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trick or trick

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ーーーアクアマリン伯爵邸に訪れたある日。


目の前には、ベッドですやすや眠っているジア。

侍女の話だと、日向で読書をしていたジアは、ぽかぽかと気持ち良くなって眠ってしまったらしい。

体を痛くするといけないので、大柄なメイドが慎重に移動させてベッドに寝かせたと聞いた。

眠っているなら帰った方がいいだろう…と思ったら『アリステア様なら何も問題ないです!』と、ジアの部屋に通されたのだ。

メイドたちはお茶と菓子をサッと用意すると、小声で『何かありましたらお呼び下さいませ』と言って去っていった。
恐らく、暗に『近づかないから』と言われたんだと思う。
何度来ても思うが…優秀な者たちばかりだな。
素晴らしい。


二人きりにされ…とりあえず、起こさないようにジアの横で、ジアの顔が見れる様に寝転がった。

気持ち良さそうに口元を緩め、可愛い顔をしている。
頬を撫でると、眠りながら手にすり寄ってきた。

可愛い…と、ほのぼのした気持ちになっていたが……次の瞬間、やはりジアは油断できないと思った。

「…ありすてあさまぁ…おっぱいさわってぇ…」

「なっ」

思わずガクッとなり、頬が熱くなる。
なんちゅう寝言をっ…この子、一体何の夢見てるの…?

「おねがぁい…」

「…………………」

その寝言は、甘いふわふわした声でおねだりをして、僕の理性を溶かしにかかる。

まずい…ムラムラしてきた。
もう、ジア…僕のほのぼのした気持ちを返してよ…。

「…っ」

試しに、おっぱいをつんつんと指で触れてみる……意図的に先っぽを探してみた。
こりっ…と微かな手応えを感じた瞬間、ジアから色を含んだ可愛らしい声がもれる。

「あっ♡」

その寝言を聞いた瞬間、また同じ場所を何度もつついた。

「んっ…んんっ…♡…もっ、とぉ…♡」

へぇ…もっと、か。

僕の中で、眠っているジアを見守りたい気持ちと、眠っているジアにちょっかいを出したい気持ちが秤に掛けられていた。

どうしよう…イタズラしたい…それも少し意地悪なやつを…。

うーん…恐らくジアは怒らないだろうけど……相思相愛の婚約者同士でも、眠っている相手にこれは…。

だけど、どんどん膨れ上がる僕の欲望。

「…………………」


ーーーよし…イタズラしよう。


僕は、欲望に負けた。

ごめんね、ジア。
ジアに申し訳ないと思いつつも、溢れ出すいけない気持ちにドキドキが止まらない。

僕は熱っぽく息を吐くと、ジアのブラウスのボタンを外した。
むき出しになる、水色のレースのブラジャーに包まれたジアのおっぱい。
ブラジャーのサイズは合っているはずのに、溢れそうなくらいの二つの膨らみ……良い。

今日は、僕の瞳と同じ色の下着か…可愛いっ。

ブラジャーを外すと、固定されていた膨らみが解放され、ぼよんっ…と脇から溢れ落ちる。
それだけで、僕のぺニスは熱を持ち始める。

……滅茶苦茶に揉みしだいて触りたい。

だけど、ジアが起きてしまうかもしれない。
ここはグッと我慢して、ブラジャーを外したままブラウスのボタンを元に戻した。

ぷくぅ…とブラウスから健気に主張する先っぽ。
少し透けた薄ピンクが、また卑猥で最高だった。

フェザータッチでコリコリな先っぽを何度も撫でると、ジアから『んっ♡』という可愛くてえっちな声が上がる。

はぁ……可愛いぃ…♡


次はスカートを捲り、ショーツを丸見えにした。
こちらも上品な水色のレースのやつだ。
同色のガーターベルトが、ジアのいけないいやらしさを引き立たせている。

少し足を開かせ、おまんこ部分を見ると、少しだけ湿っていた。
やはり、えっちな夢を見ているらしい…。
この薄い布の中で、ジアの可愛いおまんこがとろとろになり始めていると思うとたまらないっ…。

すじに合わせて指を這わせ、何度も同じところをなぞった。

「んっ、あっ、や、ん…んっ♡」

まずいな…。
ジアの誘惑する様な声に理性を揺さぶられるが、これもどうにか我慢してショーツを脱がし、スカートを元に戻した。

さて…起きたらジアは、どんな反応をするかな?
起こすのは可哀想だけど…ごめんね。

「ジア、ジア…起きて…?」

ジアのおっぱいを強めに揉んで、先っぽを指でつついたり、軽くカリカリしたりした。
乳輪をなぞったり、それごと引っ張ったり、執拗にこねくり回してみた。

ブラジャーをしていないおっぱいは、はち切れそうなブラウスの中でぷるんっぷるんっと揺れる。
あぁ…最高…ホント、たまらないっ…。

「んっ…あっ♡…っ…あ、れ?ありすてあさま…?」

ジアが起きるとすぐに愛撫を止めた。

「…?…?」

「おはよう、ジア」

「!!…っ♡……おはよう、ございましゅ…♡」

何事もなかったかの様に、ジアに優しい笑みを向けて甘く囁いた。
すると…まだ寝ぼけているうえ、状況が読めずに疑問符を浮かべていたジアは『ま…いっか♡』という風に、メロメロとろとろになっていった。

「じあ…えっちなゆめ、みてましたぁ…♡」

「…へぇ、どんなえっちな夢かな?」

「んとね……ありすてあさまに、おっぱいをねちねち、いっぱいさわってもらったのぉ…♡」

自分のおっぱいを揉んで、再現する様に説明してくれるジア。
良い…凄く良い。

「っ…そうなんだね。気持ち良かった?」

「うんっ…♡とっても、きもちーの…♡…?…??」

うっとり答えたジアは、自分があるものを身につけていない事に気がついたみたいだ。

「あれぇ?ぶらじゃーがないないしてる…?」

う"…!!
な、ないないって…またアホ可愛い言い方を…!

ちなみにジアの下着は…ジアを起こす前にバスルームのカゴに入れてきた。

「んー?おぱんつも、ないない…?」

ガバッと自分のスカートを捲って、豪快に確認するジア……え、そのままにした…?

「???」

「っ……ジアはまた下着をしなかったの?」

さすがにそのままはえっち過ぎるので、スカートを元に戻しながら意地悪な聞き方をしてみる。

「うん…じあ、しなかったみたい…ごめんなさい…」

しゅんっ…と記憶に無くても、言い訳をせずに素直に現実を受け入れて謝るジア。

恐らく、僕と『下着は必ずつける』と約束したから、その約束を破ってしまったと思っているんだろう。

え…アホ健気…。

ジアの愛らしさを再確認したと同時に、沸き上がる罪悪感。
もう少し慌てる可愛いジアが見れると期待していたけど…僕はまだまだジアをわかっていないらしい。

彼女の世界は本当に僕中心なんだな…と、思わぬカウンターを食らってしまった。

だって…!
自分が知らない間に消えた下着よりも、僕との約束を破ってしまった事を気にしてるんだよっ!?

もう、たまらない…僕しか知らない場所に隠したい…。

「……ジア…意地悪してごめんね。ジアの下着は、僕が脱がせたんだ」

「え……ありすてあさまが……?」

「うん、本当にごめんね?」

「?…?………!!………へ、へへぇ…♡」


ーーーあれ?


さすがに『しゅん』とさせると思ったのに、僕の言葉を理解したジアは、頬を紅潮させ、表情を幸せそうに蕩けさせていった。

え、なに、このメロメロ顔は…!?
最高に可愛いけど…!

「ありすてあしゃまに…い、いたずら、されちゃった…♡じあ、うれしぃ…♡」

「…………………」

ええええええ。
僕からならば、イタズラもご褒美なのかっ!?

「こ、こんどは、じあがおきてるときに、してねっ?ねっ?ありすてあしゃまぁ…おねがぁい…♡」

「ジア…?イタズラはお願いするものではないよ?」

「やっ!」

嫌って……ジアさん…?
そこは駄々をこねるポイントではないよ?

「だーめ」

「やあっ!!」

あ、頬を膨らませて、むくれ顔であからさまにいじけてしまった…。

ちょっと待って…イタズラしたら喜ばれて、しないといじけちゃうってどんな状況?

「ジア?ジーア?ジアちゃん?どうしたら機嫌直してくれる?」

「んん…むぅ………じゃあ、ありすてあしゃまの、おぱんつくだしゃい……いま、はいてるおぱんつ…」

「え"…」

「だいじょうぶれすっ!かわりのおぱんつは、よういしてありましゅっ♡ふつうのおぱんつだから、あんしんしてくだしゃいっ」

イタズラするか、下着を渡すか…。
なに、この究極の選択。

この子は、僕の使用済みの下着で何する気なの?

はぁ…少しドキドキして満更でもないけど…そんなものジアに渡せないよ。

「用意って…?」

「あいっ♡ありすてあしゃまのおようふく、ひととおり、かって、ありましゅっ♡じあの、しゅみで♡」

うーん…自業自得だけど…まずいな。
普通って言っていたし、ジアの趣味で選んでくれたのは嬉しいけど…だからといって頷ける訳がない。
(ちなみに、うちでもジアの服はある程度用意してある。)

「…ジア?今度僕の部屋で、好きな下着を好きなだけ選んでいいから?ね?」

「!…お、おへやでっ……あっ、で、でも…やっ!じあ、だまされないよっ!」

今、少し気持ちがグラついたけど…駄目か。
後ね、騙してはいないからね?

あー…どうしたものか。


「いたずらしてくれないと、いたずらしちゃうぞ…?」

「やめてね?」

それ何か違う。
自分のせいで、凄いパワーワードが生まれてしまった。
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