死ぬ事に比べれば些細な問題です。

きみどり

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充電は猫吸いの如く

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エリザベス王女の社交デビューと、エリザベス王女とのイチャイチャお泊まり会は何とか無事に終わった。
他でもない私が邪魔してしまった事は、思い出すだけでも罪悪感で胃がキリキリし出す…が、結果オーライ…シリルとの接触は防ぐ事が出来た。

あの後、シリルが女装してきた事、私がシリルの作戦を逆手に取った事を、兄とガイアに人を送って報告した。

当然…お泊まり会を終えて帰ってくると、兄には静かに怒られた。危ない、と。
何故、私が接触する必要があったのかと理由を聞かれ、用意しておいた答えを言った。

確実に、シリルを誘導するためだと。
具体性にかけた返答だが…逆に具体的に言うと、それこそ私でなくても良かったと言われて怪しまれる材料を与えてしまうからそれで押し通した。
…私以外、スキルの事は知らないからね。

聡い兄は、これ以上は平行線だと理解して話題を変えて引いてくれた。

それから……エリザベス王女とのイチャイチャお泊まり会が物凄く幸せだった事を伝えた。
尊さで溶けるかと思ったの。

お風呂での特盛ロイヤルおっぱいの生……凄かった…先っぽが薄ピンクで、乳輪もぷっくり大き過ぎず、小さ過ぎず…つきたてのお餅のように動くたわわが…。
それだけではなく、白桃のような美しいお尻…きめ細かい白い肌…え、やはり女神…美しい。大好きです。

寝る時も二人で密着して…埋もれて…柔らかくて…良い匂いで…可愛い声で紡がれる甘い言葉…。

今度は『ジェイクも一緒に、三人でお泊まり会しようね』ってエリザベス王女が言っていた…と、おっぱいのくだりから全て余すこと無く伝えると、兄の顔が真っ赤になって可愛いが爆発した。お兄ちゃん、可愛いよ。
あのおっぱいはお兄ちゃんのものになるんだよ。すごいね、やったね。と、言ったら…頬を摘ままれて怒られた。やっぱり可愛いね、お兄ちゃん。これをおかずに、ご飯三杯食べられそう。

しばらく可愛い兄を見詰め、落ち着いてからバイバイすると、スペンサー公爵邸に向かう準備を素早くした。
念のため…お泊まりセットを持って。

準備を終わらせると、馬車に乗り込み、すぐにスペンサー公爵邸まで走らせてもらった。



ーーーそして、スペンサー公爵邸に到着したのだが…。

その日のガイアは、目からハイライトが抜けていた。
そう…ちょっと、病んでいた。

これは…舞踏会で、すり寄る令嬢たちからストレスダメージを受けたのか…それとも私のせいか…。

「ビーチェ…はぁ…ビーチェ…すぅううう…」

「ひえぇ…っ……んっ…」

二人きりになると、ガイアに正面から強く抱き締められ、首筋に鼻をぴったり付けて匂いを吸われていた。

体に感じるガイアの熱が私の思考を溶かし、力が抜ける…そして、吐息は弱い電撃のように甘い快感を肌の上に巡らせていた。
じわじわとゆっくり、ねちっこく、私をとろとろメロメロにしていく。

いつも情熱的だが…何というか…今日は必死さみたいなものを感じる。
まるで、癒しを求めて猫吸いをする疲労困憊の飼い主のように。

「あっ…え、ガ、ガイアさまっ?きゃっ」

「ビーチェ…会いたかった…」

そのまま軽々と抱っこされてベッドに連れて行かれ、抱き締められたままの猫吸い状態でベッドにダイブした。

昼間から二人でベッドに寝転んでしまった…つい、えっちな気持ちで意識してしまう…ちょっとドキドキしちゃうよね…。
ベッドに付いたガイアの良い匂いが、ふわっと香り…彼の香りが濃くなり、頭がくらくらする。しゅき…とけるぅ…。

ガイアはすんすん匂いを吸う事に夢中で、うわごとのように私の愛称を呼び続けている。

ベッドの上でごろごろ体勢を変えては色んなところの匂いを吸われ、いつの間にか下に敷かれて押し倒されていた。

「っ!ひっ…あっ…っ…♡」

「ビーチェ…ビーチェ…」

ーーーガ、ガイアさん…?

あなた様が今すんすんしている場所は…おっぱいの谷間ですが……いつも何故か自制して触ってくれないのに…え、もしかして、無意識…?夢中過ぎて気付いてない…?

まだ浅い谷間から鼻先が右側に移動し、ぷにゅうっ…と、成長中のおっぱいを押された。
右乳房に遠慮無く顔を埋めて匂いを吸われる。

「はぁ…ここから甘い匂いがする…すうぅ…」

「ひんっ…っ…」

そ、そこはっ。
ガイア…もうっ…今日はホントにどうしたのっ…♡

ガイアが執拗に鼻先をぐりぐり押し付けて、必死にすんすん嗅いでいる箇所がある。

そこ…おっぱいの先っぽなの。

服の上から下着だけずらされちゃった…所謂胸ポチ状態…丸見えとはまた違ったえっちさがあるの…。

鼻先が上下に動き、芯を持ち始めた先っぽがぐにゅぐにゅと擦られている。
先っぽが根元から押されてしなったり…かと思ったらそのまま上から潰されたり、更に鼻先が円を描くように動いてこねられたり…。
鼻先で、先っぽが焦らすように転がされています…ねちっこいフェザータッチみたいに。

ひっ…気持ち良くてコリコリしてきちゃった…んっ…先っぽが薄い布に擦れて…いい…きもちーの。クセになっちゃう…。

えへへ…もうっ、的確に狙いを定めて…えっちさんだぁ…♡

えっちなガイアも尊い。しゅき。課金したい。
正気じゃないガイアもしゅき。いっぱいしゅき。
無意識の、本能の行動でも全然いい。
いっぱい触ってね。体課金するの。

先っぽから甘い匂いがするの?
そんな事あるわけないのに…ああ、エリザベス王女ならあり得るけどね!
でも…香水も付けてないし、洗剤の匂いでもないから、何故、体臭が甘く感じるかはわからないけど…。

もしかしたら…女性向けエロ小説の世界だから…?
夢あるふわふわキラキラファンタジー補正的な…?
世界観を壊さない仕様みたいな…。

うーん…いくら前世でフィクションだったとしても今は現実だし…さすがに……だけど、家族も使用人たちもみんな良い匂いだし…特にガイアとエリザベス王女が。

小説のメインキャラクターだから…?
わからない…今度何か理由があるのか調べてみよう…。
今は思考が溶け始めて頭が働かないし…。

ガイアの頭を撫で撫でしながら、私は弱い刺激と、熱くて激しくて甘い、くらくらする幸せに酔う事にした。
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