67 / 71
65 鷹の花嫁 3 最終話
しおりを挟む
草原の空に鷹が舞う。
その大きな羽根は陽を弾いて、灰色にも茶色にも見える。
美しくも逞しい大きな翼。
鷹は風に乗って悠々と上空を旋回していたが、やがて急降下し、深い草むらに突っ込んだ。
再び舞い上がってきた時には、草原うさぎをその爪にかけている。
「アサクル!」
その声に従って鷹はゆっくりと方向を変え、主の足元にぽとりと獲物を落とした。
「よくやった」
そう言って、ユルディスは干し肉を高く投げ上げる。鷹は過たずその肉を受け取ると、灌木の枝に止まった。
金色の目が一瞬、主を捉えたが、それで礼はすんだと思ったらしく、鋭い嘴で肉を啄み始める。
「今夜のスープの具だ」
ユルディスは灰色のうさぎの耳を掴んで妻に掲げた。秋のうさぎは丸々と太っている。
「毛皮であなたの帽子を作ろう」
「素敵ね。きっと暖かいわ」
ミザリーはそう言って笑った。ユルディスは鷹と同じ色の瞳を持つ妻に、しばし見惚れる。
グレイシアのものと違い、身ごろを前で合わせて帯で締める服は、草原風の普段着だ。綿入りで暖かい上、たくさんの刺繍が施してある立派なものだった。
ミザリーは草原で過ごす間、草原の風習やしきたりに倣うと決めている。
「もう帰るの?」
ミザリーは獲物の血抜きをしている夫の背中に尋ねた。
「なぜ? まだ帰りたくないか?」
「秋の草原は初めてなの。せっかくだから、もう少し馬で駆けたい」
「喜んで」
ユルディスは肉を油紙でしっかり包むと、馬用の籠に入れた。そこは既に獲物で一杯になっている。
「は!」
二人は同時に拍車をくれた。馬もたくさんの飾りをつけてもらって嬉しそうだ。
草原の馬は大型で足も速い。夏の色が褪せ始めた深い草の中を、馬たちは意気揚々と走った。
やがて、岩山が見えてくる。かつて、ミザリーがマヤと妻の座を争ったところだ。ここには澄んだ泉があり、蒼穹を映して青い鏡のようだった。
「行くか?」
「もちろん」
ユルディスは岩山の麓に馬を繋ぐと、妻の手を取った。
一人で登れる、とミザリーは思ったが、夫は何かにつけて自分に触れたがる。それを拒むと、寂しそうな目をするので、ミザリーはやむなく、たいていのことは許していた。
「白露樹を見るのは半年ぶりだわ。秋はどんな姿をしているのかしら?」
「すぐにわかる」
岩の間の細い道を辿ると、急に視界が開けて平らなところに出た。大きな岩棚に白露樹が立っている。
以前見た時には半透明だった白い葉が、季節のせいで透明度を落とし、真っ白になっていた。
「まぁ綺麗! まるで雪の女王のよう……」
「寒くなるごとに、葉の色は白から紫色へと変わっていき、新しい芽吹きを前に散る」
「では冬の間、葉は落ちないのね」
「ああ。春を予感してから」
「春を、予感」
「ミザリー?」
妻の声音に感じるものがあったのか、ユルディスがきっと振り返る。
「なにかあったか?」
「もう! ユールったら鋭いわね。でも、今はないの」
「今は?」
普段は聡い彼が、ミザリーの言葉の意味を測り兼ねている。
「わかるように言ってくれ」
「ええ。ただね……そう、私たちにも、そろそろ子どもがいてもいいな……って思っただけ」
「ミザリー! まさか!」
ユルディスの大きな手が、がっしりと華奢な肩をつかんだ。
「違う違う!」
その気になれば、大の男をも竦み上がらせる彼の目は、今は狂おしく妻を見下ろしている。
「だから、今はまだよ。聞いてちょうだい、ユール」
「……」
やっと、男の瞳が緩み、掴まれていた肩が優しく引き寄せられる」
「……すまなかった。驚いたものだから」
「いいのよ、ありがとう。ねぇユール、この半年で、グリンフィルドとカドウィンの間は、驚くほど交流が多くなった。あなたのおかげで」
草原の上質な毛織物は、グリンフィルドにもたらされ、都で飛ぶように売れた。ミザリーはその資金で、草原にはない染料をカドウィンに持ち込み、伝統的な意匠の中に新しい風を取り込もうとしている。
草原の女達は、自分達にもできる仕事で収入が得られることを歓迎した。それはカドウィンの民だけでなく、大小の草原の人々に広がろうとしている。
また、穀物や作物、薬草などの交易も徐々に広がり、両国の人々はお互いを尊重しながら、共に豊かになろうとしていた。
その架け橋となったのが、ミザリーとユルディスである。
特にユルディスは、保守的な人々が多い草原地方を駆け回り、ミザリーが信用を得るために奔走した。それにはかつての放浪生活の経験が大いに役立ち、女たちを中心に信頼の輪ができ始めたのである。一旦信用を得られたら、草原の人々の結束は硬い。最初は女たちから。次に子供たち、そして男たちへと二人の周りには人が集まった。
「物の次は、人々の交流、心の交流だと思うの」
「……あまり性急にならないなら、いいことだと」
「そうね。だから私たちに子どもができたら、きっと引き継いでいってくれる」
「あなたの子ならそうだな」
「ユールの子だから、そうなのよ……って、まだ彼……彼女かしら? はどこにも存在していないのだけれど……欲しいの」
「俺の子を産んでくれるというのか?」
ユルディスはミザリーの頬を包んだ。男の体温が高くなるのをミザリーは感じる。
「ええ、もちろん」
「ミザリー!」
白露樹の下で愛を誓った二人は、幸せになれると言う。
その伝説をミザリーは知らなかったし、ユルディスも今まで興味を示さなかったが、今日ばかりはそれを運命だと素直に信じることができた。
「愛している、ミザリー。今ここで抱いてもいいか?」
「……いいわ」
見ているものは白露樹と鷹だけだ。彼らになら、いくらでも見てほしい。そしてその生命の強さを二人に注いでほしかった。
唇を触れさせながら、ユルディスはゆっくりと妻の服を取り去り、自分もあっさりと生まれたままの姿になった。
風は僅かに冷たい。
だがすぐに熱くなるはずだ。
白い梢に大きな鷹が止まっていた。
真白な葉の間から絡み合う男女の姿が見える。
柔らかい葉の降り積もった褥で、男は女を組み敷き、言葉にならぬ呻きを発しながら、体を揺すり上げていた。女は歓喜でそれに応え、逃さないとでも言うように、腕や脚を浅黒い肌に巻き付けている。
彼には、人間の行動はわからない。
しかし、今見ているものが子孫を残す行為であることは理解できた。
それは良いことだった。
だから彼は、白露樹に二人を祝福するように頼んだ。
樹は彼にだけ伝わる声で”応”と応え、その衣を散らす。
白い葉は音もなく、一つになって溶け合う男女の上に降り注いだ。
「今、私の中で何かが結んだような気がする」
白露樹の枝越しに空を見上げてミザリーは呟く。まだ繋がりは解かれていない。
「わかるの……きっとすぐに子が生まれる」
ミザリーの言葉にユルディスの瞳が滲んだ。
「俺はどうしていいのかわからない。ただ、あなたが愛おしい……愛おしくて苦しい」
それはミザリーが初めて見る彼の涙。
「あなたを失えば俺は死ぬだろう。つがいを失った鷹のように」
「そんな言葉はだめ。彼らに失礼になる」
「そうだな、すまない。俺はあなたに全てを注ごう」
そう言うとユルディスは再び生命の躍動をはじめた。
「白露樹の枝を少しもらってもいいかしら?」
身支度を終えたミザリーが白い葉に指を遊ばせている。
ユルディスは黙って、彼の頭の上にある枝をひと枝折った。まるで、自分からさし出すかのように、枝はぽきりと素直に折れる。
「白露樹は子宝のお守りでもあると言う」
「え? そうなの」
ミザリーは枝を受け取りながら言った。真っ白いその枝は、さやさやと揺れてなんともいえない香りが立ち上る。
「これは商品にはできないわね。というか、したくない。ありがとう。私たちの子が生まれたら、また見せにきます」
ミザリーはそう言って、枝を高く高く空にかざす。
紺碧の空に、それはひどく美しく映えた。
「あ! ユール、見て!」
白い葉を透かして空の隙間に見えた影。
いつの間にか空を行く鷹は二羽になっていた。
「ああ。アサクルのつがいだ」
「まぁ、そうだったのね。アサクルに先を越されちゃうかもしれないわねぇ」
「負けない」
ユルディスが冗談ともつかない口調で断言する。
ミザリーはその広い胸にもたれ、なお空を見上げていた。
二羽の鷹は二人の頭上を優雅に舞い、太陽を追うようにその大きな羽根を羽ばたかせた。
ー 忘れられた妻は草原の鷹にからめ取られる ー
了
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
全編を通じて情景を思い浮かべて下さると嬉しいです。
次回作もイメージ中です。多分全年齢になるかと(すみません)。
もしよろしければ、ご意見ご感想、おすすめなど、この作品を知らない方への布石になるような足跡を残してくださだると、辺境作家としては非常に嬉しいです(それだけがエネルギーです)。
初めましてさん、手をあげて!?
Twitterもよろしくです!作品情報出します。
その大きな羽根は陽を弾いて、灰色にも茶色にも見える。
美しくも逞しい大きな翼。
鷹は風に乗って悠々と上空を旋回していたが、やがて急降下し、深い草むらに突っ込んだ。
再び舞い上がってきた時には、草原うさぎをその爪にかけている。
「アサクル!」
その声に従って鷹はゆっくりと方向を変え、主の足元にぽとりと獲物を落とした。
「よくやった」
そう言って、ユルディスは干し肉を高く投げ上げる。鷹は過たずその肉を受け取ると、灌木の枝に止まった。
金色の目が一瞬、主を捉えたが、それで礼はすんだと思ったらしく、鋭い嘴で肉を啄み始める。
「今夜のスープの具だ」
ユルディスは灰色のうさぎの耳を掴んで妻に掲げた。秋のうさぎは丸々と太っている。
「毛皮であなたの帽子を作ろう」
「素敵ね。きっと暖かいわ」
ミザリーはそう言って笑った。ユルディスは鷹と同じ色の瞳を持つ妻に、しばし見惚れる。
グレイシアのものと違い、身ごろを前で合わせて帯で締める服は、草原風の普段着だ。綿入りで暖かい上、たくさんの刺繍が施してある立派なものだった。
ミザリーは草原で過ごす間、草原の風習やしきたりに倣うと決めている。
「もう帰るの?」
ミザリーは獲物の血抜きをしている夫の背中に尋ねた。
「なぜ? まだ帰りたくないか?」
「秋の草原は初めてなの。せっかくだから、もう少し馬で駆けたい」
「喜んで」
ユルディスは肉を油紙でしっかり包むと、馬用の籠に入れた。そこは既に獲物で一杯になっている。
「は!」
二人は同時に拍車をくれた。馬もたくさんの飾りをつけてもらって嬉しそうだ。
草原の馬は大型で足も速い。夏の色が褪せ始めた深い草の中を、馬たちは意気揚々と走った。
やがて、岩山が見えてくる。かつて、ミザリーがマヤと妻の座を争ったところだ。ここには澄んだ泉があり、蒼穹を映して青い鏡のようだった。
「行くか?」
「もちろん」
ユルディスは岩山の麓に馬を繋ぐと、妻の手を取った。
一人で登れる、とミザリーは思ったが、夫は何かにつけて自分に触れたがる。それを拒むと、寂しそうな目をするので、ミザリーはやむなく、たいていのことは許していた。
「白露樹を見るのは半年ぶりだわ。秋はどんな姿をしているのかしら?」
「すぐにわかる」
岩の間の細い道を辿ると、急に視界が開けて平らなところに出た。大きな岩棚に白露樹が立っている。
以前見た時には半透明だった白い葉が、季節のせいで透明度を落とし、真っ白になっていた。
「まぁ綺麗! まるで雪の女王のよう……」
「寒くなるごとに、葉の色は白から紫色へと変わっていき、新しい芽吹きを前に散る」
「では冬の間、葉は落ちないのね」
「ああ。春を予感してから」
「春を、予感」
「ミザリー?」
妻の声音に感じるものがあったのか、ユルディスがきっと振り返る。
「なにかあったか?」
「もう! ユールったら鋭いわね。でも、今はないの」
「今は?」
普段は聡い彼が、ミザリーの言葉の意味を測り兼ねている。
「わかるように言ってくれ」
「ええ。ただね……そう、私たちにも、そろそろ子どもがいてもいいな……って思っただけ」
「ミザリー! まさか!」
ユルディスの大きな手が、がっしりと華奢な肩をつかんだ。
「違う違う!」
その気になれば、大の男をも竦み上がらせる彼の目は、今は狂おしく妻を見下ろしている。
「だから、今はまだよ。聞いてちょうだい、ユール」
「……」
やっと、男の瞳が緩み、掴まれていた肩が優しく引き寄せられる」
「……すまなかった。驚いたものだから」
「いいのよ、ありがとう。ねぇユール、この半年で、グリンフィルドとカドウィンの間は、驚くほど交流が多くなった。あなたのおかげで」
草原の上質な毛織物は、グリンフィルドにもたらされ、都で飛ぶように売れた。ミザリーはその資金で、草原にはない染料をカドウィンに持ち込み、伝統的な意匠の中に新しい風を取り込もうとしている。
草原の女達は、自分達にもできる仕事で収入が得られることを歓迎した。それはカドウィンの民だけでなく、大小の草原の人々に広がろうとしている。
また、穀物や作物、薬草などの交易も徐々に広がり、両国の人々はお互いを尊重しながら、共に豊かになろうとしていた。
その架け橋となったのが、ミザリーとユルディスである。
特にユルディスは、保守的な人々が多い草原地方を駆け回り、ミザリーが信用を得るために奔走した。それにはかつての放浪生活の経験が大いに役立ち、女たちを中心に信頼の輪ができ始めたのである。一旦信用を得られたら、草原の人々の結束は硬い。最初は女たちから。次に子供たち、そして男たちへと二人の周りには人が集まった。
「物の次は、人々の交流、心の交流だと思うの」
「……あまり性急にならないなら、いいことだと」
「そうね。だから私たちに子どもができたら、きっと引き継いでいってくれる」
「あなたの子ならそうだな」
「ユールの子だから、そうなのよ……って、まだ彼……彼女かしら? はどこにも存在していないのだけれど……欲しいの」
「俺の子を産んでくれるというのか?」
ユルディスはミザリーの頬を包んだ。男の体温が高くなるのをミザリーは感じる。
「ええ、もちろん」
「ミザリー!」
白露樹の下で愛を誓った二人は、幸せになれると言う。
その伝説をミザリーは知らなかったし、ユルディスも今まで興味を示さなかったが、今日ばかりはそれを運命だと素直に信じることができた。
「愛している、ミザリー。今ここで抱いてもいいか?」
「……いいわ」
見ているものは白露樹と鷹だけだ。彼らになら、いくらでも見てほしい。そしてその生命の強さを二人に注いでほしかった。
唇を触れさせながら、ユルディスはゆっくりと妻の服を取り去り、自分もあっさりと生まれたままの姿になった。
風は僅かに冷たい。
だがすぐに熱くなるはずだ。
白い梢に大きな鷹が止まっていた。
真白な葉の間から絡み合う男女の姿が見える。
柔らかい葉の降り積もった褥で、男は女を組み敷き、言葉にならぬ呻きを発しながら、体を揺すり上げていた。女は歓喜でそれに応え、逃さないとでも言うように、腕や脚を浅黒い肌に巻き付けている。
彼には、人間の行動はわからない。
しかし、今見ているものが子孫を残す行為であることは理解できた。
それは良いことだった。
だから彼は、白露樹に二人を祝福するように頼んだ。
樹は彼にだけ伝わる声で”応”と応え、その衣を散らす。
白い葉は音もなく、一つになって溶け合う男女の上に降り注いだ。
「今、私の中で何かが結んだような気がする」
白露樹の枝越しに空を見上げてミザリーは呟く。まだ繋がりは解かれていない。
「わかるの……きっとすぐに子が生まれる」
ミザリーの言葉にユルディスの瞳が滲んだ。
「俺はどうしていいのかわからない。ただ、あなたが愛おしい……愛おしくて苦しい」
それはミザリーが初めて見る彼の涙。
「あなたを失えば俺は死ぬだろう。つがいを失った鷹のように」
「そんな言葉はだめ。彼らに失礼になる」
「そうだな、すまない。俺はあなたに全てを注ごう」
そう言うとユルディスは再び生命の躍動をはじめた。
「白露樹の枝を少しもらってもいいかしら?」
身支度を終えたミザリーが白い葉に指を遊ばせている。
ユルディスは黙って、彼の頭の上にある枝をひと枝折った。まるで、自分からさし出すかのように、枝はぽきりと素直に折れる。
「白露樹は子宝のお守りでもあると言う」
「え? そうなの」
ミザリーは枝を受け取りながら言った。真っ白いその枝は、さやさやと揺れてなんともいえない香りが立ち上る。
「これは商品にはできないわね。というか、したくない。ありがとう。私たちの子が生まれたら、また見せにきます」
ミザリーはそう言って、枝を高く高く空にかざす。
紺碧の空に、それはひどく美しく映えた。
「あ! ユール、見て!」
白い葉を透かして空の隙間に見えた影。
いつの間にか空を行く鷹は二羽になっていた。
「ああ。アサクルのつがいだ」
「まぁ、そうだったのね。アサクルに先を越されちゃうかもしれないわねぇ」
「負けない」
ユルディスが冗談ともつかない口調で断言する。
ミザリーはその広い胸にもたれ、なお空を見上げていた。
二羽の鷹は二人の頭上を優雅に舞い、太陽を追うようにその大きな羽根を羽ばたかせた。
ー 忘れられた妻は草原の鷹にからめ取られる ー
了
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
全編を通じて情景を思い浮かべて下さると嬉しいです。
次回作もイメージ中です。多分全年齢になるかと(すみません)。
もしよろしければ、ご意見ご感想、おすすめなど、この作品を知らない方への布石になるような足跡を残してくださだると、辺境作家としては非常に嬉しいです(それだけがエネルギーです)。
初めましてさん、手をあげて!?
Twitterもよろしくです!作品情報出します。
16
お気に入りに追加
384
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
【完結】士官候補生と海軍提督
文野さと@ぷんにゃご
恋愛
「俺は海軍に入って大きな軍艦の艦長になる。そしたらお前を乗せて外国に連れて行ってやるよ」
幼馴染のリュミーとアッシュ、二人は家同士が決めた婚約者。しかし、成長するにつれて内向的なリュミーと、活発なアッシュはすれ違いが多くなってしまう。
今日もアッシュは、リュミーを放って仲間たちと遊びに興じていた。一人残されたリュミーの前に現れたのは……。
王道コテコテオレ様へタレ全開です。
士官学校の制度や海軍の階級については、調べたものもありますが、私が勝手に設定したものもあります。不自然な点もあるかもしれませんが、ご了承ください。
また、舞台や時代も明記はしませんので、ご自由に脳内補完でお願いします。
ロマンスヒルズ様から「波の音を待ちわびて」というタイトルで電子書籍化しております。素晴らしい表紙や挿絵をどうぞ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる