54 / 96
53 収穫の市 2
しおりを挟む
「ああ、あれは普段づかいの陶器の店だ。城で使う客用食器などはアンテが買い付けるはずだが、欲しいものがあるのか?」
エルランドは不思議そうに尋ねた。
宴などで客人のために使う高価な食器を扱う店は、広場の中央付近にあり、既に買い付けは終わっている。ここにあるのは、庶民が使う普通の食器や杯、土鍋を扱う店だった。
「このお店で売っているのは、ここで作られた物なのね?」
リザは一つ一つの陶器を手に取って熱心に眺めた。
「ああ、そうだ。鉄樹の森の近くにいい粘土が露出している崖があって、鉄樹を燃料にじっくり焼いているから、丈夫な普段使いの陶器が焼けるそうだ」
粘土の質がいいからか、焼き物はどれも薄く軽く仕上がっている。
ただ──。
「全部無地なのね」
リザのいうとおり、売られている食器や杯は様々な種類や大きさがあるが、焼き締めた上にガラス質の釉薬が掛かっているだけで、焼いた土の色がそのまま地肌となっている。粘土の質のせいか、ムラはないが白っぽく、個性がない印象だ。
「無地だと良くないのか?」
エルランドは怪訝そうに言った。そんなことを考えたことがなかったのである。
彼にとっては食器よりも、その中身の方が重要だったのだ。男たちのほとんどがそうだろう。
「悪くないんですけど、こんなに綺麗な地肌なのだから、模様や絵が描かれているときれいじゃないですか? いくら普段使いでも」
「陶器に絵なんか描けるのか?」
「王都の市場では絵の描いてある食器が売っていたの。でも、ここのよりもずっと茶色っぽくて重そうだった」
「陶器用の絵の具は高価なんでさぁ」
ぶっきらぼうに答えたのは店の親父である。さっきから無遠慮にリザをじろじろ見ていた。
「こんな安物に絵なんか描けるけぇ。あんたみたいな都人にはわかんねぇだろうが、ワシらにはワシ達のやり方がある。御領主様の奥様かなんか知らねぇが、口を出さねぇでもらいてぇ」
「陶器用の絵の具はどこで買えるの?」
取りつく島のない親父に臆することなくリザは尋ねた。
「さぁね。広場の中央にいる都から来た商人に聞いたらどうですかね?」
「お前は焼き物の職人なのか?」
エルランドはリザを庇うように一歩前に出た。
「そうでやす。今までは粘土が悪かったせいで、脆くて重いもんしか焼けなかったんが、ご領主様が見つけてくださった鉄樹と、肌理の細かい土のおかげで、こんなにいい焼きもんができるようになったんでさ」
親父はがらりと口調を変えて言った。
「でも、こんなに薄くて軽い焼き物に絵が書いてあったら、王都でも売れるんじゃないかしら」
「さっきからなに言ってんですかい? このお姫様は」
親父はエルランドに首を振っている。しかしリザは構わなかった。
「おじさん、これを焼く前のお品はどこで買えるの?」
「は? 焼く前の? そりゃあ、森の中の工房だぁね。決まってるべ」
「そこに行ってみたい」
リザが唐突に言ったので親父はぽかんとしている。
「はぁ? あんた気は確かかね?」
「まぁまぁリザ、ともかく今日はここまでにしよう。親父、邪魔をして悪かったな」
エルランドはまだまだ陶器に興味を示しているリザを促し、その場を離れた。
「ええ、陶器用の絵の具はありますよ。陶絵具と言いますが。ウチでは扱っていない品ですが、伝手ならあります」
その晩、ウィルターは夕食の席でそう言った。
「本当? 少し欲しいのだけれど」
リザは今では夕食は大広間で取るようにしている。
最初は戸惑った大人数での食事も次第に慣れて、ニーケがそばにいなくても落ち着いて食べられるようになった。そのニーケもターニャやセローと仲良くなっているらしく、向こうで楽しそうに食事を取っている。
「リザ様は絵を描かれるらしいですね。コルさんから伺いました」
「え? そうなのか?」
エルランドが驚いて妻に目を向ける。初めて聞いたのだ。
「ええ。以前コルに、あなたのお部屋から地図を書く時の道具を持ってきてもらって、絵を描いたことがあるの」
「そんな趣味があるなんて知らなかったな。じゃあ絵の具を買えばよかったのに……」
「今日は見つけられなかったの。やっぱり生活になくては困るような品じゃないから」
「いえ、確か取り扱っている店がありますよ。明日早速声をかけて届けさせましょう。それから王都に遣いを出して至急の便で陶器用の絵の具も取り寄せます」
「まぁ! ありがとう」
「……俺の妻はすごいな。前から興味の幅が広いとは思っていたが」
エルランドはしきりに感心している。が彼の洞察はそれだけではなかった。
「それで、陶絵具を手に入れてリザはなにを考えている?」
「陶器に何か独特の模様をつけたら、他の土地でも売れるんじゃないかと思ったの」
「へえっ!」
「ほほう」
二人の男達は驚いて声をあげた。その横のパーセラは黙って話を聞いている。
「……確かに、イストラーダの陶器は、最近品質が非常に高くなっています。軽さと白さは王族や貴族用の食器にも劣らないほどです。しかし、確かに焼きしめただけの地味な品ですから、安くてもそんなに売れはしません。ですが何か特色を出せば、いい産業に育つ可能性はありますよ」
「ほう……」
身を乗り出したエルランドは領主の顔である。
「では陶器について記した本も探して一緒に届けてもらえるか? 職人にわかりやすい図案なども」
「かしこまりました」
「……リザ様が絵をお描きになれば?」
提案したのはパーセラである。
「ご領主様の奥方自ら絵筆を取られた陶器なら、評判になるかもしれません」
「え? でも、私の絵は花や鳥を少し描くだけですから……」
「お花の絵の描かれた食器なんて素敵ですわ。試しに図案を考えなさいませな」
私が陶器に絵を描いて、それを商品にする……そんなことができるのかしら?
でも、もしできたなら、私がここにいる意味もできるかもしれない……。
白いお皿や器に、イストラーダを象徴する花や鳥なんかを描いて……。
だけどそんなの、私なんかがしていい事なのかしら?
リザが顔を上げるとエルランドと目が合った。彼は目を細めて頷いてくれる。
「好きなようにするがいい、リザ。あなたはどうも、じっとしていられない性格のようだ」
「エルランド様……」
「それから明日、仕立て屋を呼ぶことにしている。予定しておいてくれ」
「まぁ、今日お求めになられた服地を早速ドレスに仕立てるのですね! 採寸には私も立ち会いたいですわ。素敵なドレスにいたしましょう。宴に間に合うかしら?」
「いえ、そんなに急ぎません。パーセラさんにもらった水色の服を着ればいいんですから」
「あれは普段着ですわ……こんな事なら、絹をもっと持ってきたらよかった……でも、レースを使って豪華に見せたら」
パーセラは仕切りに何か考え込んでいる。
「うちの奥さんはこうなると、夢中になるのですよ」
「どうやらそれは、うちも同じようだ」
夕食は賑わしく過ぎていく。
それを大広間の隅からアンテが憎々しげに見つめていた。
エルランドは不思議そうに尋ねた。
宴などで客人のために使う高価な食器を扱う店は、広場の中央付近にあり、既に買い付けは終わっている。ここにあるのは、庶民が使う普通の食器や杯、土鍋を扱う店だった。
「このお店で売っているのは、ここで作られた物なのね?」
リザは一つ一つの陶器を手に取って熱心に眺めた。
「ああ、そうだ。鉄樹の森の近くにいい粘土が露出している崖があって、鉄樹を燃料にじっくり焼いているから、丈夫な普段使いの陶器が焼けるそうだ」
粘土の質がいいからか、焼き物はどれも薄く軽く仕上がっている。
ただ──。
「全部無地なのね」
リザのいうとおり、売られている食器や杯は様々な種類や大きさがあるが、焼き締めた上にガラス質の釉薬が掛かっているだけで、焼いた土の色がそのまま地肌となっている。粘土の質のせいか、ムラはないが白っぽく、個性がない印象だ。
「無地だと良くないのか?」
エルランドは怪訝そうに言った。そんなことを考えたことがなかったのである。
彼にとっては食器よりも、その中身の方が重要だったのだ。男たちのほとんどがそうだろう。
「悪くないんですけど、こんなに綺麗な地肌なのだから、模様や絵が描かれているときれいじゃないですか? いくら普段使いでも」
「陶器に絵なんか描けるのか?」
「王都の市場では絵の描いてある食器が売っていたの。でも、ここのよりもずっと茶色っぽくて重そうだった」
「陶器用の絵の具は高価なんでさぁ」
ぶっきらぼうに答えたのは店の親父である。さっきから無遠慮にリザをじろじろ見ていた。
「こんな安物に絵なんか描けるけぇ。あんたみたいな都人にはわかんねぇだろうが、ワシらにはワシ達のやり方がある。御領主様の奥様かなんか知らねぇが、口を出さねぇでもらいてぇ」
「陶器用の絵の具はどこで買えるの?」
取りつく島のない親父に臆することなくリザは尋ねた。
「さぁね。広場の中央にいる都から来た商人に聞いたらどうですかね?」
「お前は焼き物の職人なのか?」
エルランドはリザを庇うように一歩前に出た。
「そうでやす。今までは粘土が悪かったせいで、脆くて重いもんしか焼けなかったんが、ご領主様が見つけてくださった鉄樹と、肌理の細かい土のおかげで、こんなにいい焼きもんができるようになったんでさ」
親父はがらりと口調を変えて言った。
「でも、こんなに薄くて軽い焼き物に絵が書いてあったら、王都でも売れるんじゃないかしら」
「さっきからなに言ってんですかい? このお姫様は」
親父はエルランドに首を振っている。しかしリザは構わなかった。
「おじさん、これを焼く前のお品はどこで買えるの?」
「は? 焼く前の? そりゃあ、森の中の工房だぁね。決まってるべ」
「そこに行ってみたい」
リザが唐突に言ったので親父はぽかんとしている。
「はぁ? あんた気は確かかね?」
「まぁまぁリザ、ともかく今日はここまでにしよう。親父、邪魔をして悪かったな」
エルランドはまだまだ陶器に興味を示しているリザを促し、その場を離れた。
「ええ、陶器用の絵の具はありますよ。陶絵具と言いますが。ウチでは扱っていない品ですが、伝手ならあります」
その晩、ウィルターは夕食の席でそう言った。
「本当? 少し欲しいのだけれど」
リザは今では夕食は大広間で取るようにしている。
最初は戸惑った大人数での食事も次第に慣れて、ニーケがそばにいなくても落ち着いて食べられるようになった。そのニーケもターニャやセローと仲良くなっているらしく、向こうで楽しそうに食事を取っている。
「リザ様は絵を描かれるらしいですね。コルさんから伺いました」
「え? そうなのか?」
エルランドが驚いて妻に目を向ける。初めて聞いたのだ。
「ええ。以前コルに、あなたのお部屋から地図を書く時の道具を持ってきてもらって、絵を描いたことがあるの」
「そんな趣味があるなんて知らなかったな。じゃあ絵の具を買えばよかったのに……」
「今日は見つけられなかったの。やっぱり生活になくては困るような品じゃないから」
「いえ、確か取り扱っている店がありますよ。明日早速声をかけて届けさせましょう。それから王都に遣いを出して至急の便で陶器用の絵の具も取り寄せます」
「まぁ! ありがとう」
「……俺の妻はすごいな。前から興味の幅が広いとは思っていたが」
エルランドはしきりに感心している。が彼の洞察はそれだけではなかった。
「それで、陶絵具を手に入れてリザはなにを考えている?」
「陶器に何か独特の模様をつけたら、他の土地でも売れるんじゃないかと思ったの」
「へえっ!」
「ほほう」
二人の男達は驚いて声をあげた。その横のパーセラは黙って話を聞いている。
「……確かに、イストラーダの陶器は、最近品質が非常に高くなっています。軽さと白さは王族や貴族用の食器にも劣らないほどです。しかし、確かに焼きしめただけの地味な品ですから、安くてもそんなに売れはしません。ですが何か特色を出せば、いい産業に育つ可能性はありますよ」
「ほう……」
身を乗り出したエルランドは領主の顔である。
「では陶器について記した本も探して一緒に届けてもらえるか? 職人にわかりやすい図案なども」
「かしこまりました」
「……リザ様が絵をお描きになれば?」
提案したのはパーセラである。
「ご領主様の奥方自ら絵筆を取られた陶器なら、評判になるかもしれません」
「え? でも、私の絵は花や鳥を少し描くだけですから……」
「お花の絵の描かれた食器なんて素敵ですわ。試しに図案を考えなさいませな」
私が陶器に絵を描いて、それを商品にする……そんなことができるのかしら?
でも、もしできたなら、私がここにいる意味もできるかもしれない……。
白いお皿や器に、イストラーダを象徴する花や鳥なんかを描いて……。
だけどそんなの、私なんかがしていい事なのかしら?
リザが顔を上げるとエルランドと目が合った。彼は目を細めて頷いてくれる。
「好きなようにするがいい、リザ。あなたはどうも、じっとしていられない性格のようだ」
「エルランド様……」
「それから明日、仕立て屋を呼ぶことにしている。予定しておいてくれ」
「まぁ、今日お求めになられた服地を早速ドレスに仕立てるのですね! 採寸には私も立ち会いたいですわ。素敵なドレスにいたしましょう。宴に間に合うかしら?」
「いえ、そんなに急ぎません。パーセラさんにもらった水色の服を着ればいいんですから」
「あれは普段着ですわ……こんな事なら、絹をもっと持ってきたらよかった……でも、レースを使って豪華に見せたら」
パーセラは仕切りに何か考え込んでいる。
「うちの奥さんはこうなると、夢中になるのですよ」
「どうやらそれは、うちも同じようだ」
夕食は賑わしく過ぎていく。
それを大広間の隅からアンテが憎々しげに見つめていた。
21
お気に入りに追加
524
あなたにおすすめの小説
愛すべきマリア
志波 連
恋愛
幼い頃に婚約し、定期的な交流は続けていたものの、互いにこの結婚の意味をよく理解していたため、つかず離れずの穏やかな関係を築いていた。
学園を卒業し、第一王子妃教育も終えたマリアが留学から戻った兄と一緒に参加した夜会で、令嬢たちに囲まれた。
家柄も美貌も優秀さも全て揃っているマリアに嫉妬したレイラに指示された女たちは、彼女に嫌味の礫を投げつける。
早めに帰ろうという兄が呼んでいると知らせを受けたマリアが発見されたのは、王族の居住区に近い階段の下だった。
頭から血を流し、意識を失っている状態のマリアはすぐさま医務室に運ばれるが、意識が戻ることは無かった。
その日から十日、やっと目を覚ましたマリアは精神年齢が大幅に退行し、言葉遣いも仕草も全て三歳児と同レベルになっていたのだ。
体は16歳で心は3歳となってしまったマリアのためにと、兄が婚約の辞退を申し出た。
しかし、初めから結婚に重きを置いていなかった皇太子が「面倒だからこのまま結婚する」と言いだし、予定通りマリアは婚姻式に臨むことになった。
他サイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより転載しました。
クソつよ性欲隠して結婚したら草食系旦那が巨根で絶倫だった
山吹花月
恋愛
『穢れを知らぬ清廉な乙女』と『王子系聖人君子』
色欲とは無縁と思われている夫婦は互いに欲望を隠していた。
◇ムーンライトノベルズ様へも掲載しております。
【R18・完結】蜜溺愛婚 ~冷徹御曹司は努力家妻を溺愛せずにはいられない〜
花室 芽苳
恋愛
契約結婚しませんか?貴方は確かにそう言ったのに。気付けば貴方の冷たい瞳に炎が宿ってー?ねえ、これは大人の恋なんですか?
どこにいても誰といても冷静沈着。
二階堂 柚瑠木《にかいどう ゆるぎ》は二階堂財閥の御曹司
そんな彼が契約結婚の相手として選んだのは
十条コーポレーションのお嬢様
十条 月菜《じゅうじょう つきな》
真面目で努力家の月菜は、そんな柚瑠木の申し出を受ける。
「契約結婚でも、私は柚瑠木さんの妻として頑張ります!」
「余計な事はしなくていい、貴女はお飾りの妻に過ぎないんですから」
しかし、挫けず頑張る月菜の姿に柚瑠木は徐々に心を動かされて――――?
冷徹御曹司 二階堂 柚瑠木 185㎝ 33歳
努力家妻 十条 月菜 150㎝ 24歳
冷酷無比な国王陛下に愛されすぎっ! 絶倫すぎっ! ピンチかもしれませんっ!
仙崎ひとみ
恋愛
子爵家のひとり娘ソレイユは、三年前悪漢に襲われて以降、男性から劣情の目で見られないようにと、女らしいことを一切排除する生活を送ってきた。
18歳になったある日。デビュタントパーティに出るよう命じられる。
噂では、冷酷無悲な独裁王と称されるエルネスト国王が、結婚相手を探しているとか。
「はあ? 結婚相手? 冗談じゃない、お断り」
しかし両親に頼み込まれ、ソレイユはしぶしぶ出席する。
途中抜け出して城庭で休んでいると、酔った男に絡まれてしまった。
危機一髪のところを助けてくれたのが、何かと噂の国王エルネスト。
エルネストはソレイユを気に入り、なんとかベッドに引きずりこもうと企む。
そんなとき、三年前ソレイユを助けてくれた救世主に似た男性が現れる。
エルネストの弟、ジェレミーだ。
ジェレミーは思いやりがあり、とても優しくて、紳士の鏡みたいに高潔な男性。
心はジェレミーに引っ張られていくが、身体はエルネストが虎視眈々と狙っていて――――
【完結】鳥籠の妻と変態鬼畜紳士な夫
Ringo
恋愛
夫が好きで好きで好きすぎる妻。
生まれた時から傍にいた夫が妻の生きる世界の全てで、夫なしの人生など考えただけで絶望レベル。
行動の全てを報告させ把握していないと不安になり、少しでも女の気配を感じれば嫉妬に狂う。
そしてそんな妻を愛してやまない夫。
束縛されること、嫉妬されることにこれ以上にない愛情を感じる変態。
自身も嫉妬深く、妻を家に閉じ込め家族以外との接触や交流を遮断。
時に激しい妄想に駆られて俺様キャラが降臨し、妻を言葉と行為で追い込む鬼畜でもある。
そんなメンヘラ妻と変態鬼畜紳士夫が織り成す日常をご覧あれ。
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
※現代もの
※R18内容濃いめ(作者調べ)
※ガッツリ行為エピソード多め
※上記が苦手な方はご遠慮ください
完結まで執筆済み
【R18】国王陛下はずっとご執心です〜我慢して何も得られないのなら、どんな手を使ってでも愛する人を手に入れよう〜
まさかの
恋愛
濃厚な甘々えっちシーンばかりですので閲覧注意してください!
題名の☆マークがえっちシーンありです。
王位を内乱勝ち取った国王ジルダールは護衛騎士のクラリスのことを愛していた。
しかし彼女はその気持ちに気付きながらも、自分にはその資格が無いとジルダールの愛を拒み続ける。
肌を重ねても去ってしまう彼女の居ない日々を過ごしていたが、実の兄のクーデターによって命の危険に晒される。
彼はやっと理解した。
我慢した先に何もないことを。
ジルダールは彼女の愛を手に入れるために我慢しないことにした。
小説家になろう、アルファポリスで投稿しています。
【R-18】記憶喪失な新妻は国王陛下の寵愛を乞う【挿絵付】
臣桜
恋愛
ウィドリントン王国の姫モニカは、隣国ヴィンセントの王子であり幼馴染みのクライヴに輿入れする途中、謎の刺客により襲われてしまった。一命は取り留めたものの、モニカはクライヴを愛した記憶のみ忘れてしまった。モニカと侍女はヴィンセントに無事受け入れられたが、クライヴの父の余命が心配なため急いで結婚式を挙げる事となる。記憶がないままモニカの新婚生活が始まり、彼女の不安を取り除こうとクライヴも優しく接する。だがある事がきっかけでモニカは頭痛を訴えるようになり、封じられていた記憶は襲撃者の正体を握っていた。
※全体的にふんわりしたお話です。
※ムーンライトノベルズさまにも投稿しています。
※表紙はニジジャーニーで生成しました
※挿絵は自作ですが、後日削除します
不妊妻の孤独な寝室
ユユ
恋愛
分かっている。
跡継ぎは重要な問題。
子を産めなければ離縁を受け入れるか
妾を迎えるしかない。
お互い義務だと分かっているのに
夫婦の寝室は使われることはなくなった。
* 不妊夫婦のお話です。作り話ですが
不妊系の話が苦手な方は他のお話を
選択してください。
* 22000文字未満
* 完結保証
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる