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第2章 魔王動乱
改心する
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ジェラールが来て1か月。相変わらず剣は上達しないし夜はふて寝するし全く代わり映えしない毎日だったんだけど、今日洗濯をする僕の横で大人しく洗濯してるのはそのジェラールだ。
曰く、自分には剣の才能がなかった。これ以上ティールの手を煩わせるのも申し訳ない。だからまずは自分の身の回りの事を出来るようにしたい、と。
身の回りの事が出来てもお金を稼ぐ術がなかったらどうにもならない、って言ったけどギルドには超初級クエストの薬草採取っていうのがあるらしくて、薬草畑で薬草を摘むだけの簡単なお仕事だからまとまった金にはならないけど格安家賃の小さな家で細々暮らすくらいならなんとかなる、って。ちなみにギルドの寮は薬草採取くらいのレベルの人には貸してもらえない。なんせ薬草採取なんて力の弱いΩ×Subとか子供達とかがやるような仕事だからね。そういう人達は教会とか親とか庇護者がついてるもんだから。
「元公爵令息のお前が料理や洗濯をして働いているのだ。相当の努力をしたのだろう」
うん、まあ僕の場合前世が庶民だったからなんだけどね。こういう仕事に抵抗はないんだけど、ジェラールがやる気になってるのならそこは黙っておこう。
――ただ……怪しいよね。つい数日前までティールに対して教え方が悪いだのなんだの文句垂れてた人が急にこうやってやる気を出してくる時って裏切りのフラグじゃん。
ジト目で見ても顔だけイケメンの笑顔は崩れない。
「……本気で頑張るならいくらでも教えるけど、もし改心したフリして何か画策してるならやめておいた方が良いと思うよ」
釘を刺してみたけど特に動揺した素振りはなかった。バカでも一応元王族だ。そんなに得意じゃなさそうだったけど、それなりに感情を消す術は心得ていてもおかしくない。いや全然隠しきれてないからバカだったんだけど。ただ本当に反省してたら可哀想だから一応教えるけどさ。
そんなわけで今僕の横で大人しく洗濯をしてるわけです。僕はオーナーのおパンツとかお姉さん達の下着を洗って、ジェラールがその他シーツとか服とかを分けながら魔導洗濯装置を使いながら終わったやつを干してる。
「あ、ちょっと!くしゃくしゃなまま干さないで!ちゃんと伸ばしてから!」
「伸ばすとはなんだ?」
「こうやって……」
物によってパンパン振ったり手で叩いて伸ばしたり、ってやって見せると拙いながら真似してやってる。ティールにはあんなに反抗的だったのに。こうやって素直に聞いてたら剣だって上達したんじゃないの?オーナーが伸びしろはあるような事言ってたんだし、勿体ない。
ちなみにそのティールは店の中から僕達を監視してる。いや、最初は近くにいたんだけど、黙って見られてて正直息が詰まりそうだったんだよね。2人だけの時だったら結構喋るようになったんだけど、ジェラールを警戒するあまり無言で見続けてくるから僕の方が耐えられなかったんだ。だから店の中から窓だけ開けてこっち見てる。それもそれで怖いけどもう気にしないようにしとく。
正直ジェラールの事は信用してないし、見張っててくれる方が安心なのは間違いないし。
洗濯を終わらせて、今は小屋に戻ったジェラールにご飯を届けて。今日もオーナーはおじさんと魔物の調査とか討伐に出てしまってて不在だからティールとご飯を食べる。
「結局剣はやめちゃったね~」
「騎士団流か知らんが今までのやり方に固執して上達しそうにもなかったから良いんじゃないか。俺も教えるの面倒だったし」
「元々我儘な王子様だしねぇ。むしろ今日大人しく洗濯してるのが驚きだよ」
今日は白いんげん豆のスープ、ディルとナッツを混ぜてオーブンで焼いた鮭とやっぱり固いパルヴァンパン。ティールは僕の柔らかいパンは食べた気がしないとか言い腐るからもう焼いてやらないもんね。僕は僕とお姉さん達用に焼いた柔らかパンだけどね。
「お前まだそれだけしか食わないのか」
「うるさいな。大分食べてるでしょ」
3人前くらい山盛り食べるティールと違って僕の前には1人前程度。前は半人前くらいしか食べられなかったからもう普通の量は食べれるようになったし!骨ばっかりでがりがりだった体もそれなりに肉と筋肉ついてきたし!洗濯とか掃除とかお姉さん達のマッサージが良い運動になってるらしくて単純に肉だけついた、って感じじゃないもん。オーナーみたいなムッチムチは無理でもティールくらいなら目指せる筈だ!
「腹を出すな!」
ぺろ、と服をめくって腹の筋肉を確認してたら顔を赤くしたティールに服を引っ張って下げられた。
「服が伸びる!」
「知るか!」
っていうか人前で腹出した僕が悪いか。正直すまんかった。
「お姉さん達の薄着見慣れてるくせに、そんな過剰反応しなくても……」
すまんかった、と思いつつちょっと文句を言ってみる。お姉さん達なんて足やら腹やらいっつも見えてるのにね。僕の薄っぺらい腹なんかよりお姉さん達の胸のお山とかくびれた腰とかの方がよっぽど目のやり場に困る人が多いと思うんだけど。
「薄っぺらな腹なんて見たくないからだ!」
「何だってー!?」
自分で薄っぺら、って言うのと人に言われるのとでは苛立ち度が違うんだからなー!!本当に毎回一言多いっていうか!腹立たしい!
ムムム、ってなりながら、それでも食後のハーブティーがないと落ち着かないから乾燥させたミントに湯を注ぐ。この爽やかな香りがたまんないんだよね~!
と思ってふと入口を見たら無言のオーナーが立ってて心臓が口から飛び出すかと思った。
「びっくりした!!オーナー、帰ってたなら言ってよ!」
「ん、ああ。悪いな」
「……どうしたの?何かあった?」
カウンターから出てどことなく元気がないオーナーに近寄った途端――
「んん……っ!?」
ぐい、っと強引に体を寄せてキスされる。
えぇぇぇぇ!!!?何々!?何なの!?オーナーどうしたの!?
驚き過ぎて抵抗も出来ないまましばらくチュッチュとキスされて、やっと解放された時には腰が砕けそうになってしまった。へろ、っとなった僕の腰をオーナーが支えてくれたんだけど、僕の背後からはティールのため息が聞こえる。それで思い出したけどティールもここにいたから今のはばっちり見てるだろう。いつもなら人前で抱き寄せる事はしてもキスなんてしないのに……一体何だったの!?
「心せま過ぎねぇ?」
「そうか?家族と言えど牽制は必要だと思ってな」
「……別にそんな必要ないだろ」
そして一体何の話?
結局僕には意味不明な会話をしてから、いつもなら憎まれ口だったり他愛無い話をしながら食後のハーブティーもきっちり飲んでいくティールがそのまま出て行ってしまった。
「何の話?」
「アイツとは一緒に暮らした期間が長いからか好みが似てるんだよな……」
そう言ってジッと僕を見る。
好み?好みって……え、まさか僕がティールに好かれてるって事!?
「そんな事ないと思うけど……」
だってアイツすぐ馬鹿にしてくるよ?
そう言ったらオーナーはまたジッと僕の顔を見て、大きくため息をついた。
「お前もお前で何ていうか……危機管理が甘いんだよな……」
えー?だってそもそもティールは最初オーナーが好きだってここに乗り込んできた僕の事めっちゃ怪しんでたじゃん!無口だったし威圧してきたし!そこから何をどう間違ったら僕に惚れるなんて可能性が出てきちゃうの?
はてはて?と首を傾げる僕にもう一度ため息をついたオーナーはふと厳しい顔で窓を睨んだ。監視する為に開いたままだった窓からそよそよと風が入ってくる。揺れるカーテンの向こうで動いた人影はもしかして小屋にいた筈のジェラールだろうか。
「あいつは剣はやめたんだったか」
「うん。薬草採取して生活するって。嘘っぽいから怪し過ぎるんだけど」
「……教会に行かせた方が良いかと思ったが逆にここで監視してた方がまだマシか?」
教会にはまだ小さな子供達がいるから、何か画策してて子供達を人質にされたら困る。
マリオットと護衛さん達もいるけど、廃嫡されたとは言え一応元王族のジェラールが僕と仲良くしてるマリオットに対して何か報告するかも知れないから出来れば教会には近付けたくない。
「オーナーやティールの事は怖いみたいだからここにいた方がまだマシかも」
それに王子達もちょくちょく来るから警戒してるっぽいし。
「ほら!僕だって危機管理出来てるでしょ?」
えへん、と胸を張る僕にオーナーはまたため息をつく。
「悪意への危機管理は出来ても好意への危機管理が甘い」
そう言いながらまた、ちゅ、っと今度は触れるだけのキスをされて情けない僕の悲鳴が響き渡った。
――これが嵐の前の静かな一時だと知ったのはそれからたったの3日後の事だった。
曰く、自分には剣の才能がなかった。これ以上ティールの手を煩わせるのも申し訳ない。だからまずは自分の身の回りの事を出来るようにしたい、と。
身の回りの事が出来てもお金を稼ぐ術がなかったらどうにもならない、って言ったけどギルドには超初級クエストの薬草採取っていうのがあるらしくて、薬草畑で薬草を摘むだけの簡単なお仕事だからまとまった金にはならないけど格安家賃の小さな家で細々暮らすくらいならなんとかなる、って。ちなみにギルドの寮は薬草採取くらいのレベルの人には貸してもらえない。なんせ薬草採取なんて力の弱いΩ×Subとか子供達とかがやるような仕事だからね。そういう人達は教会とか親とか庇護者がついてるもんだから。
「元公爵令息のお前が料理や洗濯をして働いているのだ。相当の努力をしたのだろう」
うん、まあ僕の場合前世が庶民だったからなんだけどね。こういう仕事に抵抗はないんだけど、ジェラールがやる気になってるのならそこは黙っておこう。
――ただ……怪しいよね。つい数日前までティールに対して教え方が悪いだのなんだの文句垂れてた人が急にこうやってやる気を出してくる時って裏切りのフラグじゃん。
ジト目で見ても顔だけイケメンの笑顔は崩れない。
「……本気で頑張るならいくらでも教えるけど、もし改心したフリして何か画策してるならやめておいた方が良いと思うよ」
釘を刺してみたけど特に動揺した素振りはなかった。バカでも一応元王族だ。そんなに得意じゃなさそうだったけど、それなりに感情を消す術は心得ていてもおかしくない。いや全然隠しきれてないからバカだったんだけど。ただ本当に反省してたら可哀想だから一応教えるけどさ。
そんなわけで今僕の横で大人しく洗濯をしてるわけです。僕はオーナーのおパンツとかお姉さん達の下着を洗って、ジェラールがその他シーツとか服とかを分けながら魔導洗濯装置を使いながら終わったやつを干してる。
「あ、ちょっと!くしゃくしゃなまま干さないで!ちゃんと伸ばしてから!」
「伸ばすとはなんだ?」
「こうやって……」
物によってパンパン振ったり手で叩いて伸ばしたり、ってやって見せると拙いながら真似してやってる。ティールにはあんなに反抗的だったのに。こうやって素直に聞いてたら剣だって上達したんじゃないの?オーナーが伸びしろはあるような事言ってたんだし、勿体ない。
ちなみにそのティールは店の中から僕達を監視してる。いや、最初は近くにいたんだけど、黙って見られてて正直息が詰まりそうだったんだよね。2人だけの時だったら結構喋るようになったんだけど、ジェラールを警戒するあまり無言で見続けてくるから僕の方が耐えられなかったんだ。だから店の中から窓だけ開けてこっち見てる。それもそれで怖いけどもう気にしないようにしとく。
正直ジェラールの事は信用してないし、見張っててくれる方が安心なのは間違いないし。
洗濯を終わらせて、今は小屋に戻ったジェラールにご飯を届けて。今日もオーナーはおじさんと魔物の調査とか討伐に出てしまってて不在だからティールとご飯を食べる。
「結局剣はやめちゃったね~」
「騎士団流か知らんが今までのやり方に固執して上達しそうにもなかったから良いんじゃないか。俺も教えるの面倒だったし」
「元々我儘な王子様だしねぇ。むしろ今日大人しく洗濯してるのが驚きだよ」
今日は白いんげん豆のスープ、ディルとナッツを混ぜてオーブンで焼いた鮭とやっぱり固いパルヴァンパン。ティールは僕の柔らかいパンは食べた気がしないとか言い腐るからもう焼いてやらないもんね。僕は僕とお姉さん達用に焼いた柔らかパンだけどね。
「お前まだそれだけしか食わないのか」
「うるさいな。大分食べてるでしょ」
3人前くらい山盛り食べるティールと違って僕の前には1人前程度。前は半人前くらいしか食べられなかったからもう普通の量は食べれるようになったし!骨ばっかりでがりがりだった体もそれなりに肉と筋肉ついてきたし!洗濯とか掃除とかお姉さん達のマッサージが良い運動になってるらしくて単純に肉だけついた、って感じじゃないもん。オーナーみたいなムッチムチは無理でもティールくらいなら目指せる筈だ!
「腹を出すな!」
ぺろ、と服をめくって腹の筋肉を確認してたら顔を赤くしたティールに服を引っ張って下げられた。
「服が伸びる!」
「知るか!」
っていうか人前で腹出した僕が悪いか。正直すまんかった。
「お姉さん達の薄着見慣れてるくせに、そんな過剰反応しなくても……」
すまんかった、と思いつつちょっと文句を言ってみる。お姉さん達なんて足やら腹やらいっつも見えてるのにね。僕の薄っぺらい腹なんかよりお姉さん達の胸のお山とかくびれた腰とかの方がよっぽど目のやり場に困る人が多いと思うんだけど。
「薄っぺらな腹なんて見たくないからだ!」
「何だってー!?」
自分で薄っぺら、って言うのと人に言われるのとでは苛立ち度が違うんだからなー!!本当に毎回一言多いっていうか!腹立たしい!
ムムム、ってなりながら、それでも食後のハーブティーがないと落ち着かないから乾燥させたミントに湯を注ぐ。この爽やかな香りがたまんないんだよね~!
と思ってふと入口を見たら無言のオーナーが立ってて心臓が口から飛び出すかと思った。
「びっくりした!!オーナー、帰ってたなら言ってよ!」
「ん、ああ。悪いな」
「……どうしたの?何かあった?」
カウンターから出てどことなく元気がないオーナーに近寄った途端――
「んん……っ!?」
ぐい、っと強引に体を寄せてキスされる。
えぇぇぇぇ!!!?何々!?何なの!?オーナーどうしたの!?
驚き過ぎて抵抗も出来ないまましばらくチュッチュとキスされて、やっと解放された時には腰が砕けそうになってしまった。へろ、っとなった僕の腰をオーナーが支えてくれたんだけど、僕の背後からはティールのため息が聞こえる。それで思い出したけどティールもここにいたから今のはばっちり見てるだろう。いつもなら人前で抱き寄せる事はしてもキスなんてしないのに……一体何だったの!?
「心せま過ぎねぇ?」
「そうか?家族と言えど牽制は必要だと思ってな」
「……別にそんな必要ないだろ」
そして一体何の話?
結局僕には意味不明な会話をしてから、いつもなら憎まれ口だったり他愛無い話をしながら食後のハーブティーもきっちり飲んでいくティールがそのまま出て行ってしまった。
「何の話?」
「アイツとは一緒に暮らした期間が長いからか好みが似てるんだよな……」
そう言ってジッと僕を見る。
好み?好みって……え、まさか僕がティールに好かれてるって事!?
「そんな事ないと思うけど……」
だってアイツすぐ馬鹿にしてくるよ?
そう言ったらオーナーはまたジッと僕の顔を見て、大きくため息をついた。
「お前もお前で何ていうか……危機管理が甘いんだよな……」
えー?だってそもそもティールは最初オーナーが好きだってここに乗り込んできた僕の事めっちゃ怪しんでたじゃん!無口だったし威圧してきたし!そこから何をどう間違ったら僕に惚れるなんて可能性が出てきちゃうの?
はてはて?と首を傾げる僕にもう一度ため息をついたオーナーはふと厳しい顔で窓を睨んだ。監視する為に開いたままだった窓からそよそよと風が入ってくる。揺れるカーテンの向こうで動いた人影はもしかして小屋にいた筈のジェラールだろうか。
「あいつは剣はやめたんだったか」
「うん。薬草採取して生活するって。嘘っぽいから怪し過ぎるんだけど」
「……教会に行かせた方が良いかと思ったが逆にここで監視してた方がまだマシか?」
教会にはまだ小さな子供達がいるから、何か画策してて子供達を人質にされたら困る。
マリオットと護衛さん達もいるけど、廃嫡されたとは言え一応元王族のジェラールが僕と仲良くしてるマリオットに対して何か報告するかも知れないから出来れば教会には近付けたくない。
「オーナーやティールの事は怖いみたいだからここにいた方がまだマシかも」
それに王子達もちょくちょく来るから警戒してるっぽいし。
「ほら!僕だって危機管理出来てるでしょ?」
えへん、と胸を張る僕にオーナーはまたため息をつく。
「悪意への危機管理は出来ても好意への危機管理が甘い」
そう言いながらまた、ちゅ、っと今度は触れるだけのキスをされて情けない僕の悲鳴が響き渡った。
――これが嵐の前の静かな一時だと知ったのはそれからたったの3日後の事だった。
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