本にまつわるエトセトラ

図書室は平常運転

施設内に入る前は、消毒と検温、図書室内に入る前に名前と日付、電話番号の記載。さらに、人数制限するために名札を衣服に着けて図書室に入らなければならない図書室もあります。

あ、もちろんマスクは着用しています。これはハンカチやティッシュを持ち歩く以上に、大切なエチケットでしょうね。スマホでのお買い物ができるなら、お財布より必要になるでしょう。

緊急事態宣言がありましたが、前回とは違い、普段通りに図書室の利用ができるようです。対策が取れるようになったから、ワクチン接種が広がったからなど、色々な要素があるかと思いますが、利用する側としては長期の閉館はさびしいもの。ちょうど、夏休み期間中でもありましたし、学生さんも親御さんも困るだろうなと思っていました。

子どもを二人連れたお父さんが、一緒に絵本を選んでいたり、読書感想文のための本を探す小学生。受験生なのか、家では勉強がしづらいのか、図書室内にノートと教科書を広げて一生懸命、勉強をする小中学生の姿を見かけました。先行きが分からない状況の中、司書さんも落ち着いて仕事をされている風景にほっとします。

購入するには高額で、部屋に置くこともできない、シリーズものの本を借りていましたので、続きを順調に借りられて助かっています。たったひと月借りられないだけだろうと思っていましたが、そのたったひと月が長いですね。緊急事態宣言の中、図書室で本を借りられないというのは、自分で思う以上にじりじりとしたものを感じていました。

今が平常運転なので、緊急事態宣言が解除されても、図書室の雰囲気は変わらないでしょう。人数制限は解除されるかもしれませんが、必要に応じて復活するでしょうね。

緊急事態宣言が出ると決まった数日前、図書室が閉まるのではと慌てて本を借りに行きました。そんな心配もなく、通常通りに開館していたので、拍子抜けするのと同時に心の中で笑ってしまいました。

「万全に対処したときほど、何の不都合も起こらない」

それでも、避けられる苦難や苦痛は事前に取り除くようにした方が良いですね。いつもいつも親切に対応してくれる司書さんに感謝しています。