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救護室のカーテンに囲われたベッドでニーナが目を覚ますと、「ゴールドバーグ様」と呼ばれていた女子生徒がニーナの頭側のベッドの傍らで、眼鏡の男子生徒が少し離れたニーナの足元で、それぞれ椅子に座っていた。
「気が付いた?」
女生徒が微笑む。
金色のふわふわの髪をハーフアップにして、睫毛が長くてくるんとカールしたパッチリとした青い瞳。綺麗な鼻にぷっくりとした赤い唇の女の子。
…なんだコレ、天使?
めっちゃかわいいんですけど。
「……」
思わず呆然と女生徒を見つめるニーナ。
「あの…?」
何も言わないニーナに首を傾げる。
「おいニーナ、大丈夫なら何か喋れ」
男子生徒が憮然として言う。
「え?あ、レジス」
ニーナは声の主に気付いて起き上がった。
「『あ、レジス』じゃないだろ。ただでさえ目立つ経歴の、ただでさえ目立つ編入生が早々に騒ぎを起こすなよ」
はあ~とため息混じりにレジスが言う。
「だって莉音が…」
「ニーナ!王子を呼び捨てにするなよ。それとも同名の別人の事か?」
項垂れて言い掛けたニーナの言葉を直ぐに遮るレジス。
同名の別人?
確かに前世の「B-rightの莉音」とさっき壇上にいた「リオン殿下」は別人かも。でも莉音がリオン殿下に生まれ変わったなら別人とは言えないかも。
「私が何だ?」
カーテンを開けて、レジスの横からリオンが顔を出した。
「莉音…あっ!」
口を押さえるニーナに、リオンは片眉を上げる。
「ほう」
「リオン殿下、先程はニーナを運んでいただいてありがとうございました」
椅子から立ち上がったレジスがリオンに向かってほぼ直角に頭を下げた。
リオンの口元がピクリと動く。
「……」
リオンは口の中で何かを呟くと訝し気に少し首を傾げた。
「運んで?」
きょとんとしているニーナの耳元に女生徒が顔を近付けて言う。
「リオン殿下がギブソン様をここまで運んでくださったの」
「え!?それってもしかして…」
おおおお姫様抱っことか!?
「ああ、騒がしくて目立っていたからな。それにギブソン君が運ぶより多少は鍛えている私が運んだ方が早い」
表情を変えずにリオンは言った。
「は…その通りです」
レジスはバツが悪そうに苦笑いを浮かべ…ふとリオンに名を呼ばれた事に気が付いた。
「あの…リオン殿下、俺…いや私の事をご存知なんですか?」
「ああ。市井で育った男爵家の養子が編入早々学年主席の座を攫ったんだ、それは有名になるだろう?」
「恐縮です」
レジスは頷く。
「それで、そちらの二人は?」
ニーナとベッドの横の女生徒を視線で示すリオン。
女生徒がすっと椅子から立ち上がった。
「エラ・ゴールドバーグです」
制服のスカートを摘んで優雅に礼をする。
ふわあ。綺麗な礼!
公爵家の令嬢だって誰か言ってたもん。これは納得だわ。
…え?私、この後に自己紹介するの?
カーテシーも普通の礼も習ったけど、それこそ付け焼き刃なのに?
と、とりあえず立たなきゃ!
ニーナが慌ててベッドから降りようとすると、リオンがそれを制した。
「そのままでいい」
「は…はい」
ニーナは改めてベッドの上に座り直す。正座だ。
「ニ、ニーナ・ギブソン…です」
ペコリと頭を下げたニーナ。
「ギブソン?ああ、君が市井で育った男爵家の養女、つまりレジス・ギブソンの義理の妹か」
リオンがポンと手を打つと、レジスが眉を顰めた。
「妹…まあ、そうです」
小声で呟く。
「そのニーナ・ギブソンに聞きたい事がある。二人は少し外してくれ」
リオンがそう言いながら手で、まずニーナを示し、それからエラとレジスを示した。
「え…?」
「はい」
「わかりました」
ニーナが目を見開く。エラとレジスは軽く礼をしてカーテンから外へ出て行った。
カーテンの隙間から救護室の扉が見えて、開けられているその扉の向こうで生徒たちが中を覗っているのが見える。
こんないいトコの令息や令嬢ばかりが集まったような学園でも野次馬っているものなんだ…
ニーナがそう考えていると、野次馬の中から女性の声が聞こえて来た。
「 cinder Ellaの癖に抜け駆けする気!?」
え?
何か聞き覚えのある言葉のような?
「扉を閉めろ」
カーテンの外に向かってリオンが言う。
「はっ」
とリオンの側近らしい男性の声が聞こえた。
シンダーエラ。
シンダーエラ…
シンダァーエラ…
シンデァエラ…
シンデェレラ…
シンデレラ………
シンデレラ!!
「シンデレラ…」
小声で呟く。
呟きが聞こえたらしいリオンがベッドの足元からツカツカと頭元へと近付いて来た。
「ニーナ」
「え?あ、はい!」
莉音が私の名前を呼んでる!
ベッドに手をついて、顔が近付いて来て…え、近っっ!莉音の顔がドアップ!
か、顔が良い。良すぎる。
「まぶしい…」
呟くニーナに、リオンは眉を顰めて言った。
「お前…転生者、しかも『イルミ』なのか?」
救護室のカーテンに囲われたベッドでニーナが目を覚ますと、「ゴールドバーグ様」と呼ばれていた女子生徒がニーナの頭側のベッドの傍らで、眼鏡の男子生徒が少し離れたニーナの足元で、それぞれ椅子に座っていた。
「気が付いた?」
女生徒が微笑む。
金色のふわふわの髪をハーフアップにして、睫毛が長くてくるんとカールしたパッチリとした青い瞳。綺麗な鼻にぷっくりとした赤い唇の女の子。
…なんだコレ、天使?
めっちゃかわいいんですけど。
「……」
思わず呆然と女生徒を見つめるニーナ。
「あの…?」
何も言わないニーナに首を傾げる。
「おいニーナ、大丈夫なら何か喋れ」
男子生徒が憮然として言う。
「え?あ、レジス」
ニーナは声の主に気付いて起き上がった。
「『あ、レジス』じゃないだろ。ただでさえ目立つ経歴の、ただでさえ目立つ編入生が早々に騒ぎを起こすなよ」
はあ~とため息混じりにレジスが言う。
「だって莉音が…」
「ニーナ!王子を呼び捨てにするなよ。それとも同名の別人の事か?」
項垂れて言い掛けたニーナの言葉を直ぐに遮るレジス。
同名の別人?
確かに前世の「B-rightの莉音」とさっき壇上にいた「リオン殿下」は別人かも。でも莉音がリオン殿下に生まれ変わったなら別人とは言えないかも。
「私が何だ?」
カーテンを開けて、レジスの横からリオンが顔を出した。
「莉音…あっ!」
口を押さえるニーナに、リオンは片眉を上げる。
「ほう」
「リオン殿下、先程はニーナを運んでいただいてありがとうございました」
椅子から立ち上がったレジスがリオンに向かってほぼ直角に頭を下げた。
リオンの口元がピクリと動く。
「……」
リオンは口の中で何かを呟くと訝し気に少し首を傾げた。
「運んで?」
きょとんとしているニーナの耳元に女生徒が顔を近付けて言う。
「リオン殿下がギブソン様をここまで運んでくださったの」
「え!?それってもしかして…」
おおおお姫様抱っことか!?
「ああ、騒がしくて目立っていたからな。それにギブソン君が運ぶより多少は鍛えている私が運んだ方が早い」
表情を変えずにリオンは言った。
「は…その通りです」
レジスはバツが悪そうに苦笑いを浮かべ…ふとリオンに名を呼ばれた事に気が付いた。
「あの…リオン殿下、俺…いや私の事をご存知なんですか?」
「ああ。市井で育った男爵家の養子が編入早々学年主席の座を攫ったんだ、それは有名になるだろう?」
「恐縮です」
レジスは頷く。
「それで、そちらの二人は?」
ニーナとベッドの横の女生徒を視線で示すリオン。
女生徒がすっと椅子から立ち上がった。
「エラ・ゴールドバーグです」
制服のスカートを摘んで優雅に礼をする。
ふわあ。綺麗な礼!
公爵家の令嬢だって誰か言ってたもん。これは納得だわ。
…え?私、この後に自己紹介するの?
カーテシーも普通の礼も習ったけど、それこそ付け焼き刃なのに?
と、とりあえず立たなきゃ!
ニーナが慌ててベッドから降りようとすると、リオンがそれを制した。
「そのままでいい」
「は…はい」
ニーナは改めてベッドの上に座り直す。正座だ。
「ニ、ニーナ・ギブソン…です」
ペコリと頭を下げたニーナ。
「ギブソン?ああ、君が市井で育った男爵家の養女、つまりレジス・ギブソンの義理の妹か」
リオンがポンと手を打つと、レジスが眉を顰めた。
「妹…まあ、そうです」
小声で呟く。
「そのニーナ・ギブソンに聞きたい事がある。二人は少し外してくれ」
リオンがそう言いながら手で、まずニーナを示し、それからエラとレジスを示した。
「え…?」
「はい」
「わかりました」
ニーナが目を見開く。エラとレジスは軽く礼をしてカーテンから外へ出て行った。
カーテンの隙間から救護室の扉が見えて、開けられているその扉の向こうで生徒たちが中を覗っているのが見える。
こんないいトコの令息や令嬢ばかりが集まったような学園でも野次馬っているものなんだ…
ニーナがそう考えていると、野次馬の中から女性の声が聞こえて来た。
「 cinder Ellaの癖に抜け駆けする気!?」
え?
何か聞き覚えのある言葉のような?
「扉を閉めろ」
カーテンの外に向かってリオンが言う。
「はっ」
とリオンの側近らしい男性の声が聞こえた。
シンダーエラ。
シンダーエラ…
シンダァーエラ…
シンデァエラ…
シンデェレラ…
シンデレラ………
シンデレラ!!
「シンデレラ…」
小声で呟く。
呟きが聞こえたらしいリオンがベッドの足元からツカツカと頭元へと近付いて来た。
「ニーナ」
「え?あ、はい!」
莉音が私の名前を呼んでる!
ベッドに手をついて、顔が近付いて来て…え、近っっ!莉音の顔がドアップ!
か、顔が良い。良すぎる。
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