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第五章

ひまり

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まゆの動きを封じ込められてしまい、ひまりはパスの出しどころがなくなった。
ひまりは、相手選手にマークされながらも、必死にボールをキープする。

「残るはあなただけね♪せいぜい楽しませてね、キャプテンさん♪」
そういうと、胡蝶栗女学園の選手が指を伸ばし、ひまりのふくらはぎから、背中にかけてを優しく撫で上げる。

つつうぅっっ、つぅーーー

ビクッ
ひまりはゾワゾワした感覚体を震わせながらも、ボールをキープし続ける。

「さすがキャプテンだねぇ♪今度は我慢できるかなぁ♪」

そういうと、ひまりの両脇腹に指をそっと当てる。
「ぶるぶる攻撃~♪」
そういうと、指をぶるぶると震わせながらゆっくりと横乳まで撫で上げる。

「ひゃっっ、んんっ」
ひまりは体をビクビクと振るわせ、思わず声を漏らしてしまう。しかし、汗を滲ませながらも、かろうじてボールをキープし続ける。

「そーれ♪ぶるぶる~♪」
ビクビクッ
何度も繰り返される攻撃に体を震わせ続けるひまりだが、決してボールは離さずにキープを続ける。

「へぇ、なかなかしぶといねぇ♪」
「こんなことされたって…私は絶対に屈しない…!」

ひまりは、キープを続けながらも内心焦っていた。
(そろそろシュートを打たないと、違反取られちゃう…!)

「さすがだねぇ♪でも、そろそろシュート打たないとねぇ♪」
そういうと、胡蝶栗女学園の選手は、ひまりがシュートを打ちやすいように、スペースを空ける。

ひまりは相手選手の行動に疑問を持ちつつも、急いで体制を整え、スリーポイントシュートを放とうと両腕を挙げたそのとき、

「つーかまーえたっ♪」
胡蝶栗女学園の選手が、両手をひまりの両脇の下に潜り込ませる。

「そーれっ、ぬりぬり~♪」

にゅるにゅるっ

「んんっひゃははははははっ!にゃにこれえぇぇっっ!」

相手選手の手は、いやらしい手つきで、ひまりの脇から胸にかけてをぬるぬるに仕立て上げる。

ひまりは経験したことのない感覚を覚え、咄嗟に手を下ろす。

「どーう?こちょぐったいねぇ♪」
「ひゃんっ…!なにしたのっ……!」

ひまりは、くすぐる手を振り払った後も、腕を動かすたびに脇の下がヌルヌルと滑り、くすぐったさを覚える。

「まだまだくすぐったいでしょ♪ こんな状態でプレイできるかなぁ♪」
胡蝶栗学園の選手が不気味に微笑む。

まだまだ試合は続く。
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