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2章 人の世界へ『辺境の町ラムダ』

21.それぞれの見解

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後ろで見ていた3人はそれぞれ
違う意見であった。

ゴルドはああ、やっぱりこいつ単独で
オーガを倒してやがる。
ならルディには少しまだ荷が重いなと。

ルーシェはランクGでオーガ?
なんなのこの子?

ルディはちっ!こいつどこから
こんな素材とってきやがったんだ。
どうせずるい事してとってきたに違いないと決めつけていた。

そしてノアは出ていきそしてゴルド達も
素材を売ってお金に変えてギルドを出た。

ノアはギルドを出てまず宿へ向かい今日も
泊まる事を告げ先に支払いを済ませる。
出た時は大銀貨3枚が払えなかったが
今は余裕で払える。
まあまあ余裕のある懐事情になった!
んーーまずは服装かな?
それと靴。別に鎧とかいらねーし、
おっローブか。歩いていたノアの目線に
灰色のローブが目に入った。
それは店の外に吊るされており
明らかに雑な扱いであった。


まあそれには理由がありこの周辺国では
魔法使いはローブの色で階級を分ける風潮が
ある。それは絶対では無いが低い奴が
上の色のローブを着て弱くてバレてしまったら一気にパーティー入れてもらえなくなったりとローブの色だけでも色々大変なのだ!

更にローブの色でも白は宮廷魔術師しか
着れない魔法使いの頂点とも言える色。
黒は普通より一線を超えている魔法使いが
着る色だ。黒は自称も沢山いる為に
当たり外れが多いが上は飛び抜けている。

他の赤青緑などの色は同列で
魔法使いでも普通の奴らは何色でも着て
何か言われる事はなく、普通の魔法使いだ。
そこから上を目指す奴に限り黒を着たり、
鍛え上げてから黒を着たりと様々だ。

そして灰色は駆け出しが良く着る。
駆け出しと言っても超初心者。
ローブは大概好きな色に染めて貰う。
ローブは買ったけど、
それを染めて貰うまでに子供が着ていたりするローブだと思われている。

しかし、全然他の国ではローブの色など
関係ないので普通に歩いていたりこの国でも気にせず歩いている人はいるがこの国でわざわざ灰色ローブを買う人は少ない。

大体の目安
宮廷魔術師→魔力100万以上
黒ローブ→30万~100万以上
一般魔法使い→~50万
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