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新一幕
擬似精霊姫
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という事で、国を制圧しました。
私強い。
捕らえられていた精霊は火の精霊。
中でも、王に次ぐ程の強さを持つ精霊だった。
怒り狂って半分ぐらい城を焼き払ってから去っていた。
うん、危うく私が燃えるかと思った。
弱点だしね。
蝕の魔眼は便利。
「で、私に不満があるのはわかりましたが、魔眼を使うまでもないあなた方に何が出来ると?」
「消え失せろ悪魔め!」
珍妙な武器ですね?
とか眺めてたらレーザーが飛んできました。
ちょ、カッコイイ!
「へー、機械と魔法の融合と言ったところでしょうか」
光を目で追える自分にびっくり。
まぁ、発動の兆候を見抜ければ人族でも可能だよ。
たぶん、きっと、そうめいびー。
「くそっ! なぜ当たらない!」
「面白い技術ですけど、それだけですね、消え失せなさい」
しつこい方々ですね。
「見つけたわよ外道」
「私からすると道を外れているのは貴女ですけどね? 偽物さん」
同属性の精霊を無理やりに従わせる能力を後付けで手に入れた、と言うより生えた? 埋め込んだ? そんな感じの生命体。
機械と人間の融合体。
疑似精霊姫。
見た目は偽物の方がカッコイイ。
ずるい。
「それで、私を殺しにでも来ましたか?」
「はぁ? 何でそんなことしないといけないわけ?」
じゃあ何しに来たんだと言いたいところである。
この擬似精霊姫は何故か精霊姫しかいない。
男はどうした、女性だと体格の関係上、力不足とか多々あるのに。
というか、女性嫌いの精霊もいるのだから満遍なく用意すべきである。
精霊の好みに合わせなくても、無理やり従わせられるからいいやと見た目に走ったのか!
権力者って男性が多いしね?
「今なら許してあげるから、さっさと国を返しなさい」
「そんな事ですか、力ずくで奪い返しなさいな。水のはちゃんと準備して挑みに来ましたよ?」
そしてこの擬似精霊姫、この国には火、風、土、水の属性に分けて4人いる。
そのうち、水を担当している者だけ、私が誤認を使う必要性があると判断した強者である。
彼女の信念は、個人的に賞賛したいレベルのものなので、彼女なら王を任せてもいいかもしれない。
今はまだ、そのレベルではないけれど。
「なんで、あんたごときにそんな面倒な事をしないといけないのよ」
「国の奪い合いなんて力ずくで蹴落としていくものでしょう? 何をぬかしてるんです?」
そして、水担当以外は、どうやら私より強いと思い込んでいるのか、痛い目を見ないうちに折れろとしつこいのだ。
向かってくるなら彼我の実力差を教えてあげてもいいが、口だけの精霊寄りの生物なので、不必要に攻撃をしたくないのだ。
そのうち精霊王に到達するかもしれないし?
そうしたら、紛うことなき精霊姫だしね?
「子供がいつまでも、ワガママ言ってないでさっさと──」
「エルフィーリア様、精霊との対話について教えて頂きたいことがあるのですが」
狙い済ましたかのようなタイミングで水のが来た。
うん、実際狙ってたんだろうけど。
「私と会話してるじゃない? それと同じよ?」
「……そ、そんな簡単な事だったんですか?」
基本的にはね?
「但し、迂闊に協力してもらわないこと。対価を容赦なく要求してくるから、基本的に自分の方が上だというのは見せておくこと。但し脅さないこと。貴族社会にいたんだから、さじ加減は分かるでしょう?」
でもってこの水のは、元貴族令嬢である。
爵位は知らない。
「やってみます」
「貴女は、それさえできるようになればそこの勘違い女に気を使う必要もなくなるから頑張ってね」
願わくば無事に精霊姫の仲間入りして欲しいところである。
「まぁ、その前に、あんまり私の前で精霊を押さえつけない事ね。私は精霊姫だから、精霊達の本気の懇願を無視できる立場じゃないのよ。だからね? 火の、死にたくないなら今すぐその術を止めなさい」
さっきから、精霊たちが悲鳴をあげているのが聞こえないのかしらね?
「死にたくないなら? それはこっちのセリフよ!」
「それが最後の言葉でいいのね」
擬似精霊姫はかなり頑丈なので、首をねじ切る。
見た目がえぐい方が、残りのバカにはいい薬になるでしょう。
精霊姫とはどういう存在なのか、しっかりと目に焼き付けて欲しい。
「さて、そこな2人も、こうなりたいと思っているのよね?」
ねじ切った首を投げ渡す。
そしてその首は、今まで押さえつけられて怒り心頭であった精霊に粉微塵にされる。
「まあ、喋らせてあげるほど、私も優しくはないけれど? お願いだから、精霊達に私を頼らせないでくれる? この子達も、助かるとわかっていたら、なりふり構わなくなるから」
水のの周りにいる子達以外から、苦情の嵐である。
うるさい。
「そう、それでいいの。ちゃんとしていれば、私を殺すタイミングはあるから、精霊と仲良くしておく事ね。私は森の精霊姫、弱点は探しやすいから頑張るのね」
私を殺せるぐらいまで強くなれば、立派な精霊姫だろう。
まあ、私の誤認を突破できるかは知らないけど。
「よー、いつも殺伐としてんなここ」
どこからともなく現れたのは、私が拾った情報屋である。
国を制圧してからしばらくして、暗殺を仕掛けに来たので、誤認を駆使して後ろからちょんちょんと肩を叩いたのだ。
あの時の反応は凄まじく面白かったけれど、彼の名誉のために詳細は省くとする。
「珍しい、何か面白い事でも起きたの?」
そして、愉快な事が起きたら教えろとだけ指示しているのだ。
女神様に聞けば一瞬で詳しくわかるけど、こういう遊びも必要だと思う。
気まぐれ感が精霊っぽい。
「ちょっと端の方の国でな、1つ目の巨人が擬似精霊姫を瞬殺して都市を壊滅させたって話が出てる。本物のお姫様的には面白い話かもしれないって思ってな」
「ギガンテス如きが? それは面白い話ね。ちょっと見てくるわ。水の、やる気があるなら国を任せるわよ?」
どうせこの国でやるべき事は精霊を大事にしましょうってことだけだ。
また、同じようになるなら潰しに来る程度でいい。
「あの、よろしければ私も連れて行ってくれませんか」
「……構わないけれど、この国を奪い返すチャンスよ?」
「ご冗談を、私はこの国が欲しいわけではありませんし、そういうのは欲しい人が手にしたらいいんですよ」
まあ、貴女が目指している目的からすれば、国でなくてもいいしね?
「ならさっさと行きましょう、そこの2人は好きにしたらいいわ。ただし、戻ってきた時に精霊からの懇願があれば、首が飛ぶわ」
さて、それじゃあ暇潰しにでも行きましょうか。
私強い。
捕らえられていた精霊は火の精霊。
中でも、王に次ぐ程の強さを持つ精霊だった。
怒り狂って半分ぐらい城を焼き払ってから去っていた。
うん、危うく私が燃えるかと思った。
弱点だしね。
蝕の魔眼は便利。
「で、私に不満があるのはわかりましたが、魔眼を使うまでもないあなた方に何が出来ると?」
「消え失せろ悪魔め!」
珍妙な武器ですね?
とか眺めてたらレーザーが飛んできました。
ちょ、カッコイイ!
「へー、機械と魔法の融合と言ったところでしょうか」
光を目で追える自分にびっくり。
まぁ、発動の兆候を見抜ければ人族でも可能だよ。
たぶん、きっと、そうめいびー。
「くそっ! なぜ当たらない!」
「面白い技術ですけど、それだけですね、消え失せなさい」
しつこい方々ですね。
「見つけたわよ外道」
「私からすると道を外れているのは貴女ですけどね? 偽物さん」
同属性の精霊を無理やりに従わせる能力を後付けで手に入れた、と言うより生えた? 埋め込んだ? そんな感じの生命体。
機械と人間の融合体。
疑似精霊姫。
見た目は偽物の方がカッコイイ。
ずるい。
「それで、私を殺しにでも来ましたか?」
「はぁ? 何でそんなことしないといけないわけ?」
じゃあ何しに来たんだと言いたいところである。
この擬似精霊姫は何故か精霊姫しかいない。
男はどうした、女性だと体格の関係上、力不足とか多々あるのに。
というか、女性嫌いの精霊もいるのだから満遍なく用意すべきである。
精霊の好みに合わせなくても、無理やり従わせられるからいいやと見た目に走ったのか!
権力者って男性が多いしね?
「今なら許してあげるから、さっさと国を返しなさい」
「そんな事ですか、力ずくで奪い返しなさいな。水のはちゃんと準備して挑みに来ましたよ?」
そしてこの擬似精霊姫、この国には火、風、土、水の属性に分けて4人いる。
そのうち、水を担当している者だけ、私が誤認を使う必要性があると判断した強者である。
彼女の信念は、個人的に賞賛したいレベルのものなので、彼女なら王を任せてもいいかもしれない。
今はまだ、そのレベルではないけれど。
「なんで、あんたごときにそんな面倒な事をしないといけないのよ」
「国の奪い合いなんて力ずくで蹴落としていくものでしょう? 何をぬかしてるんです?」
そして、水担当以外は、どうやら私より強いと思い込んでいるのか、痛い目を見ないうちに折れろとしつこいのだ。
向かってくるなら彼我の実力差を教えてあげてもいいが、口だけの精霊寄りの生物なので、不必要に攻撃をしたくないのだ。
そのうち精霊王に到達するかもしれないし?
そうしたら、紛うことなき精霊姫だしね?
「子供がいつまでも、ワガママ言ってないでさっさと──」
「エルフィーリア様、精霊との対話について教えて頂きたいことがあるのですが」
狙い済ましたかのようなタイミングで水のが来た。
うん、実際狙ってたんだろうけど。
「私と会話してるじゃない? それと同じよ?」
「……そ、そんな簡単な事だったんですか?」
基本的にはね?
「但し、迂闊に協力してもらわないこと。対価を容赦なく要求してくるから、基本的に自分の方が上だというのは見せておくこと。但し脅さないこと。貴族社会にいたんだから、さじ加減は分かるでしょう?」
でもってこの水のは、元貴族令嬢である。
爵位は知らない。
「やってみます」
「貴女は、それさえできるようになればそこの勘違い女に気を使う必要もなくなるから頑張ってね」
願わくば無事に精霊姫の仲間入りして欲しいところである。
「まぁ、その前に、あんまり私の前で精霊を押さえつけない事ね。私は精霊姫だから、精霊達の本気の懇願を無視できる立場じゃないのよ。だからね? 火の、死にたくないなら今すぐその術を止めなさい」
さっきから、精霊たちが悲鳴をあげているのが聞こえないのかしらね?
「死にたくないなら? それはこっちのセリフよ!」
「それが最後の言葉でいいのね」
擬似精霊姫はかなり頑丈なので、首をねじ切る。
見た目がえぐい方が、残りのバカにはいい薬になるでしょう。
精霊姫とはどういう存在なのか、しっかりと目に焼き付けて欲しい。
「さて、そこな2人も、こうなりたいと思っているのよね?」
ねじ切った首を投げ渡す。
そしてその首は、今まで押さえつけられて怒り心頭であった精霊に粉微塵にされる。
「まあ、喋らせてあげるほど、私も優しくはないけれど? お願いだから、精霊達に私を頼らせないでくれる? この子達も、助かるとわかっていたら、なりふり構わなくなるから」
水のの周りにいる子達以外から、苦情の嵐である。
うるさい。
「そう、それでいいの。ちゃんとしていれば、私を殺すタイミングはあるから、精霊と仲良くしておく事ね。私は森の精霊姫、弱点は探しやすいから頑張るのね」
私を殺せるぐらいまで強くなれば、立派な精霊姫だろう。
まあ、私の誤認を突破できるかは知らないけど。
「よー、いつも殺伐としてんなここ」
どこからともなく現れたのは、私が拾った情報屋である。
国を制圧してからしばらくして、暗殺を仕掛けに来たので、誤認を駆使して後ろからちょんちょんと肩を叩いたのだ。
あの時の反応は凄まじく面白かったけれど、彼の名誉のために詳細は省くとする。
「珍しい、何か面白い事でも起きたの?」
そして、愉快な事が起きたら教えろとだけ指示しているのだ。
女神様に聞けば一瞬で詳しくわかるけど、こういう遊びも必要だと思う。
気まぐれ感が精霊っぽい。
「ちょっと端の方の国でな、1つ目の巨人が擬似精霊姫を瞬殺して都市を壊滅させたって話が出てる。本物のお姫様的には面白い話かもしれないって思ってな」
「ギガンテス如きが? それは面白い話ね。ちょっと見てくるわ。水の、やる気があるなら国を任せるわよ?」
どうせこの国でやるべき事は精霊を大事にしましょうってことだけだ。
また、同じようになるなら潰しに来る程度でいい。
「あの、よろしければ私も連れて行ってくれませんか」
「……構わないけれど、この国を奪い返すチャンスよ?」
「ご冗談を、私はこの国が欲しいわけではありませんし、そういうのは欲しい人が手にしたらいいんですよ」
まあ、貴女が目指している目的からすれば、国でなくてもいいしね?
「ならさっさと行きましょう、そこの2人は好きにしたらいいわ。ただし、戻ってきた時に精霊からの懇願があれば、首が飛ぶわ」
さて、それじゃあ暇潰しにでも行きましょうか。
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