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クラッシュしました。
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※視点の入れ替わりが多いです。
あの逆レイプ未遂からしばらく経つ。
そう…未遂。
私におちんちんをシコシコされて、何回も射精したせいか…奏多君は、その場で蕩けきってしまったから。
や、やり過ぎた…?
奏多君があんまりにもおっぱいに夢中で、不覚にも可愛いと思ってしまい…つい…。
なかなか動く気配がなかったので、お姫様抱っこをしてお風呂に移動し、体を綺麗に洗ってあげた。
凶器はもう持ってないので、拘束も解いて。
体を洗い終わっても、ボーッとしている奏多君に寝巻きを着せて、綺麗にしたソファに寝かせた。
意外過ぎる状態に少し心配になり、ソファの側の床に座り込み、奏多君の頭を撫でた。
『………んっ…』
おわっ…自ら手にすり寄ってきた…?
そ、そんな、バカな…?
『…………………』
ーーーいや…変な期待はしない方がいい…。
私は通報される事を覚悟しつつ、通常通り夕飯を作ろうとソファの側から立ち上がる。
『…!』
『…ねえさん…いや…お、ねえちゃん、どこいくの…?』
奏多君が不安そうな甘えた顔をしながら、私の寝巻きの裾を掴んでいた。
ーーーそこから、奏多君は『可愛い弟』になった。
当然戸惑ったし、何かあるのかと警戒した。
だけど…全部杞憂に終わった。
依存強めで、相変わらずヤンデレっぽさは拭えないけど……まあ、殺されないなら何でもいっか。
全力で奏多君を甘やかそう。これからも殺されないために。
それにしても、この変わり様…周りの理想を演じてた反動かな。
こんな奏多君、ゲームでも知らない。
実は、甘いものが好きとか、寂しがり屋とか…意外な一面がある事がわかった。
……そして、おっぱいが好き。
奏多君って、性に淡白だったはず……本当に意外だ。
◆◆◆
はぁ…今日は疲れた。
ただ、班を決めるだけなのに、何であんなに時間が掛かるんだ。
あんな、どうでもいい事に…。
しかも、女子はオレの取り合いを始めるし…。
あー…ホント、キンキンうるさかった。
担任も何故かオレに丸投げしてくるし…仕事しろよ、公務員。
結局、オレがまとめてどうにかした。
『さすが白川君!』
『奏多は頼りになるな~』
とか言われても冷めた気持ちにしかならなかったが、ニコリと笑って演技した。
少し前までなら、ドロドロした気持ちが渦巻いていたが、今は違う。
ーーー家に帰れば、お姉ちゃんがいる。
今日は担任に捕まって面倒くさい雑務を頼まれ、お姉ちゃんより帰りが遅れてしまった。
……早くお姉ちゃんの顔が見たい。
「ただいま、お姉ちゃん」
「あ、おかえりなさい」
お姉ちゃんはオレの声に振り向くと、控えめに微笑んで応えてくれた。
オレは鞄を下ろすと、ソファにいるお姉ちゃんの横に座った。
ああ…やっぱりお姉ちゃんはいい…安心する…。
『あれ』から、素っ気なくなくなったし。
穏やかで優しい…なのに凄く頼りになるお姉ちゃん…。
「今日は遅かったね…頑張ったんだね」
お姉ちゃん…♡
今すぐ抱きつきたい…頭を撫でて欲しい…。
だけど、今のオレは汗臭い。
お姉ちゃんは早めにお風呂に入ったみたいで、もう寝巻きだ。汚すわけにはいかない。
オレが心の中で葛藤して、何も答えないでいると、お姉ちゃんが心配そうに声をかけてきた。
「奏多君…?大丈夫?」
「あっ、え、ごめん、大丈夫だよ」
「……いっぱい疲れたんだね…」
「………う、うん…そう…」
お姉ちゃんはオレの様子を、本当に良く見てくれている。
嬉しいけど…やっぱりこのふわふわした感じ、なれないな…。
すぐに思考が鈍くなってしまう。
「奏多君」
「?何…?」
「おっぱい、もみもみ、する…?」
「………………え」
お姉ちゃんが穏やかな顔をしながら、自分の胸を両手で持ち上げて言った。
その様子を見て、下半身に熱が集まる。
「大事な人が疲れてる時は、こうすると良いんだって」
ーーーーーーはっ?
下半身は熱いままだが、思考が一気に冷めた。
お姉ちゃんに、こんな変な事教えたの誰だ…?
オレの、お姉ちゃんに、誰が。
こんな事をわざわざ教えるなんて、お姉ちゃんを性的な目で見ているのに違いない。
お姉ちゃんは少し丸くて、白くてふわふわで、いい匂いがして……平凡だけど、可愛い。
「お姉ちゃん……それ、誰から聞いたの?」
「…?ネット…?」
「は?」
ネット…?
お姉ちゃんが、自ら…?
わざわざ…?
「奏多君が好きそうな事、調べたの」
「!」
オレの、ため…?
「おっぱい、好きだもんね」
「え、あ…う、うん…」
お姉ちゃんの言葉に、頬が熱くなる…。
す、好きだけど、さ……。
オレは、お姉ちゃんの…む、胸…いや、マシュマロみたいに柔らかいおっぱいが好き。
いい匂いがするし、暖かいし、優しい……本当の自分をお姉ちゃんが守ってくれている気がして。
同級生の女子には何も感じないのに。
他の場合では、例えモロで見たり、触ったりしても、下半身は静かなままだろう。
むしろ、冷めた気分になりそう。
そう…性的にドキドキするのは、お姉ちゃんだけだ。
「でも、お姉ちゃん…オレ、汗臭いし…汚いから、今は…」
「?それはまた一緒にお風呂に入ればいいんじゃないかな…?」
「ん"っ…う、嬉しいけど、二度手間にっ…」
このナチュラルな甘やかし受け入れ体制は何なんだろうッ…オレ、本当にダメになりそう…。
「?…あ、ごめん…服脱いだ方が良かったよね…」
「ッ、何で…!?」
何でそうなるんだッ…!
お願い。
お姉ちゃん、話を聞いて。
「はい。奏多君の好きにしていいよ」
寝巻きを脱ぎ、下着を外し、オレに両手を差し出すお姉ちゃんは、かなり性的だ。
しかも、オレを受け入れる姿勢に、胸がキュンキュンと高鳴る。頭はボーッとし、体に力が入らなくなる。
あ、ダメだ…吸い込まれる…♡
「ん、良い子だね」
気がついたら、おっぱいを両手で揉んで、谷間に顔を埋めていた。
柔らかい…暖かい…。
頭も撫でられて、思考が溶け始める。
気持ちいい…♡
「お姉ちゃん…お姉ちゃん…んッ、んぐ」
ぷるぷる揺れるマシュマロの、美味しそうな薄ピンクの先っぽにしゃぶりついた。
吸って舐めても何も出ないのに、何故か美味しいと感じてしまう。
おっぱいを吸うと、幸福感が込み上げてくる。
お姉ちゃんの、特別な庇護対象という感じがするからだ。
「…あっ……はっ……かなた、くん…かわいいね…」
「んっ…ちゅ、ぐ……はぁ…♡」
チラッとお姉ちゃんを見ると、愛らしいものを見る目でオレを見ていた。
お姉ちゃん…好き♡
……………ずっとオレだけを見てればいいのに。
他の奴と喋って欲しくない。
オレだけを必要として、オレなしでは生きていけない様にしたい。
あっ…そうだ……手錠と鎖を買って、お姉ちゃんが外に行けないようにすればいいんだ。
「お姉ちゃん…お願い……オレに、監禁されて?」
***
監禁……これは第二の死亡フラグが立ってしまった。
これは…監禁しようと思うくらい、奏多君が私を好きだという証拠だが………信用されていない事でもある。
大人しく監禁されていたとしても、奏多君はまた新たなストレスをため込んで、爆発させるかもしれない。
例えば…私がいつか逃げるかもしれないとか、私を監禁している事が周りにバレない様、より完璧に理想を演じる様になるとかで。
私が行動を制限される事で、奏多君にかかる負荷も増える。
外で色々と疲れてきた奏多君に、生活面の全てをやってもらう事態にもなってしまうかもしれない。
愛情を感じていても、『もしかしたら』という不安に駆られ続けるかもしれない。
そうして段々、肉体的にも精神的にも疲れた奏多君が、どんな行動に出るかわからない。
駄目だ……このままだと殺されるか…心中だ…。
殺されないためには、奏多君を、周りの押し付けの期待から守らなければ…!
彼の言う通りに過ごしても無駄だ!
奏多君が外でも好きに過ごせる様にしないと…!
そう…!
いっぱい我慢してきた奏多君を、今までの全ての分を褒めて、甘やかして、満たしてあげないと…!
「奏多君、駄目だよ」
「!……なん、で…」
奏多君の顔が、ほの暗く歪む。
「だって、奏多君を守れなくなっちゃうでしょ?」
「…………え…?」
「私、力は強いけど…まだ社会的には強くない。奏多君を守るためには、色んなものを手に入れないと」
天才の奏多君には到底敵わないが、私も成績は優秀。
前世の記憶がある二度目の人生だから、この年にして経験豊富だ。
前世は体が弱かったけど、ちゃんと働いていたし。
『奏多君の事』以外はイージーモードなんだよね。
「それに『何が好きかな』って、奏多君の事を考えながら夕食の買い物をするのも好きだし…奏多君に『どこいくの?』って甘えられるのも結構好きなんだよ?」
「え、あ、あの…お、おねえ、ちゃん…?」
「私の人生は、もう奏多君中心だよ?」
色んな意味で、最初からね。
「ーーーーーーそれよりも…」
「……?」
「私は奏多君が心配だな…」
「え、何で…?」
「だって………すぐ、おちんちんトロトロになっちゃう可愛い子が、誰かに襲われるんじゃないかと心配なんだよ…?」
奏多君は結構、えっちな事に流されやすい。
しかも、弱い。
「は………?え……え"っ!?」
「ほら…もう、可愛いくお漏らししてるし……」
「いや、ちょっ、お、お姉ちゃんッ…?それは、お姉ちゃんだからだよっ?」
「?…私だから?」
「う、うんっ……お姉ちゃんのおっぱいしか好きじゃないし、他だと、ぺ、ぺニスも反応しない…」
「…え?」
今、なんて…?
奏多君は大きいおっぱいが好きなんじゃなくて、私のおっぱいが好きなの…?
それにその言い方だと、私にしか欲情しないという様に聞こえるけど…。
「そう…だから、お姉ちゃんが心配してる事は、起きないよ?そ、それから…オレを、守れないとか…オレ中心の人生とかって…」
さっきのほの暗さが嘘だった様に、初で可愛い反応をする奏多君。
あたふたと恥ずかしがる姿は、普段の奏多君から想像も出来ない。
ーーーこれは…もしや、いける…?
「奏多君」
「う、うん?」
「………おちんちん、舐めてもいい?」
「は………………………………?はああっ!?」
「おっぱいで挟んで、舐めたい……だめ…?」
「お、お姉ちゃんっ…!?」
「奏多君が不安にならないように、いっぱい良い子良い子してあげたいの…」
◆◆◆
「じゅっ、じゅっ…ぶっ…ぢゅっ」
「あっ…うっ…♡はぁっ…はぁっ……ああっ…♡」
お姉ちゃんが、オレのぺニスを、おっぱいで挟みながらしゃぶっている…。
ふわふわのおっぱいと、熱くて柔らかい口内に包まれている…。
それに…なんだ…この、視界の暴力…。
「お、ね、ちゃんっ…と、けちゃうっ…とけちゃうからぁ…っーーーー♡」
「ちゅ、何が、溶けちゃうの…?」
「っ……あっ…その…オ、オレ……ぺ、ニスがっ…」
「じゅっ…大丈夫だよ…おちんちんを、ちゅっ…よしよししてるだけだから…かなたくんの、ためだけに、よしよししたいの…」
「ッ!おねえ、ちゃ……♡ああああっ♡もう、らめぇ、イッちゃうっ…んんんーーーーっ♡」
そんな殺し文句言うなんて…ずるいよ…。
大好きなお姉ちゃんに口淫されながら、そう言われ、オレは参ってしまった。
ああ、もう……お姉ちゃんには敵わない。
こんな嬉しい事言われたら、すぐにイッちゃう…。
「…いっぱい出たね…♡えらいね…♡」
「ッ!?お、おねえちゃんっ…」
お姉ちゃんが、お姉ちゃんがっ…!
オレの、出した精液を、舐めてるっ…!?
オレの…体液を、あんな、嬉しそうにっ……。
「…………………ねぇ…ちゃ……♡」
その光景を見て、オレの顔は沸騰した様に熱くなり、頭がグラグラする。
ーーーポタッ…ポタッ…。
「……?……っ!?奏多君っ…!?」
「えっ…?…あっ…」
「血っ…!怪我したのっ?何処が痛いのっ?」
鼻に違和感を感じて触ってみると、ヌルッとした。
あっ、これ、鼻血…。
いつの間にか、オレの鼻から、血が垂れていた。
「…んっ」
お姉ちゃんはすぐにティッシュを取ると、オレの鼻に当ててくれた。
「大丈夫ッ?……こんなに疲れていたなんて…」
オレを労る様に頭を撫でると、お姉ちゃんは申し訳なさそうにオレを見ていた。
え、違うっ…そんな顔しないでっ…。
「ち、違うよ…?ちょっと…興奮し過ぎちゃって…」
「えっ………あ」
恥ずかしいけど、これ以上お姉ちゃんを不安にさせない様に、しっかりと顔を見て言った。
お姉ちゃんは、オレの言った事を正しく理解してくれたのか、優しく笑ってくれた。
はあぁ………すき、だいすき♡
それに…お姉ちゃんは、オレを守るために監禁はされたくないらしい…。
オレ中心の人生って…。
これって、どんな事があっても、お姉ちゃんの目には、オレしか見えてないって事だよね…?
なら……監禁しなくても、いいか♡
それにしても……お姉ちゃんは、夕食の買い物の時、オレの事を考えてるのか……しかも、オレからの束縛的な発言も好きだなんてっ……。
お姉ちゃんって、そういう素振りが全然、顔と態度に出ないから、もっとちゃんと見ていないと。
「…もっと、オレの事、考えてっ」
そう言って、お姉ちゃんにすり寄ると…。
「…?いつも、奏多君でいっぱいだけど…?」
動じもせずにそう言われた。
え、お姉ちゃん…カッコいい…すき…。
…………セックスして、孕ませて、周りも囲いたい。
「あっ…奏多君」
「うん?」
「セックスしたい?」
「ッ!?はっ、え、えっと………う、うん…」
オレの心を読んだと思ってしまう質問。
ドキドキしながら答えると…。
「奏多君がしたいならしていいよ。だけど、避妊はしないと駄目だよ」
「…………え」
お姉ちゃんからのまさかの言葉に、ドロッとした何かが、思考と心に纏わりつく。
オレのものに、ならない気…?
ならーーー。
「赤ちゃんが出来ちゃったら、奏多君にいっぱい構えないし、守れないでしょ?」
「………………………………………………………え?」
オレはお姉ちゃんの言葉にポカンッとする。
「明日病院に行ってピルもらってくるから、中出しはちょっとの間我慢してね………って、奏多君?」
「な………………え、それって……ピルの効果が出たら、何しても良いみたいに聞こえるけど…?」
「…?そうだよ?好きなだけ中出ししていいよ?」
「ーーーっ♡…お、おねえ、ちゃんッ……」
お姉ちゃんって、こんなにふわふわして、優しくて、控え目なのに、中身は頼りになる男前女子だったんだね…。
オレ……この人がいれば一生幸せかもしれない…♡
***
どうしたんだろう…奏多君…。
いつもより顔が蕩けて、私にメロメロなんだけど…。
奏多君の事が好きだし、私の体力は奏多君よりある。
それに、死ぬこと以外はどうって事ない。
元々色んな意味で奏多君中心だったし、苦もなにもない。
幸せにしてあげるよ。奏多君。
あの逆レイプ未遂からしばらく経つ。
そう…未遂。
私におちんちんをシコシコされて、何回も射精したせいか…奏多君は、その場で蕩けきってしまったから。
や、やり過ぎた…?
奏多君があんまりにもおっぱいに夢中で、不覚にも可愛いと思ってしまい…つい…。
なかなか動く気配がなかったので、お姫様抱っこをしてお風呂に移動し、体を綺麗に洗ってあげた。
凶器はもう持ってないので、拘束も解いて。
体を洗い終わっても、ボーッとしている奏多君に寝巻きを着せて、綺麗にしたソファに寝かせた。
意外過ぎる状態に少し心配になり、ソファの側の床に座り込み、奏多君の頭を撫でた。
『………んっ…』
おわっ…自ら手にすり寄ってきた…?
そ、そんな、バカな…?
『…………………』
ーーーいや…変な期待はしない方がいい…。
私は通報される事を覚悟しつつ、通常通り夕飯を作ろうとソファの側から立ち上がる。
『…!』
『…ねえさん…いや…お、ねえちゃん、どこいくの…?』
奏多君が不安そうな甘えた顔をしながら、私の寝巻きの裾を掴んでいた。
ーーーそこから、奏多君は『可愛い弟』になった。
当然戸惑ったし、何かあるのかと警戒した。
だけど…全部杞憂に終わった。
依存強めで、相変わらずヤンデレっぽさは拭えないけど……まあ、殺されないなら何でもいっか。
全力で奏多君を甘やかそう。これからも殺されないために。
それにしても、この変わり様…周りの理想を演じてた反動かな。
こんな奏多君、ゲームでも知らない。
実は、甘いものが好きとか、寂しがり屋とか…意外な一面がある事がわかった。
……そして、おっぱいが好き。
奏多君って、性に淡白だったはず……本当に意外だ。
◆◆◆
はぁ…今日は疲れた。
ただ、班を決めるだけなのに、何であんなに時間が掛かるんだ。
あんな、どうでもいい事に…。
しかも、女子はオレの取り合いを始めるし…。
あー…ホント、キンキンうるさかった。
担任も何故かオレに丸投げしてくるし…仕事しろよ、公務員。
結局、オレがまとめてどうにかした。
『さすが白川君!』
『奏多は頼りになるな~』
とか言われても冷めた気持ちにしかならなかったが、ニコリと笑って演技した。
少し前までなら、ドロドロした気持ちが渦巻いていたが、今は違う。
ーーー家に帰れば、お姉ちゃんがいる。
今日は担任に捕まって面倒くさい雑務を頼まれ、お姉ちゃんより帰りが遅れてしまった。
……早くお姉ちゃんの顔が見たい。
「ただいま、お姉ちゃん」
「あ、おかえりなさい」
お姉ちゃんはオレの声に振り向くと、控えめに微笑んで応えてくれた。
オレは鞄を下ろすと、ソファにいるお姉ちゃんの横に座った。
ああ…やっぱりお姉ちゃんはいい…安心する…。
『あれ』から、素っ気なくなくなったし。
穏やかで優しい…なのに凄く頼りになるお姉ちゃん…。
「今日は遅かったね…頑張ったんだね」
お姉ちゃん…♡
今すぐ抱きつきたい…頭を撫でて欲しい…。
だけど、今のオレは汗臭い。
お姉ちゃんは早めにお風呂に入ったみたいで、もう寝巻きだ。汚すわけにはいかない。
オレが心の中で葛藤して、何も答えないでいると、お姉ちゃんが心配そうに声をかけてきた。
「奏多君…?大丈夫?」
「あっ、え、ごめん、大丈夫だよ」
「……いっぱい疲れたんだね…」
「………う、うん…そう…」
お姉ちゃんはオレの様子を、本当に良く見てくれている。
嬉しいけど…やっぱりこのふわふわした感じ、なれないな…。
すぐに思考が鈍くなってしまう。
「奏多君」
「?何…?」
「おっぱい、もみもみ、する…?」
「………………え」
お姉ちゃんが穏やかな顔をしながら、自分の胸を両手で持ち上げて言った。
その様子を見て、下半身に熱が集まる。
「大事な人が疲れてる時は、こうすると良いんだって」
ーーーーーーはっ?
下半身は熱いままだが、思考が一気に冷めた。
お姉ちゃんに、こんな変な事教えたの誰だ…?
オレの、お姉ちゃんに、誰が。
こんな事をわざわざ教えるなんて、お姉ちゃんを性的な目で見ているのに違いない。
お姉ちゃんは少し丸くて、白くてふわふわで、いい匂いがして……平凡だけど、可愛い。
「お姉ちゃん……それ、誰から聞いたの?」
「…?ネット…?」
「は?」
ネット…?
お姉ちゃんが、自ら…?
わざわざ…?
「奏多君が好きそうな事、調べたの」
「!」
オレの、ため…?
「おっぱい、好きだもんね」
「え、あ…う、うん…」
お姉ちゃんの言葉に、頬が熱くなる…。
す、好きだけど、さ……。
オレは、お姉ちゃんの…む、胸…いや、マシュマロみたいに柔らかいおっぱいが好き。
いい匂いがするし、暖かいし、優しい……本当の自分をお姉ちゃんが守ってくれている気がして。
同級生の女子には何も感じないのに。
他の場合では、例えモロで見たり、触ったりしても、下半身は静かなままだろう。
むしろ、冷めた気分になりそう。
そう…性的にドキドキするのは、お姉ちゃんだけだ。
「でも、お姉ちゃん…オレ、汗臭いし…汚いから、今は…」
「?それはまた一緒にお風呂に入ればいいんじゃないかな…?」
「ん"っ…う、嬉しいけど、二度手間にっ…」
このナチュラルな甘やかし受け入れ体制は何なんだろうッ…オレ、本当にダメになりそう…。
「?…あ、ごめん…服脱いだ方が良かったよね…」
「ッ、何で…!?」
何でそうなるんだッ…!
お願い。
お姉ちゃん、話を聞いて。
「はい。奏多君の好きにしていいよ」
寝巻きを脱ぎ、下着を外し、オレに両手を差し出すお姉ちゃんは、かなり性的だ。
しかも、オレを受け入れる姿勢に、胸がキュンキュンと高鳴る。頭はボーッとし、体に力が入らなくなる。
あ、ダメだ…吸い込まれる…♡
「ん、良い子だね」
気がついたら、おっぱいを両手で揉んで、谷間に顔を埋めていた。
柔らかい…暖かい…。
頭も撫でられて、思考が溶け始める。
気持ちいい…♡
「お姉ちゃん…お姉ちゃん…んッ、んぐ」
ぷるぷる揺れるマシュマロの、美味しそうな薄ピンクの先っぽにしゃぶりついた。
吸って舐めても何も出ないのに、何故か美味しいと感じてしまう。
おっぱいを吸うと、幸福感が込み上げてくる。
お姉ちゃんの、特別な庇護対象という感じがするからだ。
「…あっ……はっ……かなた、くん…かわいいね…」
「んっ…ちゅ、ぐ……はぁ…♡」
チラッとお姉ちゃんを見ると、愛らしいものを見る目でオレを見ていた。
お姉ちゃん…好き♡
……………ずっとオレだけを見てればいいのに。
他の奴と喋って欲しくない。
オレだけを必要として、オレなしでは生きていけない様にしたい。
あっ…そうだ……手錠と鎖を買って、お姉ちゃんが外に行けないようにすればいいんだ。
「お姉ちゃん…お願い……オレに、監禁されて?」
***
監禁……これは第二の死亡フラグが立ってしまった。
これは…監禁しようと思うくらい、奏多君が私を好きだという証拠だが………信用されていない事でもある。
大人しく監禁されていたとしても、奏多君はまた新たなストレスをため込んで、爆発させるかもしれない。
例えば…私がいつか逃げるかもしれないとか、私を監禁している事が周りにバレない様、より完璧に理想を演じる様になるとかで。
私が行動を制限される事で、奏多君にかかる負荷も増える。
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愛情を感じていても、『もしかしたら』という不安に駆られ続けるかもしれない。
そうして段々、肉体的にも精神的にも疲れた奏多君が、どんな行動に出るかわからない。
駄目だ……このままだと殺されるか…心中だ…。
殺されないためには、奏多君を、周りの押し付けの期待から守らなければ…!
彼の言う通りに過ごしても無駄だ!
奏多君が外でも好きに過ごせる様にしないと…!
そう…!
いっぱい我慢してきた奏多君を、今までの全ての分を褒めて、甘やかして、満たしてあげないと…!
「奏多君、駄目だよ」
「!……なん、で…」
奏多君の顔が、ほの暗く歪む。
「だって、奏多君を守れなくなっちゃうでしょ?」
「…………え…?」
「私、力は強いけど…まだ社会的には強くない。奏多君を守るためには、色んなものを手に入れないと」
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『奏多君の事』以外はイージーモードなんだよね。
「それに『何が好きかな』って、奏多君の事を考えながら夕食の買い物をするのも好きだし…奏多君に『どこいくの?』って甘えられるのも結構好きなんだよ?」
「え、あ、あの…お、おねえ、ちゃん…?」
「私の人生は、もう奏多君中心だよ?」
色んな意味で、最初からね。
「ーーーーーーそれよりも…」
「……?」
「私は奏多君が心配だな…」
「え、何で…?」
「だって………すぐ、おちんちんトロトロになっちゃう可愛い子が、誰かに襲われるんじゃないかと心配なんだよ…?」
奏多君は結構、えっちな事に流されやすい。
しかも、弱い。
「は………?え……え"っ!?」
「ほら…もう、可愛いくお漏らししてるし……」
「いや、ちょっ、お、お姉ちゃんッ…?それは、お姉ちゃんだからだよっ?」
「?…私だから?」
「う、うんっ……お姉ちゃんのおっぱいしか好きじゃないし、他だと、ぺ、ぺニスも反応しない…」
「…え?」
今、なんて…?
奏多君は大きいおっぱいが好きなんじゃなくて、私のおっぱいが好きなの…?
それにその言い方だと、私にしか欲情しないという様に聞こえるけど…。
「そう…だから、お姉ちゃんが心配してる事は、起きないよ?そ、それから…オレを、守れないとか…オレ中心の人生とかって…」
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ーーーこれは…もしや、いける…?
「奏多君」
「う、うん?」
「………おちんちん、舐めてもいい?」
「は………………………………?はああっ!?」
「おっぱいで挟んで、舐めたい……だめ…?」
「お、お姉ちゃんっ…!?」
「奏多君が不安にならないように、いっぱい良い子良い子してあげたいの…」
◆◆◆
「じゅっ、じゅっ…ぶっ…ぢゅっ」
「あっ…うっ…♡はぁっ…はぁっ……ああっ…♡」
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ふわふわのおっぱいと、熱くて柔らかい口内に包まれている…。
それに…なんだ…この、視界の暴力…。
「お、ね、ちゃんっ…と、けちゃうっ…とけちゃうからぁ…っーーーー♡」
「ちゅ、何が、溶けちゃうの…?」
「っ……あっ…その…オ、オレ……ぺ、ニスがっ…」
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「ッ!おねえ、ちゃ……♡ああああっ♡もう、らめぇ、イッちゃうっ…んんんーーーーっ♡」
そんな殺し文句言うなんて…ずるいよ…。
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こんな嬉しい事言われたら、すぐにイッちゃう…。
「…いっぱい出たね…♡えらいね…♡」
「ッ!?お、おねえちゃんっ…」
お姉ちゃんが、お姉ちゃんがっ…!
オレの、出した精液を、舐めてるっ…!?
オレの…体液を、あんな、嬉しそうにっ……。
「…………………ねぇ…ちゃ……♡」
その光景を見て、オレの顔は沸騰した様に熱くなり、頭がグラグラする。
ーーーポタッ…ポタッ…。
「……?……っ!?奏多君っ…!?」
「えっ…?…あっ…」
「血っ…!怪我したのっ?何処が痛いのっ?」
鼻に違和感を感じて触ってみると、ヌルッとした。
あっ、これ、鼻血…。
いつの間にか、オレの鼻から、血が垂れていた。
「…んっ」
お姉ちゃんはすぐにティッシュを取ると、オレの鼻に当ててくれた。
「大丈夫ッ?……こんなに疲れていたなんて…」
オレを労る様に頭を撫でると、お姉ちゃんは申し訳なさそうにオレを見ていた。
え、違うっ…そんな顔しないでっ…。
「ち、違うよ…?ちょっと…興奮し過ぎちゃって…」
「えっ………あ」
恥ずかしいけど、これ以上お姉ちゃんを不安にさせない様に、しっかりと顔を見て言った。
お姉ちゃんは、オレの言った事を正しく理解してくれたのか、優しく笑ってくれた。
はあぁ………すき、だいすき♡
それに…お姉ちゃんは、オレを守るために監禁はされたくないらしい…。
オレ中心の人生って…。
これって、どんな事があっても、お姉ちゃんの目には、オレしか見えてないって事だよね…?
なら……監禁しなくても、いいか♡
それにしても……お姉ちゃんは、夕食の買い物の時、オレの事を考えてるのか……しかも、オレからの束縛的な発言も好きだなんてっ……。
お姉ちゃんって、そういう素振りが全然、顔と態度に出ないから、もっとちゃんと見ていないと。
「…もっと、オレの事、考えてっ」
そう言って、お姉ちゃんにすり寄ると…。
「…?いつも、奏多君でいっぱいだけど…?」
動じもせずにそう言われた。
え、お姉ちゃん…カッコいい…すき…。
…………セックスして、孕ませて、周りも囲いたい。
「あっ…奏多君」
「うん?」
「セックスしたい?」
「ッ!?はっ、え、えっと………う、うん…」
オレの心を読んだと思ってしまう質問。
ドキドキしながら答えると…。
「奏多君がしたいならしていいよ。だけど、避妊はしないと駄目だよ」
「…………え」
お姉ちゃんからのまさかの言葉に、ドロッとした何かが、思考と心に纏わりつく。
オレのものに、ならない気…?
ならーーー。
「赤ちゃんが出来ちゃったら、奏多君にいっぱい構えないし、守れないでしょ?」
「………………………………………………………え?」
オレはお姉ちゃんの言葉にポカンッとする。
「明日病院に行ってピルもらってくるから、中出しはちょっとの間我慢してね………って、奏多君?」
「な………………え、それって……ピルの効果が出たら、何しても良いみたいに聞こえるけど…?」
「…?そうだよ?好きなだけ中出ししていいよ?」
「ーーーっ♡…お、おねえ、ちゃんッ……」
お姉ちゃんって、こんなにふわふわして、優しくて、控え目なのに、中身は頼りになる男前女子だったんだね…。
オレ……この人がいれば一生幸せかもしれない…♡
***
どうしたんだろう…奏多君…。
いつもより顔が蕩けて、私にメロメロなんだけど…。
奏多君の事が好きだし、私の体力は奏多君よりある。
それに、死ぬこと以外はどうって事ない。
元々色んな意味で奏多君中心だったし、苦もなにもない。
幸せにしてあげるよ。奏多君。
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