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2章 人の世界へ『辺境の町ラムダ』

192.市場で買い漁る

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ふーん、魔の森の魔物素材で高ランクかー。

それやったら魔石取り出したオーガキング丸々余ってるからそれ要る?といってみるとメイサは売ってくれるなら喜んで買い取ると嬉しそうにしていたので魔石付きでもう1体行けると言うとSランクの魔石をストック出来るなんてそうそうある事じゃねえから物凄くありがたいと言われた。

もっとあるでと言うと流石にギルドの予算がかなりキツくなるからメイサの個人的な金で査定で出た額で1体追加で買い取らせて貰っても良いか聞かれたので全然構わへんでとノアはメイサに言って一緒に解体所まで行く事になった。

下に一緒に降りていき実はこれはギルマスの気遣いでもあり上から一緒に降りればノアがBランク以上である事を今ギルドに居る奴らには知らせられるし無駄に絡まれる事も少なくなるだろうと気を使ったのだがノアは全く気付かなかった。

ギルマス同士の連絡でノアのラムダでの暴れようは知っていたので少しでも争いを減らすようにと動いていたのだ。

解体所に着いて早速魔石抜きのオーガキングと魔石入りのオーガキング2体で合計3体のオーガキングが並んだ。

解体所では大騒ぎになりそれはそうでSランク魔物が3体も並び死んでいるとは言えその存在感は半端では無く周りにいた冒険者達もノアの事を何者だと注目していた。

メイサはノアに注目させて自分がSランク冒険者だと知って貰っておいた方が絡まれたりトラブルが減るから少し良いか?と聞かれそれもそうやなと答えるとメイサはじゃあ早速と言ってここに居る奴らに聞こえる様に喋り出した。

ラムダから来たSランク冒険者からオーガキング3体買い取らせて貰う事になった。

ラムダの冒険者はやはり凄いなと言ってから滅多に見れる物じゃ無いから見ても良いぞと人を集め色々質問責めに合った。

ソロで倒した事やどうやって戦うなどやオーガならスピード重視で戦い力勝負は普通は部が悪いので魔法で攻めるのも悪くないと講習みたいになったが聞いていた冒険者はオーガキングじゃ無くでオーガとなら戦う事も有るしとても参考になると中堅位のCBランクの冒険者は特に真剣に聞いていた。

ノアは聞かれた事に答えていき話が終わる頃には聞いていた人達とも仲良くなっていてこの町の美味い飯屋など聞いたり行った方が良い場所など有名どころの情報を代わりに受け取っていた。

そしてメイサはギルマスの執務室へ帰りお金は口座に全て入れておいて貰う事にしてギルドを出て軽く買い物をしてからフワンとトルシエの家に帰ろうと決めたのでギルドを出てセブに乗って店のある方へと向かっていく。

沢山の店が並び色々な種類の魚が並んでいてこの通りは魚の市場みたいな感じの様なので早速買っていこうかと品定めをはじめる。

この店は鮮度が良くないな、隣の店は他の店より高い、ここは魚の色が悪いなとどんどん見ていく中で小さな店やけど中々良さそうな店を見つけた。

鑑定で確認しても取れたてで新鮮と出ているのでここで買うかと店員に話しかける事にした。

なぁなぁ、このピンクの模様の魚を欲しいんやけどと言って指差して言う。

ピンクサーモン

サーモンの種類の魚で中でもピンクのラインが入ったサーモンは中々取れないが味は普通のサーモンより遥かに味が良い魚で生食がとても美味しい、一般的には見た目で外れとされている。

これ買ってくれるのか、これなら1匹大銀貨3枚でどうだ?とノアに聞いて来たので鑑定の通りならもっと安いはずだと思い値切ってみる事にした。

いやいや、大銀貨1枚くらいやろ?と聞き返すと流石に1枚はキツイな、大銀貨2枚で限界だと言うのでそれで手を打つ事にした。

普通のサーモンは大銀貨5~8の間くらいの様で他の店でチェックしていたので役に立ったみたいだ。

この店には他にも普通のサーモンが3匹とピンクサーモンが4匹あったので全て買い取ると言うと店主は喜んで売ってくれてサーモン1匹は大銀貨6枚で話がつき全部で小金貨2枚と
大銀貨4枚で支払いを済ませた。

無限収納の全て入れて持ち帰りまた寄った時にピンクサーモンが有れば全部また買い取ると言っておくとまたよろしくなと言われた。

その後は貝はシジ貝と言われるシジミを買ったりサザ貝と言われるサザエ、そしてオクトと言われるDランクの魔物のタコが売られていたので喜んで丸ごと買い取った。

大きさは人くらいのサイズがありゲテモノとして認識されており見せ物ついでによそ者に売る様として陳列していたので誰からも買われずに丸々残っていたのはラッキーであった。

値段も小金貨2枚と激安でかなり安くしてもらえたので良い買い物が出来た。

因みにバラ売りなら足1本で大銀貨5枚位はとるそうなのでかなりの値引きであったが丸々買ってくれるならと喜んで売ってくれた。

タコといえばたこ焼きをと考えて小麦粉があればそれなりには出来るかとあれば良いなくらいのつもりで歩いてあると袋に入った小麦粉が売っているではないか。

スイレンの町では良く使われているらしく海鮮をふんだんに使ったスープの中に小麦粉を練って入れて一緒に食べることが一般的でパンより団子の様にして食べる人が多いとの事なので店にある小麦粉を大量に買わせて貰った。

種類も豊富で硬めや軽め更に良い麦を使った高級な物まで様々な種類も小麦粉を全種類買って支払いを済ませて無限収納に入れると店の人はこれまでて1番売れた日になったと嬉しそうに話しして笑っていた。

大量買いすると大抵の店が大幅に値引きしてくれるのでちまちま買うよりノアの場合は場所にも困らないので良いことしかないのであった。

途中で昼飯としてスープを買って飲んだが中々良い味で是非ストックに欲しいとお願いすると手持ちの鍋一杯に入れてくれてノアの無限収納に海鮮スープのストックが追加された。
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