上 下
219 / 219
2章 人の世界へ『辺境の町ラムダ』

219.率いる者

しおりを挟む
最後にグラウンドの入り口にもネットを並べ更にサッカーゴールをグラウンドにいる者達に協力してもらい校舎とグラウンドの間には道があり車が一台通れるだけのスペースがあるので坂をもし魔物が上がってきた時の為にと坂の道の曲がり角にサッカーゴールとネットを並べまくり野球のグラウンドから入れる奥の入り口もネットで閉めておいたので取り敢えず安全の確保を優先した。

そしてそんな事をしているとこっちに集まれと校舎の方から声が聞こえたので行ってみる事にしたら校舎の吹き抜け部分の真ん中に人が大勢集まっていて集合を掛けたのは生徒会長の様だった。

生徒会長は女の子でセリーヌと言う名前でどこかのハーフである事位しか知らないが殆どの生徒がここに集まっている様だ。

さっき頭の中でみんな聞いたと思うけど私達はこの世界で生きないといけなくなったみたいでそして食料や水なんかについても今生徒会のみんなに調べさせてる所よ、そして魔物が暴れて殺された人もいるのは分かってるよね。

みんなで協力して学校の外は森になってるから食べられる物や水なんかを探しに行ける散策部隊を作ろうと思うの。

勿論戦える人に行ってもらわないといけないけど荷物持ちやサバイバルなんかが得意な人、色々な知識を持つ人なども必要だからまずは立候補で散策部隊を作ります。

そして生徒の中の1人が魔物を倒してアイテムボックスと言うスキルを手に入れたわ、これは100kg
まで自由に出し入れ出来るらしいから彼にも参加してもらう様にお願いするつもりよ。

そしてみんなにも何かスキルが手に入っているらしいからステータスオープンといって貰えば目の前にタブレットみたいな物が出るはずよ。

そういうと一斉に皆はステータスオープンと言いおーーと歓声をあげてそれぞれのスキルについて喋り始めた。

パンパン。

セリーヌは手を皆の注目を集めてシーと指を口元に当てると皆を黙らせた。

戦えそうなスキルの人は左側に、戦えなさそうなスキルの人は右側に移動して!と言うとゾロゾロと移動を始める。

50人ほどが戦えそうなスキルを持っているらしく残り右側には300人ほどがいて一般生徒の中なので野球部や柔道部のメンツはもっと戦えるスキルを持っているはずだとセリーヌは考えていた。

そしてそこに柔道部12名野球部40名、サッカー部60名が合流し話を手短にして柔道部から5名、野球部から15名、サッカー部から20名、一般から選抜して10人集め50名での散策部隊が結成された。

リョウタはセリーヌに話しかけグラウンドのネットとサッカーゴールを使ってバリケードを作った事を告げるとそれはすぐに取り掛かろうと思っていたらしく凄く感謝された。

そしてリョウタは散策部隊には参加しなかった、理由は無理せずがモットーなので出来るだけ危険な事はしない主義であるからだ。

もちろんセリーヌにはスキルの事も黙ったままでシュンヤやマコト、マコの3人もスキルについては黙っている様だがシュンヤとマコトは散策部隊に参加する予定らしく無理するなよと言っておいた。

リョウタは野球部の奴らと合流しナツキ1人で出て行った事をみんなに伝えるとナツキそうゆう所あるからな~とみんな納得しそして野球部の主将のナオと副主将のハルから流石リョウタは落ち着いてるなと言われ野球部のネットを使ってバリケードを作り体育のグラウンドのネットやサッカーゴールであそこと指差したのは先程作ったバリケードの事でお陰で野球部はもう活躍した事になってるしこれからも頼むぞと肩を叩かれた。

そしてハルは散策に出るらしくナオは寮生なので寮を固めて野球部はみんな寮で生活出来る様にするとの事だ。

一般の生徒は体育館と教室を使い寝床を作るらしくかなり有難い話でリョウタは野球部の寮へと向かう事にした。

そして寮の前で持ってきたバットとボールにキャッチャー防具を外し散策メンバーに振り分けた。

そしてグラウンドに行ってからバットとか持って行った方がと言うと散策メンバーに入っている者とそうで無い物もみんなグラウンドへ向かい寮に全て移動させるぞとナオが言ったので自分の分は自分で持つ様に言って行動を開始した。

リョウタが振り分けた物は帰ってきて自分で取りに行くからこれは自分で持っておけとリョウタに戻されたので寮に入りそして下級生達もいないので下級生の一室を使われてもらう事にした。

使えそうな物を物色しアイテムボックスに入れていき皆が帰って来るまでに寮の入り口の監督室へ進入し鍵を拝借してその鍵は寮の前に置いてある軽トラックの鍵でリョウタは田んぼをしている農家の息子なので動かし方は分かっていたので軽トラックに乗り込み鍵を刺して発進させた。

おー!楽ちん楽ちん!

でもマニュアルだから教えても中々時間が掛かりそうだけどと考えながらも体育のグラウンドを突っ切っていき車を降りてネットをどかし野球部のグラウンドへと進入した。

そして皆が集まっている所に行くと皆はなんで運転出来んだよと騒ぎながらも荷物をどんどんと荷台に詰めていきそして何人かは荷台に乗って寮へと引き返した。

マコ 18歳 男 人族

レベル3

攻撃3

防御3

敏捷3

魔力2

魔法 身体強化

スキル 棒術 筋力増強 アイテムボックス

称号 チュートリアル討伐者
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(2件)

玲羅
2020.07.16 玲羅

できれば会話文に「」を付けて貰えますと読みやすいのですが。

主人公は今頃何しているのでしょう?

コウ
2020.07.17 コウ

会話文に「」ですか、
そうやってわかりやすくする方法もありますね、検討してみます。

続きで出ますので少しお待ちください。

解除
玲羅
2020.07.13 玲羅
ネタバレ含む
コウ
2020.07.13 コウ

感想頂きありがとうございます。

ノアが異世界に来る事になった経緯や名前を忘れている理由も後々は明かしていく予定ですので楽しみにしててください。

定番でありながらオリジナルな物語にして行きたいと思ってます。

初感想頂けて凄く喜んでしまいました。
応援に応えられるようにこれからも頑張ります!

解除

あなたにおすすめの小説

【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する

雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。 その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。 代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。 それを見た柊茜は 「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」 【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。 追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん….... 主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します

ゴミアイテムを変換して無限レベルアップ!

桜井正宗
ファンタジー
 辺境の村出身のレイジは文字通り、ゴミ製造スキルしか持っておらず馬鹿にされていた。少しでも強くなろうと帝国兵に志願。お前のような無能は雑兵なら雇ってやると言われ、レイジは日々努力した。  そんな努力もついに報われる日が。  ゴミ製造スキルが【経験値製造スキル】となっていたのだ。  日々、優秀な帝国兵が倒したモンスターのドロップアイテムを廃棄所に捨てていく。それを拾って【経験値クリスタル】へ変換して経験値を獲得。レベルアップ出来る事を知ったレイジは、この漁夫の利を使い、一気にレベルアップしていく。  仲間に加えた聖女とメイドと共にレベルを上げていくと、経験値テーブルすら操れるようになっていた。その力を使い、やがてレイジは帝国最強の皇剣となり、王の座につく――。 ※HOTランキング1位ありがとうございます! ※ファンタジー7位ありがとうございます!

大切”だった”仲間に裏切られたので、皆殺しにしようと思います

騙道みりあ
ファンタジー
 魔王を討伐し、世界に平和をもたらした”勇者パーティー”。  その一員であり、”人類最強”と呼ばれる少年ユウキは、何故か仲間たちに裏切られてしまう。  仲間への信頼、恋人への愛。それら全てが作られたものだと知り、ユウキは怒りを覚えた。  なので、全員殺すことにした。  1話完結ですが、続編も考えています。

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~

雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが…… アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。 そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。  実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。  剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。  アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。

悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~

こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。 それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。 かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。 果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!? ※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。

「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります

古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。 一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。 一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。 どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。 ※他サイト様でも掲載しております。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。