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30話ー『朝霧海原』
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「やっぱりミントのあの告白が死亡トリガーか……」
チュンチュンと雀の鳴き声が聞こえる頃、俺はベッドの上で目を覚ました。
胴体を起こして隣のベッドに視線を向けると、そこにはすやすやと寝息を立てるミントの姿が見受けられる。
時刻は、既に朝の6時半。
天井の梁をボウと眺めて、
「何とか朝を迎えることが出来たか……」
結局これで死亡のトリガー原因は確定した。
そして今は、それを難なく回避してみせた状況になる。
「結局、犯人は分からずじまいだけど、一旦このことは忘れるべきか……」
そもそもの話、俺には魔道具店の再建計画と言う、やるべきことがこの2週間でいっぱいだ。
「まずは素材集めの為に、向かうダンジョンフィールドを決めないと……」
そう言って俺は、アイズから貰った革袋をミントの枕元に置いてやる。
それからゆっくりと立ち上がって、2階最奥の部屋を後にした。
★
「で、結局アンアンしたんですか?」
階段を降りてすぐ、目つきの悪い店員さんからそう言われて話しかけられる。
「そんな訳ないだろ?」
「やっぱりやったんでしょう?」
「だからやってないって、なんでそう思うんだよ?」
「だってアタシから目を背けてますし」
そう言われて俺の心臓は、どきりと跳ねる。
目を背けていなかったと言えば、嘘になる。
ただ、別にミントとしたかしないかで言えば、昨晩に限ってはしていない。
(自分を一度殺して来た相手を間近で見るって言うのは、やっぱ抵抗感があるよな……)
グレゴリオの時もそうだったけど、再会するのは心臓に悪い。
そう思って俺はため息を吐き出し、先に朝食を済ませようと、隣接されているフードコートへと足を踏み入れる。
ーー店内の様子は、早朝だと言うのに、無数の冒険者でごった返している。
「まるでネカフェや漫画喫茶みてえな光景だ……」
黙々とジャム付きのトーストを頬張る者から、新聞紙を嗜みつつホットコーヒーの入ったマグカップを傾ける者まで。
そこには無数の冒険者が、既に談笑を交えながら着席している光景が存在した。
二日酔いの為か、座席からは転がり落ち、酔い潰れて寝てしまっているオッサンを足で跨ぐ。
ちょうどその時、壁際からすこし離れたテーブル席に目が向いた。
「ふふーん!! ようやくアタシたちのレベルが13になったわ!!」
「ええ!! やりましたよお姉ちゃん!!
私たちマジ無敵って感じじゃないです!?」
そう言って二人の姉妹らしき少女が、ギルドのモーニングに手をかけながら明るい笑みを浮かべていた。
一人は、青目青髪に鬼のような一本角を生やした剣士職の少女。
もう一人は、赤目赤髪に鬼のような二本角を生やした魔法職の少女だ。
二人は揃って足元に小さなリュックサックを降ろしており、見なくとも駆け出しの冒険者であることは、一目瞭然だった。
気になったのは、その赤目赤髪の「お姉ちゃん」と言われた少女のツリ目。
妹の瞳とは異なり、明らかに見覚えのある瞳の形をしているように思える。
「あ、アーシャ!?」
突然のことに、俺は口をパクパクと開閉してしまう。
どう見ても子どもの頃のアーシャにそっくりな少女が、そこには居たのだった。
★
「ん? お姉ちゃん。
なんかこの子が、ずっと横から私たちのことを見て来てますよ?」
「ふふん、それはねスコル。
きっとそこのボーイは、アタシたちのことをエロい目で見ているのよ?」
「そうなんですか!? お姉ちゃん!?
流石はパティお姉ちゃん、なんでも知ってますねえ!!」
「いや~!! そんなことは、ないない!!」
そう言ってパティと呼ばれた姉のほうが、顔の前でぶんぶんと手を振って謙遜する。
それを見ている妹のスコルが、顔を真っ赤に染めて興奮している様子だった。
(まったくちげえ……!!)
思い上がりも、ここまで来ると甚だしい。
こほん、と咳払いを一つ払い、俺は試しに少女らに話しかけてみることにした。
「君たちアーシャって言う女の子に心当たりはないか?」
「そうね、アーシャね……。
ボーイは、ついにそこまで辿り着いてしまったのね?」
「なに!? やっぱりアーシャを知っているのか!?」
「ふふーん、アタシはなんでも知っているわ!!
アーシャ……それはドラクエで、エッチな下着を身に着けている女のことね!!」
「いや、それはアーシャだし、ドラクエじゃなくてFFじゃねえの?」
こいつ……なんでもは知らねえな。
明らかに知ったかぶりをしているみたいだ。
アーシャが子どもの頃は、ここまでバカではなかった気がする。
やっぱり人違いか?
(仮に俺みたいにアーシャが転生して生きていたとして……。
こんなバカみたいな性格で談笑しているとは、流石に考えづらいからなぁ……)
「ーー悪い。俺の人違いだ。
ちょっと昔の友人に似ていたもんで……」
そう言って俺は、隣の席に腰を落ち着ける。
(それにしても似ているなぁ~)
ウエイターがテーブル席に運んで来た、朝食の苺ジャムが乗ったトーストに手をかけつつ、俺は二人の姉妹の様子を視線だけで伺っていた。
二人の会話が耳に入って来て、まるでラジオを聞きながら朝食を取っているみたいな気分だった。
陶磁器のカップに注がれたブラックコーヒーに、砂糖とミルクを注いで色味をつけると、ティースプーンを用いて色味が馴染むまでよくかき混ぜる。
仕上がったカフェオレを傾けて口に運ぶと、隣からは明るい談笑が聞こえて来ていた。
「ところでお姉ちゃん、次はどこのダンジョンフィールドに向かいますかぁ?」
尋ねた妹のスコルは、トーストにチーズとハムを挟んだホットサンドを食しながら、もぐもぐと咀嚼を繰り返して姉の意志決定を伺っている。
「うーん、そうねぇ~!! まぁレベルが13になったことだし、次は朝霧海原なんて良いかも知れないわね!!」
そう言ってココア入りのマグカップを傾けた姉のパティの隣で、俺は思わず飲んでいたカフェオレを吹き出しそうになった。
ゲホゲホとむせ返って、鼻に水分が逆流して涙が出そうになるのを必死に堪える。
(あ、朝霧海原だって!?)
それって、必要冒険者レベル519の水中エリアのことじゃないか!!
(無理無理!! そんなのレベル13じゃ無理に決まってる!!)
「おぉ~!! 流石は、パティお姉ちゃんですぅ~っ!!
なんでも知ってる~!! ふぅ~!!」
(そいつなんでも知らねえよ!! 知ったかぶりだよ、気がつけよ!!)
心の中で冷静にツッコミを入れつつ、しかしながらそれは名案だと俺は思う。
(朝霧海原って言えば、確か王都から北に位置する海のダンジョンフィールドだよな……)
俺も昔、行ったことはあるけど、結局アレは見つけられなかった。
「朝霧海原って言えば、秘密のダンジョンがあるって言う噂で有名な場所なのよね!!」
「ほぇ~、そうなんですか?」
「えぇ、そうよ。水の都のアトランティス、海底のダンジョンフィールドの奥深くに、その秘密のダンジョンは存在するって言われている。
今のアタシなら、ひょっとしたら見つけられるかも知れないわ!!
なんと言っても、アタシたちーー!!」
「おっ!! もうレベル13ですからね!!」
「そういうこと!!」
(ーーどこが、そういうことなんだ!?)
必要冒険者レベル519以上になるのが、その水の都のアトランティスと呼ばれる、秘密のダンジョンフィールドだぞ!?
レベル13の冒険者が行ったところで、普通に考えて自殺行為だろう!?
(それとも本気で行けるのか?)
そんなことがあるのか?
(ーーけど、俺も行ってみようかな……)
水の都アトランティス……。
(魔導戦記を使った海底ダンジョン探索に……)
そう内心で呟くと、俺は朝食を済ませて席を立った。
チュンチュンと雀の鳴き声が聞こえる頃、俺はベッドの上で目を覚ました。
胴体を起こして隣のベッドに視線を向けると、そこにはすやすやと寝息を立てるミントの姿が見受けられる。
時刻は、既に朝の6時半。
天井の梁をボウと眺めて、
「何とか朝を迎えることが出来たか……」
結局これで死亡のトリガー原因は確定した。
そして今は、それを難なく回避してみせた状況になる。
「結局、犯人は分からずじまいだけど、一旦このことは忘れるべきか……」
そもそもの話、俺には魔道具店の再建計画と言う、やるべきことがこの2週間でいっぱいだ。
「まずは素材集めの為に、向かうダンジョンフィールドを決めないと……」
そう言って俺は、アイズから貰った革袋をミントの枕元に置いてやる。
それからゆっくりと立ち上がって、2階最奥の部屋を後にした。
★
「で、結局アンアンしたんですか?」
階段を降りてすぐ、目つきの悪い店員さんからそう言われて話しかけられる。
「そんな訳ないだろ?」
「やっぱりやったんでしょう?」
「だからやってないって、なんでそう思うんだよ?」
「だってアタシから目を背けてますし」
そう言われて俺の心臓は、どきりと跳ねる。
目を背けていなかったと言えば、嘘になる。
ただ、別にミントとしたかしないかで言えば、昨晩に限ってはしていない。
(自分を一度殺して来た相手を間近で見るって言うのは、やっぱ抵抗感があるよな……)
グレゴリオの時もそうだったけど、再会するのは心臓に悪い。
そう思って俺はため息を吐き出し、先に朝食を済ませようと、隣接されているフードコートへと足を踏み入れる。
ーー店内の様子は、早朝だと言うのに、無数の冒険者でごった返している。
「まるでネカフェや漫画喫茶みてえな光景だ……」
黙々とジャム付きのトーストを頬張る者から、新聞紙を嗜みつつホットコーヒーの入ったマグカップを傾ける者まで。
そこには無数の冒険者が、既に談笑を交えながら着席している光景が存在した。
二日酔いの為か、座席からは転がり落ち、酔い潰れて寝てしまっているオッサンを足で跨ぐ。
ちょうどその時、壁際からすこし離れたテーブル席に目が向いた。
「ふふーん!! ようやくアタシたちのレベルが13になったわ!!」
「ええ!! やりましたよお姉ちゃん!!
私たちマジ無敵って感じじゃないです!?」
そう言って二人の姉妹らしき少女が、ギルドのモーニングに手をかけながら明るい笑みを浮かべていた。
一人は、青目青髪に鬼のような一本角を生やした剣士職の少女。
もう一人は、赤目赤髪に鬼のような二本角を生やした魔法職の少女だ。
二人は揃って足元に小さなリュックサックを降ろしており、見なくとも駆け出しの冒険者であることは、一目瞭然だった。
気になったのは、その赤目赤髪の「お姉ちゃん」と言われた少女のツリ目。
妹の瞳とは異なり、明らかに見覚えのある瞳の形をしているように思える。
「あ、アーシャ!?」
突然のことに、俺は口をパクパクと開閉してしまう。
どう見ても子どもの頃のアーシャにそっくりな少女が、そこには居たのだった。
★
「ん? お姉ちゃん。
なんかこの子が、ずっと横から私たちのことを見て来てますよ?」
「ふふん、それはねスコル。
きっとそこのボーイは、アタシたちのことをエロい目で見ているのよ?」
「そうなんですか!? お姉ちゃん!?
流石はパティお姉ちゃん、なんでも知ってますねえ!!」
「いや~!! そんなことは、ないない!!」
そう言ってパティと呼ばれた姉のほうが、顔の前でぶんぶんと手を振って謙遜する。
それを見ている妹のスコルが、顔を真っ赤に染めて興奮している様子だった。
(まったくちげえ……!!)
思い上がりも、ここまで来ると甚だしい。
こほん、と咳払いを一つ払い、俺は試しに少女らに話しかけてみることにした。
「君たちアーシャって言う女の子に心当たりはないか?」
「そうね、アーシャね……。
ボーイは、ついにそこまで辿り着いてしまったのね?」
「なに!? やっぱりアーシャを知っているのか!?」
「ふふーん、アタシはなんでも知っているわ!!
アーシャ……それはドラクエで、エッチな下着を身に着けている女のことね!!」
「いや、それはアーシャだし、ドラクエじゃなくてFFじゃねえの?」
こいつ……なんでもは知らねえな。
明らかに知ったかぶりをしているみたいだ。
アーシャが子どもの頃は、ここまでバカではなかった気がする。
やっぱり人違いか?
(仮に俺みたいにアーシャが転生して生きていたとして……。
こんなバカみたいな性格で談笑しているとは、流石に考えづらいからなぁ……)
「ーー悪い。俺の人違いだ。
ちょっと昔の友人に似ていたもんで……」
そう言って俺は、隣の席に腰を落ち着ける。
(それにしても似ているなぁ~)
ウエイターがテーブル席に運んで来た、朝食の苺ジャムが乗ったトーストに手をかけつつ、俺は二人の姉妹の様子を視線だけで伺っていた。
二人の会話が耳に入って来て、まるでラジオを聞きながら朝食を取っているみたいな気分だった。
陶磁器のカップに注がれたブラックコーヒーに、砂糖とミルクを注いで色味をつけると、ティースプーンを用いて色味が馴染むまでよくかき混ぜる。
仕上がったカフェオレを傾けて口に運ぶと、隣からは明るい談笑が聞こえて来ていた。
「ところでお姉ちゃん、次はどこのダンジョンフィールドに向かいますかぁ?」
尋ねた妹のスコルは、トーストにチーズとハムを挟んだホットサンドを食しながら、もぐもぐと咀嚼を繰り返して姉の意志決定を伺っている。
「うーん、そうねぇ~!! まぁレベルが13になったことだし、次は朝霧海原なんて良いかも知れないわね!!」
そう言ってココア入りのマグカップを傾けた姉のパティの隣で、俺は思わず飲んでいたカフェオレを吹き出しそうになった。
ゲホゲホとむせ返って、鼻に水分が逆流して涙が出そうになるのを必死に堪える。
(あ、朝霧海原だって!?)
それって、必要冒険者レベル519の水中エリアのことじゃないか!!
(無理無理!! そんなのレベル13じゃ無理に決まってる!!)
「おぉ~!! 流石は、パティお姉ちゃんですぅ~っ!!
なんでも知ってる~!! ふぅ~!!」
(そいつなんでも知らねえよ!! 知ったかぶりだよ、気がつけよ!!)
心の中で冷静にツッコミを入れつつ、しかしながらそれは名案だと俺は思う。
(朝霧海原って言えば、確か王都から北に位置する海のダンジョンフィールドだよな……)
俺も昔、行ったことはあるけど、結局アレは見つけられなかった。
「朝霧海原って言えば、秘密のダンジョンがあるって言う噂で有名な場所なのよね!!」
「ほぇ~、そうなんですか?」
「えぇ、そうよ。水の都のアトランティス、海底のダンジョンフィールドの奥深くに、その秘密のダンジョンは存在するって言われている。
今のアタシなら、ひょっとしたら見つけられるかも知れないわ!!
なんと言っても、アタシたちーー!!」
「おっ!! もうレベル13ですからね!!」
「そういうこと!!」
(ーーどこが、そういうことなんだ!?)
必要冒険者レベル519以上になるのが、その水の都のアトランティスと呼ばれる、秘密のダンジョンフィールドだぞ!?
レベル13の冒険者が行ったところで、普通に考えて自殺行為だろう!?
(それとも本気で行けるのか?)
そんなことがあるのか?
(ーーけど、俺も行ってみようかな……)
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