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Ⅳ.もう一人の美少女―鷹瀬紫乃―
12.恋愛は下駄箱から始まったり始まらなかったり。
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顔を見て思い出す。
鷹瀬紫乃。
それが”猫かぶり女生徒”の本名だ。
肩ほどまで伸びた黒髪は流れるようで、切れ長の釣り目からは意思の強さを感じる。美少女というよりは美人という方が正しいし、皆のアイドルというよりは女王様という方が正しい。
学校内では大抵自分の席に腰かけて、姿勢正しく文庫本を読んでいるというのが常で、久遠寺のように女子の友達がいるという話は聞いたことが無い。男子からの人気は同様に高く、告白のようなことをされたのは一度や二度ではないらしいが、こちらは久遠寺同様断り続けている。
一方で、その後の対応は大分違う。久遠寺はあくまで恋愛に対する興味のなさをアピールしたうえで、告白してきた男子をむげにしたりはしない。
しかし、鷹瀬は告白してきた男子に対して非常に当たりが強い。今時下駄箱に手紙を入れるなどという古風極まりない手段をしようものなら、そのままゴミ箱に突っ込まれることも少なくないし、なんの気まぐれか告白するところまでいっても、大体においては手ひどい振られ方をすることが多い。この辺りは天城も柳に聞いたのだが、告白してきた男子の黒歴史を暴いたり、化けの皮をはがしたり散々らしい。
そんなこんなで久遠寺とは全く違う経緯で、久遠寺同様告白される数は減っていった鷹瀬だが、どういう訳か彼女にはファンクラブが存在する。どうやら女王様のような見た目と性格をしている鷹瀬の為に動く、鷹瀬に顎で使われるのが嬉しい集団だという。末期だ。
そして、そんな学園内で話題の美少女二人はどうしたことかすこぶる仲が悪い。
先制攻撃とばかりに鷹瀬が、
「あなたがこんな得体のしれない部活動に所属してるとは思わなかったわ。学園のアイドル(笑)を演じるのは飽きたのかしら?」
久遠寺が迎撃する。
「別にアイドル演じてるつもりはないが、まあいい。それよりもおまえ。いいのか?ファンクラブの活動日って確か今日だろ?ほっといていいのか?」
「それくらい大丈夫よ。ちゃんと待つように指示しておいたから。彼らは待っているだけでも嬉しいのよ」
「あほくさ……猿山の大将してて楽しいわけ?」
「猿っ……貴方こそ、こんなところで何をしてるのよ。部活動には入ってないんじゃなかったの?」
「ぐ……そうだよ。部活には入ってない」
「じゃあ、なんでここに居るわけ?ここは現代文化研究部の部室でしょう?」
おや。
自ら訪ねてきたのだから当然と言えば当然なのだが、鷹瀬はここの名前をきちんと知っているようだった。
久遠寺がいいよどみながら、
「それは……ちょっと、用事があったからよ」
「用事?何よそれ」
「なんだっていいだろ」
「用事……」
鷹瀬は瞬時に部室内を眺めまわし、やがてホワイトボードに書いてある、大きなバッテンで消された文字列を発見し、
「何、貴方漫画でも描くの?」
惜しかった。しかし久遠寺は、
「漫画は描かねえよ」
「漫画、は、ねえ……」
鷹瀬はじっと久遠寺のことを見つめる。久遠寺が半歩後ろに下がり、
「な、なんだよ」
「小説」
「なっ」
鷹瀬は自分の勝ちだと言わんばかりの笑みで、
「当たりですね」
「ぐっ……」
馬鹿、いや、馬鹿正直だなと天城は思う。
鷹瀬のやっていることは全くのあてずっぽうで、たまたま見えた文字列である「熱血」だとか「根性」みたいな文字列から真っ先に思い浮かべた「漫画」を上げただけなのだ。これは全くのでたらめだし、もし当たっていたとしても久遠寺が回答する必要はない。ないのだが、ご丁寧に漫画「は」描いてないと言ってしまった。そうなってくると可能性は絞られる。その手のフレーズが出てきて、漫画ではない、となれば、出てくるのは小説、アニメ、ゲーム、ドラマ、映画、その辺だろう。機材が無いことを考えれば小説が一番可能性として高いわけで、鷹瀬はそれを取り敢えずぶつけて反応を見たに過ぎないのだ。無視してしらをきれば、少なくともこの場は乗り切れたのかもしれない。しかし、久遠寺にはそれが出来なかった。顔に出てしまった。何とも単純で、馬鹿正直である。
鷹瀬は続けざまに、
「なるほど。貴方も小説を書いている、と。その話し合いをしていたと、そういう訳ですね。天城征路さん?」
天城は思わず自分を指さしながら、
「俺か?」
「ええ。貴方以外居ないでしょう。どうですか?当たってましたか?」
天城は久遠寺をちらりと見る。久遠寺の目からは「なんとか誤魔化せ」という意図が見える。いや、無理だろう。
「まあ、だいたいそんな感じだな」
「おいこら」
抗議の声が聞こえたが鷹瀬はそれを無視し、
「それで、星生葵は何をしているのかしら」
星生はたんたんと、
「天城のサポート」
天城が思わず、
「殆どしてなかったけどな、サポート」
「……そうだったか?」
「そうだ。殆ど本読んでただけだろ。まあ、良いんだけど。必要な時だけ手伝ってくれれば」
鷹瀬がびしっと指をさし、
「それです!」
「……どれ?」
「貴方。そんな事をしているくらいなら私の絵を担当しなさい」
「嫌」
珍しく、その声には強い拒絶が込められていた。それでも鷹瀬は引き下がらず、
「何よ。何で嫌な訳?一作目は描いたでしょう?」
「それでも、嫌」
天城が横から、
「え、何?鷹瀬とはどういう関係?」
星生はあっさりと、
「南野円」
「南野円……って、さっき話してた小説家か?」
「そう」
「え、うちの生徒だったのか」
「そういうこと」
「ってことは、さっき電話してたのも、鷹瀬なのか?」
「ちょっと違う。さっき電話してたのはその担当」
「ってことは」
鷹瀬がしびれを切らすように、
「あいつじゃ話にならないから、私が直接出向いたって訳。だから私の絵師をやりなさい」
「嫌」
可能性のかけらも見えない返事。そんなやりとりを見ていたのか、久遠寺が笑いながら、
「なになに、もしかしてアンタ、葵に嫌われてるわけ?」
すすすっと星生の隣へと歩みより、
「私は認めてもらったのに、人気小説家の南野円さんは、嫌われちゃったんだ?」
おお煽る煽る。口に手を当てて噴き出すのを抑えるふりまでして。そんなあからさまな挑発を鷹瀬は鼻で笑って、
「でも、貴方。無名でしょう?それとももう何かの賞でも取ったのかしら?」
「そ、それは」
畳みかけるように、
「そんなレベルで私に勝ったつもりなったって無駄よ。まあ、同じ土俵で戦っても勝負は見えてるけどね」
久遠寺はずいっと一歩踏み出して、
「そんなに言うなら勝負してみるか?ああ?」
鷹瀬も負けじと一歩踏み出して、
「いいですよ?ただし貴方が負けたら、その本性、広めさせてもらいますけど、よろしいですね?」
「やってみなよ。勝てるならな」
天城は流石に不味いと思い、横から、
「おい、久遠寺」
しかし久遠寺はそんな声など全く聞こえない様子で、
「そのかわり、お前が負けたら、私の知ってる事、全部ぶちまけてやるよ。どうだ?」
「いいでしょう。何でも言いなさい。私が勝つのですから」
「いったなコラ。後で泣いても知らんぞ」
「貴方こそ」
「おーい……」
最早二人に、天城の声は聞こえていない。星生が天城の肩をポンポンと叩き、
「ドンマイ」
鷹瀬が締めくくるように、
「細かな条件はそうですね……星生さん」
「私か」
「貴方に決めてもらいましょう。公正なものをお願いします。決まったら、私に連絡をくださいな」
「分かった」
「何なら、絵師としての仕事も一緒に受けてくれても」
「嫌」
「……まあ、いいです。すぐに、とは言いません。いずれ受けてくれればそれで結構。それでは、将来の負け犬さん。それと、」
鷹瀬はどういう訳か天城の方を向き、
「貴方」
「はあ」
「はあ、じゃないでしょう。貴方は、本当にそこの人の味方をするのですね?」
「まあ、一応。そのつもりだが」
鷹瀬は目を瞑り、一つ息をついて、
「まあ、いいでしょう。せいぜい頑張りなさいな。それじゃ」
それだけ言って、嵐のように部室を去っていく。
静寂。
星生が一人、坦々とホワイトボードに書いてある「根性」だの「努力」だのと言った文字列を消しているが、それ以外に動きはない。どこか遠くで運動部の掛け声が聞こえる。廊下からはカツカツという、はっきりとした足音が聞こえる。恐らく鷹瀬のものだろう。
やがて、どれくらいの時間が経っただろう。固まっていた久遠寺は、油の切れたロボットのような動きで振り向く。その表情は、どうにか繕いましたという笑顔だった。
天城は大きくため息をつき、
「だから止めようとしたんだがな」
「ど、どうしよう……」
「俺が聞きたいよ……」
天城もまた、呟いた。
かくして、新人作家未満の完璧美少女は、一作目で鮮烈なデビューをした未来の売れっ子作家(多分)に、真正面から喧嘩を吹っかけてしまったのだった。
久遠寺先生の次回作にご期待ください。
……期待できるのか?これ。
鷹瀬紫乃。
それが”猫かぶり女生徒”の本名だ。
肩ほどまで伸びた黒髪は流れるようで、切れ長の釣り目からは意思の強さを感じる。美少女というよりは美人という方が正しいし、皆のアイドルというよりは女王様という方が正しい。
学校内では大抵自分の席に腰かけて、姿勢正しく文庫本を読んでいるというのが常で、久遠寺のように女子の友達がいるという話は聞いたことが無い。男子からの人気は同様に高く、告白のようなことをされたのは一度や二度ではないらしいが、こちらは久遠寺同様断り続けている。
一方で、その後の対応は大分違う。久遠寺はあくまで恋愛に対する興味のなさをアピールしたうえで、告白してきた男子をむげにしたりはしない。
しかし、鷹瀬は告白してきた男子に対して非常に当たりが強い。今時下駄箱に手紙を入れるなどという古風極まりない手段をしようものなら、そのままゴミ箱に突っ込まれることも少なくないし、なんの気まぐれか告白するところまでいっても、大体においては手ひどい振られ方をすることが多い。この辺りは天城も柳に聞いたのだが、告白してきた男子の黒歴史を暴いたり、化けの皮をはがしたり散々らしい。
そんなこんなで久遠寺とは全く違う経緯で、久遠寺同様告白される数は減っていった鷹瀬だが、どういう訳か彼女にはファンクラブが存在する。どうやら女王様のような見た目と性格をしている鷹瀬の為に動く、鷹瀬に顎で使われるのが嬉しい集団だという。末期だ。
そして、そんな学園内で話題の美少女二人はどうしたことかすこぶる仲が悪い。
先制攻撃とばかりに鷹瀬が、
「あなたがこんな得体のしれない部活動に所属してるとは思わなかったわ。学園のアイドル(笑)を演じるのは飽きたのかしら?」
久遠寺が迎撃する。
「別にアイドル演じてるつもりはないが、まあいい。それよりもおまえ。いいのか?ファンクラブの活動日って確か今日だろ?ほっといていいのか?」
「それくらい大丈夫よ。ちゃんと待つように指示しておいたから。彼らは待っているだけでも嬉しいのよ」
「あほくさ……猿山の大将してて楽しいわけ?」
「猿っ……貴方こそ、こんなところで何をしてるのよ。部活動には入ってないんじゃなかったの?」
「ぐ……そうだよ。部活には入ってない」
「じゃあ、なんでここに居るわけ?ここは現代文化研究部の部室でしょう?」
おや。
自ら訪ねてきたのだから当然と言えば当然なのだが、鷹瀬はここの名前をきちんと知っているようだった。
久遠寺がいいよどみながら、
「それは……ちょっと、用事があったからよ」
「用事?何よそれ」
「なんだっていいだろ」
「用事……」
鷹瀬は瞬時に部室内を眺めまわし、やがてホワイトボードに書いてある、大きなバッテンで消された文字列を発見し、
「何、貴方漫画でも描くの?」
惜しかった。しかし久遠寺は、
「漫画は描かねえよ」
「漫画、は、ねえ……」
鷹瀬はじっと久遠寺のことを見つめる。久遠寺が半歩後ろに下がり、
「な、なんだよ」
「小説」
「なっ」
鷹瀬は自分の勝ちだと言わんばかりの笑みで、
「当たりですね」
「ぐっ……」
馬鹿、いや、馬鹿正直だなと天城は思う。
鷹瀬のやっていることは全くのあてずっぽうで、たまたま見えた文字列である「熱血」だとか「根性」みたいな文字列から真っ先に思い浮かべた「漫画」を上げただけなのだ。これは全くのでたらめだし、もし当たっていたとしても久遠寺が回答する必要はない。ないのだが、ご丁寧に漫画「は」描いてないと言ってしまった。そうなってくると可能性は絞られる。その手のフレーズが出てきて、漫画ではない、となれば、出てくるのは小説、アニメ、ゲーム、ドラマ、映画、その辺だろう。機材が無いことを考えれば小説が一番可能性として高いわけで、鷹瀬はそれを取り敢えずぶつけて反応を見たに過ぎないのだ。無視してしらをきれば、少なくともこの場は乗り切れたのかもしれない。しかし、久遠寺にはそれが出来なかった。顔に出てしまった。何とも単純で、馬鹿正直である。
鷹瀬は続けざまに、
「なるほど。貴方も小説を書いている、と。その話し合いをしていたと、そういう訳ですね。天城征路さん?」
天城は思わず自分を指さしながら、
「俺か?」
「ええ。貴方以外居ないでしょう。どうですか?当たってましたか?」
天城は久遠寺をちらりと見る。久遠寺の目からは「なんとか誤魔化せ」という意図が見える。いや、無理だろう。
「まあ、だいたいそんな感じだな」
「おいこら」
抗議の声が聞こえたが鷹瀬はそれを無視し、
「それで、星生葵は何をしているのかしら」
星生はたんたんと、
「天城のサポート」
天城が思わず、
「殆どしてなかったけどな、サポート」
「……そうだったか?」
「そうだ。殆ど本読んでただけだろ。まあ、良いんだけど。必要な時だけ手伝ってくれれば」
鷹瀬がびしっと指をさし、
「それです!」
「……どれ?」
「貴方。そんな事をしているくらいなら私の絵を担当しなさい」
「嫌」
珍しく、その声には強い拒絶が込められていた。それでも鷹瀬は引き下がらず、
「何よ。何で嫌な訳?一作目は描いたでしょう?」
「それでも、嫌」
天城が横から、
「え、何?鷹瀬とはどういう関係?」
星生はあっさりと、
「南野円」
「南野円……って、さっき話してた小説家か?」
「そう」
「え、うちの生徒だったのか」
「そういうこと」
「ってことは、さっき電話してたのも、鷹瀬なのか?」
「ちょっと違う。さっき電話してたのはその担当」
「ってことは」
鷹瀬がしびれを切らすように、
「あいつじゃ話にならないから、私が直接出向いたって訳。だから私の絵師をやりなさい」
「嫌」
可能性のかけらも見えない返事。そんなやりとりを見ていたのか、久遠寺が笑いながら、
「なになに、もしかしてアンタ、葵に嫌われてるわけ?」
すすすっと星生の隣へと歩みより、
「私は認めてもらったのに、人気小説家の南野円さんは、嫌われちゃったんだ?」
おお煽る煽る。口に手を当てて噴き出すのを抑えるふりまでして。そんなあからさまな挑発を鷹瀬は鼻で笑って、
「でも、貴方。無名でしょう?それとももう何かの賞でも取ったのかしら?」
「そ、それは」
畳みかけるように、
「そんなレベルで私に勝ったつもりなったって無駄よ。まあ、同じ土俵で戦っても勝負は見えてるけどね」
久遠寺はずいっと一歩踏み出して、
「そんなに言うなら勝負してみるか?ああ?」
鷹瀬も負けじと一歩踏み出して、
「いいですよ?ただし貴方が負けたら、その本性、広めさせてもらいますけど、よろしいですね?」
「やってみなよ。勝てるならな」
天城は流石に不味いと思い、横から、
「おい、久遠寺」
しかし久遠寺はそんな声など全く聞こえない様子で、
「そのかわり、お前が負けたら、私の知ってる事、全部ぶちまけてやるよ。どうだ?」
「いいでしょう。何でも言いなさい。私が勝つのですから」
「いったなコラ。後で泣いても知らんぞ」
「貴方こそ」
「おーい……」
最早二人に、天城の声は聞こえていない。星生が天城の肩をポンポンと叩き、
「ドンマイ」
鷹瀬が締めくくるように、
「細かな条件はそうですね……星生さん」
「私か」
「貴方に決めてもらいましょう。公正なものをお願いします。決まったら、私に連絡をくださいな」
「分かった」
「何なら、絵師としての仕事も一緒に受けてくれても」
「嫌」
「……まあ、いいです。すぐに、とは言いません。いずれ受けてくれればそれで結構。それでは、将来の負け犬さん。それと、」
鷹瀬はどういう訳か天城の方を向き、
「貴方」
「はあ」
「はあ、じゃないでしょう。貴方は、本当にそこの人の味方をするのですね?」
「まあ、一応。そのつもりだが」
鷹瀬は目を瞑り、一つ息をついて、
「まあ、いいでしょう。せいぜい頑張りなさいな。それじゃ」
それだけ言って、嵐のように部室を去っていく。
静寂。
星生が一人、坦々とホワイトボードに書いてある「根性」だの「努力」だのと言った文字列を消しているが、それ以外に動きはない。どこか遠くで運動部の掛け声が聞こえる。廊下からはカツカツという、はっきりとした足音が聞こえる。恐らく鷹瀬のものだろう。
やがて、どれくらいの時間が経っただろう。固まっていた久遠寺は、油の切れたロボットのような動きで振り向く。その表情は、どうにか繕いましたという笑顔だった。
天城は大きくため息をつき、
「だから止めようとしたんだがな」
「ど、どうしよう……」
「俺が聞きたいよ……」
天城もまた、呟いた。
かくして、新人作家未満の完璧美少女は、一作目で鮮烈なデビューをした未来の売れっ子作家(多分)に、真正面から喧嘩を吹っかけてしまったのだった。
久遠寺先生の次回作にご期待ください。
……期待できるのか?これ。
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