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ミコナとかぷせるあにまるず

ちょっとお借りしまっさ

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セイラと大叔母様に勧められて、ティーさんは、

「すんまへん。ちょっとお借りしまっさ」

セイラの端末を使って自宅に電話しました。すると、

「もしもし」

ルリアの声。

「あ、ルリアはんでっか? ワイや。無事カラスから逃げられたんで、今から帰りまっさ」

「そう! それは良かった。でも、それ、セイラさんの電話よね? セイラさんと一緒ってこと?」

そうです。電話の表示はセイラのそれになっていて、ルリアはセイラだと思って電話を取ったら聞こえてきたのはティーさんの声で、ちょっと戸惑ってしまったり。

「せやねん。連れてこられたんがセイラはんの家の近くやって、それで」

と説明します。

「そうなんだ? でも、無事でよかった」

ルリアがホッとした様子で応えると、傍で聞いていたミコナ達も内容を察してティーさんの無事が確認できて、喜び合ったのでした。

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