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2章 人の世界へ『辺境の町ラムダ』

89.セブの事

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ノアはこの旅で1つ考えていた事があった。
セブの事である。
この先旅するのにセブが居ればかなり行動
範囲は広くなる。
そしてなによりセブが気に入ったのだ。
なので売って貰う事を考えていた。
補償金の額で買えるなら全然OK。
そして馬車も付けてあげればより確実かな。
そう考えて馬車も持って帰る事にする。

襲われた4人も回収しノアは
盗賊のアジトへ向かう事にする。
そしてノアはセブを呼ぶ。

セブ!もう大丈夫だぞ!

そう言うとセブはすぐに来てくれた。

ノアはセブにアジトの場所を聞き出した
からそこへ行きたい。
言ってくれるか?と聞き
セブは良いよと返事をくれた。

そしてノアはアジトに向かっている途中で
セブにこれからも俺と一緒に来ないか?
馬車屋に売って貰えるように聞いてみる
からまずはセブの気持ちを聞いとこうと
思ってな。
ノアはセブに聞いてみた。

セブはノアと一緒に居られるの?
セブは嬉しいよ!それはとても嬉しい。
そう言っていた。

森が見えてきた。
この中に洞窟が有ればそこが住処か。
セブから降りて少し行ってくるからな!
そう言ってセブと別れる。
魔物が出ても逃げられるように身体強化の
魔法をセブにかけ直してから離れた。

ノアは森に気配を消して中へ入っていく。
少しすると話し声が聞こえてきた。
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