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11.包囲!総理官邸
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楓さんいい子だったなぁ。
俺と結婚する相手は首相夫人になるから、あまり内向的な女性では難しいと思っていたけど、楓さんは社交的で教養もある。まだ18歳と若いが俺が21歳であるため、年齢は問題ないだろう。だけど、そんな打算や理屈は抜きに俺は楓さんを好きになり、たった数時間一緒に過ごしただけだが彼女と結婚したいとも思った。もし戦争が始まったら結婚式だなんだのと言ってられなくなる。今の世界情勢的にいつ日本が戦禍に巻き込まれてもおかしくない。もしかしたらこのタイミングを逃したら二度と楓さんと結婚するチャンスは訪れないかもしれない。よし、決めた!次に会ったときに彼女にプロポーズしよう!
そういえば、この時代のプロポーズって、どうすればいいんだ?親に申し込めば良いんだっけ?それで、親が了承してるのに本人が嫌がってたらツラいな。実は心に決めた人がいて、その人と駆け落ちなんて展開になったら、一生消えないトラウマになりそうだ。やはり本人に伝えて、本人から了承をもらってから親に申し込むのがいいだろうと思えてきた。
そういえばこの時代の婚約指輪とかって、どうなんだ?そもそも必要なのかな?よく考えたら、知らないことばっかりだ。明日、秘書に聞いてみようかな。
俺を乗せた警護の車列が皇居との中間位に差し掛かったとき、ドーンという腹に響く爆発音が聞こえた。慌てて発生源を探そうと車の中から窓の外を見ていたら、総理官邸の方角から煙が上がっているのが見えた。米軍の先制攻撃か?いや、東京はレーダー網でカバーされていて、24時間体制で海軍の哨戒機が飛んでいる。この警戒網の中で、米軍機の侵入を許すわけがない。米軍でないのなら、クーデターか?しかし、陸軍の幹部は俺がすべて掌握しているし、海軍も翔の方で完全に掌握できているからその可能性は低い。俺は一度車列を止めて、目的地を皇居から指揮を取りやすい陸軍省に変更。最後尾の警備車両を木村邸に引き返させて、木村一家を迎えに行かせた。もし、同時多発テロの場合、陸軍の最高幹部の一人である木村陸将もターゲットになる可能性があるからだ。
『グループチャット』
『グループチャットが繋がりました。』
システムのアナウンスの声が流れる。
『今の爆発音聞いたか?総理官邸方面から煙が上がってるぞ。俺はたまたま移動中だったから無事だけど、お前ら大丈夫?』
『え!テロ?俺は沖縄におって分かれへんけど、悠斗の方は無事なん?』
『僕は皇居にいるけど、今近衛師団の偵察隊に向かわせたよ。誠司はどこ?まだ例の女の子の家?』
もう近衛師団の偵察隊を向かわせたのか。流石に悠斗は行動が早いな。二人が無事ということは少なくともターゲットは悠斗と翔ではなさそうだな。
『ちょっと前にその女の子の家を出て、今は陸軍省に向かってる。あぁ、その話はこの騒動が落ち着いたらな。で、クーデターかテロの可能性もあるから首都圏の全部隊に緊急招集かけるわ』
『わかった。海軍も首都圏の特殊部隊に待機命令出すわ』
『悪いけど海軍の特殊部隊は政府要人と軍幹部の自宅の警備な向かわせられないか?今、陸軍で回せるユニットが足りない』
『おっけー、ほなすぐ向かわすわ。詳しい状況分かったら教えて。いったん切るわ。』
『了解』『了解』俺と悠人が同時に返事をしてグループチャットを切断した。
1941年12月24日21:30 大日本帝国 東京市 陸軍省庁舎
緊急車両のサイレンがあちこちで鳴り響く中、テロリストと遭遇することなく、無事に陸軍省に到着することができた。陸軍省には帰宅した職員が続々と戻ってきており、非常事態であるこどを再認識する。
陸将級の幹部で庁舎に戻ってきたのは俺が最初だったようで、司令室に向かって歩いている廊下の途中で、次々と俺を見つけた職員から指示や許可を求められた。廊下や階段を歩きながら指示を出しつつ司令室に到着した。
「状況は?」
司令室にいた職員に尋ねた。
「どうやら総理官邸の電話回線が切断されているようで、官邸内の陸軍の警備隊とは連絡が取れませんでしたが、同じく官邸内に常駐している武装警察が持っている携帯無線機から連絡がありました。敵の規模は1個連隊規模、陸軍の旧式の戦闘服を着用し、重火器を含む旧式の装備で武装。旧関東軍の真田歩兵連隊旗を掲げているとのこと。なお、既に官邸が包囲されているので、非戦闘員の脱出は困難。官邸内の陸軍警備部隊及び武装警察が応戦しているが、長くは持たない。至急援軍を求むとの要請がありました」
うわ、関東軍の亡霊かよ。あいつらいつの間に動いてたんだ?
「東部方面隊全部隊に非常召集!東部方面の全駐屯地と情報を共有して東京の重用施設の警備レベルを5に上げる。山崎歩兵連隊を市ヶ谷の警備に回せ、竹田歩兵連隊と北島歩兵連隊は装備が整い次第総理官邸で応戦中の部隊の救出に向かわせろ」
俺の指示を受け、司令室のオペレーター達が一斉に無線や電話で各駐屯地に連絡を開始する。
そこに木村陸将と木村三佐とが到着した。
「園田、状況は?」
「総理官邸が旧真田歩兵連隊と思われる連隊規模の武装集団から包囲され、攻撃を受けています。官邸内で応戦中の部隊の救援に竹田歩兵連隊及び北島歩兵連隊を向かわせました。私はここで引続き情報を集めるので木村陸将は山崎歩兵連隊を率いて市ヶ谷駐屯地警備の指揮をお願いします」
「わかった。木村三佐、絶対に園田から離れるな!」
「了解!」
父に敬礼をする木村三佐に見送られ、木村陸将は駆け足で司令室をあとにした。さすがは陸軍一理解力と行動力のある男だ。
「木村くん、楓さんとお母さんは?」
「はい、司令室に入れる訳にいかなかったので、庁舎の応接室で待たせてあります」
「それなら安心だな。念の為2名護衛に付けておけ」
「了解」
木村三佐は近くの職員に指示を出すと、職員が駆け足で司令室を出て行った。緊急時に2人も隊員を護衛に回すのは合理的な判断とは言えないが、万が一にも2人を人質に取られるわけにはいかない。
『グループチャットが繋がりました』
システムのアナウンスの声が流れる。
『誠司、翔、ある程度状況を掴んだよ。偵察から戻ってきたうちの偵察隊の報告によると、敵の規模は連隊規模、陸軍の旧式の戦闘服を着て、重火器を含む旧式の装備で武装しているらしいよ。あと、旧関東軍の真田歩兵連隊旗を掲げてるみたいだね』
『うん、さっき官邸の警護をしていた武装警察からも同じ情報が届いたから、間違いないと思う。それにしても真田連隊かぁ』
『真田連隊って特別なん?』
『まぁ、特別と言えば特別だな。あいつら戦闘力に関しては陸軍でもトップクラスだったんだけど、中国から引き揚げるときに軍規違反を犯して民間人から略奪したから、連隊全員懲戒解雇にしたんだよ。普通に軽い窃盗くらいなら俺も謹慎くらいで済ませたかったんだけど、調査したら略奪、強姦、殺人ってフルコースでやってた連中だから、全員陸軍から追い出したんだ。本来なら普通に刑事責任負わせて死刑か無期懲役にしてるところを、功労者だからって追放だけで許してあげて、陸軍から被害者や家族には賠償金と正式な謝罪までしてるのに、逆恨みして恩を仇で返すとか最悪だわ。せっかく気分良く家に帰るとこだったのに、あいつら絶対許さないわ』
『あぁ~、そら絶対誠司のこと恨んでるわ。だって、自分達の犯した罪の重さを一切理解してへんさかい、今こうしてテロリストになってるわけやさかい。とりあえず二式陸攻の編隊がもうスクランブルで飛ばして総理官邸上空におるけど、空爆してまう?』
物騒なことをいう海軍大臣。そんなことされたら、うちの部隊も確実に巻き込まれるだろうが。
『いやいや、たぶん職員はほとんど帰ってるけど、官邸警備の武装警察に当たるかもしれないからやめて。真田連隊のアホども俺が官邸にいると思ってたんだろうけどざまぁ。武装警察が足止めしてる間に制圧部隊を向かわせてるから大丈夫。こっから10分くらいだから、なんとか耐えれるだろ。警備部隊はうちの最新鋭装備持たせてる精鋭だし。
『わかった。しばらくローテーションで上空旋回させるから、空爆必要になったら言うて』
『あぁ、わかった。ありがとう』
俺と結婚する相手は首相夫人になるから、あまり内向的な女性では難しいと思っていたけど、楓さんは社交的で教養もある。まだ18歳と若いが俺が21歳であるため、年齢は問題ないだろう。だけど、そんな打算や理屈は抜きに俺は楓さんを好きになり、たった数時間一緒に過ごしただけだが彼女と結婚したいとも思った。もし戦争が始まったら結婚式だなんだのと言ってられなくなる。今の世界情勢的にいつ日本が戦禍に巻き込まれてもおかしくない。もしかしたらこのタイミングを逃したら二度と楓さんと結婚するチャンスは訪れないかもしれない。よし、決めた!次に会ったときに彼女にプロポーズしよう!
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俺を乗せた警護の車列が皇居との中間位に差し掛かったとき、ドーンという腹に響く爆発音が聞こえた。慌てて発生源を探そうと車の中から窓の外を見ていたら、総理官邸の方角から煙が上がっているのが見えた。米軍の先制攻撃か?いや、東京はレーダー網でカバーされていて、24時間体制で海軍の哨戒機が飛んでいる。この警戒網の中で、米軍機の侵入を許すわけがない。米軍でないのなら、クーデターか?しかし、陸軍の幹部は俺がすべて掌握しているし、海軍も翔の方で完全に掌握できているからその可能性は低い。俺は一度車列を止めて、目的地を皇居から指揮を取りやすい陸軍省に変更。最後尾の警備車両を木村邸に引き返させて、木村一家を迎えに行かせた。もし、同時多発テロの場合、陸軍の最高幹部の一人である木村陸将もターゲットになる可能性があるからだ。
『グループチャット』
『グループチャットが繋がりました。』
システムのアナウンスの声が流れる。
『今の爆発音聞いたか?総理官邸方面から煙が上がってるぞ。俺はたまたま移動中だったから無事だけど、お前ら大丈夫?』
『え!テロ?俺は沖縄におって分かれへんけど、悠斗の方は無事なん?』
『僕は皇居にいるけど、今近衛師団の偵察隊に向かわせたよ。誠司はどこ?まだ例の女の子の家?』
もう近衛師団の偵察隊を向かわせたのか。流石に悠斗は行動が早いな。二人が無事ということは少なくともターゲットは悠斗と翔ではなさそうだな。
『ちょっと前にその女の子の家を出て、今は陸軍省に向かってる。あぁ、その話はこの騒動が落ち着いたらな。で、クーデターかテロの可能性もあるから首都圏の全部隊に緊急招集かけるわ』
『わかった。海軍も首都圏の特殊部隊に待機命令出すわ』
『悪いけど海軍の特殊部隊は政府要人と軍幹部の自宅の警備な向かわせられないか?今、陸軍で回せるユニットが足りない』
『おっけー、ほなすぐ向かわすわ。詳しい状況分かったら教えて。いったん切るわ。』
『了解』『了解』俺と悠人が同時に返事をしてグループチャットを切断した。
1941年12月24日21:30 大日本帝国 東京市 陸軍省庁舎
緊急車両のサイレンがあちこちで鳴り響く中、テロリストと遭遇することなく、無事に陸軍省に到着することができた。陸軍省には帰宅した職員が続々と戻ってきており、非常事態であるこどを再認識する。
陸将級の幹部で庁舎に戻ってきたのは俺が最初だったようで、司令室に向かって歩いている廊下の途中で、次々と俺を見つけた職員から指示や許可を求められた。廊下や階段を歩きながら指示を出しつつ司令室に到着した。
「状況は?」
司令室にいた職員に尋ねた。
「どうやら総理官邸の電話回線が切断されているようで、官邸内の陸軍の警備隊とは連絡が取れませんでしたが、同じく官邸内に常駐している武装警察が持っている携帯無線機から連絡がありました。敵の規模は1個連隊規模、陸軍の旧式の戦闘服を着用し、重火器を含む旧式の装備で武装。旧関東軍の真田歩兵連隊旗を掲げているとのこと。なお、既に官邸が包囲されているので、非戦闘員の脱出は困難。官邸内の陸軍警備部隊及び武装警察が応戦しているが、長くは持たない。至急援軍を求むとの要請がありました」
うわ、関東軍の亡霊かよ。あいつらいつの間に動いてたんだ?
「東部方面隊全部隊に非常召集!東部方面の全駐屯地と情報を共有して東京の重用施設の警備レベルを5に上げる。山崎歩兵連隊を市ヶ谷の警備に回せ、竹田歩兵連隊と北島歩兵連隊は装備が整い次第総理官邸で応戦中の部隊の救出に向かわせろ」
俺の指示を受け、司令室のオペレーター達が一斉に無線や電話で各駐屯地に連絡を開始する。
そこに木村陸将と木村三佐とが到着した。
「園田、状況は?」
「総理官邸が旧真田歩兵連隊と思われる連隊規模の武装集団から包囲され、攻撃を受けています。官邸内で応戦中の部隊の救援に竹田歩兵連隊及び北島歩兵連隊を向かわせました。私はここで引続き情報を集めるので木村陸将は山崎歩兵連隊を率いて市ヶ谷駐屯地警備の指揮をお願いします」
「わかった。木村三佐、絶対に園田から離れるな!」
「了解!」
父に敬礼をする木村三佐に見送られ、木村陸将は駆け足で司令室をあとにした。さすがは陸軍一理解力と行動力のある男だ。
「木村くん、楓さんとお母さんは?」
「はい、司令室に入れる訳にいかなかったので、庁舎の応接室で待たせてあります」
「それなら安心だな。念の為2名護衛に付けておけ」
「了解」
木村三佐は近くの職員に指示を出すと、職員が駆け足で司令室を出て行った。緊急時に2人も隊員を護衛に回すのは合理的な判断とは言えないが、万が一にも2人を人質に取られるわけにはいかない。
『グループチャットが繋がりました』
システムのアナウンスの声が流れる。
『誠司、翔、ある程度状況を掴んだよ。偵察から戻ってきたうちの偵察隊の報告によると、敵の規模は連隊規模、陸軍の旧式の戦闘服を着て、重火器を含む旧式の装備で武装しているらしいよ。あと、旧関東軍の真田歩兵連隊旗を掲げてるみたいだね』
『うん、さっき官邸の警護をしていた武装警察からも同じ情報が届いたから、間違いないと思う。それにしても真田連隊かぁ』
『真田連隊って特別なん?』
『まぁ、特別と言えば特別だな。あいつら戦闘力に関しては陸軍でもトップクラスだったんだけど、中国から引き揚げるときに軍規違反を犯して民間人から略奪したから、連隊全員懲戒解雇にしたんだよ。普通に軽い窃盗くらいなら俺も謹慎くらいで済ませたかったんだけど、調査したら略奪、強姦、殺人ってフルコースでやってた連中だから、全員陸軍から追い出したんだ。本来なら普通に刑事責任負わせて死刑か無期懲役にしてるところを、功労者だからって追放だけで許してあげて、陸軍から被害者や家族には賠償金と正式な謝罪までしてるのに、逆恨みして恩を仇で返すとか最悪だわ。せっかく気分良く家に帰るとこだったのに、あいつら絶対許さないわ』
『あぁ~、そら絶対誠司のこと恨んでるわ。だって、自分達の犯した罪の重さを一切理解してへんさかい、今こうしてテロリストになってるわけやさかい。とりあえず二式陸攻の編隊がもうスクランブルで飛ばして総理官邸上空におるけど、空爆してまう?』
物騒なことをいう海軍大臣。そんなことされたら、うちの部隊も確実に巻き込まれるだろうが。
『いやいや、たぶん職員はほとんど帰ってるけど、官邸警備の武装警察に当たるかもしれないからやめて。真田連隊のアホども俺が官邸にいると思ってたんだろうけどざまぁ。武装警察が足止めしてる間に制圧部隊を向かわせてるから大丈夫。こっから10分くらいだから、なんとか耐えれるだろ。警備部隊はうちの最新鋭装備持たせてる精鋭だし。
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