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ラノベ、最初に出会う"あるある"、「死」
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私、高山 昂太(たかやま こうた)と申します。
16歳、高校一年生。文系。
趣味は読書と自宅周辺の散歩。
中3の頃に携帯を買って貰い、人生で初めてライトノベルに触れて早一年。有名無名、数多あるラノベを読破していく中で、自分なりに"ラノベあるある"を考えてみた。
元々、この遊びは現実逃避から始まった。高校入試やクラス分けテスト、部活の勧誘、直ぐに迫る定期テスト、新たな人間関係の構築、"2年後"の言葉の裏に潜む受験生の身分。これらから一時的にでも逃避したいと考え、思いついたのがこの遊び、"異世界転生モノあるあるの考察"である。
しかし今は違う。今では登下校の最中はずっと考えている。だからと言って完全に頭がお留守になっている訳では無い。ほら、目の前の車道の信号が赤になった。歩行者用の押しボタンを押すまでも無い。はい、青になった。右足を踏み出す。そう、ラノベの主人公が物語の裏でする様に。
私は常々思うのである。「ラノベの主人公は、まず死ぬ事から始まる」、と。その死に方は様々である。古典の授業中の大爆発に巻き込まれるだの、通り魔に刺されるだの、駅のホームから突き飛ばされるだの、更にその果てはショック死まで。実に様々である。勿論、召喚されたりゲームの中で寝たらそのまま異世界、なんてパターンもあるのは承知である。だがここではそれらは抜きにして考えたい。では、私が数多ある作品を読み、主人公の死について出した、一つ目の結論について語ろう。
「主人公は、『質量』に殺される」
異論は認める。だが考えてもみてほしい。これまでに読んだ作品の中で、主人公が異世界転生する際にどの様に死んだのか?窒息死、溺死、毒死、焼死に始まり、失血死や病死、栄養失調で死んだ主人公は何人いるか。推察するに、片手で足りよう。だがそれに対して、轢殺死、転落死するなどはどうだろうか。多いのではなかろうか?それも、轢かれるならトラックや電車。転落死するにしても、高いところからだ。では何故、トラックや電車が用いられるのか。世間でよく見かける、自転車や軽自動車に轢かれても何らおかしくはない。そこで、そう、質量。自転車でも速度が出ていれば十分人間を殺す能力はあるし、軽自動車もそうである。だが、質量が大きい物が激突した方が、確実に大きく、深刻なダメージを被るだろう。つまり、恐らく作者としては確実に主人公に確実に死んでほしいのでは無かろうかと思うのである。
そう、まさにこの瞬間の様に。
信号無視のトラックを視界の端に捉えた瞬間。衝撃と浮遊感を感じ、意識を失った。
16歳、高校一年生。文系。
趣味は読書と自宅周辺の散歩。
中3の頃に携帯を買って貰い、人生で初めてライトノベルに触れて早一年。有名無名、数多あるラノベを読破していく中で、自分なりに"ラノベあるある"を考えてみた。
元々、この遊びは現実逃避から始まった。高校入試やクラス分けテスト、部活の勧誘、直ぐに迫る定期テスト、新たな人間関係の構築、"2年後"の言葉の裏に潜む受験生の身分。これらから一時的にでも逃避したいと考え、思いついたのがこの遊び、"異世界転生モノあるあるの考察"である。
しかし今は違う。今では登下校の最中はずっと考えている。だからと言って完全に頭がお留守になっている訳では無い。ほら、目の前の車道の信号が赤になった。歩行者用の押しボタンを押すまでも無い。はい、青になった。右足を踏み出す。そう、ラノベの主人公が物語の裏でする様に。
私は常々思うのである。「ラノベの主人公は、まず死ぬ事から始まる」、と。その死に方は様々である。古典の授業中の大爆発に巻き込まれるだの、通り魔に刺されるだの、駅のホームから突き飛ばされるだの、更にその果てはショック死まで。実に様々である。勿論、召喚されたりゲームの中で寝たらそのまま異世界、なんてパターンもあるのは承知である。だがここではそれらは抜きにして考えたい。では、私が数多ある作品を読み、主人公の死について出した、一つ目の結論について語ろう。
「主人公は、『質量』に殺される」
異論は認める。だが考えてもみてほしい。これまでに読んだ作品の中で、主人公が異世界転生する際にどの様に死んだのか?窒息死、溺死、毒死、焼死に始まり、失血死や病死、栄養失調で死んだ主人公は何人いるか。推察するに、片手で足りよう。だがそれに対して、轢殺死、転落死するなどはどうだろうか。多いのではなかろうか?それも、轢かれるならトラックや電車。転落死するにしても、高いところからだ。では何故、トラックや電車が用いられるのか。世間でよく見かける、自転車や軽自動車に轢かれても何らおかしくはない。そこで、そう、質量。自転車でも速度が出ていれば十分人間を殺す能力はあるし、軽自動車もそうである。だが、質量が大きい物が激突した方が、確実に大きく、深刻なダメージを被るだろう。つまり、恐らく作者としては確実に主人公に確実に死んでほしいのでは無かろうかと思うのである。
そう、まさにこの瞬間の様に。
信号無視のトラックを視界の端に捉えた瞬間。衝撃と浮遊感を感じ、意識を失った。
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