Ωの国

第一部

第一部 設定資料

自分用の備忘録として書き出します。第一部ネタバレを含みます。読みたい人向け。
（辻褄はご容赦を。都合が悪くなったら適宜書き換わります）

✩世界観✩
・第二性　α・β・Ωの三つ。8～9割がβ。残りをαとΩで二分。αには男性が多く、Ωには女性が多い。アルカーラムで法的に結婚できるのはβ同士か、α・Ωの組み合わせのみ。
・アルカ―ラム　国の名前。５つの州と王都がある。国王を中心とした王政で、貴族による領地支配。神殿と呼ばれる神職組織と、神殿を管轄する行政組織として司祭省がある。
・神殿　Ωを管理する組織。基本神職組織だが多くの役割を担い、肥大化している。
・魔法　魔力には個人差がある。詠唱と印（幾何学模様）、それらを組み合わせた儀式により発動する。実行に時間がかかるため、それほど便利ではないし、基本個人の膂力によるので大がかりな事はできない。印に術を込めることができる。
・魔物　山にいて時々里を襲う。軍組織が対応する。
・士官学校　軍組織の将官を育てる学校。18～25歳くらいか。卒業したら士官として下士官の指揮に当たる（つまり最低でも隊長になる）
・魔法大学校　魔力に秀でた人が魔法の専門職になるため似通う学校。専門学校的な位置づけ。才能があれば何歳でも入れる。
・第三特務隊　士官学校内の組織で、司祭省の出向機関。学内組織における第二性がらみの教練・事案を扱う。
・巫女、神巫（かんなぎ）　神殿におけるΩの役職名。神に奉仕する。　
・禰宜（ねぎ）　発情期にΩの相手をするα。神殿が指名する。
・神官　神殿における役職。基本β。神殿組織の運営と、巫女、神巫の管理を行う。
・湯女　神殿における下位職のひとつで、巫女の湯浴みなどを担当。基本Ω。神官の命によって動く。面覆いをし、見ぬ、聞かぬ、口を利かぬ、の立場をとる。
・宮司　神殿の長。神殿内の序列は　宮司＞巫女・神巫＞禰宜＞神官いろいろ＞＞湯女
・神降ろし　成長後に分化したΩを指す。稀だが確実に発生する事例のため、各所に対応できる設備がある。ただ一般人は知らない。
・封環　Ωのうなじを守るための装飾品。銀の帷子。


✩登場人物✩
書きながら決めるので、決まってる部分だけ。
・サリュー・プラムランド　第34期士官候補生。出身はナギブ。βだと思っていたら未分化で、実はΩだった。
・フェルディナ・ラディ・グラーティオ　α。第32期士官候補生、最終学年。第7王子。フェル先輩。金髪青眼。
・幻影の魔術師　α。魔法の異才。国外追放となり隣国の魔法大学校で教鞭を執る。長身黒髪長髪赤眼。
・騎士の禰宜　α。王宮近衛師団の騎士。下士官、曹長くらい。サリューの事は上官認定してる。実は剣技がすごい設定。β男の恋人がいる。黒髪紺眼。
・ガルシア　α。やり手の交易商。褐色灰髪緑眼入墨。
・ニーア　β男性。サリューの同室。友人。
・タチアナ・サルシマ　β女性。士官学校第三特務隊隊長。金髪青眼。
・マヤ　Ω。湯女。生家の良さと経歴から急遽サリューの世話係に当てられる。