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みんなが幸せでいてほしい
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いつもは集中して遊んで一時間くらいでゲームは終わるんですけど、今日はウル達が参加したことで、ゲームの遊び方を説明したり実際にやってもらったりしているうちに過ぎてしまって、
「五時です。子供はお家に帰る時間です。早くお家に帰りましょう」
と、一斉放送が流れ始めて、
「え? もうそんな時間?」
ルイネが声を上げました。楽しい時間は過ぎるのが早いです。
ホントはゲームの後でお庭で遊ぶつもりだったのに、今日はお預けですね。
でも、
「また一緒にゲームしよ♡」
エンファが笑顔で言えるくらいには打ち解けられたから、よかったでしょう。
そんな様子を、夕食の用意をしながらカリナも嬉しそうに見詰めていました。
実はこれまでは内心、
『どうして余所の子まで見守らなくちゃいけないんだろう……』
みたいにも思ってたりしたんですけどね。カリナはあくまで、<ミコナの家のお手伝いさん>でしたから。
だけど、こうやって楽しい時間を過ごせると、そんなこともどうでもよくなってくるから不思議です。
タブレットを片付けて、ランドセルを背負って、
「じゃあ、また明日ね♡」
ルイネとエンファは上機嫌で帰っていきました。自分の家だと実はあんまり寛げない分、こうしてミコナの家で癒されることで元気を回復できてるというのも正直言ってあります。
ハカセもそれを察していて、だから好きにさせていました。
何より、ミコナがそれを望んでるから。彼女は、自分の周りにいるみんなが幸せになってほしいと本気で思っています。だって、ママもハカセも、ミコナに幸せになってほしいと思ってるから。そして、身近な人達が幸せじゃないと、ミコナも幸せを感じられないから。
自分だけが幸せだったらいいと、ママもハカセも思っていません。そんな二人を見ていたミコナも、みんなが幸せでいてほしいと思っているんです。
「五時です。子供はお家に帰る時間です。早くお家に帰りましょう」
と、一斉放送が流れ始めて、
「え? もうそんな時間?」
ルイネが声を上げました。楽しい時間は過ぎるのが早いです。
ホントはゲームの後でお庭で遊ぶつもりだったのに、今日はお預けですね。
でも、
「また一緒にゲームしよ♡」
エンファが笑顔で言えるくらいには打ち解けられたから、よかったでしょう。
そんな様子を、夕食の用意をしながらカリナも嬉しそうに見詰めていました。
実はこれまでは内心、
『どうして余所の子まで見守らなくちゃいけないんだろう……』
みたいにも思ってたりしたんですけどね。カリナはあくまで、<ミコナの家のお手伝いさん>でしたから。
だけど、こうやって楽しい時間を過ごせると、そんなこともどうでもよくなってくるから不思議です。
タブレットを片付けて、ランドセルを背負って、
「じゃあ、また明日ね♡」
ルイネとエンファは上機嫌で帰っていきました。自分の家だと実はあんまり寛げない分、こうしてミコナの家で癒されることで元気を回復できてるというのも正直言ってあります。
ハカセもそれを察していて、だから好きにさせていました。
何より、ミコナがそれを望んでるから。彼女は、自分の周りにいるみんなが幸せになってほしいと本気で思っています。だって、ママもハカセも、ミコナに幸せになってほしいと思ってるから。そして、身近な人達が幸せじゃないと、ミコナも幸せを感じられないから。
自分だけが幸せだったらいいと、ママもハカセも思っていません。そんな二人を見ていたミコナも、みんなが幸せでいてほしいと思っているんです。
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