冷遇側妃の幸せな結婚

玉響

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番外編

初夜(6) ※R18です

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ゆっくりとした動きで長い指が、隘路を進んでいく。

「あ………んぅっ………」

胎内に入り込んだエドアルドの人差し指に、強い異物感と圧迫感を覚えて、クラリーチェが思わず顔を顰めると、また涙が零れた。

「痛いか?」

注意深くクラリーチェの様子を見ていたらしい心配そうに、エドアルドが尋ねてくる。

「痛くは、ないです………」

むしろ、緩やかな快感がじわじわと腰のあたりを焦らしてきて、クラリーチェは戸惑いを感じていた。

「………道理で腟内なかが、………、私の指を喜んで咥えて、締め付けていると………。今にも指を食いちぎられそうだ」

信じられないくらいに卑猥な言葉を告げられたクラリーチェは羞恥のあまり、両手で顔を覆った。

そんなことを意識した覚えは全く無いのに、一体自分の体はどうなってしまっているのだろう。

「………やぁ………っ、そんな………」

くぷ、ぴちゃとエドアルドの指が埋められた場所からいやらしい水音が聞こえてきて、クラリーチェはいやいやと首を左右に振った。

「我が花嫁殿は、随分と感じやすい体質のようだな」

ふうっとエドアルドの吐息が漏れたのを感じた直後、エドアルドの指がソコから抜き取られると、クラリーチェの体は喪失感と物足りなさを感じて切なさを訴える。
そんなクラリーチェに見せつけるように、エドアルドは指に纏わりついててらてらと光るクラリーチェの蜜を、わざとらしくぺろりと舐めて見せた。
途端に羞恥で、全身が熱くなる。

「私………」

その光景を目の当たりにした途端に、新しい蜜が溢れ出すのを、感じてしまった。
いくら刺激を与えられた直後とはいえ、敏感な部分に触れられてもいないのに体が反応してしまった事に驚きつつも、いつからこんなにも淫らでいやらしい体になってしまったのかと、クラリーチェは己の体を恨めしく思った。

「………感じることは、悪いことではない。寧ろ、初めてでこれだけ感じてくれたというのは、男冥利に尽きるというものだ」

先程よりも更に嬉しそうにエドアルドは微笑み、そして徐に、クラリーチェの足の間に跪いたかと思うと、ゆっくりとその端正すぎる顔を蜜に塗れた花芯へと近づけ、そしてじゅ、と音を立てながら花弁に唇を寄せた。

「え………エドアルドさまっ………?!そんなところ、汚っ………」

信じられない事態に、クラリーチェは半ばパニックになりながら必死にエドアルドを引き剥がそうと努力をするが、エドアルドはびくともしなかった。
そしてそのエドアルドは、何度も何度も、その部分を愉しむように、わざと音を立てて、ゆっくりとクラリーチェが恥ずかしがる様を、眺めていた。
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