13 / 32
trick or trick
しおりを挟むーーーアクアマリン伯爵邸に訪れたある日。
目の前には、ベッドですやすや眠っているジア。
侍女の話だと、日向で読書をしていたジアは、ぽかぽかと気持ち良くなって眠ってしまったらしい。
体を痛くするといけないので、大柄なメイドが慎重に移動させてベッドに寝かせたと聞いた。
眠っているなら帰った方がいいだろう…と思ったら『アリステア様なら何も問題ないです!』と、ジアの部屋に通されたのだ。
メイドたちはお茶と菓子をサッと用意すると、小声で『何かありましたらお呼び下さいませ』と言って去っていった。
恐らく、暗に『近づかないから』と言われたんだと思う。
何度来ても思うが…優秀な者たちばかりだな。
素晴らしい。
二人きりにされ…とりあえず、起こさないようにジアの横で、ジアの顔が見れる様に寝転がった。
気持ち良さそうに口元を緩め、可愛い顔をしている。
頬を撫でると、眠りながら手にすり寄ってきた。
可愛い…と、ほのぼのした気持ちになっていたが……次の瞬間、やはりジアは油断できないと思った。
「…ありすてあさまぁ…おっぱいさわってぇ…」
「なっ」
思わずガクッとなり、頬が熱くなる。
なんちゅう寝言をっ…この子、一体何の夢見てるの…?
「おねがぁい…」
「…………………」
その寝言は、甘いふわふわした声でおねだりをして、僕の理性を溶かしにかかる。
まずい…ムラムラしてきた。
もう、ジア…僕のほのぼのした気持ちを返してよ…。
「…っ」
試しに、おっぱいをつんつんと指で触れてみる……意図的に先っぽを探してみた。
こりっ…と微かな手応えを感じた瞬間、ジアから色を含んだ可愛らしい声がもれる。
「あっ♡」
その寝言を聞いた瞬間、また同じ場所を何度もつついた。
「んっ…んんっ…♡…もっ、とぉ…♡」
へぇ…もっと、か。
僕の中で、眠っているジアを見守りたい気持ちと、眠っているジアにちょっかいを出したい気持ちが秤に掛けられていた。
どうしよう…イタズラしたい…それも少し意地悪なやつを…。
うーん…恐らくジアは怒らないだろうけど……相思相愛の婚約者同士でも、眠っている相手にこれは…。
だけど、どんどん膨れ上がる僕の欲望。
「…………………」
ーーーよし…イタズラしよう。
僕は、欲望に負けた。
ごめんね、ジア。
ジアに申し訳ないと思いつつも、溢れ出すいけない気持ちにドキドキが止まらない。
僕は熱っぽく息を吐くと、ジアのブラウスのボタンを外した。
むき出しになる、水色のレースのブラジャーに包まれたジアのおっぱい。
ブラジャーのサイズは合っているはずのに、溢れそうなくらいの二つの膨らみ……良い。
今日は、僕の瞳と同じ色の下着か…可愛いっ。
ブラジャーを外すと、固定されていた膨らみが解放され、ぼよんっ…と脇から溢れ落ちる。
それだけで、僕のぺニスは熱を持ち始める。
……滅茶苦茶に揉みしだいて触りたい。
だけど、ジアが起きてしまうかもしれない。
ここはグッと我慢して、ブラジャーを外したままブラウスのボタンを元に戻した。
ぷくぅ…とブラウスから健気に主張する先っぽ。
少し透けた薄ピンクが、また卑猥で最高だった。
フェザータッチでコリコリな先っぽを何度も撫でると、ジアから『んっ♡』という可愛くてえっちな声が上がる。
はぁ……可愛いぃ…♡
次はスカートを捲り、ショーツを丸見えにした。
こちらも上品な水色のレースのやつだ。
同色のガーターベルトが、ジアのいけないいやらしさを引き立たせている。
少し足を開かせ、おまんこ部分を見ると、少しだけ湿っていた。
やはり、えっちな夢を見ているらしい…。
この薄い布の中で、ジアの可愛いおまんこがとろとろになり始めていると思うとたまらないっ…。
すじに合わせて指を這わせ、何度も同じところをなぞった。
「んっ、あっ、や、ん…んっ♡」
まずいな…。
ジアの誘惑する様な声に理性を揺さぶられるが、これもどうにか我慢してショーツを脱がし、スカートを元に戻した。
さて…起きたらジアは、どんな反応をするかな?
起こすのは可哀想だけど…ごめんね。
「ジア、ジア…起きて…?」
ジアのおっぱいを強めに揉んで、先っぽを指でつついたり、軽くカリカリしたりした。
乳輪をなぞったり、それごと引っ張ったり、執拗にこねくり回してみた。
ブラジャーをしていないおっぱいは、はち切れそうなブラウスの中でぷるんっぷるんっと揺れる。
あぁ…最高…ホント、たまらないっ…。
「んっ…あっ♡…っ…あ、れ?ありすてあさま…?」
ジアが起きるとすぐに愛撫を止めた。
「…?…?」
「おはよう、ジア」
「!!…っ♡……おはよう、ございましゅ…♡」
何事もなかったかの様に、ジアに優しい笑みを向けて甘く囁いた。
すると…まだ寝ぼけているうえ、状況が読めずに疑問符を浮かべていたジアは『ま…いっか♡』という風に、メロメロとろとろになっていった。
「じあ…えっちなゆめ、みてましたぁ…♡」
「…へぇ、どんなえっちな夢かな?」
「んとね……ありすてあさまに、おっぱいをねちねち、いっぱいさわってもらったのぉ…♡」
自分のおっぱいを揉んで、再現する様に説明してくれるジア。
良い…凄く良い。
「っ…そうなんだね。気持ち良かった?」
「うんっ…♡とっても、きもちーの…♡…?…??」
うっとり答えたジアは、自分があるものを身につけていない事に気がついたみたいだ。
「あれぇ?ぶらじゃーがないないしてる…?」
う"…!!
な、ないないって…またアホ可愛い言い方を…!
ちなみにジアの下着は…ジアを起こす前にバスルームのカゴに入れてきた。
「んー?おぱんつも、ないない…?」
ガバッと自分のスカートを捲って、豪快に確認するジア……え、そのままにした…?
「???」
「っ……ジアはまた下着をしなかったの?」
さすがにそのままはえっち過ぎるので、スカートを元に戻しながら意地悪な聞き方をしてみる。
「うん…じあ、しなかったみたい…ごめんなさい…」
しゅんっ…と記憶に無くても、言い訳をせずに素直に現実を受け入れて謝るジア。
恐らく、僕と『下着は必ずつける』と約束したから、その約束を破ってしまったと思っているんだろう。
え…アホ健気…。
ジアの愛らしさを再確認したと同時に、沸き上がる罪悪感。
もう少し慌てる可愛いジアが見れると期待していたけど…僕はまだまだジアをわかっていないらしい。
彼女の世界は本当に僕中心なんだな…と、思わぬカウンターを食らってしまった。
だって…!
自分が知らない間に消えた下着よりも、僕との約束を破ってしまった事を気にしてるんだよっ!?
もう、たまらない…僕しか知らない場所に隠したい…。
「……ジア…意地悪してごめんね。ジアの下着は、僕が脱がせたんだ」
「え……ありすてあさまが……?」
「うん、本当にごめんね?」
「?…?………!!………へ、へへぇ…♡」
ーーーあれ?
さすがに『しゅん』とさせると思ったのに、僕の言葉を理解したジアは、頬を紅潮させ、表情を幸せそうに蕩けさせていった。
え、なに、このメロメロ顔は…!?
最高に可愛いけど…!
「ありすてあしゃまに…い、いたずら、されちゃった…♡じあ、うれしぃ…♡」
「…………………」
ええええええ。
僕からならば、イタズラもご褒美なのかっ!?
「こ、こんどは、じあがおきてるときに、してねっ?ねっ?ありすてあしゃまぁ…おねがぁい…♡」
「ジア…?イタズラはお願いするものではないよ?」
「やっ!」
嫌って……ジアさん…?
そこは駄々をこねるポイントではないよ?
「だーめ」
「やあっ!!」
あ、頬を膨らませて、むくれ顔であからさまにいじけてしまった…。
ちょっと待って…イタズラしたら喜ばれて、しないといじけちゃうってどんな状況?
「ジア?ジーア?ジアちゃん?どうしたら機嫌直してくれる?」
「んん…むぅ………じゃあ、ありすてあしゃまの、おぱんつくだしゃい……いま、はいてるおぱんつ…」
「え"…」
「だいじょうぶれすっ!かわりのおぱんつは、よういしてありましゅっ♡ふつうのおぱんつだから、あんしんしてくだしゃいっ」
イタズラするか、下着を渡すか…。
なに、この究極の選択。
この子は、僕の使用済みの下着で何する気なの?
はぁ…少しドキドキして満更でもないけど…そんなものジアに渡せないよ。
「用意って…?」
「あいっ♡ありすてあしゃまのおようふく、ひととおり、かって、ありましゅっ♡じあの、しゅみで♡」
うーん…自業自得だけど…まずいな。
普通って言っていたし、ジアの趣味で選んでくれたのは嬉しいけど…だからといって頷ける訳がない。
(ちなみに、うちでもジアの服はある程度用意してある。)
「…ジア?今度僕の部屋で、好きな下着を好きなだけ選んでいいから?ね?」
「!…お、おへやでっ……あっ、で、でも…やっ!じあ、だまされないよっ!」
今、少し気持ちがグラついたけど…駄目か。
後ね、騙してはいないからね?
あー…どうしたものか。
「いたずらしてくれないと、いたずらしちゃうぞ…?」
「やめてね?」
それ何か違う。
自分のせいで、凄いパワーワードが生まれてしまった。
31
お気に入りに追加
202
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最愛の番~300年後の未来は一妻多夫の逆ハーレム!!? イケメン旦那様たちに溺愛されまくる~
ちえり
恋愛
幼い頃から可愛い幼馴染と比較されてきて、自分に自信がない高坂 栞(コウサカシオリ)17歳。
ある日、学校帰りに事故に巻き込まれ目が覚めると300年後の時が経ち、女性だけ死に至る病の流行や、年々女子の出生率の低下で女は2割ほどしか存在しない世界になっていた。
一妻多夫が認められ、女性はフェロモンだして男性を虜にするのだが、栞のフェロモンは世の男性を虜にできるほどの力を持つ『α+』(アルファプラス)に認定されてイケメン達が栞に番を結んでもらおうと近寄ってくる。
目が覚めたばかりなのに、旦那候補が5人もいて初めて会うのに溺愛されまくる。さらに、自分と番になりたい男性がまだまだいっぱいいるの!!?
「恋愛経験0の私にはイケメンに愛されるなんてハードすぎるよ~」
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
【R18】人気AV嬢だった私は乙ゲーのヒロインに転生したので、攻略キャラを全員美味しくいただくことにしました♪
奏音 美都
恋愛
「レイラちゃん、おつかれさまぁ。今日もよかったよ」
「おつかれさまでーす。シャワー浴びますね」
AV女優の私は、仕事を終えてシャワーを浴びてたんだけど、石鹸に滑って転んで頭を打って失神し……なぜか、乙女ゲームの世界に転生してた。
そこで、可愛くて美味しそうなDKたちに出会うんだけど、この乙ゲーって全対象年齢なのよね。
でも、誘惑に抗えるわけないでしょっ!
全員美味しくいただいちゃいまーす。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる