二分の一の世界

襲った船にあった“積み荷”は一人の青年だった。

 悪徳な海軍や悪行を尽くす海賊ばかりを狙う義賊――漆黒の聖女。
 船長であるケイが拾った青年ーーアサギは違法な薬で前後不覚になっていたものの何とか正気を取り戻したけれど、正気に戻った彼の第一声は「何で殺してくれなかった」だった。
 快楽に弱く、そのくせなかなか本心を話さず素直じゃない彼に惹かれていくケイ。
 自由奔放ながら部下達から絶対的な信頼を寄せられるケイに心を開いていくアサギ。
 二人の思いが通じ合った頃、彼の元に現れた人物が全てを壊しーー?

何かから逃げてきた青年と奔放な船長の物語。




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※君を呼ぶ声と最終的にリンクしますが、こちらの物語の内容自体には関わりがありませんので単品で読めます。
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