99 / 137
Ⅱ-Ⅵ.進み続けていたカウントダウン
91.最初の一歩は決して大きなものではないけれど。
しおりを挟む
「あ、アテナ?」
びくっとする虎子。アテナの叫び声に衝撃を受けて、その前にあった、もっと衝撃的な発言には気が付いていない。
アテナがまくし立てるようにして、
「ちょ、ちょっと!何言ってるの!あんた……馬鹿じゃないの!?」
「馬鹿じゃない」
「馬鹿よ!大馬鹿!そんなことしてなんになるの!?いい?あなたが積み重ねてきた信頼なんて、すぐに崩れ落ちるものなの!それくらい重要なことなのよ?それを、あんた……」
「じゃあ、聞くけど、今後こういう事態が起きないって保証はある?」
「う……そ、それは……」
アテナが言葉に詰まる。俺は攻勢に出るように、
「だったら、今ここでうやむやにしても意味がないんじゃないの?今度は一日とか二日じゃないレベルになるかもしれない。それでも同じ対応をする?」
「ぐ」
「それだったら、俺は信じたい。甘いって言われても構わないし、それでもいい。もしかしたら、俺の想定よりも良くない事態になるかもしれない」
「じゃあ、」
俺はアテナの言葉を遮るようにして、
「でも!俺は消したくないんだよ、今日一日を。嫌わるなら、それでいい。仲直りは出来るかもしれない。だけど、消えたものはもう戻らない。違う?」
「そ、それはそうかもしれないけど」
俺は頭を下げ、
「責任は俺が取る。だから、頼む」
頼み込む。
それから、暫くの沈黙があった、その間に虎子が「俺……?」と呟いた気がするけど、些細なことだ。だってこれからもっと衝撃的な事実を知るわけだから。
やがてアテナが頭をがっしゅがっしゅとかき。
「あーーーーもーーーーー!!!!分かった!!分かりました!!やればいいんでしょ!!やれば!!」
それを聞いた俺は頭を上げ、
「ありがとう」
そう告げる。アテナはそれはそれはふかーいため息をついて、
「いいわよ。私はあくまでサポートが役目だから。貴方がそれでいいっていうなら。でも、最後にもう一回確認するわよ。ほんとーにいいのね?貴方が思ってるよりも事実は残酷かもしれないわよ?それでもいいのね」
「大丈夫。まあ、いざとなったら、仲直りするのに力は借りるかもしれないけどね」
と苦笑い。それを見たアテナはぽつりと、
「……やっぱ、信じるべきなのよね」
とだけ零し、
「多分、時間的にはせいぜい三十分が限界だと思う。それ以上は分からない。服装は……多分一番記憶に残ってるものになるはず。後なにか聞きたいことは?」
「ないよ。お願い」
「ん」
アテナはそう言うと、先ほど投げ捨てたスマートフォンを手に取って、いくつかの操作を行う。
やがて、俺の身体が光に包まれる。虎子が「うわっ」と驚くが、それも束の間。俺を包んだ光は徐々に小さくなる。やがて、その中から現れたのは、
「え……?」
佐々木小太郎。
笹木華ではない。この世界に転生する前の俺だ。
アテナが説明する。
「えっと……詳しく言うと凄く長くなるんだけど、華はね、本来男だったの」
「え、え、どういうこと?」
「そのままの意味。男だったのよ。だけど、元いた世界で死んで、この世界に転生してきた。女子高生笹木華として。そして、彼女……いいや、彼を取り巻くいざこざに、あなたをまきこんでしまった。私からお詫びするわ」
頭を下げる。虎子はまだ理解が出来ないという風に、
「えっと……意味がよく分からないんだけど……」
それはそうだ。
友人として付き合っていた女の子が実は男で、異世界から来ましたなんて話、俺ならまず信じない。質の悪いドッキリか、夢か、その辺として処理するだろう。だから虎子の反応は適切だ。
「そうね……」
アテナは暫く悩んだのち、
「ね、小太郎。あなた、今日九条さんにメッセージって送った?」
「ん?ああ、一応連絡で……」
「つまり、会ってからは一度も送ってないってわけね?」
「それはそうだけど……」
一体何をするつもりなのだろうと思っていたら、
「九条さん」
「は、はい」
「貴方のスマートフォンに、笹木華からのメッセージを送りました。送信時間は今日の昼十二時ちょうど。内容は……貴方の隠している思いについて。確認してもらえるかしら」
「あ、ああ……」
虎子は促されるままにスマートフォンを操作して確認し、
「っ!?」
即座にアテナの方を凝視する。
「な、な、な、なんで、これを?」
「それは私が女神だからです。そして、その私が、ここにいる小太郎を、この世界に連れてきたんです」
「…………(ぱくぱく)」
開いた口がふさがらないといった塩梅だ。一体どんなメッセージを送ったのだろう。っていうかなんで俺の名前で送った。
沈黙。
やがて虎子が、
「…………本当に、華?なのか?」
「えっと……一応、そういうことになる、のかな?」
答える。それを聞いた虎子は、一筋の涙を流す、
「と、虎子……?」
最初、俺は事実を知って、絶望しているのだと思った。
だけど、それは違うとすぐに分かった。
なぜならその涙に、一番驚いているのは“虎子自身”だったからだ、
「あ、あれ……おかしいな?俺、なんで泣いてるんだろ……あれ?」
必死で涙をぬぐい、
「いや、違う。違うんだよ?だって、華は、この世界では華なんだろ?だから、他の世界で男だったとしても、そんなの関係無くて……あれ?関係はあるのか?あれ?」
否定しながら混乱していく。けれど、その瞳に「拒絶」の二文字はない。
「そう……華は、華なんだ。だけど、俺、ちょっと、嬉しいって言うか、安心しちゃって……」
「安心?」
「そう、安心。おかしいよな……だけど、安心したんだ。ああ、だからカッコいいんだって……だけど、それだったら、俺はなんなんだろうとか、そんなことを……思っちゃって」
ああ。
そういうことか。
虎子はきっと、俺に親近感を覚えていたんだ。同じ女の子なのに、自分と同じような趣味を持って、一緒に遊べる笹木華という存在に。
俺は謝る。
「それは……ごめん」
ところが虎子は首を横に振り、
「ううん……大丈夫。悪いことばかりじゃないから、さ」
「?」
「なんでもない」
虎子はぐしぐしっと腕で拭き、
「えっと…………これからもよろしく……で良いんだよな?」
とアテナに聞く。当の彼女は話を振られただけで驚き、
「え!?な、なに!?」
「いや、これからも華……いや、小太郎か?」
「あ、華でいいよ。もうすぐ元に戻るみたいだから」
「あ、そうなのね……なら華だ。華は俺たちと一緒に学生生活を送るんだよな?」
「ええ、それは一応……」
虎子は今度こそ元気を取り戻したようで、
「なら良かった。これからもよろしくな、華」
と、俺に手を差し出してきた。
その手を取っていいのだろうか。
そんなことを考えていると、
「握手。してあげなさいよ」
隣からせっつかれる。うるさいな。今しようと思ってたんだよ。
と、そんな宿題をしない小学生みたいな言い訳を心の中でしつつ、俺は差し出されたその手を、がっつりと握った。
びくっとする虎子。アテナの叫び声に衝撃を受けて、その前にあった、もっと衝撃的な発言には気が付いていない。
アテナがまくし立てるようにして、
「ちょ、ちょっと!何言ってるの!あんた……馬鹿じゃないの!?」
「馬鹿じゃない」
「馬鹿よ!大馬鹿!そんなことしてなんになるの!?いい?あなたが積み重ねてきた信頼なんて、すぐに崩れ落ちるものなの!それくらい重要なことなのよ?それを、あんた……」
「じゃあ、聞くけど、今後こういう事態が起きないって保証はある?」
「う……そ、それは……」
アテナが言葉に詰まる。俺は攻勢に出るように、
「だったら、今ここでうやむやにしても意味がないんじゃないの?今度は一日とか二日じゃないレベルになるかもしれない。それでも同じ対応をする?」
「ぐ」
「それだったら、俺は信じたい。甘いって言われても構わないし、それでもいい。もしかしたら、俺の想定よりも良くない事態になるかもしれない」
「じゃあ、」
俺はアテナの言葉を遮るようにして、
「でも!俺は消したくないんだよ、今日一日を。嫌わるなら、それでいい。仲直りは出来るかもしれない。だけど、消えたものはもう戻らない。違う?」
「そ、それはそうかもしれないけど」
俺は頭を下げ、
「責任は俺が取る。だから、頼む」
頼み込む。
それから、暫くの沈黙があった、その間に虎子が「俺……?」と呟いた気がするけど、些細なことだ。だってこれからもっと衝撃的な事実を知るわけだから。
やがてアテナが頭をがっしゅがっしゅとかき。
「あーーーーもーーーーー!!!!分かった!!分かりました!!やればいいんでしょ!!やれば!!」
それを聞いた俺は頭を上げ、
「ありがとう」
そう告げる。アテナはそれはそれはふかーいため息をついて、
「いいわよ。私はあくまでサポートが役目だから。貴方がそれでいいっていうなら。でも、最後にもう一回確認するわよ。ほんとーにいいのね?貴方が思ってるよりも事実は残酷かもしれないわよ?それでもいいのね」
「大丈夫。まあ、いざとなったら、仲直りするのに力は借りるかもしれないけどね」
と苦笑い。それを見たアテナはぽつりと、
「……やっぱ、信じるべきなのよね」
とだけ零し、
「多分、時間的にはせいぜい三十分が限界だと思う。それ以上は分からない。服装は……多分一番記憶に残ってるものになるはず。後なにか聞きたいことは?」
「ないよ。お願い」
「ん」
アテナはそう言うと、先ほど投げ捨てたスマートフォンを手に取って、いくつかの操作を行う。
やがて、俺の身体が光に包まれる。虎子が「うわっ」と驚くが、それも束の間。俺を包んだ光は徐々に小さくなる。やがて、その中から現れたのは、
「え……?」
佐々木小太郎。
笹木華ではない。この世界に転生する前の俺だ。
アテナが説明する。
「えっと……詳しく言うと凄く長くなるんだけど、華はね、本来男だったの」
「え、え、どういうこと?」
「そのままの意味。男だったのよ。だけど、元いた世界で死んで、この世界に転生してきた。女子高生笹木華として。そして、彼女……いいや、彼を取り巻くいざこざに、あなたをまきこんでしまった。私からお詫びするわ」
頭を下げる。虎子はまだ理解が出来ないという風に、
「えっと……意味がよく分からないんだけど……」
それはそうだ。
友人として付き合っていた女の子が実は男で、異世界から来ましたなんて話、俺ならまず信じない。質の悪いドッキリか、夢か、その辺として処理するだろう。だから虎子の反応は適切だ。
「そうね……」
アテナは暫く悩んだのち、
「ね、小太郎。あなた、今日九条さんにメッセージって送った?」
「ん?ああ、一応連絡で……」
「つまり、会ってからは一度も送ってないってわけね?」
「それはそうだけど……」
一体何をするつもりなのだろうと思っていたら、
「九条さん」
「は、はい」
「貴方のスマートフォンに、笹木華からのメッセージを送りました。送信時間は今日の昼十二時ちょうど。内容は……貴方の隠している思いについて。確認してもらえるかしら」
「あ、ああ……」
虎子は促されるままにスマートフォンを操作して確認し、
「っ!?」
即座にアテナの方を凝視する。
「な、な、な、なんで、これを?」
「それは私が女神だからです。そして、その私が、ここにいる小太郎を、この世界に連れてきたんです」
「…………(ぱくぱく)」
開いた口がふさがらないといった塩梅だ。一体どんなメッセージを送ったのだろう。っていうかなんで俺の名前で送った。
沈黙。
やがて虎子が、
「…………本当に、華?なのか?」
「えっと……一応、そういうことになる、のかな?」
答える。それを聞いた虎子は、一筋の涙を流す、
「と、虎子……?」
最初、俺は事実を知って、絶望しているのだと思った。
だけど、それは違うとすぐに分かった。
なぜならその涙に、一番驚いているのは“虎子自身”だったからだ、
「あ、あれ……おかしいな?俺、なんで泣いてるんだろ……あれ?」
必死で涙をぬぐい、
「いや、違う。違うんだよ?だって、華は、この世界では華なんだろ?だから、他の世界で男だったとしても、そんなの関係無くて……あれ?関係はあるのか?あれ?」
否定しながら混乱していく。けれど、その瞳に「拒絶」の二文字はない。
「そう……華は、華なんだ。だけど、俺、ちょっと、嬉しいって言うか、安心しちゃって……」
「安心?」
「そう、安心。おかしいよな……だけど、安心したんだ。ああ、だからカッコいいんだって……だけど、それだったら、俺はなんなんだろうとか、そんなことを……思っちゃって」
ああ。
そういうことか。
虎子はきっと、俺に親近感を覚えていたんだ。同じ女の子なのに、自分と同じような趣味を持って、一緒に遊べる笹木華という存在に。
俺は謝る。
「それは……ごめん」
ところが虎子は首を横に振り、
「ううん……大丈夫。悪いことばかりじゃないから、さ」
「?」
「なんでもない」
虎子はぐしぐしっと腕で拭き、
「えっと…………これからもよろしく……で良いんだよな?」
とアテナに聞く。当の彼女は話を振られただけで驚き、
「え!?な、なに!?」
「いや、これからも華……いや、小太郎か?」
「あ、華でいいよ。もうすぐ元に戻るみたいだから」
「あ、そうなのね……なら華だ。華は俺たちと一緒に学生生活を送るんだよな?」
「ええ、それは一応……」
虎子は今度こそ元気を取り戻したようで、
「なら良かった。これからもよろしくな、華」
と、俺に手を差し出してきた。
その手を取っていいのだろうか。
そんなことを考えていると、
「握手。してあげなさいよ」
隣からせっつかれる。うるさいな。今しようと思ってたんだよ。
と、そんな宿題をしない小学生みたいな言い訳を心の中でしつつ、俺は差し出されたその手を、がっつりと握った。
0
お気に入りに追加
71
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。


学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった
白藍まこと
恋愛
主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。
クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。
明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。
しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。
そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。
三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。
※他サイトでも掲載中です。

百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI

AV研は今日もハレンチ
楠富 つかさ
キャラ文芸
あなたが好きなAVはAudioVisual? それともAdultVideo?
AV研はオーディオヴィジュアル研究会の略称で、音楽や動画などメディア媒体の歴史を研究する集まり……というのは建前で、実はとんでもないものを研究していて――
薄暗い過去をちょっとショッキングなピンクで塗りつぶしていくネジの足りない群像劇、ここに開演!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる