34 / 114
いつもピカピカ
しおりを挟む
そうして最後に自分自身の体も再度洗って、シャワーの水で自分も天井も壁も床も浴槽も綺麗にすすいで、ついで天井と壁と床の水滴はお掃除ワイパーを使って丁寧に拭きあげていきます。
これを毎日してるからミコナの家のお風呂はいつもピカピカで。とても気持ちよく入ることができていました。
「うん、いい感じだ」
体をタオルで拭きながらウル自身も満足げに声を上げます。ミコナやハカセが気持ちよくお風呂に入れることがウル自身にとっても嬉しいことでしたから。
そうしてウルがお風呂掃除を終わらせた頃、オウもリビングの掃除を終わらせようとしていました。
オウにとってはリビングがお城みたいなものなので、ちゃんとしたいという思いはあるようです。もっとも王様自らがお城をきれいにするというのはあまり聞かない話かもしれませんけど。
それでもオウが自分でやるというのですから、任せればいいんじゃないでしょうか。
オウも普段は偉そうだったりしますけどなんでも他の人に命令してやらせたりはしません。『偉そう見える』だけで本当に偉そうにしてるわけじゃないんです。
お掃除ワイパーで天井を拭き、照明を拭き、次は壁をお掃除ワイパーで拭いていきます。でもその途中、
「む……?」
オウの進路に小さな影。
ハエトリグモでした。そのハエトリグモに近付いていって、けれどその直前で止まって、
「……」
睨み合いみたいになります。それでも強引に進めたりはしません。するとハエトリグモがお掃除ワイパーの上に飛び乗って。
「ふん…!」
オウは鼻を鳴らしつつハエトリグモが乗ったお掃除ワイパーを持って窓の網戸を開けて外の壁に寄せるとハエトリグモはピョンと壁に飛び移ってスススっと去っていきました。
それを見送ったオウは網戸を閉めてまた掃除に戻ったのでした。
掃除に戻ったオウは、壁を一気に拭き上げます。それから除菌シートを手にして自分がいつも陣取ってる棚やテレビやテーブルやソファーを丁寧に拭いていきます。テレビの裏やソファーの下も欠かさずに。
そして最後にお掃除ワイパーに持ち替えて床を一気に拭き上げていきます。リビングの床はいつもオウが綺麗に拭いているので掃除機は使いません。
そして床を拭き上げるとオウは、ゴミを捨ててお掃除ワイパーや除菌シートを片付けて、いつもの自分の場所に戻りました。
「ふふん…!」
綺麗になったリビングを見て満足そうにふんぞり返りながら鼻を鳴らします。するとお風呂掃除を終えたウルが廊下の掃除をしているのを見て、
「どれ、俺が手伝ってやろう」
お掃除ワイパーを再び手にして声をかけました。
「助かる」
ウルもお掃除ワイパーで壁を拭きながら、
「じゃあ、そっちの壁を頼む」
応えたのでした。
これを毎日してるからミコナの家のお風呂はいつもピカピカで。とても気持ちよく入ることができていました。
「うん、いい感じだ」
体をタオルで拭きながらウル自身も満足げに声を上げます。ミコナやハカセが気持ちよくお風呂に入れることがウル自身にとっても嬉しいことでしたから。
そうしてウルがお風呂掃除を終わらせた頃、オウもリビングの掃除を終わらせようとしていました。
オウにとってはリビングがお城みたいなものなので、ちゃんとしたいという思いはあるようです。もっとも王様自らがお城をきれいにするというのはあまり聞かない話かもしれませんけど。
それでもオウが自分でやるというのですから、任せればいいんじゃないでしょうか。
オウも普段は偉そうだったりしますけどなんでも他の人に命令してやらせたりはしません。『偉そう見える』だけで本当に偉そうにしてるわけじゃないんです。
お掃除ワイパーで天井を拭き、照明を拭き、次は壁をお掃除ワイパーで拭いていきます。でもその途中、
「む……?」
オウの進路に小さな影。
ハエトリグモでした。そのハエトリグモに近付いていって、けれどその直前で止まって、
「……」
睨み合いみたいになります。それでも強引に進めたりはしません。するとハエトリグモがお掃除ワイパーの上に飛び乗って。
「ふん…!」
オウは鼻を鳴らしつつハエトリグモが乗ったお掃除ワイパーを持って窓の網戸を開けて外の壁に寄せるとハエトリグモはピョンと壁に飛び移ってスススっと去っていきました。
それを見送ったオウは網戸を閉めてまた掃除に戻ったのでした。
掃除に戻ったオウは、壁を一気に拭き上げます。それから除菌シートを手にして自分がいつも陣取ってる棚やテレビやテーブルやソファーを丁寧に拭いていきます。テレビの裏やソファーの下も欠かさずに。
そして最後にお掃除ワイパーに持ち替えて床を一気に拭き上げていきます。リビングの床はいつもオウが綺麗に拭いているので掃除機は使いません。
そして床を拭き上げるとオウは、ゴミを捨ててお掃除ワイパーや除菌シートを片付けて、いつもの自分の場所に戻りました。
「ふふん…!」
綺麗になったリビングを見て満足そうにふんぞり返りながら鼻を鳴らします。するとお風呂掃除を終えたウルが廊下の掃除をしているのを見て、
「どれ、俺が手伝ってやろう」
お掃除ワイパーを再び手にして声をかけました。
「助かる」
ウルもお掃除ワイパーで壁を拭きながら、
「じゃあ、そっちの壁を頼む」
応えたのでした。
0
あなたにおすすめの小説
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
冷徹宰相様の嫁探し
菱沼あゆ
ファンタジー
あまり裕福でない公爵家の次女、マレーヌは、ある日突然、第一王子エヴァンの正妃となるよう、申し渡される。
その知らせを持って来たのは、若き宰相アルベルトだったが。
マレーヌは思う。
いやいやいやっ。
私が好きなのは、王子様じゃなくてあなたの方なんですけど~っ!?
実家が無害そう、という理由で王子の妃に選ばれたマレーヌと、冷徹宰相の恋物語。
(「小説家になろう」でも公開しています)
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる