ヤンデレモードをキャンセルできました。

きみどり

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クラッシュしました。

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※視点の入れ替わりが多いです。


あの逆レイプ未遂からしばらく経つ。
そう…未遂。

私におちんちんをシコシコされて、何回も射精したせいか…奏多君は、その場で蕩けきってしまったから。

や、やり過ぎた…?

奏多君があんまりにもおっぱいに夢中で、不覚にも可愛いと思ってしまい…つい…。

なかなか動く気配がなかったので、お姫様抱っこをしてお風呂に移動し、体を綺麗に洗ってあげた。

凶器はもう持ってないので、拘束も解いて。

体を洗い終わっても、ボーッとしている奏多君に寝巻きを着せて、綺麗にしたソファに寝かせた。

意外過ぎる状態に少し心配になり、ソファの側の床に座り込み、奏多君の頭を撫でた。

『………んっ…』

おわっ…自ら手にすり寄ってきた…?
そ、そんな、バカな…?

『…………………』

ーーーいや…変な期待はしない方がいい…。

 私は通報される事を覚悟しつつ、通常通り夕飯を作ろうとソファの側から立ち上がる。

『…!』

『…ねえさん…いや…お、ねえちゃん、どこいくの…?』

奏多君が不安そうな甘えた顔をしながら、私の寝巻きの裾を掴んでいた。




ーーーそこから、奏多君は『可愛い弟』になった。


当然戸惑ったし、何かあるのかと警戒した。
だけど…全部杞憂に終わった。

依存強めで、相変わらずヤンデレっぽさは拭えないけど……まあ、殺されないなら何でもいっか。

全力で奏多君を甘やかそう。これからも殺されないために。

それにしても、この変わり様…周りの理想を演じてた反動かな。

こんな奏多君、ゲームでも知らない。

実は、甘いものが好きとか、寂しがり屋とか…意外な一面がある事がわかった。

……そして、おっぱいが好き。
奏多君って、性に淡白だったはず……本当に意外だ。


◆◆◆


はぁ…今日は疲れた。
ただ、班を決めるだけなのに、何であんなに時間が掛かるんだ。
あんな、どうでもいい事に…。

しかも、女子はオレの取り合いを始めるし…。
あー…ホント、キンキンうるさかった。

担任も何故かオレに丸投げしてくるし…仕事しろよ、公務員。

結局、オレがまとめてどうにかした。

『さすが白川君!』

『奏多は頼りになるな~』

とか言われても冷めた気持ちにしかならなかったが、ニコリと笑って演技した。

少し前までなら、ドロドロした気持ちが渦巻いていたが、今は違う。


ーーー家に帰れば、お姉ちゃんがいる。


今日は担任に捕まって面倒くさい雑務を頼まれ、お姉ちゃんより帰りが遅れてしまった。

……早くお姉ちゃんの顔が見たい。

「ただいま、お姉ちゃん」

「あ、おかえりなさい」

お姉ちゃんはオレの声に振り向くと、控えめに微笑んで応えてくれた。

オレは鞄を下ろすと、ソファにいるお姉ちゃんの横に座った。

ああ…やっぱりお姉ちゃんはいい…安心する…。
『あれ』から、素っ気なくなくなったし。
穏やかで優しい…なのに凄く頼りになるお姉ちゃん…。

「今日は遅かったね…頑張ったんだね」

お姉ちゃん…♡
今すぐ抱きつきたい…頭を撫でて欲しい…。

だけど、今のオレは汗臭い。
お姉ちゃんは早めにお風呂に入ったみたいで、もう寝巻きだ。汚すわけにはいかない。

オレが心の中で葛藤して、何も答えないでいると、お姉ちゃんが心配そうに声をかけてきた。

「奏多君…?大丈夫?」

「あっ、え、ごめん、大丈夫だよ」

「……いっぱい疲れたんだね…」

「………う、うん…そう…」

お姉ちゃんはオレの様子を、本当に良く見てくれている。
嬉しいけど…やっぱりこのふわふわした感じ、なれないな…。
すぐに思考が鈍くなってしまう。

「奏多君」

「?何…?」

「おっぱい、もみもみ、する…?」

「………………え」

お姉ちゃんが穏やかな顔をしながら、自分の胸を両手で持ち上げて言った。
その様子を見て、下半身に熱が集まる。

「大事な人が疲れてる時は、こうすると良いんだって」


ーーーーーーはっ?


下半身は熱いままだが、思考が一気に冷めた。

お姉ちゃんに、こんな変な事教えたの誰だ…?  

オレの、お姉ちゃんに、誰が。

こんな事をわざわざ教えるなんて、お姉ちゃんを性的な目で見ているのに違いない。

お姉ちゃんは少し丸くて、白くてふわふわで、いい匂いがして……平凡だけど、可愛い。

「お姉ちゃん……それ、誰から聞いたの?」

「…?ネット…?」

「は?」

ネット…?
お姉ちゃんが、自ら…?
わざわざ…?

「奏多君が好きそうな事、調べたの」

「!」

オレの、ため…?

「おっぱい、好きだもんね」

「え、あ…う、うん…」

お姉ちゃんの言葉に、頬が熱くなる…。
す、好きだけど、さ……。

オレは、お姉ちゃんの…む、胸…いや、マシュマロみたいに柔らかいおっぱいが好き。

いい匂いがするし、暖かいし、優しい……本当の自分をお姉ちゃんが守ってくれている気がして。

同級生の女子には何も感じないのに。

他の場合では、例えモロで見たり、触ったりしても、下半身は静かなままだろう。
むしろ、冷めた気分になりそう。

そう…性的にドキドキするのは、お姉ちゃんだけだ。

「でも、お姉ちゃん…オレ、汗臭いし…汚いから、今は…」

「?それはまた一緒にお風呂に入ればいいんじゃないかな…?」

「ん"っ…う、嬉しいけど、二度手間にっ…」

このナチュラルな甘やかし受け入れ体制は何なんだろうッ…オレ、本当にダメになりそう…。

「?…あ、ごめん…服脱いだ方が良かったよね…」

「ッ、何で…!?」

何でそうなるんだッ…!
お願い。
お姉ちゃん、話を聞いて。

「はい。奏多君の好きにしていいよ」

寝巻きを脱ぎ、下着を外し、オレに両手を差し出すお姉ちゃんは、かなり性的だ。
しかも、オレを受け入れる姿勢に、胸がキュンキュンと高鳴る。頭はボーッとし、体に力が入らなくなる。

あ、ダメだ…吸い込まれる…♡

「ん、良い子だね」

気がついたら、おっぱいを両手で揉んで、谷間に顔を埋めていた。
柔らかい…暖かい…。

頭も撫でられて、思考が溶け始める。
気持ちいい…♡

「お姉ちゃん…お姉ちゃん…んッ、んぐ」

ぷるぷる揺れるマシュマロの、美味しそうな薄ピンクの先っぽにしゃぶりついた。

吸って舐めても何も出ないのに、何故か美味しいと感じてしまう。

おっぱいを吸うと、幸福感が込み上げてくる。
お姉ちゃんの、特別な庇護対象という感じがするからだ。

「…あっ……はっ……かなた、くん…かわいいね…」

「んっ…ちゅ、ぐ……はぁ…♡」

チラッとお姉ちゃんを見ると、愛らしいものを見る目でオレを見ていた。

お姉ちゃん…好き♡


……………ずっとオレだけを見てればいいのに。


他の奴と喋って欲しくない。
オレだけを必要として、オレなしでは生きていけない様にしたい。

あっ…そうだ……手錠と鎖を買って、お姉ちゃんが外に行けないようにすればいいんだ。

「お姉ちゃん…お願い……オレに、監禁されて?」


***


監禁……これは第二の死亡フラグが立ってしまった。

これは…監禁しようと思うくらい、奏多君が私を好きだという証拠だが………信用されていない事でもある。

大人しく監禁されていたとしても、奏多君はまた新たなストレスをため込んで、爆発させるかもしれない。

例えば…私がいつか逃げるかもしれないとか、私を監禁している事が周りにバレない様、より完璧に理想を演じる様になるとかで。

私が行動を制限される事で、奏多君にかかる負荷も増える。

外で色々と疲れてきた奏多君に、生活面の全てをやってもらう事態にもなってしまうかもしれない。

愛情を感じていても、『もしかしたら』という不安に駆られ続けるかもしれない。

そうして段々、肉体的にも精神的にも疲れた奏多君が、どんな行動に出るかわからない。


駄目だ……このままだと殺されるか…心中だ…。


殺されないためには、奏多君を、周りの押し付けの期待から守らなければ…!
彼の言う通りに過ごしても無駄だ!

奏多君が外でも好きに過ごせる様にしないと…!

そう…!
いっぱい我慢してきた奏多君を、今までの全ての分を褒めて、甘やかして、満たしてあげないと…!

「奏多君、駄目だよ」

「!……なん、で…」

奏多君の顔が、ほの暗く歪む。

「だって、奏多君を守れなくなっちゃうでしょ?」

「…………え…?」

「私、力は強いけど…まだ社会的には強くない。奏多君を守るためには、色んなものを手に入れないと」

天才の奏多君には到底敵わないが、私も成績は優秀。
前世の記憶がある二度目の人生だから、この年にして経験豊富だ。
前世は体が弱かったけど、ちゃんと働いていたし。

『奏多君の事』以外はイージーモードなんだよね。

「それに『何が好きかな』って、奏多君の事を考えながら夕食の買い物をするのも好きだし…奏多君に『どこいくの?』って甘えられるのも結構好きなんだよ?」

「え、あ、あの…お、おねえ、ちゃん…?」

「私の人生は、もう奏多君中心だよ?」

色んな意味で、最初からね。

「ーーーーーーそれよりも…」

「……?」

「私は奏多君が心配だな…」

「え、何で…?」

「だって………すぐ、おちんちんトロトロになっちゃう可愛い子が、誰かに襲われるんじゃないかと心配なんだよ…?」

奏多君は結構、えっちな事に流されやすい。
しかも、弱い。

「は………?え……え"っ!?」

「ほら…もう、可愛いくお漏らししてるし……」

「いや、ちょっ、お、お姉ちゃんッ…?それは、お姉ちゃんだからだよっ?」

「?…私だから?」

「う、うんっ……お姉ちゃんのおっぱいしか好きじゃないし、他だと、ぺ、ぺニスも反応しない…」

「…え?」

今、なんて…?
奏多君は大きいおっぱいが好きなんじゃなくて、私のおっぱいが好きなの…?

それにその言い方だと、私にしか欲情しないという様に聞こえるけど…。

「そう…だから、お姉ちゃんが心配してる事は、起きないよ?そ、それから…オレを、守れないとか…オレ中心の人生とかって…」

さっきのほの暗さが嘘だった様に、初で可愛い反応をする奏多君。

あたふたと恥ずかしがる姿は、普段の奏多君から想像も出来ない。


ーーーこれは…もしや、いける…?


「奏多君」

「う、うん?」

「………おちんちん、舐めてもいい?」

「は………………………………?はああっ!?」

「おっぱいで挟んで、舐めたい……だめ…?」

「お、お姉ちゃんっ…!?」

「奏多君が不安にならないように、いっぱい良い子良い子してあげたいの…」


◆◆◆


「じゅっ、じゅっ…ぶっ…ぢゅっ」

「あっ…うっ…♡はぁっ…はぁっ……ああっ…♡」

お姉ちゃんが、オレのぺニスを、おっぱいで挟みながらしゃぶっている…。
ふわふわのおっぱいと、熱くて柔らかい口内に包まれている…。

それに…なんだ…この、視界の暴力…。

「お、ね、ちゃんっ…と、けちゃうっ…とけちゃうからぁ…っーーーー♡」

「ちゅ、何が、溶けちゃうの…?」

「っ……あっ…その…オ、オレ……ぺ、ニスがっ…」

「じゅっ…大丈夫だよ…おちんちんを、ちゅっ…よしよししてるだけだから…かなたくんの、ためだけに、よしよししたいの…」

「ッ!おねえ、ちゃ……♡ああああっ♡もう、らめぇ、イッちゃうっ…んんんーーーーっ♡」

そんな殺し文句言うなんて…ずるいよ…。
大好きなお姉ちゃんに口淫されながら、そう言われ、オレは参ってしまった。

ああ、もう……お姉ちゃんには敵わない。

こんな嬉しい事言われたら、すぐにイッちゃう…。

「…いっぱい出たね…♡えらいね…♡」

「ッ!?お、おねえちゃんっ…」

お姉ちゃんが、お姉ちゃんがっ…!

オレの、出した精液を、舐めてるっ…!?

オレの…体液を、あんな、嬉しそうにっ……。

「…………………ねぇ…ちゃ……♡」

その光景を見て、オレの顔は沸騰した様に熱くなり、頭がグラグラする。


ーーーポタッ…ポタッ…。


「……?……っ!?奏多君っ…!?」

「えっ…?…あっ…」

「血っ…!怪我したのっ?何処が痛いのっ?」

鼻に違和感を感じて触ってみると、ヌルッとした。

あっ、これ、鼻血…。

いつの間にか、オレの鼻から、血が垂れていた。

「…んっ」

お姉ちゃんはすぐにティッシュを取ると、オレの鼻に当ててくれた。

「大丈夫ッ?……こんなに疲れていたなんて…」

オレを労る様に頭を撫でると、お姉ちゃんは申し訳なさそうにオレを見ていた。

え、違うっ…そんな顔しないでっ…。

「ち、違うよ…?ちょっと…興奮し過ぎちゃって…」

「えっ………あ」

恥ずかしいけど、これ以上お姉ちゃんを不安にさせない様に、しっかりと顔を見て言った。

お姉ちゃんは、オレの言った事を正しく理解してくれたのか、優しく笑ってくれた。

はあぁ………すき、だいすき♡

それに…お姉ちゃんは、オレを守るために監禁はされたくないらしい…。

オレ中心の人生って…。

これって、どんな事があっても、お姉ちゃんの目には、オレしか見えてないって事だよね…?

なら……監禁しなくても、いいか♡

それにしても……お姉ちゃんは、夕食の買い物の時、オレの事を考えてるのか……しかも、オレからの束縛的な発言も好きだなんてっ……。

お姉ちゃんって、そういう素振りが全然、顔と態度に出ないから、もっとちゃんと見ていないと。

「…もっと、オレの事、考えてっ」

そう言って、お姉ちゃんにすり寄ると…。

「…?いつも、奏多君でいっぱいだけど…?」

動じもせずにそう言われた。
え、お姉ちゃん…カッコいい…すき…。

…………セックスして、孕ませて、周りも囲いたい。

「あっ…奏多君」

「うん?」

「セックスしたい?」

「ッ!?はっ、え、えっと………う、うん…」

オレの心を読んだと思ってしまう質問。
ドキドキしながら答えると…。

「奏多君がしたいならしていいよ。だけど、避妊はしないと駄目だよ」

「…………え」

お姉ちゃんからのまさかの言葉に、ドロッとした何かが、思考と心に纏わりつく。

オレのものに、ならない気…?

ならーーー。


「赤ちゃんが出来ちゃったら、奏多君にいっぱい構えないし、守れないでしょ?」

「………………………………………………………え?」

オレはお姉ちゃんの言葉にポカンッとする。

「明日病院に行ってピルもらってくるから、中出しはちょっとの間我慢してね………って、奏多君?」

「な………………え、それって……ピルの効果が出たら、何しても良いみたいに聞こえるけど…?」

「…?そうだよ?好きなだけ中出ししていいよ?」

「ーーーっ♡…お、おねえ、ちゃんッ……」

お姉ちゃんって、こんなにふわふわして、優しくて、控え目なのに、中身は頼りになる男前女子だったんだね…。

オレ……この人がいれば一生幸せかもしれない…♡


***


どうしたんだろう…奏多君…。
いつもより顔が蕩けて、私にメロメロなんだけど…。

奏多君の事が好きだし、私の体力は奏多君よりある。
それに、死ぬこと以外はどうって事ない。

元々色んな意味で奏多君中心だったし、苦もなにもない。

幸せにしてあげるよ。奏多君。
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