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2章 人の世界へ『辺境の町ラムダ』

94.決着

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中々やる奴らだったな。
良い戦いの相手だったとノアは思った。

魔法の威力の確認やシールドの使用感など、
この盗賊団を相手にしたお陰で人間相手には
どうなるか確かめる事ができた。

そして対人戦においてノアはまだまだ経験が
足りないのでかなり良い機会だったしレベルの
高い相手と戦う経験は滅多にあるものでは
無いのである。

さてまずは死体を回収するか。
ノアは真っ先に2人を無限収納に収める。
そしてアジトを物色し始める。
とりあえず全部回収しておくか。
盗賊達が寝ていたであろう寝具や武器
そして行商人から奪ったであろう馬車。
そしてその中には食料と初級ポーション。
後は衣類などの入った箱があった。

まあこんなもんか。
後は頭がいた所になにあれば、、
そう言ってノアはそこへ行く。

そこへいくと中にはまず目に入ったのは酒。
鑑定を掛けると箱にドワーフ酒の小樽が6本
入った状態であった。
他の箱には竜人酒が小樽で2本。
エールの樽も3樽あった。
他には干し肉などの保存の効く食糧
そして1つ宝箱が置いてあり
開けられなかったのだろうか。
埃をかぶった状態で箱の下に埋まっていた。

ノアは鑑定を掛けると

ダンジョンから出る宝箱
中身は完全にランダム
魔力で鍵が掛かっており開けるには
魔力を一定数以上込めないと開けることが
出来ないようになっている。

そう出ている。
意地悪な鍵が掛かってる宝箱やな。
宝箱ゲットしたのに開けられへんって
どんなダンジョンやねん。
ノアは笑いながら魔力を宝箱に込める。
パカっと勝手に宝箱が蓋を開いた。
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