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一章 本編
7 片想い
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それから年月は過ぎ、小学六年生になった。
何とこの学年では龍君、咲月ちゃん、沢野君、望君、陽介君とも同じクラスだった!
「おんなじクラスだ!」
咲月ちゃんが駆け寄って来て喜び合った。
私たちは小一の頃よりも背が伸び、大分大人へと近付いてきている感じがする。子供の成長って早い。
咲月ちゃんは短めのツインテールじゃなくて、今はさっぱりとした雰囲気のショートカットだ。お花のヘアピンがかわいい。
私はこの頃から自分の髪が抑えきれない程の天然パーマになっていくのを知っていたので、敢えて伸ばして両サイドの三つ編みにしていた。短く切ってしまうと逆にまとまらない。肩の少し下までの長さがある。
それにしても。咲月ちゃんとの友情が変わらずここまで続くとは。一度目の人生ではこれ程仲良しじゃなかった。
教室の奥の方で笑い話をしていた男子グループが気付いて声をかけてくれた。
「笹木さん、おはよう」
いつも真っ先に笑顔で話しかけてくれる龍君。彼の背はグングン伸びていて、このメンバーの中で二番目に高いんじゃないかな?
何で呼び方が『笹木さん』になっているのかというと理由があって……。
小五のある日、龍君の家にて二人でテレビゲームをしていた時に提案された。私の事を『由利花ちゃん』と呼んでいたらクラスメイトの男子にからかわれたらしい。だから学校では『笹木さん』って呼ぶね、と。
私は少し寂しい気持ちと、もうそんな思春期のような時期か……と感慨深くしみじみと彼の成長を見守る親気分だったんだけど「でも二人だけの時は由利花ちゃんって呼ぶから」と言われちょっと笑った。安堵したのかもしれない。名字呼びなんて他人行儀だもん。
「じゃあ私もそうしよーっと」
それから私たちは他の子の前では名字で呼び合うようになった。
私が思い馳せていたところへ他の子も次々に挨拶してくる。
「あ、おはよう」
少し遠慮がちに……だけどさわやかに微笑むのは沢野君。相変わらずのサラサラな薄茶色の髪の毛。だけどその美貌はパワーアップしていて、儚さのような独特の色気がプラスされている。
「おはよ」
面白そうに目を細めているのは望君。肩まであるこげ茶色の髪の毛は私よりひどいクセ毛だ。背は私より少し低い。皆成長期だから多分すぐに私も追い抜かれるだろう。
「はよーっス」
陽介君はクラスで一番背が高い。短く小ざっぱり整えた髪型はスポーツマンをイメージさせる。太っているわけじゃなく体付きもしっかりしていて、中学生と言われても信じてしまうだろう。
「おはよう! えーと……笹木さん」
聞き慣れた声とは違う、よく通る声。
いつもの男子グループに初めて見る人がいる。……いや。初めてじゃない。私はこの人の事をよーく知っている。遂にこの人と同じクラスのこの学年になってしまったか、と内心怯んだ。
志崎(しざき)大紀(たいき)。背は私よりも少しだけ高い。短髪に優しげな目元。運動神経がよく、ハツラツとした性格でクラスでも皆から好かれていたと思う。それから……彼はよく笑う人だった。
「……おはよう、皆」
私は笑顔を作るのに失敗したみたいで、隣にいた咲月ちゃんが私の顔を見て眉をひそめた。
「由利花ちゃん大丈夫? お腹痛い時の顔してるよ?」
「……大丈夫だよ?」
私は慌ててもう一度笑顔を作って咲月ちゃんの背を押した。
「私、学校まで歩くので疲れちゃったから座って話そ!」
「え? 何おばあちゃんみたいな事言ってるのよ!」
そう言った咲月ちゃんの口調はきつめだけど、ちょっと嬉しそうだ。そして何故か彼女は龍君に勝ち誇ったような視線を向けている。
少し離れた廊下側……自分の席に座った私は、斜め後ろの席に座る咲月ちゃんの話を聞きながら震えていた。
「ねえ、聞いてるの?」と訝しむ咲月ちゃんに「うん、聞いてるよー」と適当に相槌を打ちつつ、内心は嵐の直中(ただなか)だった。
志崎大紀……。彼は一度目の人生で私が長年片想いしてた人。結局告白もできず進学先も別々になるのだが、全然会えなくても好きな気持ちがなくならなくてずっと引きずり続けていた。本当、私ってバカだなぁと思う。
「もう好きじゃない」と心の中で自分に言い聞かせる。
未来を知っている私にとって彼との再会は残酷だった。
一度目のこの年にあったあの笑い合った日や、歩道橋で会った日も全部……眩しくて苦い思い出。
センチメンタルにちょっとだけ出てしまった涙を指で拭っていると、咲月ちゃんが心配そうに表情を曇らせた。
「やっぱり具合悪いんじゃ……?」
尋ねられて慌てて否定しようと出しかけた手が、いつの間に近くにいたのか龍君に掴まれる。
「笹木さん、お腹痛いの我慢する癖があるんだ。保健室に連れて行くよ」
「え……違うのに……」
私の言葉を無視した龍君に引っ張られるまま廊下に連れ出された。一階の保健室へ向かう為に階段を下る……と思いきや階段を下らず、今いる四階と繋がっている隣の校舎の屋上へと進んで行く。
ここは普段、先生の許可がないと立ち入ってはダメだったような……。
いつもと違う龍君の行動に不安が過った時、手が離れた。
屋上にある階段裏手の、廊下側から見え難くなっている場所。
「保健室行かなくて大丈夫だし、もうすぐ先生来るよ! 早く戻らないと……」
戻ろうとする私の目の前を龍君が手で遮り、その気迫に思わず後退った私は背後が壁で追い詰められた心境になる。
彼は私を止(とど)める為に出していた手をそのまま壁についた。壁ドンみたいな格好になる。
見上げると彼の瞳が昏い。不審に思い首を傾げる。
「龍君……?」
次に彼が呟いた言葉に、頭が真っ白になった。
「あいつが…………由利花ちゃんの夫……?」
何とこの学年では龍君、咲月ちゃん、沢野君、望君、陽介君とも同じクラスだった!
「おんなじクラスだ!」
咲月ちゃんが駆け寄って来て喜び合った。
私たちは小一の頃よりも背が伸び、大分大人へと近付いてきている感じがする。子供の成長って早い。
咲月ちゃんは短めのツインテールじゃなくて、今はさっぱりとした雰囲気のショートカットだ。お花のヘアピンがかわいい。
私はこの頃から自分の髪が抑えきれない程の天然パーマになっていくのを知っていたので、敢えて伸ばして両サイドの三つ編みにしていた。短く切ってしまうと逆にまとまらない。肩の少し下までの長さがある。
それにしても。咲月ちゃんとの友情が変わらずここまで続くとは。一度目の人生ではこれ程仲良しじゃなかった。
教室の奥の方で笑い話をしていた男子グループが気付いて声をかけてくれた。
「笹木さん、おはよう」
いつも真っ先に笑顔で話しかけてくれる龍君。彼の背はグングン伸びていて、このメンバーの中で二番目に高いんじゃないかな?
何で呼び方が『笹木さん』になっているのかというと理由があって……。
小五のある日、龍君の家にて二人でテレビゲームをしていた時に提案された。私の事を『由利花ちゃん』と呼んでいたらクラスメイトの男子にからかわれたらしい。だから学校では『笹木さん』って呼ぶね、と。
私は少し寂しい気持ちと、もうそんな思春期のような時期か……と感慨深くしみじみと彼の成長を見守る親気分だったんだけど「でも二人だけの時は由利花ちゃんって呼ぶから」と言われちょっと笑った。安堵したのかもしれない。名字呼びなんて他人行儀だもん。
「じゃあ私もそうしよーっと」
それから私たちは他の子の前では名字で呼び合うようになった。
私が思い馳せていたところへ他の子も次々に挨拶してくる。
「あ、おはよう」
少し遠慮がちに……だけどさわやかに微笑むのは沢野君。相変わらずのサラサラな薄茶色の髪の毛。だけどその美貌はパワーアップしていて、儚さのような独特の色気がプラスされている。
「おはよ」
面白そうに目を細めているのは望君。肩まであるこげ茶色の髪の毛は私よりひどいクセ毛だ。背は私より少し低い。皆成長期だから多分すぐに私も追い抜かれるだろう。
「はよーっス」
陽介君はクラスで一番背が高い。短く小ざっぱり整えた髪型はスポーツマンをイメージさせる。太っているわけじゃなく体付きもしっかりしていて、中学生と言われても信じてしまうだろう。
「おはよう! えーと……笹木さん」
聞き慣れた声とは違う、よく通る声。
いつもの男子グループに初めて見る人がいる。……いや。初めてじゃない。私はこの人の事をよーく知っている。遂にこの人と同じクラスのこの学年になってしまったか、と内心怯んだ。
志崎(しざき)大紀(たいき)。背は私よりも少しだけ高い。短髪に優しげな目元。運動神経がよく、ハツラツとした性格でクラスでも皆から好かれていたと思う。それから……彼はよく笑う人だった。
「……おはよう、皆」
私は笑顔を作るのに失敗したみたいで、隣にいた咲月ちゃんが私の顔を見て眉をひそめた。
「由利花ちゃん大丈夫? お腹痛い時の顔してるよ?」
「……大丈夫だよ?」
私は慌ててもう一度笑顔を作って咲月ちゃんの背を押した。
「私、学校まで歩くので疲れちゃったから座って話そ!」
「え? 何おばあちゃんみたいな事言ってるのよ!」
そう言った咲月ちゃんの口調はきつめだけど、ちょっと嬉しそうだ。そして何故か彼女は龍君に勝ち誇ったような視線を向けている。
少し離れた廊下側……自分の席に座った私は、斜め後ろの席に座る咲月ちゃんの話を聞きながら震えていた。
「ねえ、聞いてるの?」と訝しむ咲月ちゃんに「うん、聞いてるよー」と適当に相槌を打ちつつ、内心は嵐の直中(ただなか)だった。
志崎大紀……。彼は一度目の人生で私が長年片想いしてた人。結局告白もできず進学先も別々になるのだが、全然会えなくても好きな気持ちがなくならなくてずっと引きずり続けていた。本当、私ってバカだなぁと思う。
「もう好きじゃない」と心の中で自分に言い聞かせる。
未来を知っている私にとって彼との再会は残酷だった。
一度目のこの年にあったあの笑い合った日や、歩道橋で会った日も全部……眩しくて苦い思い出。
センチメンタルにちょっとだけ出てしまった涙を指で拭っていると、咲月ちゃんが心配そうに表情を曇らせた。
「やっぱり具合悪いんじゃ……?」
尋ねられて慌てて否定しようと出しかけた手が、いつの間に近くにいたのか龍君に掴まれる。
「笹木さん、お腹痛いの我慢する癖があるんだ。保健室に連れて行くよ」
「え……違うのに……」
私の言葉を無視した龍君に引っ張られるまま廊下に連れ出された。一階の保健室へ向かう為に階段を下る……と思いきや階段を下らず、今いる四階と繋がっている隣の校舎の屋上へと進んで行く。
ここは普段、先生の許可がないと立ち入ってはダメだったような……。
いつもと違う龍君の行動に不安が過った時、手が離れた。
屋上にある階段裏手の、廊下側から見え難くなっている場所。
「保健室行かなくて大丈夫だし、もうすぐ先生来るよ! 早く戻らないと……」
戻ろうとする私の目の前を龍君が手で遮り、その気迫に思わず後退った私は背後が壁で追い詰められた心境になる。
彼は私を止(とど)める為に出していた手をそのまま壁についた。壁ドンみたいな格好になる。
見上げると彼の瞳が昏い。不審に思い首を傾げる。
「龍君……?」
次に彼が呟いた言葉に、頭が真っ白になった。
「あいつが…………由利花ちゃんの夫……?」
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