【完】ラスボス(予定)に転生しましたが、家を出て幸せになります

ナナメ

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第1章 念願の国外追放

終わって始まる

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 柔らかな音楽が流れる王城の広間は今年卒業の貴族令息、令嬢達で賑わっていた。入り口に程近いこの為だけに作られたと言っても過言ではない広間とはいえ、本来入る事の出来ない王城というある意味異空間で僕の同級生達はやや興奮気味だ。
 敷き詰められたタイルはこの国最高級の石を切り出してあり、複雑な幾何学模様を描いている。
 毎年ほぼ卒業生の為にしか開放しないホールだというのに頭上にはきらびやかなシャンデリア。ただ来賓とかを迎える本物のホールのシャンデリアとは違ってここの物はイミテーションだけど。
 大きな窓から見える広大な庭園は今日この日だけは(範囲指定付きだけど)好きに散策しても良いらしい。夕暮れを過ぎた今の時間は散策可の所だけふわふわとランタン状の魔導灯が浮かんで幻想的に照らされていて特にご令嬢達は品位を損なわないようにしながもソワソワと落ち着きなく庭園を見つめている。
 かくいう僕も先程からソワソワドキドキ落ち着かず何度も王族の方々が出てくる筈の壇上を見上げていた。
 そう――今日ここで僕の運命が決まるのだ。その為の準備はしてきた。あとは結果を待つのみ。

 僕は自分に気合いを入れる為に塗った赤いマニキュアをしばし見つめ、よし、と小さく声に出す。爪は艶々していて、塗られた赤は炎のようで。眺めているとそれだけで強くなれる気がする。

「ウル」

「……やあ、マリオット」

 子爵令息のマリオットの、さらりと左肩でまとめておろした淡い水色の髪はまるで青空を映した清流のよう。薄緑の瞳は照明に照らされてキラキラと宝石みたいに輝いている。
 僕――ウルティスレット・フェンネル・アルタメニアは窓に映る自分の姿を確認し、自分が望む未来の為に表情を作った。
 容姿だけは誰にも引けを取らないと自負している僕の微笑みに声をかけてきたマリオットは少しだけ顔をひきつらせ何やらゴニョゴニョ言っているけれどそんなものは無視だ。僕は今人生の帰路に立たされているんだから。

(さあ、早く来い!僕の10年の努力の成果よ今ここに!)

 無意味かも知れない、とか。辛いからもうやめたい、とか。
 何度も何度も折れかけた心に“推し”という名の添え木をして耐えてきた。
 推しというのは凄い。生きる活力をくれる。毎日の潤いをくれる。干からびた大地に降り注ぐ恵みの雨のようだ。何て素晴らしいんだ、推し活。推しの為なら死ねる――いや、今死んだら駄目だ。僕の努力が無駄になってしまう。僕は生きて推しに全てを捧げるんだ。だからさっさと来い、僕の運命!

 むむむ……と唱えたと同時にキィ、と軽い音を立てて扉が開き、オーケストラの奏でる厳かな国歌と共にスタンレール王国の王太子ソンジェラール・インパチェンス・スタンレールとその婚約者の入場が伝えられた。
 途端にザワッ、とさざ波のような声と共に沢山の視線がこちらを向いたのがわかった。

 そりゃそうだろうね。なんせ王太子の婚約者は僕なんだから。その僕がホールにいるのにどうやって共に入場出来るのか。
 王族が来るから大っぴらに騒げないながらサワサワサワサワせせらぎのような声が広がる。僕はそれとなく周りに視線を走らせて、何人かの人物と表情を目に焼き付けた。

 うんうん。宰相の息子、騎士団長の息子、公爵家の息子、魔塔の天才魔導師。
 みんなの表情は僕が予測していた通りで、思わずニヤリと笑ってしまいそうなのを不安げな表情の裏に隠した。

 だめだめ、最後の正念場だからね。ここで下手打ったら10年の努力が水の泡だよ。この日の為に推しの姿絵を胸に頑張ったんじゃないか。
 王妃教育の血の滲むような日々(出来が悪いと鞭で打たれるから事実血塗れになった)、特技がないと嫌われてしまうかも知れないと料理長達の目を掻い潜って練習した料理、真夜中の井戸水での洗濯に休日の部屋の掃除。僕個人の資金なんてなかったからこっそり内職して資金も貯めた。勉強だって上位を取らないといけなかったから疎かにした事はない。
 8歳で前世らしき記憶が戻ってから10年。文字通り血反吐にまみれながら僕は頑張ったんだ。全てはこの日の為に。

 カツン、と大きくもない靴音が聞こえてざぁっ、と見事な音を立ててホールの人々が頭を下げる。ようやく王太子殿下のお出ましだ。
 王太子殿下ご入場報告からの流れが遅すぎるんだよね。もうちょいこう、テンポ良くいってほしいなぁ。
 ちなみに国王、王妃両陛下は式の後半、締めの挨拶に出てくるのみ。なのでバタン、と重々しく扉が閉まる音がした。

「面を上げよ」

 国王陛下に比べたらまだまだ威厳には程遠いけれど、オペラ歌手並みに良く通るアルトよりはやや低めテノールよりはやや高めの少年域を出たばかりの声。
 言われた通りまたざぁっ、と音を立てて皆が顔を上げて戸惑ったようにチラチラと僕とソンジェラール王太子の腕に張り付いてる人物とを見比べているのがわかった。
 だよね~。婚約者の僕を差し置いて別の人をエスコートしてるだなんてスキャンダルだよね~。

「皆の卒業を祝う前にこの場で報告せねばならない事がある」

 カツン、カツン、と長くない階段を腕に僕じゃない婚約者をくっつけたまま降りてくる王太子をひたと見つめた。
 さあ、来い。さあ、言え!

「ウルティスレット・フェンネル・アルタメニア!今この日を持ってお前との婚約を破棄する!」

 来たーーーーー!!!この3年ちまちま地味な嫌がらせをした甲斐があったよー!!!
 長かった……!本当に長かった!!学園前の7年と入学後の3年……!この日の為に頑張ったんだ……!!!

 思わずよっしゃぁぁぁ!!と叫んでガッツポーズしかけた腕をバシン、と反対の手で押さえて止める。
 その様子を見た王太子がつり目がちな目をさらにキリリと引き上げて僕を睨み付けながら言った。

「何だ?またハガルに手を上げようとでも言うのか!?」

 いやいや、手を上げてきたのはそのハガルさんですがね。ちなみにハガルさんは僕の弟なんですよ。兄弟で泥沼とかウケるー。

「殿下……ぼ、私との婚約は国王陛下と父が取り決めた事。私達の一存で破棄出来る物ではございません!」

 どうかな?焦ってるように見えるかな?絶望感溢れてる?気を付けないと喜びが全面に出て何だったら輝く笑顔を浮かべてしまいそうになるよ。

「アルタメニア公爵も了承済みの事だ。そもそもお前との婚約はただの隠れ蓑。昔から私の婚約者はハガル・アンシャベル・アルタメニアのみ!本来婚約破棄、というのもそぐわぬ言葉だ」

 うんうん、知ってたー!
 僕はただの囮。アルタメニア公爵家から王太子の婚約者が出たら困る貴族達の悪意からハガルを守る為に僕を矢面に立たせたんだよね。
 凄かったよ~。お茶会に出たら毒、毒、毒。毒耐性なかったらとうに死んでたよ。まぁ生まれつき僕に毒……というか毒を含む薬全般への耐性があったから考え付いたのかも知れない。だって身代わりをたててもすぐ毒殺されたら意味ないし。
 とは言えあまりに盛られ過ぎると流石に死ぬし、耐性があるだけで解毒はされないから毒が抜けるまで死んだ方がマシなんじゃないかってくらい苦しいんだけどさ。

 なんて考えながら茫然としてたっぽく見える間を開けてから言った。

「どう、して……じゃあ、僕は何の為に……!」

 やべ、笑いそうになって声震えたわ。気を抜くな~。ここで死罪!とか言われたら終わりだからね。死罪じゃなく、国外追放を勝ち取るまでは絶対に気を抜いたら駄目だ!

「ただの隠れ蓑にしては上出来だっただろう。だがお前は私の目を盗み、実の弟でもあるハガルに散々な嫌がらせをした!」

 したよ。したした。
 なんて思ってたら王太子とハガルの隣に王太子一派のイケメン達が並ぶ。
 宰相の息子が言った。

「あなたがハガル様を階段から突き落としたのは調べがついております!」

 突き落とされたの僕だけどね。ハガルは間抜けにも僕を押した反動で転けて尻餅ついただけだったと思うんだけど。
 はて、と首を傾げた所で騎士団長の息子が言った。

「貴様は体の弱いハガルの食事に毒を混ぜ殺そうとした!」

 毒入れられたのは僕だけどね。それを忘れたうっかりハガルが間違えて僕のお皿の物を口に入れちゃっただけでしょ。基本バカなんだよね、ハガルって。
 それに口にいれた瞬間思い出して吐き出してたから効果が出る程飲み込んでないし即解毒してもらってたくせに、王太子とかに「まだ食欲が……」「お腹が痛くて……」なんてうるうるお目目でしなだれかかってたじゃん。隠れてお菓子爆食いしてたけど。あんなにあざとい性悪なのにモテるのはそんなおバカな所がうけるのかな?
 反対側にはて、と首を傾げた所で今度はライバル公爵家の息子が言った。

「お前が公の場でハガル殿を口汚く罵っているのは皆が聞いている」

 あー、うんうん。それはしたした。バーカ!とか尻軽ー!とかそんな事言った。だってバカで尻軽だもん。周りが知らなかったとは言え、本物の王太子の婚約者なのに他の人にも色目使ってるのが尻軽じゃなかったら何を尻軽って呼べば良いんだ?事実君たちみんなハガルに色目使われてたから今そこにいるんでしょ。
 はて、と今度は上を見上げた所で魔塔からわざわざやって来た天才魔導師が言った。

「……ハガルが見つけた……新しい術式を……自分のだと偽った……」

 見つけたの僕だからね。それを卒業がやばいハガルに寄越せって言われて嫌だって言ったら父親にぶん殴られた挙げ句自室の地下室に閉じ込められて、出てきた時にはハガルの物になってたんだ。だからそれは違う、僕が見つけたんだって正当な主張をしただけだよ。
 はてはてはて、と足元を見つめて考える。

 僕がやった嫌がらせは精々ノート隠したり、公衆の面前で尻軽って罵ったり、足引っ掻けて転ばせたり、行きたがってたお茶会の日にわざとハガルが教師に呼び出されるように仕向けた程度。
 だって知ってたからね。僕がハガルの身代わりで、この卒業パーティーで婚約破棄されて真実を告げられるって。だけど僕は知らなかったから心から慕ってた王太子に泣いて縋るんだ。

 ――僕はあなただけを愛し、あなたの隣に立つ為に努力してきたんです!

 毒を盛られて死にかけたって、実の親に愛してもらえなくたって、階段から突き落とされたり、密室で見知らぬ巨漢に襲われそうになったり、絶対間違ってないだろ、って時にも間違えたと難癖つけて殴ってくる王妃教育の鞭打ちにだって耐えたんだ。僕にとっては全部全部王太子に愛して欲しかったから。貴族達の嫌がらせにじっと耐えて、傷の痛みも隠して、心の痛みも隠して、ただいつかは全部報われる日が来るからって。
 それを踏みにじるのが今日、この卒業パーティー。ありえないでしょ。全てが報われるって信じていた日にドン底に落とされるなんて。

「あなた方の言う事に1つも心当たりはありませんが、この公の場で言うならば証拠も捏造されているんでしょうね」

 わざと棘のある言い方をしてやった。だって明らかにやっていない事まで僕の罪状として上がってきてるし、王太子を含めた上位貴族達に面と向かって楯突ける人なんかいないだろう。冤罪だと訴えた所で聞いてもらえないし、そもそも訴えるつもりもない。
 僕はウルティスレット・フェンネル・アルタメニアじゃないから。けれどウルティスレットとして生きてきた年数分と本当のウルティスレットの無念を少しでも軽くしてやる為に刺々しく言ってやった。あんまり酷い事言うと死罪になりかねないからね!あくまで少しだけね!

「捏造だと?」

 王太子の眉間の皺がぎゅっ、と深くなる。
 あー、はいはい。すんませんねー、ハガルが言った事は全て真実ですよ~。ほとんど加害者と被害者が真逆なんですけどね~。
 しばし僕を睨んでいた王太子は、はっ、と鼻で嘲笑うと守衛の騎士に僕を拘束するように言った。それからハガルを残し僕の側までやってくると。

 ――パァン!!!

 と頬の辺りで小気味良い音が響く。
 いったぁぁぁ、耳キーンってなった~。鼓膜破れたらどうしてくれんの?ついでになんか生暖かい物が流れてる気がするわ。鼻血出たなこりゃ。

「貴様の処遇は既に父上や公爵とも話し合っている」

「処遇……?」

 ワクワクしてるのを感じさせないように涙を湛えた上目遣いで見てやる。
 一瞬、う、と怯んだ王太子にやっぱり小さな嫌がらせは必要だったな!と思った。何故ならウルティスレット……ウルは顔だけはめちゃくちゃ良い。ハガルなんて目じゃない。
 白金に輝く艶やかな髪には天使の輪。
 同じ色の長い睫毛に縁どられた大きな瞳は海を模したかのような深い青。
 小ぶりな鼻の下にはふっくらとした桃色の唇。
 にこりと微笑めば誰もがポーッと見とれてしまう容姿。
 だからこそうっかり王太子やらあの一派に好かれないよう、いけ好かない態度で接してきた。
 本当に良くやった、僕!!

 ほんの少し僕に見とれてしまったらしい王太子は誤魔化すように今度は反対側の頬に平手を食らわせて来た。いや、もう何でも良いから終わらせてくれー。

「貴様は公爵家から除籍された!ここは貴族の為の場だ。平民がおいそれと入れる場所ではない!」

 よっしゃぁぁぁ!!と二度目のガッツポーズが出かけて、僕が暴れようとしたと思ったらしき騎士にガッチリ押さえ込まれて腕が痛い。やめてよ、肩外れるじゃん。何度も外されたから、今では外れても自分で治せるけど。

「心優しいハガルがお前の助命を、と頼み込んできたから命までは取らん。今すぐにこの国から出ていくが良い。――この平民を外に摘まみ出せ!」

 勝ち誇った笑みのハガルが遠くに見える。
 でもなー、僕別に王族に興味ないし。ついでに公爵家にも未練はない。

「殿下、どうか話を……っ!話を聞いてください……!殿下……!!!」

 憐れっぽく聞こえるように声を上げ、はらはらと嘘の涙を流し(ついでに鼻血も流し)ながら引きずられて行く僕を誰もが小馬鹿にし、蔑んだ目で見てる。ついこの間まで王太子の婚約者としての僕に散々媚を売ってた奴らだって同じように。
 ただ唯一僕の秘密を知る親友のマリオットだけが見つからないように小さくサムズアップしてくれてた。
 大好きだよマリオットー!元気でなー!!嘘泣きの涙の中ぱちり、とウィンクで返すと呆れたようなため息はつかれたけれど本当に良いやつだ。

 騎士に引きずられてポイっと外に放り投げられた僕は出来るだけ憐れに、未練がましく見えるように一度だけ王城を振り返った。もちろん騎士さん達ががしゃん、と槍を交差させてくるからわざわざそれを突破してまで入ろうと思わない。
 本来なら公爵家の馬車で家路につく筈だった僕は着の身着のまま追い出され、路銀1つない……わけないんだよね~!!今すぐヒャッホー!!と踊り出したいのをこらえ、涙(と鼻血)を儚く拭い相変わらず槍を交差させてる騎士さん達にぺこり、と頭を下げてトボトボ歩く。
 後ろから

「おい……良いのか、あの子……」

「あのままだと魔獣に食われるか暴漢に襲われるんじゃないか……」

 なんて声が聞こえてきたけど着いてこないでね~!!任務に忠実でいて頂戴!
 トボトボ、トボトボ、と歩きながら左右をそれとなく見回して、サッと脇道に逸れる。さっきまでのトボトボ具合が信じられないくらい猛ダッシュして木の虛に隠した魔術陣を取り出して、

「推しの元へレッツゴー!!」

 嬉々として叫んだ。
 もしも心配になった騎士さん達が僕をこっそり保護しようと捜しに来てくれたとしても、燃え尽きた魔術陣の破片が残っただけで僕の姿はもうどこにもない筈だ。

 
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