美幼女の女神様を幸せにしたいだけなのに執着されていました

きみどり

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隷属の呪い

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***03-16-11

「サファナ判事、それから君達にも。……一つだけ忠告が」

 パレードの行進が終わり、スタッフが通りを封鎖していたロープを片付けている中、ユリウスが声をかけてきた。

「どうしたの? ユークリッド少尉」
「実は、未確認情報ながら、このオフィエル祭に、少年ギャング団が入り込んでいるという情報が入りまして……」

 ギャング団?

「……例の、誘拐に関与してるかもっていう?」
「そうです」

 レイチェルの表情が、わずかに曇るのを俺は横目で見た。

「そう…………それで変装した憲兵達が至る所にいたのね」
「……気づいていましたか。さすが、サファナ判事です」
「おべっかはいらないんだからね」
「おや、これは手厳しい」

 そして彼は俺とバルに向き直ると

「彼等は幼い少女達を狙っているという噂もある。この人混みだ。くれぐれも目を離さないようにして頂きたい」

 彼は、ミリーやリアン達を見ながら、そう俺達に警告するのだった。

⭐︎⭐︎⭐︎
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