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ミコナとかぷせるあにまるず

こうやってたくさんお話ししたいと

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だけどそれを後悔するからこそカリナは今度こそは傍にいようと心に決めたんです。それをためらってちゃ話にならない。

『遠くから見ていられればそれで満足』

なんて嘘でした。結果として少し距離をおく形になったりすることはあるとしても、『満足に言葉も交わさない』というのは違うと感じたんです。

ちゃんと言葉を交わさなくちゃ、ちゃんと自分を伝えなくちゃ 納得できないと感じたんです。

本当の想いを伝えたい相手はもういないけれど、でも、だからこそ、大切な人が残した命の助けになりたい。自分なんかにどれだけのことができるか分からないけれど、本当の想いそのものは、伝えるべき相手がいないから口にはできないけど、せめて。

なのに、ミコナと一緒にいると、

「私はあなたのお母さんのことが大好きだったんです。ほとんどお話もできなかったですけど、だから今度こそはちゃんとこうやってたくさんお話ししたいと思います」

そんなことを口にしてしまうのでした。

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