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2章 人の世界へ『辺境の町ラムダ』

78.薬師の婆さん家

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そこは一軒だけ家があり周りは柵で
囲まれた畑があり何箇所かは壊されていた。

そしてノアは家の前でセブを止めて
大人しく待ってるんだぞ!そう言って
入れ物にウォーターボールを突っ込んでやり
少し冷た目に冷やしてやるサービス付きだ!

玄関は閉まっている。
もうこんな時間だしなー。
薬屋でも流石に閉まってる時間やな。
まあ中に居れば良いんやけど
そう言ってノアは玄関のドアをノックする。
誰かいるかー?
薬師の婆さんの家はここだって聞いてきた。
依頼を受けた冒険者だ。


すると婆さんが出てきた。
おやまぁ。こんな時間に誰かと思えば
もう店は閉めちまったから誰もこないと
思ってゆっくりしていたよ。
よく来てくれたね。
あたしはラミザ。
この村で薬師をしているよ。
依頼を受けてと言ったね。
家の周りの柵は見たかい?
ファングボアにやられちまって大変なのさ。
中には薬の材料も植えているからね。
早い事対応してもらおうと
依頼を出したのさ。
まあ高いお金は払えないから
来てくれるか心配だったんだけど
来てくれて助かるよ。

そしてノアは婆さんからファングボアは
夜に良くきて柵を突き破り中の作物などを
食べて帰って行くらしい事を聞く。

そしてノアは今日は徹夜かな?
畑を見張りファングボアを
仕留めようと決める。
セブは家の横に屋根のある開けた場所が
あるらしくそこに居させてもらえる事に
なった。

ノアは畑が見える場所でいい場所を探す。
風向きと相手から見にくい場所は、、、
無いな。風が家の正面から吹いているので
他に建物が無いのだ。
これは仕方が無いと婆さんに畑の端を
少しいじっても良いか聞き、
何も無い所なら大丈夫と許可を貰ったので
土魔法を使う事にした。
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