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番外編1 お約束の学園祭
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あれから1年と少し経ちました。真央は小学1年生。まだまだ恐怖は根強いようですが、いつの間にやら凛太郎が真央のナイトを勝手に自負するようになっていて、母代わりであり兄である真希は微笑ましいな、と毎朝ほっこり微笑んでいます。しかし可愛い真央に変な虫がついている、と父代わりとなった裕司は心配やら嫉妬やらで、毎朝負のオーラを撒き散らしていました。もうすっかりと父親です。
真希と真央は裕司の養子になってから、アパートも3人で暮らせるものへ引っ越しました。
本音を言えば父太一の思い出の残る家、離れたくはありませんでしたが過去に縋って未来を潰すな、と亡き父からの最期の言葉を思い出し新たな未来への一歩を踏み出したのです。
真希は高校3年生となっていました。
かなり遠慮したのですが、裕司と司に説得され近場の大学へ進学する事になって受験勉強真っ最中。とは言え、担任にも太鼓判を押される合格ラインなので心配はしていません。あとは当日緊張のあまり体調を崩さないか、それだけが不安です。
そして今日、晴れ晴れとしたこの日。高校生活最後の学園祭がやってきました。
普段は勉強に追われる彼らもこの時ばかりは羽目を外したい、と異様なテンションになっていました。
ただやはり受験生、準備に時間はかけられません。
結局彼らのクラスが選んだのは―――。
昨日の夜、珍しく真希は裕司に大きな声を出しました。そんなこと滅多にありません。二人は世間も認める恋人同士、だからです。世間も、とは言いますが裕司の相手の名も写真も決して表には出ません。どこぞの女性編集者周辺から大きな圧力がかかり、どこの出版社も逆らえないからです。
しかしあの有名な作家、笹原裕司に男の恋人がいるなんて、と悪く言ったりする人は勿論います。
けれど裕司が取材に対しあまりにも堂々と、
『彼を心から愛しているし、これから先、生涯かけて幸せにしてやりたいと思っている』
そう言って綺麗に微笑んだので、
『本物の愛を感じた』
『こんなに愛されているなんて、相手の方が羨ましい』
『旦那にも見習ってほしい』
という人も沢山いて逆にファンは増えました。
それに裕司の性癖と、物語の面白さは関係がない、と元々のファンもそのまま本を買ってくれます。
今年もまた裕司の書いた本はドラマになり、真希は原作も読んでさらにドラマも欠かさず録画して勉強の合間にこっそり観て裕司に怒られたりしていました。
そんな仲良しの二人は昨日の夜言い合いとまではいきませんが、むしろ一方的に真希が物を言っていただけですが真央の目には喧嘩と映る事をしていました。
「だから!来なくていいってば!絶対来ないで!絶対絶対!来たら怒るからな!」
恋人(仮)から恋人、になり真希の敬語は完全に抜けました。いや、裕司が頑張ってやめさせました。名前も裕司、と呼んでくれるまでだいぶ粘りました。愛情が相当深い執念の男です。一歩間違えれば電柱の影やら窓の向こうやらからそっ、と動向を見守りかねないくらいの執念です。
そんな執念を持つ男、絶対来るなと言われれば何がなんでも行かなければ、という思いに駆られるのはもはや当然とも言うべき事象。
そんなわけで真希が部屋に逃げ込んだ後、一人我慢できない含み笑いを洩らす裕司を真央だけが絵本の影から見ていました。
「わーーーー!?」
そして学園祭当日の事、出し物の会場となった教室内に真希の叫びが響き渡りました。まだお客が他にいなかったから良かったですがクラスメイトが何事かと振り返ります。
男の恋人騒動でさらに有名になってしまった裕司は一応の変装――眼鏡に帽子をかぶっただけの簡単なものですが――をして、真央を連れ立っていました。
クラスメイトには都合よく相手が時の人、小説家笹原裕司だとバレません。そこは変身少女の正体がバレないのと同じ原理です。バレバレじゃね?と思ってはいけません。あんなにあからさまなのにバレないんです。
それはともかく、叫んだ真希は側にいた眼鏡男子の背後にササッと隠れました。真希の方が背が高いので隠れられてはいませんが隠れているつもりです。真央は目をキラキラさせて兄を見ているし、裕司はその場に萌え崩れ落ちそうになりました。真希はもはや半泣きです。
「な、何で!?来ないでって言ったじゃん!」
「真央が行きたいって言うから」
執念の男は真央をだしに使うという悪どい手に出ました。もちろん嘘はついていません。真央は兄の学校へ行きたがっていたし――それを提案したのは裕司でしたが――、実際先程からワクワクした様子を見せています。相変わらず弟が最優先の兄は楽しそうな弟に何も言えなくなり黙ってしまいました。不思議とその頭に引っ付いたうさ耳もしょぼん、と元気をなくしたように見えます。
そう、真希の頭には真っ白なうさ耳が乗っかっており間に挟まれている眼鏡男子の横からは真希のはくスカートがヒラヒラ揺れて存在を主張しています。教室の入り口には『うさ耳喫茶』の看板。
学園祭ネタでは一度はやりたい、そんなネタ。メイド服とケモ耳にはロマンがつまっているのです。
ちなみに執事服でうろついているのは、まるで美少年のような少女達。そして間に挟まれている眼鏡男子は普通に喫茶店員のような雰囲気の洋装。
どうやらメイド服男子はお笑い担当、もしくはメイド服さえ着こなしてしまえるイケメンのどちらかで、執事服女子は総じて宝塚にでもいそうな美少年風。
「にーちゃん、かわいいね!」
弟の無邪気な一言がさっくり胸を貫きます。穴があったら入りたい、それで埋もれてしまいたい、眼鏡男子を盾に真っ赤になりすぎて発火しそうな真希はそう思います。
年上の恋人はこんな格好の自分をどう思っているのか、怖々見上げるけれど眼鏡が光に反射して表情がわかりません。
裕司の心の声は
(神様ありがとう)
でしたがもちろん真希にはわかりません。ただ無反応なのがこわくてビクビクしていました。
「あの、そろそろ僕を盾にするのやめてくれない?」
眼鏡男子が困った顔でそう言った時他のお客が来はじめたので――本当は今すぐにでも着替えてしまいたい衝動に駆られましたが――、ひとまず働かなければクラスメイトのブーイングは必至。仕方なく仕事に戻りました。
(うぅ…、すごい見てる…)
案内され席に座った裕司の視線は気にしない事にしよう、とすればするほど気になります。
ちなみに真央は真希の弟だということで女子達にかわいー!と絡まれて若干怯え、裕司にぴったり引っ付いていましたが、段々客が増えみんな仕事に戻った今は裕司の隣に座って大人しくオレンジジュースを飲んでいます。
大人しくしていますが、これが兄が通っている学校かとうきうきわくわく教室内を見渡したりもしていました。
「とりあえずさぁ、先に弟達と回ってくる?」
真希よりも先に裕司の熱視線に耐えられなくなったのは眼鏡男子の方でした。
後半頑張ってもらうから前半は回ってきなよ、とありがたい一言に手厚く礼を述べて着替えて二人と一緒に回ります。
子供だましのようなオバケ屋敷で真央が泣いてしまったり、クレープ屋のクラスでは真央が可愛いからとクリームを大サービスしてくれたり、展示室では真希も真央も好きな星の写真を見たり。こーこーせーはすごいね、と真央はずっと興奮しっぱなし。
実を言えば去年までは学園祭があることを裕司に言っておらずただ遅くなる、と真央を預かってもらっていただけでした。他校の彼氏彼女がきてちょっと回ってくるー!と抜けてしまうクラスメイトを見送るだけだったのですが、最後の年こうして一緒に回ってくれる相手がいることがほんの少し嬉しかったりもします。それも何より大切な弟と、恋人だから余計に。
そんな真希の心を見透かした――もはやサトリではないかという域で何を考えているか悟ります――裕司は愛してやまない半身の頭をクシャクシャと撫で回しました。
「わ、何…!?」
「高校生活は二度とないからね。楽しい思い出、沢山作っときなよ」
辛い思い出が多い2年を塗り替えて残りを楽しめと言われ、ようやく裕司がここへ来た本当の意味を悟った真希は
「うん、ありがとう裕司」
とてもとても嬉しそうに微笑みました。
美談だと思いきや眼鏡男子のモブオ君(裕司命名)にコッソリちゃっかり真希のうさ耳メイド服写真を頼んだ辺り本当に楽しんだのは裕司だったのではないかという思いはそっ、と心の箱にしまっておきます。
真希と真央は裕司の養子になってから、アパートも3人で暮らせるものへ引っ越しました。
本音を言えば父太一の思い出の残る家、離れたくはありませんでしたが過去に縋って未来を潰すな、と亡き父からの最期の言葉を思い出し新たな未来への一歩を踏み出したのです。
真希は高校3年生となっていました。
かなり遠慮したのですが、裕司と司に説得され近場の大学へ進学する事になって受験勉強真っ最中。とは言え、担任にも太鼓判を押される合格ラインなので心配はしていません。あとは当日緊張のあまり体調を崩さないか、それだけが不安です。
そして今日、晴れ晴れとしたこの日。高校生活最後の学園祭がやってきました。
普段は勉強に追われる彼らもこの時ばかりは羽目を外したい、と異様なテンションになっていました。
ただやはり受験生、準備に時間はかけられません。
結局彼らのクラスが選んだのは―――。
昨日の夜、珍しく真希は裕司に大きな声を出しました。そんなこと滅多にありません。二人は世間も認める恋人同士、だからです。世間も、とは言いますが裕司の相手の名も写真も決して表には出ません。どこぞの女性編集者周辺から大きな圧力がかかり、どこの出版社も逆らえないからです。
しかしあの有名な作家、笹原裕司に男の恋人がいるなんて、と悪く言ったりする人は勿論います。
けれど裕司が取材に対しあまりにも堂々と、
『彼を心から愛しているし、これから先、生涯かけて幸せにしてやりたいと思っている』
そう言って綺麗に微笑んだので、
『本物の愛を感じた』
『こんなに愛されているなんて、相手の方が羨ましい』
『旦那にも見習ってほしい』
という人も沢山いて逆にファンは増えました。
それに裕司の性癖と、物語の面白さは関係がない、と元々のファンもそのまま本を買ってくれます。
今年もまた裕司の書いた本はドラマになり、真希は原作も読んでさらにドラマも欠かさず録画して勉強の合間にこっそり観て裕司に怒られたりしていました。
そんな仲良しの二人は昨日の夜言い合いとまではいきませんが、むしろ一方的に真希が物を言っていただけですが真央の目には喧嘩と映る事をしていました。
「だから!来なくていいってば!絶対来ないで!絶対絶対!来たら怒るからな!」
恋人(仮)から恋人、になり真希の敬語は完全に抜けました。いや、裕司が頑張ってやめさせました。名前も裕司、と呼んでくれるまでだいぶ粘りました。愛情が相当深い執念の男です。一歩間違えれば電柱の影やら窓の向こうやらからそっ、と動向を見守りかねないくらいの執念です。
そんな執念を持つ男、絶対来るなと言われれば何がなんでも行かなければ、という思いに駆られるのはもはや当然とも言うべき事象。
そんなわけで真希が部屋に逃げ込んだ後、一人我慢できない含み笑いを洩らす裕司を真央だけが絵本の影から見ていました。
「わーーーー!?」
そして学園祭当日の事、出し物の会場となった教室内に真希の叫びが響き渡りました。まだお客が他にいなかったから良かったですがクラスメイトが何事かと振り返ります。
男の恋人騒動でさらに有名になってしまった裕司は一応の変装――眼鏡に帽子をかぶっただけの簡単なものですが――をして、真央を連れ立っていました。
クラスメイトには都合よく相手が時の人、小説家笹原裕司だとバレません。そこは変身少女の正体がバレないのと同じ原理です。バレバレじゃね?と思ってはいけません。あんなにあからさまなのにバレないんです。
それはともかく、叫んだ真希は側にいた眼鏡男子の背後にササッと隠れました。真希の方が背が高いので隠れられてはいませんが隠れているつもりです。真央は目をキラキラさせて兄を見ているし、裕司はその場に萌え崩れ落ちそうになりました。真希はもはや半泣きです。
「な、何で!?来ないでって言ったじゃん!」
「真央が行きたいって言うから」
執念の男は真央をだしに使うという悪どい手に出ました。もちろん嘘はついていません。真央は兄の学校へ行きたがっていたし――それを提案したのは裕司でしたが――、実際先程からワクワクした様子を見せています。相変わらず弟が最優先の兄は楽しそうな弟に何も言えなくなり黙ってしまいました。不思議とその頭に引っ付いたうさ耳もしょぼん、と元気をなくしたように見えます。
そう、真希の頭には真っ白なうさ耳が乗っかっており間に挟まれている眼鏡男子の横からは真希のはくスカートがヒラヒラ揺れて存在を主張しています。教室の入り口には『うさ耳喫茶』の看板。
学園祭ネタでは一度はやりたい、そんなネタ。メイド服とケモ耳にはロマンがつまっているのです。
ちなみに執事服でうろついているのは、まるで美少年のような少女達。そして間に挟まれている眼鏡男子は普通に喫茶店員のような雰囲気の洋装。
どうやらメイド服男子はお笑い担当、もしくはメイド服さえ着こなしてしまえるイケメンのどちらかで、執事服女子は総じて宝塚にでもいそうな美少年風。
「にーちゃん、かわいいね!」
弟の無邪気な一言がさっくり胸を貫きます。穴があったら入りたい、それで埋もれてしまいたい、眼鏡男子を盾に真っ赤になりすぎて発火しそうな真希はそう思います。
年上の恋人はこんな格好の自分をどう思っているのか、怖々見上げるけれど眼鏡が光に反射して表情がわかりません。
裕司の心の声は
(神様ありがとう)
でしたがもちろん真希にはわかりません。ただ無反応なのがこわくてビクビクしていました。
「あの、そろそろ僕を盾にするのやめてくれない?」
眼鏡男子が困った顔でそう言った時他のお客が来はじめたので――本当は今すぐにでも着替えてしまいたい衝動に駆られましたが――、ひとまず働かなければクラスメイトのブーイングは必至。仕方なく仕事に戻りました。
(うぅ…、すごい見てる…)
案内され席に座った裕司の視線は気にしない事にしよう、とすればするほど気になります。
ちなみに真央は真希の弟だということで女子達にかわいー!と絡まれて若干怯え、裕司にぴったり引っ付いていましたが、段々客が増えみんな仕事に戻った今は裕司の隣に座って大人しくオレンジジュースを飲んでいます。
大人しくしていますが、これが兄が通っている学校かとうきうきわくわく教室内を見渡したりもしていました。
「とりあえずさぁ、先に弟達と回ってくる?」
真希よりも先に裕司の熱視線に耐えられなくなったのは眼鏡男子の方でした。
後半頑張ってもらうから前半は回ってきなよ、とありがたい一言に手厚く礼を述べて着替えて二人と一緒に回ります。
子供だましのようなオバケ屋敷で真央が泣いてしまったり、クレープ屋のクラスでは真央が可愛いからとクリームを大サービスしてくれたり、展示室では真希も真央も好きな星の写真を見たり。こーこーせーはすごいね、と真央はずっと興奮しっぱなし。
実を言えば去年までは学園祭があることを裕司に言っておらずただ遅くなる、と真央を預かってもらっていただけでした。他校の彼氏彼女がきてちょっと回ってくるー!と抜けてしまうクラスメイトを見送るだけだったのですが、最後の年こうして一緒に回ってくれる相手がいることがほんの少し嬉しかったりもします。それも何より大切な弟と、恋人だから余計に。
そんな真希の心を見透かした――もはやサトリではないかという域で何を考えているか悟ります――裕司は愛してやまない半身の頭をクシャクシャと撫で回しました。
「わ、何…!?」
「高校生活は二度とないからね。楽しい思い出、沢山作っときなよ」
辛い思い出が多い2年を塗り替えて残りを楽しめと言われ、ようやく裕司がここへ来た本当の意味を悟った真希は
「うん、ありがとう裕司」
とてもとても嬉しそうに微笑みました。
美談だと思いきや眼鏡男子のモブオ君(裕司命名)にコッソリちゃっかり真希のうさ耳メイド服写真を頼んだ辺り本当に楽しんだのは裕司だったのではないかという思いはそっ、と心の箱にしまっておきます。
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