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シンデレラが出した試練
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シンデレラは、あんな非礼を働いたのに、それでも食い下がる王子に、少しだけ、本当に少しだけ、彼の印象を変えた。
最初は話を受け入れるつもりはなかったけれど、王子の真剣な表情を見て、彼の提案に乗ってみてもいいかな、という気になった。
ふと、さっき読んだ本を思い出した。
ー"美しい娘"が置いていったものは…
「…じゃあ、このガラスの靴。
これ、一つだけ王子様に託します。
私はこのまま名乗らず、どこに住んでるかも言わずにこの場を立ち去ります。
このガラスの靴一つで、私を捜し出せたら、妃になることを本気で考えます。
少し時間を空ければ、私への想いも薄れて、いつかは消えるかもしれないし。
どうしますか、この試練、やりますか?」
シンデレラはガラスの靴を一つ脱ぎ、持ち上げて、王子の前に差し出した。
王子は、ためらわずにすぐにそのガラスの靴を受け取った。
「必ず貴方を見つけ出します。
貴方への想いが消えることなど絶対にありません。
すぐに迎えに行きますので、待っていてください。」
王子は力強く、言い切った。
そしてシンデレラは馬車に乗り、帰っていった。
最初は話を受け入れるつもりはなかったけれど、王子の真剣な表情を見て、彼の提案に乗ってみてもいいかな、という気になった。
ふと、さっき読んだ本を思い出した。
ー"美しい娘"が置いていったものは…
「…じゃあ、このガラスの靴。
これ、一つだけ王子様に託します。
私はこのまま名乗らず、どこに住んでるかも言わずにこの場を立ち去ります。
このガラスの靴一つで、私を捜し出せたら、妃になることを本気で考えます。
少し時間を空ければ、私への想いも薄れて、いつかは消えるかもしれないし。
どうしますか、この試練、やりますか?」
シンデレラはガラスの靴を一つ脱ぎ、持ち上げて、王子の前に差し出した。
王子は、ためらわずにすぐにそのガラスの靴を受け取った。
「必ず貴方を見つけ出します。
貴方への想いが消えることなど絶対にありません。
すぐに迎えに行きますので、待っていてください。」
王子は力強く、言い切った。
そしてシンデレラは馬車に乗り、帰っていった。
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