冷遇側妃の幸せな結婚

玉響

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番外編

初夜(5) ※R18です

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「そんな、可愛らしい声を出されると………っ、抑えが利かなくなる………」

何故か苦しそうに顔を歪めたエドアルドが、切ない吐息を漏らしながらクラリーチェの白い肌に、紅い痕を付けていく。

「あっ………」

新たな刺激を与えられる度に、クラリーチェは甘い喘ぎを零す。

エドアルドは小さく舌打ちをすると、自らが羽織っていたガウンを脱ぎ捨て、クラリーチェの纏うドロワーズを一気に剥ぎ取った。
ひんやりとした空気が、下肢に触れる。

「………本当に、美しい。この世に、貴女という存在を生み出してくれた神と、あなたの両親には感謝しかないな」
「……あの、恥ずかしいので……見ないで下さいませ………っ」

異性の前で全裸の姿を晒すなど、当然のことながら一切経験のないクラリーチェは、どうしたらいいのかも分からない。
そっと胸元と、新たに暴かれた下腹部を、手で覆い隠しながら、羞恥心で体がふるりと震えると、胸の双丘がぷるんと揺れた。

「………っ、本当に………堪らないな………」

エドアルドは壮絶な色気を放ちながら、ぺろりと自分の唇を舐めると、胸を弄っていた指をゆっくりと下へと降ろしていった。

「んぅ………っ」

肉付きの薄い臍周りを指の腹で優しく撫でられたかと思うと、更にその下へと手が伸びてきて、反射的に両足を固く閉じる。

「………大丈夫だ」

クラリーチェの銀色の髪と同じ色の薄い茂みに、ゆっくりと指を這わせながら、エドアルドに囁かれ、クラリーチェは恐る恐る力を抜くと、指先が花芯へと触れた。

「既に濡れているな。感じて、くれたのだな。………少し解すから、痛かったら言ってくれ」

誰にも晒したことのない場所がどんな状態になっているのかをエドアルドから説明されて、クラリーチェの顔がかあっと燃えるように熱くなる。

「は、はい…………」

頷きながら、エドアルドに縋るように彼の鍛え抜かれた逞しい背中に手を回すと、しっとりと汗で濡れていた。

宣言した割には遠慮がちに指先がクラリーチェの最も敏感な部分を弄りはじめると、全身の神経がそこに集中したかのように一気に快感が広がっていく。

「ああっ………」

はしたないと思いながらも、甘い声が口から零れて腰が跳ねると、エドアルドは嬉しそうに笑った。
その表情に安堵したクラリーチェの体からふっと力が抜けたのを、エドアルドは見逃さなかった。

つぷ、と長い指が蜜を吐き出す花芯へと侵入してきたのを感じて、クラリーチェはびくりと体を仰け反らした。
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