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第16話:ミコの気持ち
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アストラが出ていってから少し経つと、ステラさんがコソッと私の元に戻ってきた。
何やら口をもごもごさせて私の様子を伺っている。「一体どんな話をしたのか気になるけど、それを聞くのは無粋…!」と葛藤しているかのような顔だ。
「…ステラさん」
「!はい」
「アストラは、とても綺麗だし格好いいと思うんです」
我ながら唐突な話の切り出し方だと思うが、それを聞いたステラさんは、至極真面目な顔をして頷いた。
「そうですね…眉目秀麗とはまさにあのことを言うのだなと思います。眉目秀麗という概念を人の形にしたらああなるのでしょう」
やっぱりみんなそう思うんだ。
「レオヴィル殿下とアストラ様は学生時代の同期、そしてレオン殿下はその後輩にあたるのですが、第一王子派閥と第二王子派閥に並びアストラ様派閥が学園内に生まれてしまったことで、王家以外の権力の増大を恐れたレオヴィル殿下がアストラ様を側近にスカウトし事無きことを得た…と、いう話を聞いたことがあるくらいですからね」
いやそれは初めて知ったけど。
「そんなことが…?」
「アストラ様が初めて目を開いた時は、危うく派閥の勢力差がひっくり返るところだったとかなんとか」
「アストラの目が開くことがあるの!?」
初耳な側近誕生秘話と開眼伝説に目を丸くしつつ、咳払いで話を戻して、続ける。
「…あの人の容姿が美しいことは、一目見ればわかることですが…最初に彼を見た時の私は、綺麗で格好いい人だなー素敵だなーと思うくらいで、それ以外は特にどうとも思っていなかったんです。…いなかったはず、なんですけど」
今まで向き合おうとしてこなかった自分の気持ちを言語化するのは難しいし、恥ずかしい。
その恥ずかしさを誤魔化すように、袖をぎゅっと握る。
「アストラと話せば話すほど、彼に惹かれていく気がするんです。…綺麗だな、格好いいな、素敵だなと思いながら心臓がドキドキしてるし、顔は熱くなる」
思い返してみれば…ラトナティアに向かう馬車の中で彼の優しい言葉に触れてから、その惹かれる気持ちはどんどん大きくなっている。
「政略結婚ですから…村まで訪ねてきたアストラから話を受けて承諾した時は正直、私たちの間に愛だの恋だのは必要ない、というか生まれないと思っていました。」
私は契約通り“占い娘”としての役目を果たすだけ。
…それだけ、だったはずなんだけど。
「でも…それなら、私がドキドキしているのは何なんだろうって。」
優しさを向けられると心が暖かくなるし、理解してくれているとわかると頬が緩む。
褒められるとお世辞でも嬉しい。触れられると恥ずかしいけど嬉しい。
彼の中ではもしかしたら義務的かもしれない“夫婦としての振る舞い”が、私はとても嬉しく感じてしまうのだ。
「…気持ちの正体が分からないほど子供じゃないけれど、これに名前をつけるのは怖いんです。…私のこの気持ちは、アストラにとっては今でも“いらないもの”かもしれないから」
アストラは私との結婚は嫌ではないと言ってくれた。それは多分本当だと思う。
でも、あの時の彼の口ぶりは“それ以上でも以下でもない”と言っているようにも聞こえた。
良くも悪くもさっぱりしている人、という印象は今でもあまり変わっていない。
彼にとってこの結婚は、言ってしまえば国王陛下からの命令。仕事の一環と言ってもいい。
そこに私が抱く気持ちがぶつかってしまったら、アストラは何を思うだろうか。“いらないもの”なら邪魔だと思うかもしれない、煩わしいと思われるかもしれない。
それが怖い。
「………」
静かに聞いてくれていたステラさんは、私の話が一通り終わると、真面目な顔のまま口を開いた。
「…なるほど…」
「………」
「つまりミコ様は、自分が恋をしたことに気づきながらもうじうじしているワケですね」
「えっ」
思ったよりバッサリ単純に言われて、私は気の抜けた声を上げながら、ステラさんと目を合わせた。
「ふふ、すみません。…アストラ様は、ご自身が不要だと思ったことはしない人です。それから興味の無いものにはとことん興味が湧かない。」
「!」
「夫として、妻であるミコ様を大切に扱っている…少なくとも彼にとって、それは必要なことなのだと思います。」
「…それは、」
義務感でしょうか。そう聞こうとして言葉を詰まらせた私を見て、ステラさんは微笑んで諭す。
「言ったでしょう?あの方は興味の無いものには全く関心を向けない。興味の無い人には必要以上に関わろうとはしないんです。義務感だけで“夫婦らしいこと”をするような人ではありません。」
言われて私は、彼が私にしてくれた行動を思い返す。
「アストラ様は、にこやかに振る舞いながら少々意地悪な面もある。でも、とても誠実な人です。」
───私が何度か彼に対して感じた“良くも悪くもさっぱりした人”という印象は、多分間違ってない。
不要なことはしない人。必要だと思ったことはするけど、そこに興味が無ければ深くまで踏み込まない人。周りの心情は関係ない。
…そして、少し意地悪なのも確か。
足が痺れた騎士を見て愉快そうに置いていったり、私をからかってみたり。
(でも────誠実)
村を訪ねてきた時でも王宮でも、東の文化を一番学んで理解していたのはアストラで、そこには敬意さえあった。
あと、結婚の際に私が提示した条件はすべて守ってくれているし…私以外の女性との接触は、多分ほとんど無い。
「───ですから、甘い言葉を言って触れて、それなのに“そういうつもりはありませんでした”…なんて突き放すような人ではないと思いますよ。アストラ様は。」
「…そう、ですね。その通りです。」
アストラはちゃんと、私を妻として大事に扱って、関わってくれる。触れてくれる。
彼も私に気があるなんて自惚れたことは言わない。けれど少なからず、好意的には思ってくれているんじゃないか。
「…この気持ちは捨てなくてもいいんでしょうか」
「ええ。」
私はアストラのことを好きになってしまった。
この恋心が彼にとって邪魔でないのなら、迷惑でないのなら。
すぐにとは言わずとも、ちゃんと彼に伝えられたら───
「政略結婚をした夫婦の間で後から恋心や愛情が芽生えるのは、珍しい話ではないですよ」
「ありがとうございます、ステラさん。…私はアストラのことが好きです。なので、彼に好きになってもらえるように頑張りたいと思います。」
「あら、それでしたらもう…」
「まずは意識してもらうところからですね。あの人、さらっと色んなことをやってのけるので…意識させるだけでも難易度高いですけど」
アストラにとっての“政略結婚相手”ではなく、“好きな女性”になってみせる。彼が攻略対象だなんて計り知れない難易度だけど、がんばる。
心の中で決意表明してぐっと拳を握っていると、ステラさんは微笑んだまま眉を下げた。
「…それはもう、頑張らなくても大丈夫だと思いますけれど」
何やら口を開いていたステラさんの声は小さくて、私の耳には届かなかった。
何やら口をもごもごさせて私の様子を伺っている。「一体どんな話をしたのか気になるけど、それを聞くのは無粋…!」と葛藤しているかのような顔だ。
「…ステラさん」
「!はい」
「アストラは、とても綺麗だし格好いいと思うんです」
我ながら唐突な話の切り出し方だと思うが、それを聞いたステラさんは、至極真面目な顔をして頷いた。
「そうですね…眉目秀麗とはまさにあのことを言うのだなと思います。眉目秀麗という概念を人の形にしたらああなるのでしょう」
やっぱりみんなそう思うんだ。
「レオヴィル殿下とアストラ様は学生時代の同期、そしてレオン殿下はその後輩にあたるのですが、第一王子派閥と第二王子派閥に並びアストラ様派閥が学園内に生まれてしまったことで、王家以外の権力の増大を恐れたレオヴィル殿下がアストラ様を側近にスカウトし事無きことを得た…と、いう話を聞いたことがあるくらいですからね」
いやそれは初めて知ったけど。
「そんなことが…?」
「アストラ様が初めて目を開いた時は、危うく派閥の勢力差がひっくり返るところだったとかなんとか」
「アストラの目が開くことがあるの!?」
初耳な側近誕生秘話と開眼伝説に目を丸くしつつ、咳払いで話を戻して、続ける。
「…あの人の容姿が美しいことは、一目見ればわかることですが…最初に彼を見た時の私は、綺麗で格好いい人だなー素敵だなーと思うくらいで、それ以外は特にどうとも思っていなかったんです。…いなかったはず、なんですけど」
今まで向き合おうとしてこなかった自分の気持ちを言語化するのは難しいし、恥ずかしい。
その恥ずかしさを誤魔化すように、袖をぎゅっと握る。
「アストラと話せば話すほど、彼に惹かれていく気がするんです。…綺麗だな、格好いいな、素敵だなと思いながら心臓がドキドキしてるし、顔は熱くなる」
思い返してみれば…ラトナティアに向かう馬車の中で彼の優しい言葉に触れてから、その惹かれる気持ちはどんどん大きくなっている。
「政略結婚ですから…村まで訪ねてきたアストラから話を受けて承諾した時は正直、私たちの間に愛だの恋だのは必要ない、というか生まれないと思っていました。」
私は契約通り“占い娘”としての役目を果たすだけ。
…それだけ、だったはずなんだけど。
「でも…それなら、私がドキドキしているのは何なんだろうって。」
優しさを向けられると心が暖かくなるし、理解してくれているとわかると頬が緩む。
褒められるとお世辞でも嬉しい。触れられると恥ずかしいけど嬉しい。
彼の中ではもしかしたら義務的かもしれない“夫婦としての振る舞い”が、私はとても嬉しく感じてしまうのだ。
「…気持ちの正体が分からないほど子供じゃないけれど、これに名前をつけるのは怖いんです。…私のこの気持ちは、アストラにとっては今でも“いらないもの”かもしれないから」
アストラは私との結婚は嫌ではないと言ってくれた。それは多分本当だと思う。
でも、あの時の彼の口ぶりは“それ以上でも以下でもない”と言っているようにも聞こえた。
良くも悪くもさっぱりしている人、という印象は今でもあまり変わっていない。
彼にとってこの結婚は、言ってしまえば国王陛下からの命令。仕事の一環と言ってもいい。
そこに私が抱く気持ちがぶつかってしまったら、アストラは何を思うだろうか。“いらないもの”なら邪魔だと思うかもしれない、煩わしいと思われるかもしれない。
それが怖い。
「………」
静かに聞いてくれていたステラさんは、私の話が一通り終わると、真面目な顔のまま口を開いた。
「…なるほど…」
「………」
「つまりミコ様は、自分が恋をしたことに気づきながらもうじうじしているワケですね」
「えっ」
思ったよりバッサリ単純に言われて、私は気の抜けた声を上げながら、ステラさんと目を合わせた。
「ふふ、すみません。…アストラ様は、ご自身が不要だと思ったことはしない人です。それから興味の無いものにはとことん興味が湧かない。」
「!」
「夫として、妻であるミコ様を大切に扱っている…少なくとも彼にとって、それは必要なことなのだと思います。」
「…それは、」
義務感でしょうか。そう聞こうとして言葉を詰まらせた私を見て、ステラさんは微笑んで諭す。
「言ったでしょう?あの方は興味の無いものには全く関心を向けない。興味の無い人には必要以上に関わろうとはしないんです。義務感だけで“夫婦らしいこと”をするような人ではありません。」
言われて私は、彼が私にしてくれた行動を思い返す。
「アストラ様は、にこやかに振る舞いながら少々意地悪な面もある。でも、とても誠実な人です。」
───私が何度か彼に対して感じた“良くも悪くもさっぱりした人”という印象は、多分間違ってない。
不要なことはしない人。必要だと思ったことはするけど、そこに興味が無ければ深くまで踏み込まない人。周りの心情は関係ない。
…そして、少し意地悪なのも確か。
足が痺れた騎士を見て愉快そうに置いていったり、私をからかってみたり。
(でも────誠実)
村を訪ねてきた時でも王宮でも、東の文化を一番学んで理解していたのはアストラで、そこには敬意さえあった。
あと、結婚の際に私が提示した条件はすべて守ってくれているし…私以外の女性との接触は、多分ほとんど無い。
「───ですから、甘い言葉を言って触れて、それなのに“そういうつもりはありませんでした”…なんて突き放すような人ではないと思いますよ。アストラ様は。」
「…そう、ですね。その通りです。」
アストラはちゃんと、私を妻として大事に扱って、関わってくれる。触れてくれる。
彼も私に気があるなんて自惚れたことは言わない。けれど少なからず、好意的には思ってくれているんじゃないか。
「…この気持ちは捨てなくてもいいんでしょうか」
「ええ。」
私はアストラのことを好きになってしまった。
この恋心が彼にとって邪魔でないのなら、迷惑でないのなら。
すぐにとは言わずとも、ちゃんと彼に伝えられたら───
「政略結婚をした夫婦の間で後から恋心や愛情が芽生えるのは、珍しい話ではないですよ」
「ありがとうございます、ステラさん。…私はアストラのことが好きです。なので、彼に好きになってもらえるように頑張りたいと思います。」
「あら、それでしたらもう…」
「まずは意識してもらうところからですね。あの人、さらっと色んなことをやってのけるので…意識させるだけでも難易度高いですけど」
アストラにとっての“政略結婚相手”ではなく、“好きな女性”になってみせる。彼が攻略対象だなんて計り知れない難易度だけど、がんばる。
心の中で決意表明してぐっと拳を握っていると、ステラさんは微笑んだまま眉を下げた。
「…それはもう、頑張らなくても大丈夫だと思いますけれど」
何やら口を開いていたステラさんの声は小さくて、私の耳には届かなかった。
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