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腹の上で、男の子がもぞもぞと動く。
こちらを見る濡れたような黒い瞳が、くりくりと動く。その柔らかそうな茶色の髪に、薫はそっと手を伸ばした。
「……ソラ。ソラだよな」
すると、男の子は──ソラは、ぱっと笑顔になった。
『薫! 薫、会いたかった!』
軽い体重を押し付けるように、ぎゅうっと薫にしがみつく。
「俺も、会いたかったよ」
ぐりぐりと顔を押し付けるソラの髪を優しく撫でながら、薫も目を細めた。
『酷いよ、薫。僕、こんなのに似てないよ』
顔を起こしたソラが、拗ねたようにベッド下の相川を指差す。薫が覗くと、相川は、すうすうと何も気付いていない様子で眠っていた。
『それに、誰が弟だって? 弟は薫の方じゃないか!』
「え?」
『いつだって、僕が薫を守ってきたのに。これからだって、僕が守る』
「あ、」
再びしがみついてきたソラは伸び上がり、ちゅっと唇を薫の頬につけた。
『これからだって、僕が薫を守るよ。ずっとだ』
「っ、……」
ソラが、薫の唇に、自分の唇を押し当てた。舌を伸ばして、歯の隙間を懸命に舐める。
「んっ、こら、やめろって」
ソラは、ちゅっちゅっと、薫の顔中にキスを落とした。合間に、舌を伸ばして頬をペロリと舐める。
「くすぐったいよ、ソラ」
薫が、くすくすと笑ってソラの頭を撫でる。ソラは、ますます唇をくっつける。
『薫、薫……大好きだ!』
こちらを見る濡れたような黒い瞳が、くりくりと動く。その柔らかそうな茶色の髪に、薫はそっと手を伸ばした。
「……ソラ。ソラだよな」
すると、男の子は──ソラは、ぱっと笑顔になった。
『薫! 薫、会いたかった!』
軽い体重を押し付けるように、ぎゅうっと薫にしがみつく。
「俺も、会いたかったよ」
ぐりぐりと顔を押し付けるソラの髪を優しく撫でながら、薫も目を細めた。
『酷いよ、薫。僕、こんなのに似てないよ』
顔を起こしたソラが、拗ねたようにベッド下の相川を指差す。薫が覗くと、相川は、すうすうと何も気付いていない様子で眠っていた。
『それに、誰が弟だって? 弟は薫の方じゃないか!』
「え?」
『いつだって、僕が薫を守ってきたのに。これからだって、僕が守る』
「あ、」
再びしがみついてきたソラは伸び上がり、ちゅっと唇を薫の頬につけた。
『これからだって、僕が薫を守るよ。ずっとだ』
「っ、……」
ソラが、薫の唇に、自分の唇を押し当てた。舌を伸ばして、歯の隙間を懸命に舐める。
「んっ、こら、やめろって」
ソラは、ちゅっちゅっと、薫の顔中にキスを落とした。合間に、舌を伸ばして頬をペロリと舐める。
「くすぐったいよ、ソラ」
薫が、くすくすと笑ってソラの頭を撫でる。ソラは、ますます唇をくっつける。
『薫、薫……大好きだ!』
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