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「これが、欲しいか?」
「……、ぁっ……」
奈津の息は、喉につかえる程に上がっていた。
──欲しい。すぐにでも、貫いて欲しい。でも……
「………」
言葉にするのは、やっぱり恥ずかしい。
口を薄く開いたまま言い淀む奈津に、成瀬の右手は再び動き出し、ゆるゆると自身の雄をしごく。上下に、先端から根元まで大きくしごいて、熱い息を吐いた。
「……イキそうだ。このままイッてもいいか?」
「ぁ……」
右手の動きが早くなる。薄明かりの中てらてらと妖しく光る雄を、見せつけるように上下にしごいて、熱い息を吐いた。
「あぁ……イく」
眉を寄せた成瀬が、目をくっと閉じる。右手の中の怒張は、もう限界を迎えそうな程に張り詰めている。
「ぅ、……ふっ、」
「いやっ」
奈津は思わず、成瀬の手を掴んで止めた。
「いや、いやだ……」
「……奈津、」
奈津の漆黒の瞳に、ぶわりと涙が溜まる。
「1人で、イッたら嫌だ……僕の、中、で……」
「っ、」
瞬間、奈津の両足を抱え上げた成瀬は、ひと息に自身を突き入れた。
「うああっ! んんんっ!」
奈津は仰け反り、思わず口を押さえた。一瞬で走った強烈な快感に、奈津の欲望が弾け飛ぶ。そのままがくがくと揺さぶられ、奈津の先端からは白濁が飛び散った。
「奈津っ、奈津っ」
「あ、あ、あっ、やっ、や、」
絶頂を迎えたまま奥を突き続ける楔に、奈津の意識は飛びそうになった。
「う、ぅっ……ゔぅっ」
時間も置かずに、打ちつけられた体の奥が熱くなると、成瀬が大きく息を吐いた。絶頂を迎え続けた奈津の体が、痙攣したようにひくひくと戦慄く。
「はぁっ……はっ、はっ、は……」
断続的にぴくぴくと浮く奈津の腰を抱え上げ、成瀬の腰がゆらりと動く。
「……まだだ」
「あ、あ……」
再び始まる律動に、奈津の足がゆらゆら揺れる。
「全然、足りない。もっとだ、奈津」
「あ、あ、」
抵抗もできない奈津の意識が白く濁る。
この日成瀬が、奈津は自分のものだと実感するためには、たっぷりと時間を要したのだった。
「……、ぁっ……」
奈津の息は、喉につかえる程に上がっていた。
──欲しい。すぐにでも、貫いて欲しい。でも……
「………」
言葉にするのは、やっぱり恥ずかしい。
口を薄く開いたまま言い淀む奈津に、成瀬の右手は再び動き出し、ゆるゆると自身の雄をしごく。上下に、先端から根元まで大きくしごいて、熱い息を吐いた。
「……イキそうだ。このままイッてもいいか?」
「ぁ……」
右手の動きが早くなる。薄明かりの中てらてらと妖しく光る雄を、見せつけるように上下にしごいて、熱い息を吐いた。
「あぁ……イく」
眉を寄せた成瀬が、目をくっと閉じる。右手の中の怒張は、もう限界を迎えそうな程に張り詰めている。
「ぅ、……ふっ、」
「いやっ」
奈津は思わず、成瀬の手を掴んで止めた。
「いや、いやだ……」
「……奈津、」
奈津の漆黒の瞳に、ぶわりと涙が溜まる。
「1人で、イッたら嫌だ……僕の、中、で……」
「っ、」
瞬間、奈津の両足を抱え上げた成瀬は、ひと息に自身を突き入れた。
「うああっ! んんんっ!」
奈津は仰け反り、思わず口を押さえた。一瞬で走った強烈な快感に、奈津の欲望が弾け飛ぶ。そのままがくがくと揺さぶられ、奈津の先端からは白濁が飛び散った。
「奈津っ、奈津っ」
「あ、あ、あっ、やっ、や、」
絶頂を迎えたまま奥を突き続ける楔に、奈津の意識は飛びそうになった。
「う、ぅっ……ゔぅっ」
時間も置かずに、打ちつけられた体の奥が熱くなると、成瀬が大きく息を吐いた。絶頂を迎え続けた奈津の体が、痙攣したようにひくひくと戦慄く。
「はぁっ……はっ、はっ、は……」
断続的にぴくぴくと浮く奈津の腰を抱え上げ、成瀬の腰がゆらりと動く。
「……まだだ」
「あ、あ……」
再び始まる律動に、奈津の足がゆらゆら揺れる。
「全然、足りない。もっとだ、奈津」
「あ、あ、」
抵抗もできない奈津の意識が白く濁る。
この日成瀬が、奈津は自分のものだと実感するためには、たっぷりと時間を要したのだった。
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