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眠れない夜
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眠れない。
客室のベッドで何度も寝返りを打ちながら、昼間に説明された内容が頭を回っていた。
ダメだ…夜風に当たって少しでも気分転換しよう。
可愛い寝息を立てるフィオレンツァを起こさないように、隠密魔法を使って部屋を出た。
…女神様もエネルギーを消費すれば普通におねんねするんだよ。
客船とはいえ、真夜中に部屋の外に出るのは危険なため、そのままの状態で甲板に向かう。
「フィオちゃんは…知っていたのかな…」
一人になったせいか…思わず、聞けずにもやもやしていた事が口から飛び出した。
アレクはまず、彼の周りの事から話してくれた。
世の中が一変する出来事が起き、ハンターは最も重要な職業になった。
専門の機関が設立され、検査用魔晶石で能力数値を計り…上からS、A、B、C、D、E、Fと強さランクを定めた。
それ以前は、ハンターは賞金稼ぎ、ハンターギルドは賞金稼ぎの集まり…と俗物的な扱いを受けていたらしい。
だけど今は、一部のS級ハンターは国家を揺るがす程の権力を持っているらしい。
為政者はもちろん…王家までも媚びを売り、威信は失われていた。
国家に情報統制されてきた民の認識も当然変わり、恐れながらも憧れ…皆、一度はハンターを夢見るようになった。
これ程までに常識がひっくり返り、パワーバランスが崩れた。
それもこれも、十九年前に天災事変ーーー最初のダンジョンブレイクが起きたからだ。
ダンジョンとは、異次元の迷宮空間。
二十年前…何らかの歪みでゲートと呼ばれる入り口が出現し、各地には多種多様なダンジョンが生まれた。
今でこそ難易度が測定され、管理されているが…当時はあまり重要視されずに放置されていた。
ダンジョン内は何が起こるかわからず、ダンジョン特有のモンスターもいるため…何かと理由を付け、調査は先送りにされていた。
中のモンスターが外へ出てくる事はないので、入らなければ大丈夫と思い込んでいたから。
ゲートは光の渦のような形状でわかりやすく、誤って入る可能性はない。
入っても閉じるわけではないのですぐに外へ出られる。
進んで入る者はアイテムや素材目当てのハンターや一部の賊のみだ。
俗物ごときが出入りできる低俗な場所に、わざわざ我々が赴く事はないだろう…と、そんな意見さえあったらしい。
更には…ダンジョンを攻略したハンターからの報告も、国のダンジョン軽視を助長していた。
最奥部にいるボスモンスターを倒すと、その場に出口のゲートが出現し、それをくぐって外に戻るとダンジョンは消滅する。
中にいた者たちも強制的に外へ出されるらしい…と。
リスクはあるが一応処理もでき、損失が出ても俗物が死亡するだけ。
何と都合の良い事かと、上層の人間は思った事だろう。
一年後にゲートからモンスターが押し寄せるとは知らずに。
誰にも攻略されずに放置されたダンジョンはゲートの外へ溢れ出てしまう。
まだ解明された点は少ないが、ダンジョン内の魔力が消費されずに増え続け、膨張し…濃度が限界に達した事で外へ流れ出たのではないかと分析されている。
つまり『狩らないとモンスターが増え続けて…』という事だろう。
水を入れ続けた風船のように、許容量を越えたダンジョンからモンスターが飛び出してくる現象…これがダンジョンブレイクだ。
全てのダンジョンではないにしろ、十九年前にダンジョンブレイクが一気に起き…各地は大混乱に。
問題を放置して対策を何も考えていなかった国家は機能せず、無駄な犠牲者ばかりを出した。
昔に比べ、戦争や紛争が極端に減り、平和ボケをしていた騎士や魔法使い。
ダンジョン以外でのモンスター討伐もハンターたちに丸投げしていたせいもあり、その代の者たちは命懸けの戦闘をした事がなかったらしい。
武力行使という、安全地帯でのみ発揮される暴力しか知らない温室育ちの集団は何の役にも立たなかった。
聖女の力で圧倒的な権力を所持していた教国も…何故か聖女の神聖力を使わずに沈黙を貫き、関与しなかったらしい。
結界はおろか、負傷者が泣き叫びながら懇願しても、決して神殿の扉を開けなかった。
魔力とは違い…神聖力で作った結界は魔を退け、癒しの力はどんな症状も治すというのに。
事態が落ち着くまで…民を愛する聖女も慈悲深い大神官も上位の神官たちまでも、神殿の扉を固く閉ざし、一度も姿を現さなかったという。
まるでその場凌ぎのように、下位の神官が生け贄のように戦闘に放り出された…という有名な話もあるそうだ。
多大な犠牲が出たが、勇敢なハンターたちの活躍で最悪な事態は収拾され、どうにか幕を閉じた。
各国の上層は無能さが露呈して権威を落とし…当然だが、教国は取り返しがつかない程に信用を落としたらしい。
これがハンターが重要視されるようになった理由だ。
十九年前…私が産まれる前なのか後なのかわからないが、全然知らなかった。
他のエルフは知っていたと思うが、若い世代には教える必要がないと判断したのかも。
一生故郷で過ごすのだから関係ないと。
話をされなかったという事は被害を受けなかったという事…自分たちに少しでも被害があれば話が受け継がれるはすだから。
何とも…排他的で警戒心が強いエルフらしい。
いや…もうそれ自体は仕方ないし、今は問題ではない。
問題なのは…。
何故、ダンジョンが生まれてから一年間はダンジョンブレイクが一度も起きなかったのか?
最初は一年間を目安にダンジョン攻略をしていたら、一ヶ月でダンジョンブレイクが起こった。
幸い、小規模だったためすぐに鎮圧できたが…それから不定期にバラバラに起こるようになった。
今は徹底的に管理され、魔力濃度を計測して予測できるようになったが…だからこそわかったらしい。
この一年間が奇跡に等しいと。
そして何故、教国は沈黙を貫いたのか?
細かい日付は不明だが、十九年前は聖女だったフィオレンツァが処刑された年だ。
国に尽くしたフィオレンツァを処刑してまで、新聖女を迎えた年でもある。
なのに…何故、全てを台無しにする対応をしたのか。
聞けば、新聖女たちは姿を現す事がほとんどなく、神殿に閉じ籠っているらしい。
ほぼ十九年間…弁明もせず。
怪しい…陰謀があるとしか考えられない程に。
ーーー何だか…嫌な予感がする。
もし、聖女フィオレンツァの死が関係していたらどうしよう…あまりにもタイミングが合いすぎていないか。
早計なのはわかっている。
今は根拠もなく、共通点を繋げて勝手に不安になっているだけだと。
だけど、こんな事…本人に聞けるわけがない。
こんな…傷口を抉る事なんて。
フィオレンツァは何処まで把握しているのだろう…。
少なくとも生前にダンジョンが現れた、という事はわかっているはずだ。
杞憂であって欲しい…。
フィオレンツァが傷付く事だけはあってはならない。
教国にフィオレンツァが転生して女神になっている事が知られたら……考えただけでゾッとする。
だが…次の瞬間、私は違う意味で青ざめる事になる。
「何を悩んでいる?」
「ーーー!?」
身震いをしていると、後ろから声をかけられた。
抑揚のない若い男性の声……アレクではない。
ビビり故、隠密魔法には自信があったのに見破られるとは…。
もしかして、使う前から後をつけられてーーーという事は…客室からだ…!
ひ、ひいいいいいっ!
どどどどどうしようっ!?
客室のベッドで何度も寝返りを打ちながら、昼間に説明された内容が頭を回っていた。
ダメだ…夜風に当たって少しでも気分転換しよう。
可愛い寝息を立てるフィオレンツァを起こさないように、隠密魔法を使って部屋を出た。
…女神様もエネルギーを消費すれば普通におねんねするんだよ。
客船とはいえ、真夜中に部屋の外に出るのは危険なため、そのままの状態で甲板に向かう。
「フィオちゃんは…知っていたのかな…」
一人になったせいか…思わず、聞けずにもやもやしていた事が口から飛び出した。
アレクはまず、彼の周りの事から話してくれた。
世の中が一変する出来事が起き、ハンターは最も重要な職業になった。
専門の機関が設立され、検査用魔晶石で能力数値を計り…上からS、A、B、C、D、E、Fと強さランクを定めた。
それ以前は、ハンターは賞金稼ぎ、ハンターギルドは賞金稼ぎの集まり…と俗物的な扱いを受けていたらしい。
だけど今は、一部のS級ハンターは国家を揺るがす程の権力を持っているらしい。
為政者はもちろん…王家までも媚びを売り、威信は失われていた。
国家に情報統制されてきた民の認識も当然変わり、恐れながらも憧れ…皆、一度はハンターを夢見るようになった。
これ程までに常識がひっくり返り、パワーバランスが崩れた。
それもこれも、十九年前に天災事変ーーー最初のダンジョンブレイクが起きたからだ。
ダンジョンとは、異次元の迷宮空間。
二十年前…何らかの歪みでゲートと呼ばれる入り口が出現し、各地には多種多様なダンジョンが生まれた。
今でこそ難易度が測定され、管理されているが…当時はあまり重要視されずに放置されていた。
ダンジョン内は何が起こるかわからず、ダンジョン特有のモンスターもいるため…何かと理由を付け、調査は先送りにされていた。
中のモンスターが外へ出てくる事はないので、入らなければ大丈夫と思い込んでいたから。
ゲートは光の渦のような形状でわかりやすく、誤って入る可能性はない。
入っても閉じるわけではないのですぐに外へ出られる。
進んで入る者はアイテムや素材目当てのハンターや一部の賊のみだ。
俗物ごときが出入りできる低俗な場所に、わざわざ我々が赴く事はないだろう…と、そんな意見さえあったらしい。
更には…ダンジョンを攻略したハンターからの報告も、国のダンジョン軽視を助長していた。
最奥部にいるボスモンスターを倒すと、その場に出口のゲートが出現し、それをくぐって外に戻るとダンジョンは消滅する。
中にいた者たちも強制的に外へ出されるらしい…と。
リスクはあるが一応処理もでき、損失が出ても俗物が死亡するだけ。
何と都合の良い事かと、上層の人間は思った事だろう。
一年後にゲートからモンスターが押し寄せるとは知らずに。
誰にも攻略されずに放置されたダンジョンはゲートの外へ溢れ出てしまう。
まだ解明された点は少ないが、ダンジョン内の魔力が消費されずに増え続け、膨張し…濃度が限界に達した事で外へ流れ出たのではないかと分析されている。
つまり『狩らないとモンスターが増え続けて…』という事だろう。
水を入れ続けた風船のように、許容量を越えたダンジョンからモンスターが飛び出してくる現象…これがダンジョンブレイクだ。
全てのダンジョンではないにしろ、十九年前にダンジョンブレイクが一気に起き…各地は大混乱に。
問題を放置して対策を何も考えていなかった国家は機能せず、無駄な犠牲者ばかりを出した。
昔に比べ、戦争や紛争が極端に減り、平和ボケをしていた騎士や魔法使い。
ダンジョン以外でのモンスター討伐もハンターたちに丸投げしていたせいもあり、その代の者たちは命懸けの戦闘をした事がなかったらしい。
武力行使という、安全地帯でのみ発揮される暴力しか知らない温室育ちの集団は何の役にも立たなかった。
聖女の力で圧倒的な権力を所持していた教国も…何故か聖女の神聖力を使わずに沈黙を貫き、関与しなかったらしい。
結界はおろか、負傷者が泣き叫びながら懇願しても、決して神殿の扉を開けなかった。
魔力とは違い…神聖力で作った結界は魔を退け、癒しの力はどんな症状も治すというのに。
事態が落ち着くまで…民を愛する聖女も慈悲深い大神官も上位の神官たちまでも、神殿の扉を固く閉ざし、一度も姿を現さなかったという。
まるでその場凌ぎのように、下位の神官が生け贄のように戦闘に放り出された…という有名な話もあるそうだ。
多大な犠牲が出たが、勇敢なハンターたちの活躍で最悪な事態は収拾され、どうにか幕を閉じた。
各国の上層は無能さが露呈して権威を落とし…当然だが、教国は取り返しがつかない程に信用を落としたらしい。
これがハンターが重要視されるようになった理由だ。
十九年前…私が産まれる前なのか後なのかわからないが、全然知らなかった。
他のエルフは知っていたと思うが、若い世代には教える必要がないと判断したのかも。
一生故郷で過ごすのだから関係ないと。
話をされなかったという事は被害を受けなかったという事…自分たちに少しでも被害があれば話が受け継がれるはすだから。
何とも…排他的で警戒心が強いエルフらしい。
いや…もうそれ自体は仕方ないし、今は問題ではない。
問題なのは…。
何故、ダンジョンが生まれてから一年間はダンジョンブレイクが一度も起きなかったのか?
最初は一年間を目安にダンジョン攻略をしていたら、一ヶ月でダンジョンブレイクが起こった。
幸い、小規模だったためすぐに鎮圧できたが…それから不定期にバラバラに起こるようになった。
今は徹底的に管理され、魔力濃度を計測して予測できるようになったが…だからこそわかったらしい。
この一年間が奇跡に等しいと。
そして何故、教国は沈黙を貫いたのか?
細かい日付は不明だが、十九年前は聖女だったフィオレンツァが処刑された年だ。
国に尽くしたフィオレンツァを処刑してまで、新聖女を迎えた年でもある。
なのに…何故、全てを台無しにする対応をしたのか。
聞けば、新聖女たちは姿を現す事がほとんどなく、神殿に閉じ籠っているらしい。
ほぼ十九年間…弁明もせず。
怪しい…陰謀があるとしか考えられない程に。
ーーー何だか…嫌な予感がする。
もし、聖女フィオレンツァの死が関係していたらどうしよう…あまりにもタイミングが合いすぎていないか。
早計なのはわかっている。
今は根拠もなく、共通点を繋げて勝手に不安になっているだけだと。
だけど、こんな事…本人に聞けるわけがない。
こんな…傷口を抉る事なんて。
フィオレンツァは何処まで把握しているのだろう…。
少なくとも生前にダンジョンが現れた、という事はわかっているはずだ。
杞憂であって欲しい…。
フィオレンツァが傷付く事だけはあってはならない。
教国にフィオレンツァが転生して女神になっている事が知られたら……考えただけでゾッとする。
だが…次の瞬間、私は違う意味で青ざめる事になる。
「何を悩んでいる?」
「ーーー!?」
身震いをしていると、後ろから声をかけられた。
抑揚のない若い男性の声……アレクではない。
ビビり故、隠密魔法には自信があったのに見破られるとは…。
もしかして、使う前から後をつけられてーーーという事は…客室からだ…!
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