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出発
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コドクグモの襲撃から3日経った。この3日間はコドクグモ討伐に向け村中で準備が進められた。まずは村中の武器をかき集めた。しかしそもそも平和なこの村にはそれほど多くの武器がある訳も無く、それでも狩りに行くための弓矢や解体用のナイフなんかはそこそこな数があった。ナイフが武器かって言われたら微妙な大きさのナイフしか無かったけど。後は思ったよりもモト爺さんの所に武器が保管されていた。さすが元武器職人、何年も放置されていた物だったが少し研ぎさえすればほとんどが現役として使うことが出来た。
いったん村長の家に集められた武器と戦える元気な男性陣の数と合わせ、討伐隊は20人と言うことになった。そこにオレとゼニが加わり総勢22名。残りの武器と男性陣は村を護る係になった。一応討伐隊はトーラさんが指揮を執る事になった。特にそれについて異論は無かった。村長の息子って事もあるが、誰もそんな責任ある役割をやりたがらなかったってのが本音だろう。
そんなこんなで3日がすぎ、4日目の朝を迎えた。
「じゃあ討伐隊のみんなは揃っているね?先日渡した武器なんかの用意も済んでいるね?」
「大丈夫だぜトーラ。いつでも行けるぞ」
討伐隊の面々は力強くうなずいた。
「よし、それじゃあもうそろそろ出発するよ。コドクグモの巣はおそらく2時間もあれば着くと思う。順調に行けば夜になる前に帰って来れる予定だ」
「皆の健闘を祈る。村の事は任せてくれ。万が一にも討伐が失敗に終わったとなれば、その時はすぐにでもダメ元で王都へ助けを求める事になる。とは言え王都は期待ができない。頼むぞ、我々の命運は君たちにかかっている」
村長からの力強い激励。しかしそれは後がない決断をしたんだと言う確かな覚悟だった。
村に残る人たちに見送られ討伐隊のオレたちは村を出発した。時間はまだ早朝、おそらくコドクグモの巣があると思われる場所までは長く見積もって2時間らしい。村人さんたちは皆何となく場所は分かっているみたいだ。長く見積もってというのはもちろん慣れない武器を担いでという事を加味しての事だろう。でもいざ武器を担いで歩き始めるとそれ程遅くは感じない。やっぱりこの世界の人々は機械に頼らず人力で日々仕事をしているから軟弱な人はあまりいないのだろう。それこそ魔法が使える人がもっと多ければ話は別なんだと思うけど。ていうか1番辛そうなのはもしかしてオレなのかも知れない。まぁ機械に頼りきっていた世界の住人だったからね。
「大丈夫かよお前?」
見かねてゼニが声を掛けてくれる。
「大丈夫っちゃあ大丈夫だけど、あんま大丈夫じゃないなぁ……」
「どっちなんだよ。今日の討伐が終わったらお前はまずは体力作りからだな。そんなんじゃこの先この世界じゃ生きて行けねぇぞ。死ぬぞ、死ぬ死ぬ。そりゃあもう速攻瞬殺間違い無しだな。オレが保証するぜ」
そんなに?もうちょっと何とかなるだろ。貴重な転生者だぞ。まぁもらったスキルは微妙だけどもな。他の人がもらっていったスキルはもっと凄かったのかなぁ?そもそも同じくこの世界に転生して来ているんだろうか?
「ここで一度休憩にしましょうか。後30分もかからずにコドクグモの巣に到着出来るはずです。ここで休んだ後はもう戦いになると思います。しっかり休んでください」
出発して約1時間半といった所か。予定取り進めたらしい。休憩は30分程度という事だった。それが終わったらいよいよコドクグモ退治かぁ。なんか緊張するなぁ。
「大丈夫かい?トウゴくん。ちょっと疲れただろ?」
「まぁちょっとだけ……でも平気ですよ」
「そうか、それなら良かった。この休憩中にお弁当を食べてしまおう。休憩が終わったらコドクグモを退治するまで休めないからね」
「おう!そうだぞ!お前は知らないかも知れんが、腹が減ってたら力も出ないからな!」
そんぐらい知ってるわ。てか相変わらずのこいつの元気さはこういう時はイラッとするな。とにかくご飯食べよ。
「ゼニくんは体力あるなぁ」
「えへへへへ……」
褒められたっちゃあ褒められたけど、そんな照れるようなとこか?
オレもお弁当のパンをかじりながら周りを見渡してみる。すると皆それぞれ昼食を取っている。でもその顔は晴れない。やっぱり恐怖や緊張は隠せないようだ。その点ゼニは何とも無いな?やっぱりこういうの慣れているのかな?どちらかと言うとオレはまだピンと来ていないからそこまで実感無いのかも知れない。そりゃそうだよな、当たり前に死ぬかもしないんだもんな。そりゃ顔も強ばるよ。
「皆……大丈夫かな……」
オレの視線に気がついたトーラさんが呟く。オレには安易に返す言葉が見つからない。
「うめええぇぇ!この肉うめぇ!まじかよ!帰ったらおばさんに晩御飯にも出してもらうようにお願いし!」
ゼニよ……緊張感は?
「ふふふ、そうだね、帰ったら母さんに頼まなきゃね」
トーラさんの顔が綻んだ。そう、帰ったら、だ。帰ったら晩御飯に何をリクエストするか考えておこう。無事に帰るんだから。フラグじゃないよな?
その後休憩も30分が経ち出発の時間となった。
「よし、じゃあ皆さんそろそろ出発しましょうか。準備はいいですか?ここからはいつコドクグモと戦闘になってもおかしくない。十分注意して、周りと連携を取って行動しましょう」
皆緊張した面持ちで静かに頷き身支度を整える。
「行くかぁ、ここからが本番だな」
ゼニの顔も幾分引き締まった様に見える。本のちょっとだけだけど。オレもリュックからファイアボールのスクロールを2つとも取り出し両手に持った。ここからはいつコドクグモが出てきてもおかしく無いからな。
「ところでトーラさん、コドクグモの巣っていったいどれぐらいの数がいるんですか?」
オレは先頭を行くトーラさんと並んで歩き小声で尋ねる。
「正直……分からないよね……。でもこれから向かう場所の近くまでは何人かが行ったことがあるんだ。その人たちの情報を元にそこが巣なんだと思われるんだ」
「その人たちはどれぐらいの数がいるか見たんですか?」
「いや、数がいたから巣だと思ったんじゃ無いんだ。そこには7、8匹のコドクグモがいたらしいんだ、村を襲ったやつの倍ぐらい大きい奴がね」
「大きい?」
え?あれだってクモとしてはとんでもなくデカいけど?
「そうなんだ。だからあれは巣を守る兵隊なんじゃないか。つまり村を襲う奴らは蟻で言う働き蟻に当たる個体なんじゃ無いかって事。つまり巣には兵隊しか居なくて、それ以外の働き担当の個体は外へ出払っているんだと思う」
「なるほどですね……。数は少ないけど強い奴が守っている訳かぁ。じゃあ兵隊を退治して巣を壊そうって作戦ですか?」
てかこの世界にも蟻がいるのね。
「まぁそうなるね。蟻の様に役割が分かれているのなら、きっと巣の中には卵やそれを産む雌が居るはず。一番の目的は卵と雌を退治する事なんだよ」
なるほどなぁ。巣や卵なら火でも放てばどうにかなりそうだ。という事は兵隊グモをどうにかすればいいって訳だ。ぜんぜん簡単じゃなさそうだけど!
いったん村長の家に集められた武器と戦える元気な男性陣の数と合わせ、討伐隊は20人と言うことになった。そこにオレとゼニが加わり総勢22名。残りの武器と男性陣は村を護る係になった。一応討伐隊はトーラさんが指揮を執る事になった。特にそれについて異論は無かった。村長の息子って事もあるが、誰もそんな責任ある役割をやりたがらなかったってのが本音だろう。
そんなこんなで3日がすぎ、4日目の朝を迎えた。
「じゃあ討伐隊のみんなは揃っているね?先日渡した武器なんかの用意も済んでいるね?」
「大丈夫だぜトーラ。いつでも行けるぞ」
討伐隊の面々は力強くうなずいた。
「よし、それじゃあもうそろそろ出発するよ。コドクグモの巣はおそらく2時間もあれば着くと思う。順調に行けば夜になる前に帰って来れる予定だ」
「皆の健闘を祈る。村の事は任せてくれ。万が一にも討伐が失敗に終わったとなれば、その時はすぐにでもダメ元で王都へ助けを求める事になる。とは言え王都は期待ができない。頼むぞ、我々の命運は君たちにかかっている」
村長からの力強い激励。しかしそれは後がない決断をしたんだと言う確かな覚悟だった。
村に残る人たちに見送られ討伐隊のオレたちは村を出発した。時間はまだ早朝、おそらくコドクグモの巣があると思われる場所までは長く見積もって2時間らしい。村人さんたちは皆何となく場所は分かっているみたいだ。長く見積もってというのはもちろん慣れない武器を担いでという事を加味しての事だろう。でもいざ武器を担いで歩き始めるとそれ程遅くは感じない。やっぱりこの世界の人々は機械に頼らず人力で日々仕事をしているから軟弱な人はあまりいないのだろう。それこそ魔法が使える人がもっと多ければ話は別なんだと思うけど。ていうか1番辛そうなのはもしかしてオレなのかも知れない。まぁ機械に頼りきっていた世界の住人だったからね。
「大丈夫かよお前?」
見かねてゼニが声を掛けてくれる。
「大丈夫っちゃあ大丈夫だけど、あんま大丈夫じゃないなぁ……」
「どっちなんだよ。今日の討伐が終わったらお前はまずは体力作りからだな。そんなんじゃこの先この世界じゃ生きて行けねぇぞ。死ぬぞ、死ぬ死ぬ。そりゃあもう速攻瞬殺間違い無しだな。オレが保証するぜ」
そんなに?もうちょっと何とかなるだろ。貴重な転生者だぞ。まぁもらったスキルは微妙だけどもな。他の人がもらっていったスキルはもっと凄かったのかなぁ?そもそも同じくこの世界に転生して来ているんだろうか?
「ここで一度休憩にしましょうか。後30分もかからずにコドクグモの巣に到着出来るはずです。ここで休んだ後はもう戦いになると思います。しっかり休んでください」
出発して約1時間半といった所か。予定取り進めたらしい。休憩は30分程度という事だった。それが終わったらいよいよコドクグモ退治かぁ。なんか緊張するなぁ。
「大丈夫かい?トウゴくん。ちょっと疲れただろ?」
「まぁちょっとだけ……でも平気ですよ」
「そうか、それなら良かった。この休憩中にお弁当を食べてしまおう。休憩が終わったらコドクグモを退治するまで休めないからね」
「おう!そうだぞ!お前は知らないかも知れんが、腹が減ってたら力も出ないからな!」
そんぐらい知ってるわ。てか相変わらずのこいつの元気さはこういう時はイラッとするな。とにかくご飯食べよ。
「ゼニくんは体力あるなぁ」
「えへへへへ……」
褒められたっちゃあ褒められたけど、そんな照れるようなとこか?
オレもお弁当のパンをかじりながら周りを見渡してみる。すると皆それぞれ昼食を取っている。でもその顔は晴れない。やっぱり恐怖や緊張は隠せないようだ。その点ゼニは何とも無いな?やっぱりこういうの慣れているのかな?どちらかと言うとオレはまだピンと来ていないからそこまで実感無いのかも知れない。そりゃそうだよな、当たり前に死ぬかもしないんだもんな。そりゃ顔も強ばるよ。
「皆……大丈夫かな……」
オレの視線に気がついたトーラさんが呟く。オレには安易に返す言葉が見つからない。
「うめええぇぇ!この肉うめぇ!まじかよ!帰ったらおばさんに晩御飯にも出してもらうようにお願いし!」
ゼニよ……緊張感は?
「ふふふ、そうだね、帰ったら母さんに頼まなきゃね」
トーラさんの顔が綻んだ。そう、帰ったら、だ。帰ったら晩御飯に何をリクエストするか考えておこう。無事に帰るんだから。フラグじゃないよな?
その後休憩も30分が経ち出発の時間となった。
「よし、じゃあ皆さんそろそろ出発しましょうか。準備はいいですか?ここからはいつコドクグモと戦闘になってもおかしくない。十分注意して、周りと連携を取って行動しましょう」
皆緊張した面持ちで静かに頷き身支度を整える。
「行くかぁ、ここからが本番だな」
ゼニの顔も幾分引き締まった様に見える。本のちょっとだけだけど。オレもリュックからファイアボールのスクロールを2つとも取り出し両手に持った。ここからはいつコドクグモが出てきてもおかしく無いからな。
「ところでトーラさん、コドクグモの巣っていったいどれぐらいの数がいるんですか?」
オレは先頭を行くトーラさんと並んで歩き小声で尋ねる。
「正直……分からないよね……。でもこれから向かう場所の近くまでは何人かが行ったことがあるんだ。その人たちの情報を元にそこが巣なんだと思われるんだ」
「その人たちはどれぐらいの数がいるか見たんですか?」
「いや、数がいたから巣だと思ったんじゃ無いんだ。そこには7、8匹のコドクグモがいたらしいんだ、村を襲ったやつの倍ぐらい大きい奴がね」
「大きい?」
え?あれだってクモとしてはとんでもなくデカいけど?
「そうなんだ。だからあれは巣を守る兵隊なんじゃないか。つまり村を襲う奴らは蟻で言う働き蟻に当たる個体なんじゃ無いかって事。つまり巣には兵隊しか居なくて、それ以外の働き担当の個体は外へ出払っているんだと思う」
「なるほどですね……。数は少ないけど強い奴が守っている訳かぁ。じゃあ兵隊を退治して巣を壊そうって作戦ですか?」
てかこの世界にも蟻がいるのね。
「まぁそうなるね。蟻の様に役割が分かれているのなら、きっと巣の中には卵やそれを産む雌が居るはず。一番の目的は卵と雌を退治する事なんだよ」
なるほどなぁ。巣や卵なら火でも放てばどうにかなりそうだ。という事は兵隊グモをどうにかすればいいって訳だ。ぜんぜん簡単じゃなさそうだけど!
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