異世界転生ルールブレイク

稲妻仔猫

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第一章

第22話 ミュー・ラピスラズリ その2

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 二回戦、三回戦も、そして準々決勝もミューは難なく勝ち進んだ。
 むしろ、どの勝負も全て開始十秒以内に、目にもとまらぬ速さで勝負がついており、もはや準決勝を前に、今年の優勝者は彼女で決まるだろう、みたいな感想が周囲から聞こえ始めていた。

「ミュー! ミュー! ミュー!」

 準決勝の為に姿を現した彼女を応援する歓声が観客席から上がる。あの辺りは、カートライア辺境伯領の応援席か。それにしても凄い量だな。
 まあすでに、貴賓席の父上や母上も相当はしゃいでいたが。
 その歓声が彼女の領内での人気と、知名度を証明していた。

 ここ一、二年で、魔王復活への対策に向けて、各領地では、着々と準備と対策が練られていた。
 そして俺は、父上の指示のもと、ミューと共に領民軍の戦いの指導や、緊急時における行動の指示。各地域の抱える問題の解決など、様々な内政問題を解決するために、更に領内を駆け回った。

 あ、もちろん、エフィリアの指示でもあるのだけれど。

 もともと使用人であったミューは、家臣として戦うことも出来ながらも、領内の村や町に住む平民の皆に寄り添い、悩みを聞いたりしていた。そうして徐々に、領地の皆に知られるようになり、信頼を得られるようになっていった。

 そんな訳で、ミューはカートライアの領民からは、既にかなり知られた存在になっていたのである。
 ロヴェルやヒューリアの耳には届いていなかったようだが、しかしまあ、それもそうだろう。隣の領地の一家臣の噂などいちいち流れてはこないものである。

(でもやっぱり、あの事件の影響が大きかったみたいだな。俺にとっても、あの、大大大事件の)

 俺は、やたらとミューの応援に熱が入っている一角に居る集団が目に入り、苦笑した。そして少し前に起こった、とある一つの事件に想いを馳せていた。
 俺はちょうどその場には居合わせなかったんだけどさ。


――一カ月ほど前。

 カートライア辺境伯領の一つの村が、賊による集団強盗事件にあったのだ。

 パリアペート男爵領と我が領地に共に隣接する東の森を根城にしていると思われるその盗賊が当時、パリアペート男爵領の村にちょっかいを出しており、男爵も手を焼いていた。そして、何とか予算をひねり出し、その村の警備を厳重にした矢先だった。
 盗賊は、森を移動し、狙いを、辺境伯領の村に切り替えたのだ。
 辺境伯領を襲えば、盗賊にとっても、男爵領を襲うよりも、リスクは跳ね上がる。もし大きな問題に発展すれば、男爵領レベルでは派遣されなかった王都からの援軍も、辺境伯領であれば送られてくる可能性は倍増する。当然、そんな事になれば国王からの信頼も落ちるので、辺境伯としては是が非でも解決に乗り出さざるを得ない、という訳だ。

 しかし、それを押してまで、村を襲った。
 それだけ、魔王復活前の、終末感の影響が強いという事だった。

「キャー!!」
「賊だ! 森から賊が現れた!!」

 その日、森の傍で働いていた村民が、大声で村に逃げ帰って来た。その後ろから、剣を振り回しながら三十人ほどの男が街になだれ込んでくる。

「なんだ、てめえら!」

 騒ぎを聞きつけて、武器を持った村長のコラッドが集団の前に躍り出る。
 盗賊に教われたそのゼトの村は、小さいながらも、林業と木材加工で栄えた村だった。従って、若い男性の職人が多く、村長もありがちな、よぼよぼな老人ではなく、職人を指導できる立場にあった、職人親方でもあるコラッドが務めていた。
 村長と言うよりは頭領に近いかもしれないが。

「俺が村長だ、賊風情が何の用だ」

 賊の親玉は、用心棒と勘違いしたのか、その強面に一瞬気圧されたのか、話し合いに応じてしまった。ここで、誰彼構わず襲い掛かり、略奪に走っていれば、村の混乱と損害は免れなかったが、村にとっては不幸中の幸いだった。

「俺たちも辺境伯領で手荒な真似はしたくねえ。大人しく金を差し出せば、今回は引き下がってやる。もしも出さねえなら、俺の合図で、一斉に片っ端から殺してまわってやるが、どうする」

 村長のコラッドは返答に窮した。盗賊と言っても、この付近にいる奴らは、社会から脱落し、群れただけの臆病者ばかりだろう。村の若い衆で戦えば簡単には負けることは無いと思うが、しかし、そんな奴らでも、手あたり次第、無差別に暴れられれば被害は甚大であることは簡単に想像がついた。

「お金が目的ですか?」

 その時、村長の後ろから、メイド服に防具を身に着けた格好の一人の少女が現れた。その少女は、ずっしりと中身が入った革袋から、一枚の金貨を取り出すと、賊の親玉の前に放り投げた。
 ちなみにこの世界での貨幣価値は、一般的な異世界作品に漏れず、金貨一枚で約十万円。銀貨はその百分の一の千円。銅貨は十円ほどの値段だった。

「す、すげえ、あの中身、全部金貨かよ」

 賊の男たちが色めきだった。パッと見ただけでも、五、六百枚はある。それを奪い取ることが出来れば、しばらくは金に困らない。
 賊がざわついた瞬間に、彼女は目線を送らずに、村長のみに聞こえる声で何かを呟いた。それに気づいた盗賊はいなかった。

「お、おい、お嬢ちゃん、それを置いて行ってくれんのか?」
「そうですね。でも私はこれでも辺境伯家の家臣。これは辺境伯から頂いた大切な金。おいそれと渡すわけにはいきません。そこで、そちらの頭領さん、私と一対一で勝負しませんか? もしもあなたが勝てば、これは持って行けばいいでしょう」
「はは、そんなもの受けずに、あんたから奪えばいいだけじゃねえか」
「もしも受けないと言うのなら、この袋は、今、そこの井戸に投げ捨てます。拾えなくはないでしょけど、その為には、この村の皆を皆殺しにして、中に降りる準備をして、それでもかなり時間がかかると思いますけど。辺境伯領で、そんな事をして、無事にこの金貨、引き上げられるほど、時間に余裕はありますかね?」

 賊の頭領が分かり易く悩んだ。彼女の言葉が一理あることくらいは分かる頭脳は持ち合わせている様であった。


 気づけば村の住人は、あたりに誰も居なかった。娘の後ろに立っていたはずの村長すらも、姿を消していた。

(逃げたか、まあいい。このメイドの小娘さえやっちまえば、後は即撤退だ。それで、辺境伯領から大陸の中央部に逃げちまえばもう捕まりっこねえ)
(頭領、大勢でかかりますか?)
(いや、その瞬間に、金貨を投げ捨てられたら元も子もねえ。それにみろ、あの小娘、さっきまでは余裕そうだったのに、いまは目も泳いでるし、あの槍を持った手も震えてやがる。きっとやぶれかぶれで飛び出したんだろうぜ。大丈夫、やれる)

 盗賊たちが小声で話すのを、少女は、真剣な眼差しで凝視し、緊張した表情を浮かべた。

 この時、彼女は後悔していた。

 ちょっとさっき出て行ったときに、余裕を見せすぎたかもしれない。これでは警戒されかねなかった。
 もっと、びくびくした方が、相手も舐めてくれるのではと、今更ながら演技プランを変えてみたのだ。
 冷静に見れば完全に大根役者のそれであったが、意外にもそれは功を奏したようだった。

「まとまったぜ、良いだろう。受けてやる。ついでにメイドのお嬢ちゃん。お前さんは無傷で捕らえて、俺たちの玩具にしてやるよ」

 そう言って、彼女よりも一回り大柄な頭領は、剣を構えて前に出た。

「死ねやあ!」

 いきなり前言と矛盾した叫び声を上げ、突っ込んでいく頭領。
 しかし、その僅か5秒後。

 頭領は体に5か所の穴をあけ、倒れていた。

「ぎゃあああ!! 痛てええええぇぇぇぇ!!!」

 実際の達人の戦いは、カキンカキンと派手に打ち合うものでは決してない。

 彼女は、頭領が間合に入った瞬間に、前に出た左足の膝を一突き、軸足になるはずだった左足に激痛が走り、頭領が体制を崩した瞬間に剣を持っていた手の甲を一突き。これでもう全力で剣は振れない。
 後は、一定の距離を保つために少し後ろに下がりつつ、狙いやすかった順に腕、肩、脇腹にドスドスドスッと穂先を刺し込んだ。これで終了。もう、まともに戦うことは出来ない。血は派手に噴き出たが、全治ふた月と言ったところだろう。

「な、なんだ、何も見えなかった」

 一瞬の出来事に、盗賊たちは完全にあっけに取られていた。

「て、てめえ、この野郎!」

 一人の賊の男が何とか虚勢を張って、そういきり立った瞬間……。
 村中の家屋の陰から、大勢の、がたいの良い若い職人が、武器を携えて盗賊たちを取り囲んだ。危険の無いように、あくまでも遠巻きにであるが。
 村長から指示を受け、言葉通りに動いてくれた職人の皆さんを確認すると、彼女は槍を派手に振り回し、かっこよくポーズを決めた後、高らかに叫んだ。

「私は、カートライア辺境伯家家臣、ミュー・ラピスラズリ! 辺境伯領の領民にその剣を向けた事、死をもって償いなさい!」

 その宣言が合図だった。賊どもは蜘蛛の子を散らすように、その場に武器を投げ捨て、一目散に森へ消えていった。

「わああああああああ!!!」

 それを見て、村中が湧きたった。

「いやあ、助かったよ、ミューちゃん! 凄かった、大したもんだ!」

 村長が満面の笑みでミューと握手をしていた。

「いえいえ、コラッドさんが言う通りに動いてくれたお陰です。それに手持ちに金貨が一枚だけあって、ツイてました」

 ミューはそう言うと、地面に落ちたままの金貨を拾い上げた。それを、先ほど大見栄を切って見せびらかした革袋とは別の▪▪それよりもふた回りも小さい革袋にしまった。先程の、金貨が入っていると思わせた革袋には、ここでのお使いで受け取った、香辛料の元となる木の実がパンパンに入っていた。

「そんなことねえって、とっさにあんなハッタリで盗賊たちを手のひらで転がしちまうんだから。それに目にも止まらねえあの槍裁き、聞いてねえぞ、あんなの!」
「ああ、まるで疾風だったよ!」
「疾風の戦乙女だ!」
「おおっ、疾風の戦乙女!」
「え、あ、その……」

 喜んでもらえるのは嬉しかったが、村長たちがハイテンションのままに二つ名まで決めてしまうその流れに、完全に戸惑いを隠せないミューであった。

(まあ、でも、これもいずれ、みんなに認められて、誰にも後ろ指さされることなく騎士爵を授爵してもらうためには、必要な事なのかもしれない)

 ミューは、恥ずかしさを堪えながら、そう自分を納得させたのであった。


 それから。
 捕らえられた賊の頭領と、コラッドさん他、村の若者数名と一緒に帰還したミューを出迎えた辺境伯家はそりゃあ大変だった。

「村が三十名ほどの盗賊に襲われたのですが、ミューさんが撃退してくれました」

 めっちゃ簡潔に説明するコラッドさん。返り血を浴びたミュー。ズタボロの盗賊の頭領。
 これで誤解しない方がおかしい。

 父上が、ミューに駆け寄る。

「なんだとーーー!!!? 怪我は!?」
「問題ありません」
「でも血が!」
「あ、返り血です」

 そこに、母上登場。

「ミネア! ゼトの村が三十人の盗賊に襲われて、それをミューが全て▪▪切り伏せたと!」

 伝言ゲーム失敗。

「なんですって!? 怪我は!?」
「問題ありません」
「でも血が!」
「あ、返り血です」

 そこに執事長ボルディンス登場。

「ボルディンス! ゼトの村が三十人の盗賊に襲われて、それをミューが全員倒したって!」
「なんと! 怪我は!?」
「あ、大丈夫です」
「でも血が!」
「あ、返り血です」

 そこに。エフィリア登場!
 以下同文。

 俺だったら、「一生分『返り血』って単語言ったわ」とかぶーたれてしまうところだ。
 しかし、ミューは「旦那様や奥様に、本当の娘のように心配して頂いて幸せでした」なんて言っちゃって。本当に良い子なんだから。好き。
 まあ、父上の使いでリングブリム領に行っていた俺が帰宅したのはそのもう少し後だったから、後で聞いた話なんだけどね。

 俺の、戻って一発目の反応?
 いやそりゃあ、まあ。
 完全に以下同文弐号機、だったけどね。

 その日の夜は、ミューが晩餐に招待され、カートライア家プラス、ミューの五人での食事となり、事の顛末を詳しく聞いたのだった。もう既にミューも貴族のテーブルマナーは学んでおり、こう言った場でも堂々としたものだった。
 父上はしきりに頷き、そして感謝をしていた。
 まあ、そりゃあそうだ。ミューがいなけれ、一つの村がめちゃくちゃになっていたかもしれなかったのだから。

 でも……。

 さすがに、その日の晩、ミューが俺の部屋に来た時、俺はミューを抱きしめてしまっていた。
 褒めるとか、欲情したとか、そういうのではない。
 もしも、何かの間違いがあったり、運が悪かったりして、最悪の事態になったら、

 もうミューは死んで、この場に居なかったかもしれないのだ。

 それをふと認識したとき、とてつもなく恐ろしかった。
 魔王が復活したら、俺はミューを守れるのだろうか。
 ミューを失うなんて、俺には耐えられない。
 それだけは絶対に嫌だった。

 無言で抱きしめていた俺に、ミューは優しく言った。

「ご心配をおかけして申し訳ありません。ミューは絶対に、勝手に坊ちゃんの前から居なくなったりしません。お約束します」


 ******


(あの事件以来、ミューはうちの領地では有名人になったからなあ。まあ、大半はあの人たちのせいなんだけどさ)

「ヒャッハー!!」
「イェェーイ!!」

 再び応援席を見ると、そこでは「ミュー・ラピスラズリ」という旗まで振って、たった今、あっさりと決勝進出を決めたミューに狂喜乱舞している、コラッド村長と、ゼト村の面々が、ひときわ目立っていた。
 にしても、皆、一村人のはずなのに、世紀末の強ザコ感が漂う奇声は何とかならないものだろうか。

 そうそう、あの事件の後、捕らえた盗賊の頭領の手引きに従って、森の中のアジトに向かったが、そこはもうもぬけの殻だった。きっと盗賊は解散して、おのおの散り散りになったものと思われた。
 パリアペート領の村の方も襲われることもなくなり、無事一件落着を迎えた。どうか心を入れ替えて、真面目に職について働いてもらうことを願うばかりである。

 ところで……。
 なにが俺にとって、大大大大事件かって?

 直ぐに分かる。
 いつだったか、心配した記憶があるけど。まさかその危惧が的中しようとはね。
 たった今、目の前であっさりと準決勝の相手を下したミューを見ながら、俺はそう思っていた。

 あ。
 ほら見ろ。

 言ったそばからゼト村のみんなが、変なものを取り出した。
 それはどうやらミューの名前とは別の文字が書かれた旗らしい。
 そこにはこう書かれていた。
 『疾風の戦乙女』と。

「ミュー! 我らが『疾風の戦乙女』よ!」
「うおおおおお!!」

 いや、恥ずかしいから、村長!
 しかしまあ、この二つ名を恥ずかしがっているのは、地球人の魂を持つ俺だけだというのは、もう理解したから良いんだけど。それでもむず痒い感じは否めないよな。ほら、あれだ。録音した自分の声をみんなと一緒に聞いている、まさに「自分だけが違和感を感じている」というあの感覚に近い。

 しかしゼト村チームのその旗と声に、意外なところが食いついた。

「ええ!? 『疾風の戦乙女』ってミューの事だったの!?」

 そう言うと、またもヒューリアが勢いよく立ち上がった。今度は飲み切っていたようで、飲み物をこぼすことは無かったようだ。良かった。
 ああ、そういえば確かに。あの賊の強盗事件、もともとの被害はパリアペート男爵領だった。であれば、少しくらいは噂が伝わっていてもおかしくは無い。

「知ってるのか、ヒュー?」
「ええ、ちょっと前に盗賊の事件が、うちとカートライア領の境目で起きてて。それを『疾風の戦乙女』と呼ばれる戦士が、三十人の盗賊を一人でなぎ倒したって。まさか、それがミューだったなんて……」

 この世界の人たちが、総じて伝言ゲームに向いてないというのは良く分かった。
 まあ、いいや。実力も伴っているし、それなら、話は大きく伝わった方がこの際都合が良い。

「おいおい、何だよそれ。なぁもしかしたらさ、ミューならヴァルスに勝てるんじゃないか?」

 からかうようにロヴェルがそんな事を聞いてきた。そういえば、肝心なことを伝え忘れていたな。

「もしかしたらも何も、一度本気で試合をしたら普通に負けたよ。それを父上も含めた屋敷中の人たちが見ていてさ。それがきっかけで、家臣に取り立てる事になったんだ」
「ええ!?」

 またしても、口を開けたまま固まる二人を、エフィリアだけがニコニコと楽しそうに眺めていた。

 うおおおおおおおお!
 その時、大きな歓声が上がった。

 ミューが決勝の為に姿を現したのだ。

 会場は完全に、突然、大会に現れたニューヒロインのホームグラウンドと化していた。俺としては、もう正直、ミューの知名度を上げるというミッションは十二分に達成出来ていたから、その勝敗には、こだわる必要性を感じていなかった。
 しかし、ミューには勝って欲しかった。
 この際、今だけは、騎士爵とか、将来とか、そんな事はどうでもいい。
 単純に、彼女の真っ直ぐな心、彼女の強い意志、彼女の必死の努力、それらが報われて欲しい。それだけだった。

(頑張れ! 頑張れミュー!)

 思えば、誰かを心から応援するなんて、前世も含めて初めてかもしれない。
 大切な人の大一番おおいちばんを応援するって、こんなに胸が熱く、そして苦しいものなんだな。

 俺はそんな初めて味わう気持ちに締め付けられながらも、凛々しく槍を構える少女を、瞬きをするのも忘れて見つめていた。



(第23話『ミュー・ラピスラズリ その3』へつづく)
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