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吹っ飛ぶ悩み
しおりを挟む(※ガールズラブ要素、女子同士のゆるい性描写があります。苦手な方、嫌悪感がある方はご注意下さい)
昼下がり、お世話になっているガーネット侯爵邸にジア様とクラウディアお姉様が会いに来てくれた。
お姉様のお部屋で、お茶を飲みながら楽しくおしゃべりしていたのだけど………私は『ある悩み』を言うか、言わないか迷っていた。
「あの…シャーロット様?」
「どうしたの、シャーロット?」
その悩みのせいで、無意識の内にお二人のおっぱいをジーーーッと見詰めてしまっていた。
自分のおっぱいを見て、またお二人のおっぱいに視線を戻して、また自分のおっぱいを見る…を繰り返して。
「……やっぱり…おっきい…」
「おっきい…?」
「何がかしら…?」
「……………お二人の、おっぱいです…」
下を向いて、消えそうな声で答えた。
お姉様はとにかく、ジア様とは二歳しか違わないのに…何でこんなに差があるのかしら…。
「おっぱい…?」
「っ、けほっ…シャ、シャーロット…!?」
「お顔とお声がしょぼんとしてます…おっぱいの悩みが…?」
「そうね…何かあったの…?」
ジア様は可愛らしく目をぱちくりとして、お姉様は頬を染めて、照れた様な、焦った様な反応をした。
だけど…敏いお二人はすぐに私の様子がおかしい事に気づいて寄り添ってくれた。
わざわざ向かい側のソファーから私の両隣に移動してきてくれて、背中や頭を撫で撫でしてくれている。
お二人の優しさに、涙腺がゆるむ。
「……羨ましいです……殿方は…その、おっきいおっぱいが好きと、小耳に挟みまして…」
「まあっ…そうだったの…不安になってしまったのね」
「大丈夫ですよ。シャーロット様のおっぱいは平均より大きいし、まだまだ成長中です」
「そ、そうよ…!それに、ネロにとって重要なのは大きさではなく、シャーロットのおっぱいかそうじゃないかだと思うわっ」
「でも…でもぉ…」
ネロ様は控えめだけどちゃんと触ってくれて、毎日お風呂に入った際もチラチラ見てくれるけど…お二人のおっぱいを見ると自信がなくなってしまう…。
「ジア様みたいにふわふわじゃないし…お姉様みたいに美しい訳でもないです…特徴が、ないのです…」
そう言うと…お姉様は私を抱き締めてよしよし慰めてくれて、ジア様は手を優しくにぎにぎしてくれた。
大好きなお二人に甘やかされて幸せだけど…うう…両側からぷるんぷるんでぶるんぶるんのおっぱいに挟まれて…また…自信が…。
私が勝手に自信を喪失していると、ジア様が何かを思い付いた様に声を上げた。
「あっ!じゃあ、三人で一緒にお風呂に入って、シャーロット様のおっぱいの良いところをたくさん見つけましょう!」
「へ?」
「え?」
ジア様が天使の様な微笑みでサラッと言ったけど……お、お友だち同士で、お風呂っていいのっ…!?
頬が熱くなって、自分の顔が真っ赤なのがわかる。
お姉様も頬を染めて可愛いくあたふたしている。
「っ!ジアさまっ…そ、それは…」
「い、いいの…?浮気にならないかしら…?」
「女の子同士はノーカウントですよっ!」
「ほ、ほんとっ?」
「アリステア様、何も言わないですかっ…?」
「…うーんっ……百パーセント何か言うと思うけど大丈夫です!」
「ええっ、それは大丈夫なのかしらっ!?」
「ジ、ジアさまぁ…シャーロットは、恥ずかしゅうございます…」
「大丈夫です!東の国では『裸の付き合い』という言葉があるんですよ!」
ジア様は拳を握りしめて、キラキラした瞳で語ってくれるけど…お二人の立派な生おっぱいを前に、自分の生おっぱいを晒すのは恥ずかしい…!
でも、でもっ…ジア様が私の事を考えて言ってくれているし、一緒に入る事自体は嫌ではない。
ど、どうしよう…。
「ジア、お友だちとお風呂、入りたいなぁ♡」
あっ…だめ…こんな可愛くて嬉しい事を言ってくれているジア様を拒否するなんて、出来ない…。
***
私は昼間の事を思い出して、ふしゅううう…と湯気が上がりそうなくらい赤面した。
す、凄かった…。
お二人の生おっぱい…とってもえっちだったし…その、いっぱい、シャーロットのおっぱいを褒めてくれた。
『わあっ、シャーロット様のおっぱいはロケットおっぱいなんですねっ♡えっちで可愛いっ♡』
『まあ…お肌がもちもちしてる…♡手に吸い付いてくるみたい…愛らしいわ♡』
ろけっ、と…?はわからなかったけど、上向きおっぱいがえっちで可愛いって何回も言ってくれていた。
お姉様は…その、後ろからシャーロットのおっぱいをもみもみして『よしよし』してくれた。
い、嫌じゃないけど…背中にお姉様のおっぱいがむにゅむにゅ押し付けられて恥ずかしかった…。
『先っぽ可愛い…♡ちょっと細長くて、ちょっと乳輪が大きいんですねっ♡』
『何て可愛らしい先っぽ♡』
ぷにゅう…と、先っぽを強調して優しく掴まれて、そのままぷるぷると上下に揺らされた。
それから…お姉様が掴んでくれているおっぱいの先っぽを、ジア様が優しく摘まんで、引っ張ってくれて…最後にぷりんっ…と人差し指で弾いて可愛がってくれた。
『ひゃあっ♡あっ、やっ、ああんっ♡』
『おっぱいが揺れると先っぽが健気にアピールしてて可愛い♡』
『ぴんぴん小さく跳ねて、可愛い過ぎるわ…♡』
先っぽも褒められちゃった…♡
でも…ジア様とお姉様は、シャーロットに甘過ぎると思うの。
だって、褒め方が蜂蜜みたいにでろでろべたべたなんだもん。
その後は、前からはジア様の生おっぱい、後ろからはお姉様の生おっぱいにぎゅうぎゅうとサンドイッチされてしまった。
ジア様の生おっぱいに優しく潰されながら、先っぽ同士でちゅーしちゃったの…。
その時の、ジア様のいたずらっ子みたいなお顔と言ったら…!
可愛いけど、こんな事されたら反撃したくなっちゃっいます…!
『もうっ…!シャーロットで遊ばないで下さいっ…!』
『えへへっ♡ごめんなさぁいっ♡』
『このっ…!このっ!ジア様なんて、こうですっ…!えいっ!えいっ!』
『ひゃああっ!?あんっ…!やあああんっ…あっ、やっ、ひゃんっ…あ、んんっ…ゆ、ゆるしてぇ…♡』
『ダメですっ!許しませんっ…!!シャーロットは怒りましたっ!えい、えいやーーー!!』
『きゃああああっ♡』
『二人とも仲良しでいい子ねぇ♡』
ーーーと、こんな様なやり取りをして、おっぱいの悩みは解消…というよりは、それを凌駕する衝撃的経験で塗り潰された。
そして、ただ今、ピンチを迎えていた。
「ロッティ……俺以外とお風呂に入っただなんて、本当なのか?」
「え、あ、あの…ネ、ネロさま…?」
目から光が無くなり、ほの暗い、静かな怒りを燃やしたネロ様に、ベッドに押し倒されていた。
「どうなんだ、ロッティ?」
「えっと…ジア様、お姉様と一緒に、入りました…」
「……………シャーロット」
「っ!!は、はひっ…」
ネロ様がっ…ネロ様がっ!!
本気トーンで『シャーロット』って…!!
威圧感があって…ま、まるで…私の全部を支配するみたいに呼んでくれた…♡
「今から君を抱く。拒否権はないよ」
「っ!?…っ…っ♡…は、はひぃ…♡」
「自分が誰のものなのか、しっかり理解しような?」
ま、まさかの、初えっち宣言…!
こんな攻め姿勢で、語気の強いネロ様初めて…!
ネロ様には申し訳ないけど、私の胸はドキドキキュンキュンしてときめきが止まらなかった。
怒ったネロさま最高ぉ…カッコいい…♡
だめ…癖になっちゃいそう…♡
また、三人でお風呂に入っちゃおうかな…♡
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