が忌々しそうに悪態を吐いていた。
突然発生した巨大雨雲がようやく領内を通過して、瞬く星々の光が夜空に散りばめられている。
生憎と月が出ていないので森の中を探索中の騎士団の一隊は真っ暗な足元を『ウィル・オ・ウィスプ』という初級の召喚魔法で照らしながら進んでいた。
彼らの顔色は総じて青白い。
これは光源が青白いからという理由だけではなく、連日の出動による疲労が溜まっているせいだと誰もが理解していた。
「まぁまぁ、そんなに怒らないで下さいよ。大地母神様はきっと長期休暇中なんです」
カリカリと苛立つ団長に向かって、柔和な笑顔を絶やさない糸目の副団長が冗談めかした声で宥める。
「長期休暇だと? 神様がか? 俺だってここ数年間三日以上続く休暇なんて貰ってねぇのに! ったく何様のつもりだ!」
「いや、何様も何も『神様』なんですよ」
副団長の素早いツッコミに、後ろに続いている団員たちからクスクスと忍び笑いが漏れて彼らの顔に少しだけ生気が戻った。
「う、うるせぇ、上げ足取るんじゃねぇ!」
団長が恥ずかしさを紛らわせるように槍を横薙ぎに振って前方の雑木の茂みを斬り払う。
すると、細い枝葉が落ちた向こうに探索していた大型害獣の戦熊ワーベアーが、今にも襲い掛かろうとする体勢で待ち構えていた。
「あ……」
「ガ、ガウ!?」
まさかそんなところに熊が隠れているとは思っていなかった騎士団団員たちと、まさか奇襲が失敗するとは思っていなかったワーベアー。
お互いに予期していなかった事態に陥って、瞬間的にこの場にいる全員が硬直したように動けなくなった。
「――ちょ、ちょっと、団長! 何てことしてくれるんですかぁー!?」
真っ先に硬直から立ち直った副団長が悲鳴を上げた。
「馬鹿野郎! これ俺のせいかよ、ふざけ――」
全部言い切る前にワーベアーが前足を振り下ろして団長を攻撃。
団長は両手で握りしめた槍の柄でその攻撃を受けたが、受け止めきれずに足がふらついて体が横に飛ばされた。
「筋力強化!」
「防御強化!」
団員の中にいる二人の魔術師から支援魔法が送られてきた。副団長に。
「ばっ! 先に俺へよこせよ!」
隊列から強制的に外された団長が喚くが魔術師たちは無視。反論する間も惜しんで――、
「筋力強化!」
「防御強化!」
今度は二人の射手へ支援魔法を送った。
「え? なんで!? イジメか? 俺に対するイジメかコレ!?」
次も支援魔法を貰えなかった団長がちょっと泣きそうになった。
「団長ならあと一、二撃は自力で防御できるでしょう! 団長が吹っ飛んだせいで隊列の最前に立たされることになった私を最優先して支援したのは最良手ですよ!」
団長に意識を向けていたワーベアーの隙をついて副団長が槍を突き出す。
槍の穂先がワーベアーの脇腹に突き立った。
しかし、槍を握る手に手応えが返ってきたのは一瞬の事。
「――え?」
次の瞬間には槍先はワーベアーの体表を滑って空を突いた。
「刺さらない? 支援魔法を受けているのに!?」
愕然とする副団長の頭上を二本の矢が飛んだ。
矢はどちらもワーベアーの胸に命中。
しかし、矢はワーベアーの体に食い込むことなくポトリと空しく地面に落ちた。
射手が続けて二射、三射と続けるが結果は同じ。
「ど畜生があああぁぁ!」
副団長たちが攻撃している間にようやく支援魔法を貰った団長が渾身の力を込めてワーベアーの腕を突いた。
が――、
「……おいおい嘘だろ? これでも俺は腕力に自信あるんだぜ?」
槍はまるで岩でも突いたかのように弾き返された。
「団長……コイツって、もしかして……」
団長の槍はワーベアーの体を傷つけることはできなかったが体毛を刈ることは出来た。
ウィル・オ・ウィスプの仄かな明かりに照らされて、その体毛が刈られた部分から硬そうな肌が見えた。
「な、なんだと!? 黒じゃない。青色の地肌だ! 熊型で青色の肌ってこたぁ……」
「団長、コイツは戦熊じゃない! 上位種の闘士熊だ!」
「ガオオオオオオオォォォ!」
団員たちの波状攻撃がようやく止んで『次はオイラのターンだ!』と言わんばかりにウォーリアーベアーが雄叫びを上げて団員たちに攻撃を仕掛けてきた。
「逃げろ! 後衛四人を先頭にして、とにかく逃げまくれ!」
一撃一撃がやたらに重い前足の攻撃を槍で受け捌きながら団長が団員たちに向かって撤退命令を出す。
「しかし団長! ここで私たちが逃げたらコイツは近隣の村人を襲いますよ!?」
団長の横で同じように遅滞戦闘に徹している副団長が反論。
「馬鹿野郎! 勝てる見込みがミジンコほどでもあればそうするがよ、実際こうやって防御するだけで精いっぱいだ! それも長くは続かねぇ! 俺たちがここで戦って死んでも、戦わずに逃げても、最終的にコイツは村に行って暴れるんだ! 結果が同じならせめて俺たちだけでも逃げて生き延びたほうがいいに決まってる!」
「……確かに!」
この仕事を長年続けている団長の判断はさすがに合理的だった。
後で住民たちに非難されるかもしれないが、ここで無駄死にをするよりはマシだ。
「煙幕弾を使う、合図と同時に全員後ろに下がれ! そして全力逃走だ!」
「了解!」
「ん?」
豪華な馬車の中で退屈そうに外を眺めていたバーグマン侯爵妃パネー・バーグマンは妙な気配を感じてそちらの方に注意を向けた。
「パネー様、どうされました?」
専属メイドのエミリーが問いかけると、パネーは夜の闇に沈んだ森の一角を扇の先で指した。
「あの辺から害獣の気配がするわ」
エミリーは示された方角に目を向けたが、森はかなり遠くて馬車でこのまま進んでも五分はかかりそうなくらいに距離が開いている。
「……何も見えませんが?」
「そのうち見えてくるわよ。ロッティ、起きてる?」
パネーは自分の隣の席に据え付けてある棺型の寝台の蓋を扇の先でノックした。
「起きてる」
仄かに青白く光っている棺の中から幼い声が返ってくる。
「あれ、何かわかる?」
返事の代わりに棺の中から薄い魔力の波が放たれた。
「……この感じ、たぶんクマさん」
「クマさん? ワーベアーかしら」
「もうちょっと強いっぽい」
「じゃあウォーリアーベアー?」
「名前は知らない。……お母様、見て来ていい? 強い魔物ならロッティが触っても死なないかもしれない。ね、見て来ていい?」
棺の中の声がちょっとワクワクしてる声色に変わった。
「そうね、道中ずっとその中で大人しく良い子にしてたし、これくらいはいいでしょう」
「パネー様、それは危険なのでは?」
エミリーが顔を引きつらせながら翻意を促してみたが、パネーは意地悪な顔で微笑みを返した。
「いいじゃない。どうせここは私の領地じゃないし、もし何かあって数ヘクタールくらいの農地が黒焦げになって消し飛んでも私は痛くも痒くもないわ」
「オロローム伯爵様が痛そうに顔を歪めているのが簡単に想像できますよ。後で文句を言われませんかね?」
「大丈夫、言われないわ。ウォーリアーベアーをこのまま放置しておけば農村の三つ四つがあっという間に壊滅よ。大切な領民を失う事に比べたら農地の消滅なんて些細なものよ。ほら、馬車を止めて。ロッティを外に出すわよ」
エミリーは自分の主人がワクワクしているのを見て取るとこれ以上は何を言っても無駄だと悟り、一つだけため息をついて御者に声を掛けて馬車を止めさせた。
「え!? ロッティ様を外に!? わ、わかりました!」
エミリーから話を聞いた御者は急いで馬車を止めると、馬車から降りたエミリーと一緒に小走りで二十メートルほど離れた。
「……あれだけ離れていればいいかしら。出て来ていいわよロッティ」
エミリーたちが十分に離れたのを視認したパネーは扇の先でコンコンと棺をノックした。
翌日。
黒鷹騎士団の団長が総勢三十二名の団員を全員招集して、ウォーリアーベアーの出現を知らされた伯爵から派遣された上級魔術師三人と共に害獣の出現地点を再捜索していると、焼け焦げた農地の真ん中でサボテンのよう形で炭化しているウォーリアーベアーを発見した。
「い、いったい誰がこんな凄まじい殺し方を!?」
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