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戦う意思
しおりを挟む 「モト爺さん!?」
驚く村人さん達の前へモト爺さんが歩み寄る。近づくとモト爺さんは背負っていた大きな籠を地面に放り投げた。地面に横たわった籠からは数本の剣や弓が転がり出てきた。
「これは.......?」
「これはワシが昔に作って小屋に眠ったままだった武器だ。ワシは腕のいい武器職人だぞ、今でも現役で使える武器ばかりじゃわい」
「武器.......って?え.......?」
村人さん達は皆オロオロしている。何事が起こっているか分からずコドクグモも静止して様子を見ている。
「見て分からんか?それとも武器を知らんのか?」
「いや、武器だってのは分かるけどよ.......これでオレらにコドクグモと戦えって.......?」
「そうじゃろ」
そう言うとモト爺さんは振り返り、持っていた弓に矢をつがえる。
「確かにこんな化け物と戦うのは怖い。王都に皆で移り住むのも良いじゃろう。しかしだ、しかしそれとて戦いじゃろう?新しい土地で新しい生活を始める。それは分からない事だらけで勇気がいる事だ。守らなければならない者もおる。どちらの選択も命懸けじゃ」
俯く村人さん達。確かにそうだ。
「ワシはこの土地が好きだ。親や先祖が眠る墓もある。だかそれが全てでは無いのも事実。おそらくどの戦いを選んでも正解であり間違いなんじゃろう。ただ確実に間違いしか無い愚かな選択がある。それは戦わない事じゃ」
モト爺さんは弓を引き絞り続ける。
「ワシは戦う、こやつらとな。お前達は自分の思う選択をするがいい。ただし逃げるな。戦え。今ここでこやつらと戦うなら武器を取れ」
言い終わるとモト爺さんは矢を放った。放たれた矢はコドクグモの首元やや左に当たり弾かれた。コドクグモは一瞬怯んだがすぐにゆっくりと歩みを進める。
モト爺さんは淡々と次の矢を番える。
「爺さん.......」
「じ、爺さん.......あんたなんで.......?」
「ワシは孫たちとまた釣りをすると約束したんじゃ。それを果たさんといかんからな」
モト爺さんはもう一度矢を放つ。二の矢は距離の近くなったコドクグモの左目に当たり、コドクグモは痛みに縮こまり歩みを止める。
村人の1人が地面に転がるモト爺さんのショートソードを拾った。
「お前.......?」
「い、今戦わなきゃいつ戦うんだよ.......!この先は.......子供たちの将来は.......今戦わなきゃ来ないだろ.......!!!」
「お.......おおお!!うおおぉ!」
村人全員が一斉に地面に転がる武器を手に取り雄叫びを上げる。その突然の雄叫びにそこにいたコドクグモの全てがビクッと縮こまる。それ程までに力強い咆哮だった。
「やるなぁ爺さん」
鼻を親指で弾きゼニが笑う。
「あぁ、元気な爺さんだな」
オレも同じ様に笑う。
「さて、全員覚悟は決まったんだ。やるこたぁ一つだろ?」
ゼニはロングソードを水平に構え姿勢を低くする。
「だな、こりゃあ負ける訳には行かなくなったなぁ」
オレが右手でスクロールを構えると同時にゼニが正面のコドクグモ目掛けて弾かれた様にダッシュし、その顔面に強烈な突きを放ち真正面から串刺しにした。
「うおおおおー!!!」
村人さん達が3人、全員がショートソードを振りかざしてゼニに加勢しに走った。
「よし!俺達はこっちを!」
ゼニ達とは反対側に向かって残りの3人の村人さん達が駆け出す。こちらも偶然にも全員ロングソードを手にしていた。その向かう先にはコドクグモが1匹、こちらを威嚇していた。その村人さん達に向かって横から突進してくるコドクグモが1匹。村人さん達はそれには気がついていない様子だ。オレは構えていたファイアボールをそいつに向けて放つ。見事にヒットすると突進するコドクグモはよろめき立ち止まる。
それと同時に村人さん達の戦闘が始まった。しかし慣れない武器を大振りに振り回すだけでイマイチダメージを与えられていない。するとコドクグモがバックステップで距離を取ると全員がロングソードを空振りし体制を崩してすっ転んだ。そこへ間髪入れずにコドクグモが襲いかかる。
駆け出したオレは間一髪、地面にへたり込む村人さん達とコドクグモの間に割って入り盾で飛びかかるコドクグモを受け止めた。
「重っ.......!今です!」
オレの掛け声にハッとなった村人さん達は一斉に立ち上がり、オレに覆い被さるコドクグモにロングソードを突き刺した。
コドクグモは不快な体液と断末魔の叫びを撒き散らしながら動かなくなった。
「や、やった.......!」
「えぇ!やりましたね!」
村人さん達の士気は一気に上がった様だ。たまたまだったがロングソードを持った3人とショートソードを持った3人がそれぞれ別れたのは良かったようだ。オレが盾で注意を引けば素人の大振りで当て辛いロングソードの一撃も簡単に当てる事が出来る。逆にロングソードを派手にブンブン振り回すゼニに怯んだコドクグモを死角から一斉にショートソードで仕留めるあちらも噛み合っているらしい。ついでに遠巻きからモト爺さんの弓で余計な加勢が入らないように牽制してるのも地味に効果的だ。
そうこうしている内に直実にコドクグモの数を減らしていき、こちらの体力が尽きる前にその場にいた全てのコドクグモを倒す事が出来た。
「やった.......!やったな!」
「なんとか.......なるもんだな.......」
「あぁ.......えっと.......、ざっと7、8匹はいたんじゃないか.......これ?」
「まぁーそんなもんだろ!意外にチョロいもんだな!」
「調子に乗んなよゼニ.......、オレたちはお前みたいに体力バカじゃないんだぞ.......」
何とかなったけど、めちゃくちゃ疲れたぁ……。
「みなさん怪我とかは大丈夫ですか?何かあればヒールで治しておきますよ?」
「いやぁ大丈夫だよ、ありがとう。それよりも……モト爺さん。助かったよ、色々とな」
村人さんは恥ずかしそうに頭を搔く。
「なぁに、年寄りが若者の面倒を見るのは当然じゃろ。気にする必要は無いぞ」
「とは言え爺さんは病み上がりなんだ、ここは俺ら若いのに任せてどこかに隠れててくれ」
「なんじゃ!ワシはまだまだ元気じゃぞ!」
これは頑固な奴か?
「モト爺さん、お願いがあるんですが、広場の方に女性や子供が避難してるんです。一応そこにも大人の男性もいるんですが武器がほとんど無くてて……。出来ればこの残りの武器を広場まで持って行って、そのまま子供達の面倒を見てもらえたりしませんか?」
「おぉそうか!子供達がおるなら急がなきゃならんな!ではトウゴ君じゃったか?この先はお主らに任せるからワシは広場の子供達の所に駆けつけるぞ!」
お、うまくいったみたいだな。モト爺さんは武器を籠に入れて背負い、広場に向かって駆けて行った。
「うまいこと言いくるめられたもんだね、助かったよ 」
村人さんが苦笑いしてお礼を言ってくれた。
「いえいえ、それよりも武器が手に入ったのは大きいですね。たぶんコドクグモはこの先から襲ってきているんだと思います。まだこの先で襲われてる人もいるはずです。急ぎましょう」
そこに居た全員が強く頷く。もう逃げ出したりする人は居ないはずだ。
そこから全員で少し先へ進むと案の定コドクグモに襲われている人々を発見した。中には地面に倒れている人も居る。
「トウゴ!まずはお前は怪我人の治療だな!残りの人はぶちかましてやろうぜ!」
「おおおー!!!」
ゼニのめちゃくちゃな掛け声だったけど、士気はさらに上がったようだ。オレは真っ直ぐ地面に倒れている人々の所に駆け寄り片っ端からヒールとキュアをかけまくった。
倒れている人の治療が終わりオレもすぐに参戦。次々とコドクグモの援軍が現れたがこちらも傷の癒えた人もまた戦いに戻り、徐々に形勢は逆転しつつあった。
「なんかよぉ、ちょっと数減ってきてねぇか?向こうから来てたクモどもが来てなくね?」
確かに、ゼニの言う通りコドクグモは次第に数が減っている様だ。つまり援軍が来てないって事だな。
ほどなくしてその場にいた全てのコドクグモを退治していた。その数は.......ちょっと数えたくないな。
「終わった……のか?」
「たぶん……何となく周りも静かになった気がしますね……」
言いながらオレは周囲の音に集中する。当たりは静まり返っている。
「こりゃあー終わったなぁ!いやはや疲れたわなぁ!」
豪快に笑うゼニ。お前元気過ぎるんだよ。
「とにかく一旦広場に戻りましょう。みんなと合流しないと。後……疲れました……」
オレの提案に全員力無く頷いた。ゼニ以外は。
驚く村人さん達の前へモト爺さんが歩み寄る。近づくとモト爺さんは背負っていた大きな籠を地面に放り投げた。地面に横たわった籠からは数本の剣や弓が転がり出てきた。
「これは.......?」
「これはワシが昔に作って小屋に眠ったままだった武器だ。ワシは腕のいい武器職人だぞ、今でも現役で使える武器ばかりじゃわい」
「武器.......って?え.......?」
村人さん達は皆オロオロしている。何事が起こっているか分からずコドクグモも静止して様子を見ている。
「見て分からんか?それとも武器を知らんのか?」
「いや、武器だってのは分かるけどよ.......これでオレらにコドクグモと戦えって.......?」
「そうじゃろ」
そう言うとモト爺さんは振り返り、持っていた弓に矢をつがえる。
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俯く村人さん達。確かにそうだ。
「ワシはこの土地が好きだ。親や先祖が眠る墓もある。だかそれが全てでは無いのも事実。おそらくどの戦いを選んでも正解であり間違いなんじゃろう。ただ確実に間違いしか無い愚かな選択がある。それは戦わない事じゃ」
モト爺さんは弓を引き絞り続ける。
「ワシは戦う、こやつらとな。お前達は自分の思う選択をするがいい。ただし逃げるな。戦え。今ここでこやつらと戦うなら武器を取れ」
言い終わるとモト爺さんは矢を放った。放たれた矢はコドクグモの首元やや左に当たり弾かれた。コドクグモは一瞬怯んだがすぐにゆっくりと歩みを進める。
モト爺さんは淡々と次の矢を番える。
「爺さん.......」
「じ、爺さん.......あんたなんで.......?」
「ワシは孫たちとまた釣りをすると約束したんじゃ。それを果たさんといかんからな」
モト爺さんはもう一度矢を放つ。二の矢は距離の近くなったコドクグモの左目に当たり、コドクグモは痛みに縮こまり歩みを止める。
村人の1人が地面に転がるモト爺さんのショートソードを拾った。
「お前.......?」
「い、今戦わなきゃいつ戦うんだよ.......!この先は.......子供たちの将来は.......今戦わなきゃ来ないだろ.......!!!」
「お.......おおお!!うおおぉ!」
村人全員が一斉に地面に転がる武器を手に取り雄叫びを上げる。その突然の雄叫びにそこにいたコドクグモの全てがビクッと縮こまる。それ程までに力強い咆哮だった。
「やるなぁ爺さん」
鼻を親指で弾きゼニが笑う。
「あぁ、元気な爺さんだな」
オレも同じ様に笑う。
「さて、全員覚悟は決まったんだ。やるこたぁ一つだろ?」
ゼニはロングソードを水平に構え姿勢を低くする。
「だな、こりゃあ負ける訳には行かなくなったなぁ」
オレが右手でスクロールを構えると同時にゼニが正面のコドクグモ目掛けて弾かれた様にダッシュし、その顔面に強烈な突きを放ち真正面から串刺しにした。
「うおおおおー!!!」
村人さん達が3人、全員がショートソードを振りかざしてゼニに加勢しに走った。
「よし!俺達はこっちを!」
ゼニ達とは反対側に向かって残りの3人の村人さん達が駆け出す。こちらも偶然にも全員ロングソードを手にしていた。その向かう先にはコドクグモが1匹、こちらを威嚇していた。その村人さん達に向かって横から突進してくるコドクグモが1匹。村人さん達はそれには気がついていない様子だ。オレは構えていたファイアボールをそいつに向けて放つ。見事にヒットすると突進するコドクグモはよろめき立ち止まる。
それと同時に村人さん達の戦闘が始まった。しかし慣れない武器を大振りに振り回すだけでイマイチダメージを与えられていない。するとコドクグモがバックステップで距離を取ると全員がロングソードを空振りし体制を崩してすっ転んだ。そこへ間髪入れずにコドクグモが襲いかかる。
駆け出したオレは間一髪、地面にへたり込む村人さん達とコドクグモの間に割って入り盾で飛びかかるコドクグモを受け止めた。
「重っ.......!今です!」
オレの掛け声にハッとなった村人さん達は一斉に立ち上がり、オレに覆い被さるコドクグモにロングソードを突き刺した。
コドクグモは不快な体液と断末魔の叫びを撒き散らしながら動かなくなった。
「や、やった.......!」
「えぇ!やりましたね!」
村人さん達の士気は一気に上がった様だ。たまたまだったがロングソードを持った3人とショートソードを持った3人がそれぞれ別れたのは良かったようだ。オレが盾で注意を引けば素人の大振りで当て辛いロングソードの一撃も簡単に当てる事が出来る。逆にロングソードを派手にブンブン振り回すゼニに怯んだコドクグモを死角から一斉にショートソードで仕留めるあちらも噛み合っているらしい。ついでに遠巻きからモト爺さんの弓で余計な加勢が入らないように牽制してるのも地味に効果的だ。
そうこうしている内に直実にコドクグモの数を減らしていき、こちらの体力が尽きる前にその場にいた全てのコドクグモを倒す事が出来た。
「やった.......!やったな!」
「なんとか.......なるもんだな.......」
「あぁ.......えっと.......、ざっと7、8匹はいたんじゃないか.......これ?」
「まぁーそんなもんだろ!意外にチョロいもんだな!」
「調子に乗んなよゼニ.......、オレたちはお前みたいに体力バカじゃないんだぞ.......」
何とかなったけど、めちゃくちゃ疲れたぁ……。
「みなさん怪我とかは大丈夫ですか?何かあればヒールで治しておきますよ?」
「いやぁ大丈夫だよ、ありがとう。それよりも……モト爺さん。助かったよ、色々とな」
村人さんは恥ずかしそうに頭を搔く。
「なぁに、年寄りが若者の面倒を見るのは当然じゃろ。気にする必要は無いぞ」
「とは言え爺さんは病み上がりなんだ、ここは俺ら若いのに任せてどこかに隠れててくれ」
「なんじゃ!ワシはまだまだ元気じゃぞ!」
これは頑固な奴か?
「モト爺さん、お願いがあるんですが、広場の方に女性や子供が避難してるんです。一応そこにも大人の男性もいるんですが武器がほとんど無くてて……。出来ればこの残りの武器を広場まで持って行って、そのまま子供達の面倒を見てもらえたりしませんか?」
「おぉそうか!子供達がおるなら急がなきゃならんな!ではトウゴ君じゃったか?この先はお主らに任せるからワシは広場の子供達の所に駆けつけるぞ!」
お、うまくいったみたいだな。モト爺さんは武器を籠に入れて背負い、広場に向かって駆けて行った。
「うまいこと言いくるめられたもんだね、助かったよ 」
村人さんが苦笑いしてお礼を言ってくれた。
「いえいえ、それよりも武器が手に入ったのは大きいですね。たぶんコドクグモはこの先から襲ってきているんだと思います。まだこの先で襲われてる人もいるはずです。急ぎましょう」
そこに居た全員が強く頷く。もう逃げ出したりする人は居ないはずだ。
そこから全員で少し先へ進むと案の定コドクグモに襲われている人々を発見した。中には地面に倒れている人も居る。
「トウゴ!まずはお前は怪我人の治療だな!残りの人はぶちかましてやろうぜ!」
「おおおー!!!」
ゼニのめちゃくちゃな掛け声だったけど、士気はさらに上がったようだ。オレは真っ直ぐ地面に倒れている人々の所に駆け寄り片っ端からヒールとキュアをかけまくった。
倒れている人の治療が終わりオレもすぐに参戦。次々とコドクグモの援軍が現れたがこちらも傷の癒えた人もまた戦いに戻り、徐々に形勢は逆転しつつあった。
「なんかよぉ、ちょっと数減ってきてねぇか?向こうから来てたクモどもが来てなくね?」
確かに、ゼニの言う通りコドクグモは次第に数が減っている様だ。つまり援軍が来てないって事だな。
ほどなくしてその場にいた全てのコドクグモを退治していた。その数は.......ちょっと数えたくないな。
「終わった……のか?」
「たぶん……何となく周りも静かになった気がしますね……」
言いながらオレは周囲の音に集中する。当たりは静まり返っている。
「こりゃあー終わったなぁ!いやはや疲れたわなぁ!」
豪快に笑うゼニ。お前元気過ぎるんだよ。
「とにかく一旦広場に戻りましょう。みんなと合流しないと。後……疲れました……」
オレの提案に全員力無く頷いた。ゼニ以外は。
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