置き去られた花嫁は、辺境騎士が捧げる切ない愛に気がつかない(本編完結)

ミッドラーン王国の末の王女リザは、母親の身分が低いため、離宮で隠れるように暮らしていた。
そんなリザに突然兄王から命が下る。
「騎士エルランド・キーフェルに嫁(とつ)げ」
リザは会ったその日に、極東の辺境領主エルランドと政略結婚することに。

「全て言いなりになるのは嫌だ。あなたを連れて行かない」

おざなりな結婚式の後、誇り高いエルランドは、リザを王宮の片隅に置き去りにしたのだった。

そして月日が流れ、二人の時間が再び動き出す。

※読みやすさ、そしてできるだけ毎日更新を目指します!
こちらではR指定を上げていますが、決して過激なものではありません。
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