ノアの『異』世界一周旅行〜元関西人が来たこの世界、白は遅くて黒は長いみたいです〜

2章 人の世界へ『辺境の町ラムダ』

58.金貨1枚

トールはノアに幾らいるかと聞いてきたので
ノアは金貨1枚と冗談半分で行った所、
トールは金貨1枚をすんなりと渡してきた。

そして緑の冒険者の３人は気付いていないが
ノアが渡した短剣はAランク武器。
買おうとすれば大金貨1枚でも安すぎる部類に
入ってしまうレベルの武器である事に。

トールも金貨1枚レベルの武器では無い事に
気付いていたのですんなりとノアに支払ったが実は高レベルのマジックアイテムでノアは
黒飴ちゃんがあるので使わないが普通の
冒険者なら喉から手が出る程の一品である事は間違いない。

そしてノアはミダも武器が壊れた事を
思い出し斧もあるけど見てみるか？
と聞いてみた。

ミダは嬉しそうに見る！と返事した。

ノアはオーガジェネラルが持っていた
戦斧を取り出しミダに渡してやった。
この斧もランクＡ武器であり普通に
買おうとすれば大金貨1枚では
到底買えない代物である。
しかしこちらも手入れはされておらず
薄汚れているので誰も気づいていない。
そしてミダも金貨1枚で購入する事となった。

そしてキーンが2人に向かって声を上げる。
2人だけ武器を新調してズルイぞ！
トールとミダは武器が壊れたんだから
しょうがないだろと言いながら笑っている。

ノアもそれを見ながら笑っていると
キーンがノアに向かって剣も余ってない？
そう聞いてきた。