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2章 人の世界へ『辺境の町ラムダ』

96.店主との戦い

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盗賊達に会った時には村から半分くらい
町に近付いて来ていたしセブが張り切って
走ってくれたので余裕で昼過ぎくらいには
町に到着した。

そして身分証を門番に見せて町へ入る。

セブまずは馬車屋に行って話しないとな!
そう言ってノアは馬車屋へとセブを
進ませた。

馬車屋へ着くと店員が待っていて
お帰りなさいませ。
では馬をお返し頂きまして補償金の
お返しをさせて頂きます。
そう言って手続きをしようとする
店員を止めて話をする。

なぁ店員さん悪いけどこの馬
気に入ったねん!
補償金の金で馬買わしてもらうとかは
可能なんかな?
一応旅で馬を殺してしまったりした時に
貰う用のお金やから問題は無いはずやと
思うんやけどどうかな?
ノアはそう告げた。

えっと、お客様。
少しお待ち頂いても?
店主を呼んできます!
そう言って奥へと行ってしまった。

そして少し経つと男を連れて出てきた。
トーマスそれでそのお客様はどちらに?
そう言いながらこちらの方に近づいて来る。
このお客様です。よろしくお願いします。

トーマス案内ありがとう。
あなたはここはもう良いですよ。
他の仕事でもしておきなさい。
ここからは私が対応しますから。
そう言って店員を下がらせる。
そして初めましてお客様私がこの店の
店主のスナイと申します。
それでウチの馬を買い取りたいとの
事で話を伺いましょう。

ああ、わざわざすまないな!
あの馬が気に入ったんだ!
それに他の町にも行くことになるだろう
からそれならここで買い取らせて貰った方が
良いかなと思って話をさせて貰った。
そう言ってスナイに話をした。

そうですね。
補償金で確かに最低限の補償としましては
ウチの店も問題は無いのですが
しかしまだ若い馬ですしまだまだウチの
稼ぎ頭なのは間違いありません。
補償金はどの馬でも同じ価格です。
なのであの馬を補償金で買い取らせて
欲しいとの事ですがそうなると難しい。
お断りさせて頂く事になります。
すみません。
せっかく気に入って頂けたのに。
そうノアに告げる。

なるほどな。
言いたい事は分かった!
いきなり言ってきた奴にしっかりと
対応してくれてありがとう!
でも俺は諦めるつもりないで?
なら補償金にプラスで馬車付けるわ!
ちょっと馬車置き場案内してくれへん?
そう言って案内して貰った。

ここに出すで!
魔法鞄である事を告げ馬車を1台出す。
これは洞窟で保管されていた馬車である。
これ付けてどうやろ?
結構立派な馬車やし損はせえへんと
思うけど?

スナイは迷っていた。
うーーーん。
そうですね、これ程の馬車なら
ウチでもそのまま貸せますし。
んーーー。
スナイは真剣にノアからボッタくって
やろうとは考えていなくただ店のプラスに
なるかだけで悩んでいた。

ノアは悩んでいるなとここでダメ押し
する事にした。

ああ、店主さん。
これも付けますで!
そう言ってこちらも洞窟であった
馬が引ける荷車を1つ取り出した。
これでどうやろ?
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